このチュートリアルでは、Acrobatに搭載されている法的に有効な電子サイン、Adobe Signの機能について紹介します。ぜひ動画とともにご覧ください。
※動画内の製品名称は制作当時の名称となります。
2022年10月のアップデートにて、Acrobat および Acrobat Reader の製品から名称 DCが削除されました。
Adobe Acrobat
https://www.adobe.com/jp/acrobat.html
Adobe Acrobat のプランと比較
https://www.adobe.com/jp/acrobat/pricing.html
この動画の流れ
電子サインは離れた場所でも署名ができる機能です。電子サインにおいて、改ざん防止や本人性が担保された法的に有効なものを利用するためには、Adobe Signという有償のサービスの契約が必要となります。Adobe Signは、クラウドベースのソリューションです。メールやブラウザでやり取りすることができ、Adobe Signを契約する必要があるのは署名依頼者のみです。基幹システムやクラウドストレージと連携して運用することも可能です。Acrobatでも、Adobe Signの機能を一部利用することができます。
今回は例として、サンプルで用意した秘密保持契約書に、甲、乙ともに電子サインで署名するプロセスをご紹介します。
1. ツールメニューの中の「入力と署名」をクリックします。
2. テキストを入力します。ツールバーから、「テキストを追加」をクリックします。
3. 入力したい箇所をクリックし、テキストを入力します。
4. 「自分で署名」をクリックし、あらかじめ登録してある手書き署名を選択します。
5. 任意の場所をクリックし、位置やサイズを調整して配置します。
6. 「次へ」ボタンをクリックし、「読み取り専用コピーとして保存」か「署名を依頼」を選択します。
Adobe Signでは、文書の署名を依頼することが可能です。
1. 「署名を依頼」を選択し、「続行」ボタンをクリックします。
2. 署名を依頼する相手のメールアドレスを入力し、メッセージを適宜編集します。
3. 必要に応じて、「詳細オプション」を設定します。
「詳細オプション」では、受信者の追加やパスワードの保護、有効期限、リマインダーなどを設定することができます。さらに署名タイプを変更したり、受信者の言語を変更したりすることも可能です。
4. 署名をさせたいフィールドをドラッグで指定します。
5. 「送信」ボタンをクリックすると、相手に署名を依頼するメールが送信されます。
1. 受信したメールを開き、「確認して署名」をクリックします。
2. 署名依頼の含まれたPDFがブラウザ上で立ちあがり、依頼者のメッセージが表示されます。
「開始」と書かれたマークをクリックします。
3. 署名のフィールドをクリックします。
4. テキストで入力、または自筆で署名します。
印影などを登録してある場合は、画像を署名として選択することが可能です。
5. 「クリックして署名」をクリックすれば完了です。
署名を依頼した側には、署名が完了した旨のメールが届きます。添付ファイルを開いてみると、署名を確認することができます。
Acrobatで開くと、第三者機関によって発行された証明書が付与されていることが分かります。
もう一つの添付ファイルには、誰がいつ、どのタイミングで署名をしたかという履歴が表示されています。そのため、本人性の担保や改ざんの可能性がないということを確認することができます。
署名のステータスを確認します。
「ホーム」-「すべての契約書」を選択し、「Adobe Signを開く」をクリックします。
ブラウザ上に署名に関するステータス一覧が表示され、承認済みや署名済みといったフィルターでステータスを確認できます。
以上のように、契約書の取り交わしなどにおいても、法的に有効な電子サインを使えば、セキュリティを担保した上でスピーディーに署名業務を行うことができます。
Adobe Acrobatをご利用いただくために、大きく2つのプランを提供しています。
・Adobe Creative Cloud コンプリートプラン
・Adobe Acrobat 単体プラン
Adobe Acrobat単体プランでは、2通りのプランを用意しています。
Adobe Acrobat Proは、ファイルの比較や、印刷工程の細かい設定ができるため、DTP作業に関わる方にオススメのプランです。
詳細は、 Adobe Acrobatのプランと価格 のページからご覧ください。
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