What's Covered (内容) 

 

この文書は、MS 明朝/MS ゴシックフォントを埋め込まないで PDF を作成する場合に必要な手順について説明しています。

1. フォントが代替されることを防ぐ設定

2. フォントを埋め込まないためのジョブオプションの設定

3. フォントが埋め込まれていないことを確認する

 

 

 1. フォントが代替されることを防ぐ設定

 

PDF 文書へ変換する前の変換元アプリケーションのドキュメント上で、MS 明朝/MS ゴシックを使用していても、Acrobat Distiller プリンタドライバの設定によっては、PDF 変換時にRyumin-Light または GothicBBB-Medium などのフォントに代替されてしまう場合があります。

ここでは、MS 明朝/MS ゴシックが他のフォントに代替されることを防ぐための、Acrobat Distiller プリンタドライバの設定方法を記述します。

 

Acrobat Distiller プリンタから Acrobat Distiller アプリケーションへフォント情報を送信しない設定を行うには、以下の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューから [設定-プリンタ](Windows 95/98/Me/NT/2000)/[プリンタと FAX](Windows XP)を選択します。
  2. [Acrobat Distiller] プリンタを右クリックし、[プロパティ](Windows 98/Me)/[ドキュメントの既定値](Windows NT)/[印刷設定](Windows 2000/XP)を選択します。
  3. [Adobe PDF 設定] タブをクリックします。
  4. [Distiller へフォントを送信しない] がチェックされていることを確認します。チェックされていない場合はチェックします。

 

-Windows 95/98/Me の場合

 

 

 

-Windows NT/2000/XP の場合

 

 

 注意 :変換元のアプリケーションから Acrobat Distiller プリンタに印刷し、直接 PDF ファイルを作成するのではなく、いったん PostScript ファイルに書き出す場合は、[Distiller へフォントを送信しない] のチェックをはずす必要があります。その場合、MS 明朝/MS ゴシックをプリンタフォントで代替せず、Type42 形式で送信する設定に変更します。設定方法の詳細に関しては、以下の文書を参照してください。

文書番号 222071 Acrobat Distiller 5.0(Win):MS 明朝/MS ゴシックフォントを使用して PDF 作成するとフォントが埋め込みされない場合の対処方法

 

 2. フォントを埋め込まないためのジョブオプションの設定

 

Acrobat Distiller で MS 明朝/MS ゴシックフォントを埋め込まないためのジョブオプションを選択するには、既存のジョブオプションを利用する方法と、既存のジョブオプションを任意にカスタマイズして作成する方法があります。以下の A. または B. を実行し、Acrobat Distiller のジョブオプションを設定します。

 

  • 既存のジョブオプションの中から「CJKScreen」を選択する方法

    ※ デフォルトでは「CJKScreen」はフォントの埋め込みを行いません。
  1. Acrobat Distiller を起動します。
  2. [ジョブオプション] ポップアップメニューから「CJKScreen」を選択します。
  • 既存のジョブオプション(「eBook」、「Press」、「Print」ジョブオプション)をカスタマイズして作成する方法



    以下の手順を実行して MS 明朝/MS ゴシックフォントを埋め込まないように設定をカスタマイズします。

    ※デフォルトでは、「eBook」、「Press」、「Print」は、ファイルで使用されているすべての埋め込み可能なフォントのサブセットを埋め込む設定になっています(「eBook」は、欧文基本14書体を除く)。
  1. Acrobat Distiller を起動し、上記のジョブオプションのうちのいずれかを選択します。
  2. [設定] メニューから [ジョブオプション] を選択します。
  3. [フォント] タブをクリックします。
  4. [埋め込み] セクションのフォントの一覧から MS 明朝/MS ゴシックフォントが入っているパスを選択します(通常は、システムがインストールされているフォルダ内の「Fonts」フォルダにあります)。
  5. MS 明朝/MS ゴシックフォントを選択し、「常に埋め込まないフォント」一覧の横にある右向き矢印ボタンをクリックします(複数のフォントを選択するには、Ctrl キーを押しながらフォントをクリックします。一覧内の連続した複数のフォントを選択するには、Shift キーを押しながらクリックします)。







     
  6. [OK] ボタンをクリックします。
  7. カスタマイズしたジョブオプションに名前を付けて「Acrobat 5.0¥Distillr¥Settings」フォルダの中に保存します(例:「eBook_NotEmbed.joboptions」)。
  8. Acrobat Distiller の初期画面に、作成したジョブオプションの名前が表示されていることを確認します(例:「eBook_NotEmbed」)。





     
  9. [ファイル] メニューから [終了] を選択して Acrobat Distiller を終了します。

 注意 :「Screen」のように、「互換性のある形式」として「Acrobat 3.0(PDF 1.2)」が選択されているジョブオプションを使用した場合、MS 明朝/MS ゴシックをはじめとする埋め込み可能な TrueType フォントが埋め込まれます。ジョブオプションをカスタマイズする際は、[一般] タブの [ファイルオプション] セクションにある [互換性のある形式] ポップアップメニューから、「Acrobat 4.0(PDF 1.3)」または「Acrobat 5.0(PDF 1.4)」を選択する必要があります。

 

変換元のアプリケーションから Acrobat Distiller プリンタに印刷して PDF 変換する場合、Acrobat Distiller プリンタのジョブオプションを変更する必要があります。ジョブオプションの変更手順に関しては、以下の文書を参照してください。

文書番号 220757 Acrobat 5.0(Win):Distiller プリンタを使用した PDF の一般的な作成方法(Windows 編)

 

 3. フォントが埋め込まれていないことを確認する

 

PDF ファイルを作成後、以下の手順で MS 明朝/MS ゴシックフォントが PDF 内に埋め込まれていないことを確認します。

 

  1. Acrobat または Acrobat Reader で PDF ファイルを開きます。
  2. PDF のページを最終ページまでゆっくりスクロールし、全てのページを最後まで読み込ませます。
  3. [ファイル] メニューから [文書のプロパティ-フォント] を選択します。[フォント情報] ダイアログボックスが表示されます。
  4. [フォント一覧] ボタンをクリックします。

下図のように、使用した MS 明朝/MS ゴシックフォントの「実際のフォント」欄に「埋め込みサブセット」ではなく、「MS明朝」「MSゴシック」またはその他のフォント名が表示されていれば、フォントが埋め込まれていないことになります。

 

 

 

Additional Information(追加情報)

 

 

 

Acrobat Distiller の一般的な設定の詳細については、『Acrobat のヘルプ』(Acrobat Distiller の [ヘルプ] メニューから [Acrobat のヘルプ] を選択)の「Acrobat Distiller のオプション」のセクションを参照してください。

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