内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe Acrobat で PDF 文書にファイルを添付する方法および、添付ファイルパネルで添付ファイルを管理する方法について説明します。
注意 : 添付ファイルを表示するには、添付ファイルを開くことができるアプリケーションがインストールされている必要があります。
A. コンテンツとしてファイルを添付
コンテンツとしてファイルを添付している PDF を開くと、添付ファイルパネルが自動的に開き、添付ファイルの一覧が表示されます。文書の作成者によって許可されている場合は、添付ファイルを開いて表示し、内容を編集して保存することができます。PDF を別の場所に移動すると、添付ファイルも PDF 文書と一緒に自動的に移動します。
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Acrobat でファイルを添付する PDF を開きます。
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ツール タスクパネルウィンドウから、コンテンツ/ファイルを添付 をクリックします。
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ファイルを追加 ダイアログボックスから追加するファイルを選択して、「開く」をクリックします。
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添付ファイルパネルに添付ファイルが表示されます。
B. 注釈としてファイルを添付
注釈としてファイルを添付すると、PDF の選択した場所にファイルを埋め込んで、他のユーザーがファイルを開いて表示できるようになります。注釈として添付ファイルを追加することによって、ポップアップノートやテキストボックスに貼り付けることが難しい長い文書を参照できるようになります。PDF を別の場所に移動すると、埋め込まれたファイルも PDF と一緒に自動的に移動されます。
注釈について詳しくは、こちらもご確認ください。
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Acrobat でファイルを添付する PDF を開きます。
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注釈 タスクパネルウィンドウから、注釈/ファイルを添付 ボタンをクリックします。
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PDF 内の注釈を追加する位置をクリックします。
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添付ファイルのプロパティ ダイアログボックスが開かれるため、表示方法を設定して「OK」をクリックします。
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注釈として添付ファイルが追加されます。
追加された添付ファイルは、添付ファイル パネルや注釈のリストにも表示されます。
C. 添付ファイルパネルでの管理
添付ファイルパネルで、PDF 文書へのファイルの添付や、添付されたファイルの管理をより直感的に行えます。PDF 文書に添付されたファイルが一覧で表示されるので、添付ファイルの有無を瞬時に確認することができます。
添付ファイルパネルは、ナビゲーションパネルで添付ファイルアイコンをクリックすると表示されます。添付ファイルパネルで行える操作は以下の通りです。
C-1. ファイルの添付
開いている PDF ファイルの添付ファイルパネルに、添付したいファイルのアイコンをドラッグ&ドロップするか、「新規添付ファイルを追加」ボタンから添付するファイルを選択します。
C-2. ファイルの説明を追加
添付ファイルに説明を追加することができます。説明のコメントを追加すると、添付ファイルパネルに表示され、類似ファイルを区別しやすくなります。
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添付ファイルパネルで、説明を追加する添付ファイルを右クリックし、「説明を編集」を選択します。
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添付ファイルの説明を編集 ダイアログボックスに説明コメントを入力します。
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添付ファイルパネルに説明コメントが表示されます。
D. PDF ポートフォリオの作成
Acrobat Pro では、種類の異なるファイルが含まれた PDF を作成できます。例えば、テキスト文書、電子メールメッセージ、スプレッドシート、CAD 図面、PowerPoint プレゼンテーションなど、種類が異なる複数のファイルを 1 つの PDF ポートフォリオにまとめることができます。ポートフォリオ内の各ファイルは個別に表示、保持され、それぞれのページ番号を持ったファイルであり、PDF ポートフォリオという 1 つのファイルの構成部分になります。各コンポーネントファイルは、PDF ポートフォリオ内の他のコンポーネントファイルとは独立して開くことも、読み込み、編集、書式設定を実行することもできます。
PDF ポートフォリオの作成方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
- ファイル形式が異なるファイルを 1 つの PDF にまとめる方法 (Acrobat X)
注意: Acrobat Standard および Adobe Reader ユーザーは、PDF ポートフォリオの作成や、レイアウト、カラー、ヘッダーなどの編集を行うことはできません。