この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

この文書では、Acrobat 製品で PDF ファイルに含まれたフォームフィールドに入力する方法を説明します。

多くの企業、組織、政府機関が Adobe Acrobat または Adobe Acrobat Capture を使用して書類をインターネットや電子メールで利用可能な PDF(Portable Document Format)ファイルに変換しています。PDF にフォームフィールド(例えば、テキストフィールド、ボタン、リストボックス)が含まれている場合、Acrobat 製品を使用して画面上でフォームに入力することができます。

注意 注意 : この文書における Acrobat 製品とは、Acrobat 8 Professional、Acrobat 8 Standard および Adobe Reader 8 を指しています。Acrobat 6.0/7.0 および Adobe Reader 6.0/7.0 での PDF フォーム入力については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 225416 Acrobat 製品で PDF フォームに入力する方法(Acrobat 6.0/7.0)

A. 拡張機能を有効化した PDF フォームの作成

B. Acrobat 製品の PDF フォーム機能を確認

C. 画面上での PDF フォーム入力

C-1. フォームフィールドの確認

C-2. フォームフィールドが含まれていない PDF フォームへの入力

C-3. PDF フォームのセキュリティ設定

 A. 拡張機能を有効化した PDF フォームの作成 

Acrobat 8 Professional を使用して Adobe Reader ユーザに拡張機能を使用する権限を付与することにより、以下の拡張機能が有効になります。

  • フォームデータの保存
  • 注釈の追加と描画マークアップツールの使用
  • 既存のデジタル署名フィールドへの署名
  • ページ上の任意の位置で署名(Adobe Reader 8 のみ)

Acrobat 8 Professional で Adobe Reader ユーザの拡張機能を有効にするには、以下の操作を行います。

  1. 拡張権限を有効にする PDF ファイルを開きます。
  2. [アドバンスト] メニューから [Adobe Reader で拡張機能を有効にする] を選択します。
  3. [Adobe Reader で拡張機能を有効にする] ダイアログボックスが表示されます。内容を確認し、[今すぐ保存] ボタンをクリックします。



  4. [名前を付けて保存] ダイアログボックスでファイル名と保存先を指定し、[保存] をクリックします。

※ Acrobat 8 Professional で拡張機能を有効化した PDF フォームを作成する手順についての詳細は、Acrobat 8 Professional ヘルプを参照してください。 

 拡張機能を使用する権限を設定した PDF フォームは、Adobe LiveCycle Reader Extensions からも作成することができます。Adobe LiveCycle Reader Extensions では、Adobe Reader に対して以下の拡張権限を付与することができます。

  • 注釈の追加
  • フォームデータの保存
  • フォームフィールドへの入力
  • フォームの配布
  • フォームの送信
  • フォームへのデジタル署名の追加

拡張権限が付与された PDF フォームを Adobe Reader で開くと、[文書メッセージバー] に「このドキュメントにはフォームフィールドが含まれています。このフォームに入力したデータを保存できます。」と表示されます。

Adobe LiveCycle Reader Extensions に関する詳細は、以下の弊社 Web サイトを参照してください。

URL : http://www.adobe.com/jp/products/server/readerextensions/

拡張機能を有効化した PDF フォームに関する詳細は、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 230372 Adobe Reader 8 の紹介

 B. Acrobat 製品の PDF フォーム機能 

以下の Acrobat 製品では、PDF フォームを使用することが可能です。

Adobe Reader

Adobe Reader では以下の機能を使用することができます。

  • フォームフィールドデータを含む PDF の表示、ナビゲーション、印刷
  • 検索フォーム
  • PDF フォームのフィールドへの入力(PDF フォームに対する変更は保存できません)

PDF フォームの使用権限が有効になっている場合、Adobe Reader で以下の追加機能が使用できます。

  • オンラインでのフォーム入力と送信
  • フォームとフォームデータのローカル保存
  • レビュー用にフォームを配信
  • 既存の署名フィールドにデジタルで署名
  • デジタル署名の追加(Adobe LiveCycle Reader Extensions のみ)

Acrobat Standard

Acrobat Standard では、Adobe Reader で使用可能なすべての機能に加えて以下の機能が有効になります。

  • FDF(Forms Data Format)形式で PDF フォームを書き出し、または保存することができます。FDF はテキストファイル形式で、PDF フォームフィールドの出力に特化しています。FDF ファイルには、フォーム全体ではなく、フォームフィールドデータのみが含まれるため、ファイルサイズは PDF ファイルよりも小さくなります。
  • PDF フォームの情報を FDF、XFDF、XML または TXT 形式で書き出すことができます。

Acrobat 3D および Professional

Acrobat Professional および Acrobat 3D では、Adobe Reader および Acrobat Standard のすべての機能が使用可能です。また、Acrobat Professional および Acrobat 3D を使用して PDF フォームフィールドを作成することもできます。

Windows 版 Acrobat 8 Professional には LiveCycle Designer 8.0 が含まれています。Adobe LiveCycle Designer の高度な機能によって、スクリプトオブジェクトの使用や、データソースを使用したフォームの開発、ダイナミックなフォームの作成などが可能になります。LiveCycle Designer についての詳細は、以下の弊社 Web サイトを参照してください。

URL : http://www.adobe.com/jp/products/server/adobedesigner/

 C. 画面上での PDF フォーム入力 

画面上で PDF フォームへ入力する際、インタラクティブなフォームフィールドが配置されていることと、セキュリティ設定による制限の有無を確認してください。PDF セキュリティ設定を確認する方法について詳しくは、Acrobat 8 および Adobe Reader 8 ヘルプ「クイックスタート: セキュリティによる制限のチェック」を参照してください。

 C-1. フォームフィールドの確認

インタラクティブなフォームフィールドが配置されているか確認するには、以下のいずれかを行います。

手のひらツール

  1. Acrobat 製品でフォームを開きます。
  2. [手のひらツール] を選択し、PDF フォームフィールド上でドラッグします。[手のひらツール] が以下のいずれかのアイコンに変わる場合、フォームフィールドが配置されています。

    -  I ビーム(テキストツールです。テキストフィールドに入力するために使用されます。)

    -  人差し指(オプションを選択するのに使用します)

ハイライト表示

  1. Acrobat 製品でフォームを開きます。
  2. [文書メッセージバー] 左側の [フィールドをハイライト表示] ボタンをクリックすると、フォームフィールドが青くハイライトされます。



注意 注意 : Acrobat Professional では、フォームツールを選択することによってフォームが含まれているか確認することもできます。選択したフォームツールの種類ごとにフィールドがハイライトされます。

 C-2. フォームフィールドが含まれていない PDF フォームへの入力

PDF フォームに入力可能なフォームフィールドが含まれていない場合、以下のいずれかの方法でフォームへ入力することができます。

印刷

PDF セキュリティの設定などによって入力できない場合は、フォームを印刷して手書きで記入します。

タイプライターツール





タイプライターツールを使用して文書にテキストを入力します。タイプライターツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. Acrobat 製品で PDF フォームを開きます。
  2. [ツール] メニューから [タイプライター] - [タイプライターツール] を選択します。
  3. フォーム上の任意の場所をクリックし、入力します。

    ※ タイプライターツールに関する詳細は Acrobat 8 および Adobe Reader 8 ヘルプを参照してください。 

テキストボックスツールまたは TouchUp テキストツール

テキストボックスツール、または TouchUp テキストツールを使用して文書にテキストを入力します。

注意 注意 : TouchUp テキストツールは Adobe Reader では使用できません。また、TouchUp テキストツールで LiveCycle Designer で作成したフォームへ入力することはできません。

テキストボックスツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. Acrobat 製品で PDF フォームを開きます。
  2. [ツール] メニューから [注釈] - [テキストボックスツール] を選択します。
  3. フォーム上の任意の場所でクリックするか、ドラッグしてテキストボックスを表示します。
  4. テキストを入力します。

TouchUp テキストツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. Acrobat 製品で PDF フォームを開きます。
  2. [ツール] メニューから [高度な編集] - [TouchUp テキストツール] を選択します。
  3. テキストを入力する場所を Ctrl キー(Windows)または Option キー(Macintosh)を押しながらクリックします。
  4. [新規テキストのフォント] ダイアログボックスで、使用するフォントと文字方向を選択して [OK] をクリックします。
  5. テキストを入力します。

※ テキストボックスツールおよび TouchUp テキストツールに関する詳細は Acrobat 8 および Adobe Reader 8 ヘルプを参照してください。

フォームフィールド認識ツール(Acrobat 8 Professional のみ)

Acrobat 8 Professional では、[フォームフィールド認識ツール] を使用して自動的にフォームフィールドを検出することができます。フォームフィールド認識ツールでフォームを検出するには、以下の操作を行います。

  1. PDF ファイルを開き、[フォーム] メニューから [フォームフィールドの認識を実行] を選択します。
  2. 「現在の文書はフォームフィールドの認識を実行する前に保存する必要があります。文書を保存して続行しますか?」と表示された場合は [保存] をクリックします。



  3. フォームの検出完了後、ナビゲーションパネルに認識レポートが表示されます。

※ 認識レポートの「検出されたフォームフィールド」でハイライトしながらフォームを確認することができます。フォームフィールド認識ツールの詳細については Acrobat 8 Professional ヘルプ「新しいフォームの作成」を参照してください。

フォームツール(Acrobat 8 Professional のみ)





Acrobat Professional では、[フォーム] ツールを使用して PDF セキュリティ設定で制限されていない PDF フォームにフォームフィールドを作成することができます。[フォーム] ツールで作成可能なフォームフィールドは以下の通りです。

  • ボタン
  • チェックボックス
  • コンボボックス
  • リストボックス
  • ラジオボタン
  • テキストフィールド
  • 電子署名フィールド
  • バーコード

※ フォームフィールドの作成に関する詳細は、Acrobat 8 Professional ヘルプ「フォームの作成と編集」、「Acrobat でのフォームフィールドの作成」を参照してください。フォームフィールド作成におけるその他の情報は、以下を参照してください。

フォームへの JavaScript の追加

Acrobat 8 Professional ヘルプ「フォームへの JavaScript の追加」

Acrobat デベロッパーセンター*(英語のみ) : http://www.adobe.com/devnet/acrobat/javascript.html

Acrobat フォームデータ形式(FDF) ツールキット SDK*(英語のみ)

URL : http://partners.adobe.com/public/developer/acrobat/fdf/topic.html

 C-3. PDF フォームのセキュリティ設定

PDF フォームのセキュリティ設定を適切に行うことで、通常の PDF ファイルと同様にフォームを保護することができます。PDF フォームのセキュリティ設定を確認、変更するには、以下の操作を行います。

注意 注意 : Adobe Reader でセキュリティ設定を確認することはできますが、セキュリティ設定の変更はできません。

セキュリティ設定の確認

  1. Acrobat 製品でフォームを開きます。
  2. [ファイル] メニューから [プロパティ] を選択します。
  3. [セキュリティ] タブを選択します。
  4. [文書の変更]、[フォームフィールドの入力]、[署名] の右側に [許可しない] と表示されている場合、画面上で PDF フォーム入力を行うためにこれらのセキュリティ設定を変更する必要があります。



セキュリティ設定の変更

  1. Acrobat 製品でフォームを開きます。
  2. [ファイル] メニューから [プロパティ] を選択します。
  3. [セキュリティ] タブを選択します。
  4. [セキュリティ方法] ポップアップメニューから [パスワードによるセキュリティ] を選択します。
  5. [パスワードによるセキュリティ - 設定] ダイアログボックスが自動的に表示されない場合は [設定を変更] ボタンをクリックします。
  6. 「「<ファイル名>」は保護されています。権限パスワードを入力してください。」と表示される場合は、権限パスワードを入力し [OK] をクリックします。



     注意 : パスワードが分からない場合は、文書作成者にお問い合わせください。
  7. [互換性のある形式] ポップアップメニューから互換性オプションを選択します。
  8. 必要に応じて [文書を開くときにパスワードが必要] チェックボックスを選択し、文書を開くパスワードを入力します。
  9. [文書の印刷および編集を制限。これらの権限設定を変更するにはパスワードが必要] にチェックが入っていることを確認し、以下の設定を行います。



    - [印刷を許可] ポップアップメニューから任意のオプションを選択します。

    - [変更を許可] ポップアップメニューから [フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドの署名] または [注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名] のいずれかを選択します。



  10. [OK] をクリックします。
  11. 表示されるすべてのダイアログボックスで [OK] をクリックします。
  12. ファイルを保存し、閉じます。再度開き直すとフォームフィールドにアクセスできるようになります。 

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