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Adobe Fontsのアクティベート方法

美しくデザインされたフライヤーやプレゼン資料。PDFで受け取った後に文字だけ修正したいときはありませんか?デザイナーはMac環境に標準でインストールされているヒラギノフォントを多用します。しかし、Windowsには標準ではインストールされていないため、「同じフォントで文字を修正できない!」という経験をした方も多いでしょう。

Adobe Fontsに待望のヒラギノフォントがサポートされました。これにより、Windows環境のユーザーでもヒラギノフォントをさまざまな制作物に活用できます。この記事ではAdobe Fontsでヒラギノフォントをアクティベートして、アドビ製品だけではなくWordやPowerPointなどのあらゆるツールで使用する方法を説明します。ぜひ動画とともにご覧ください。

Creative Cloud Desktop アプリでフォントをアクティベートする方法

まずは、Creative Cloud Desktop アプリでフォントをアクティベートする方法です。Creative CloudのユーザーはアプリでAdobe Fontsを使用することができますが、Acrobat ProおよびAcrobat Standardの有償版ライセンスをお持ちの方も、ヒラギノフォントのほか、2万以上のフォントコレクションの中から無制限にご利用 いただけます。


手順

Creative Cloud Desktopアプリを起動してログインします。

1. デスクトップのショートカットアイコンなどからCreative Cloud Desktop アプリを開きます。

2. ログイン画面でログインをおこないます。

起動したCreative Cloud Desktop アプリからフォントの管理画面を開きます。

3. 画面左側のリソースリンクの一覧から「フォントを管理」を選択します。

4. 「別のフォントを参照」をクリックします。

WebブラウザでAdobe FontsのWebサイトが開きます。

表示されたAdobe Fontsのページでヒラギノフォントを有効化します。

5. 検索フィールドに「Hiragino」と入力します。

6. 検索結果に表示されたヒラギノのフォントファミリーを確認し、「ファミリーを表示」をクリックします。

ヒラギノフォントのページが表示されます。
使用したいフォントをアクティベートします。

以上の手順で、目的のヒラギノフォントを利用できるようになります。

Webブラウザ上でフォントをアクティベートする方法

Creative Cloud Desktop アプリを介さず、直接Webブラウザのみでフォントをアクティベートすることも可能です。

1. Webブラウザで「 fonts.adobe.com 」にアクセスし、「すべてのフォント」を選択します。

以降の手順は先ほどと同様です。ヒラギノフォントを検索して有効化します。

2. 検索フィールドに「Hiragino」と入力します。

ヒラギノフォントのページが表示されます。
使用したいフォントをアクティベートします。

アクティベートしたヒラギノフォントはアドビのアプリだけでなく、WordやExcel、Power Pointなどの Microsoft 365製品でも使用できます。 プレゼン資料やプレスリリースなどの各種のドキュメントに、美しいデザインのヒラギノフォントを活用できます。フォントメニューに追加され、メイリオやMS 明朝などと同様に、選択するだけで使用できます。

 

iOS版Creative Cloudアプリでフォントをアクティベートする方法

Creative CloudにはiOS版のモバイルアプリがあります。iOS版のCreative Cloudアプリでフォントをアクティベートするとモバイル内の他のアプリでも使用できるようになります。

Creative Cloudアプリをインストールしてログインします。

1. App StoreからCreative Cloudアプリを検索します。

2. ご利用の端末にインストールをおこないます。

3. アプリを起動してログインします。

開いたCreative Cloudアプリでフォントを検索してインストールします。
この例では、「源ノ角ゴシック」をインストールします。

4. アプリ下部のタブバーから「フォント」を選択します。

5. 上部の検索フィールドで、「源ノ角ゴシック」を検索します。

6. 検索結果が表示されます。

7. 源ノ角ゴシックの「ファミリーを表示」を選択します。

8. 目的のフォントをアクティベートします。  

9. ダイアログで「インストール」を選択します。

アクティベートしたフォントはアドビのアプリだけでなく、モバイル版のWordやExcel、Power Pointなどの Microsoftアプリでも使用できます。 外出先や移動中にちょっとした修正をしたいときなどに便利です。

もちろん、同じアカウントを使用しているデスクトップや他のデバイスへも同期され、使用できるようになります。いつでもどこでも手軽にフォントを探し、追加することができるので、手早く好みのフォントを制作環境にインストールしたり、デスクトップでの本格的な制作にとりかかる前に、さまざまなバリエーションのフォントからデザインのアイデアを模索するような使い方もできるでしょう。

以上、この記事ではヒラギノフォントなど、Adobe Fontsをアクティベートする方法を説明しました。

Adobe Fontsは、Acrobat ProおよびAcrobat Standardの有償版ライセンスをお持ちであれば誰でも無制限に使用できます。PDFの編集だけでなく、Microsoft 365などのさまざまなアプリでもぜひご活用ください。


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