この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

 注意 : エンタープライズのサーバー設定に関する詳細については、日本語訳の管理ガイド PDF が用意されています。詳細は、文書番号 cpsid_83982 エンタープライズ環境における Acrobat ファミリー製品の管理を参照してください。

SharePoint ユーザーは、Acrobat X または Adobe Reader X から PDF ファイルをチェックイン、チェックアウトすることができます。SharePoint Web インターフェイスで PDF リンクをクリックした際に PDF ファイルをチェックアウトできるように設定するには、以下の説明を参照してください。これらの操作は、SharePoint Web インターフェイスで PDF アイコンと PDF ファイルも関連付けられます。

対象 : SharePoint Server を修正可能な SharePoint 管理者

環境 : この操作を行うには、次の環境が必要です。

- サーバー : SharePoint 2007 または SharePoint 2010

- クライアントコンピューター : Windows、Internet Explorer、Acrobat X または Adobe Adobe Reader X

この文書で紹介する手順により、SharePoint ユーザーがブラウザーで PDF リンクをクリックした際に PDF ファイルが Acrobat X または Adobe Reader X で開き、チェックアウトオプションが使用可能になります。[はい(Yes)] を選択すると、SharePoint のブラウザーインターフェイスで PDF がユーザーによりチェックアウトされたことが表示されます。

PDF ファイルのチェックアウト後、Acrobat X/Adobe Reader X に PDF ファイル作業用のオプションが追加されます。[ファイル] メニューに [SharePoint Server] が追加され、[チェックイン]、[チェックアウトの破棄]、[文書のプロパティの準備] オプションが利用可能になります。

A. 「DocIcon.xml」ファイルのアップデート

「DocIcon.xml」ファイルは、SharePoint 2007/2010 におけるすべてのフロントエンドサーバーに存在します。「DocIcon.xml」ファイルにより、ファイルの種類ごとのアイコン表示指定と、ファイルを開く際に ActiveX コントロールを必要とするか任意で指定します。

「DocIcon.xml」ファイルによって、3 つの基本的な機能が実行されます。

  • ファイルの種類と表示するアイコンの関連付け
  • 参照または編集用にファイルを開く際の ActiveX コントロールを指定
  • SharePoint ポップアップメニューに表示されるテキストの設定

 「DocIcon.xml」ファイルの設定は、SharePoint の展開全体およびすべてのフロントエンド Web サーバーのサイト定義に影響を及ぼします。各ファイル拡張子または ProgId は、1 つの編集制御、1 つのアイコン、1 つの表示されるテキストの文字列にのみマップできます。このマッピングは、SharePoint の展開全体において共通です。マッピング要素を追加することで、追加のファイル拡張子および ProgIds をサポートできます。アイコンの関連付けおよび PDF ファイルの ActiveX コントロール指定を行うには、「DocIcon.xml」ファイルのアップデートが必要です。

「AdobeAcrobat.OpenDocuments」ActiveX コントロールは、Acrobat X/Adobe Reader X によってクライアントコンピューターにインストールされます。「DocIcon.xml」ファイルで関連付けることにより、SharePoint Web ポータルから PDF ファイルを開く際に確認され、ユーザーのコンピューター上で ActiveX コントロールを使用して参照または編集用に開かれます。

以下の説明は、SharePoint 2007/2010 に適用されます。SharePoint 管理者は、「DocIcon.xml」を修正する必要があります。SharePoint を展開する各フロントエンド Web サーバーでは、以下の場所に「DocIcon.xml」が保存されています。

  • C:\ProgramFiles\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE\XML (SharePoint 2007)
  • C:\ProgramFiles\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\XML (SharePoint 2010)

SharePoint で Acrobat X/Adobe Reader X をサポートする設定に変更するには、以下の操作を行います。

  1. 「DocIcon.xml」ファイルを開きます。
  2. <ByExtension> タグを検索します。<ByExtension><DocIcons> タグの子タグです。タグが存在しない場合は作成します。
  3. <ByExtension> タグ内に以下を追加します。

    <Mapping Key="pdf" Value="AdobePDF.png" OpenControl="AdobeAcrobat.OpenDocuments"/>

     
  4. 「DocIcon.xml」ファイルを保存します。
  5. 「AdobePDF.png」ファイル  をダウンロードし(右クリックして [名前を付けて画像を保存] を選択します)、以下の場所にコピーします。
    • %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE\Images (SharePoint 2007)
    • %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\Images (SharePoint 2010)
  6. IIS マネージャーを起動して IIS を再起動するか、またはすべてのサイトを更新します。IIS マネージャーは開始時に一度 XML を読み込みます。再起動するまで新たなは変更は読み込まれません。これは、XML を再読み込みさせるための手順です。

B. IIS 7 以降で HTTP メソッドを許可する

SharePoint には WebDAV が実装されています。WebDAVModule が実行されているとリクエストは送信されますが、SharePoint WebDAV コンポーネントには送信されません。リクエストを WebDAV コンポーネントに送信するには、WebDAVModule を無効にする必要があります。

WebDAVModule を無効にするには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [管理ツール] - [ インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ] を選択します。 
  2. 画面左側のツリーを展開してサイトを選択します。
  3. 「モジュール」をダブルクリックします。
  4. [WebDAVModule] が表示されている場合は削除します。
  5. IIS を再起動します。

C. SharePoint 連携に関する改善点 (Acrobat X/Adobe Reader X バージョン 10.1)

バージョン 10.1 では、以下の機能が導入され、SharePoint との連携が強化されています。

C-1. チェックアウトプロンプトを無効にします

SharePoint のチェックアウト機能を Acrobat/Adobe Reader 内で無効にすることができます。(Acrobat または Adobe Reader 内の SharePoint ブラウザーインターフェース、または Windows エクスプローラーから、PDF を開く場合)

以下の操作を行います。

 重要 : 以下の手順には Windows レジストリの操作が含まれています。Windows レジストリには、システムとアプリケーションに関する重要な情報が格納されており、変更内容を誤ると、システムが起動しないなどの重大な問題が発生する可能性があります。事前にレジストリのバックアップを保存し、システムの復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。

  1. Acrobat/Adobe Reader を終了します。
  2. 以下のいずれかの操作を行います。

    Windows 7/Vista

    スタートメニューのテキストボックスに regedit と入力し、Enter キーを押します。

    Windows XP

    a. スタート/ファイル名を指定して実行を選択します。

    b. 「名前」テキストボックスに regedit と入力し、「OK」をクリックします。
  3. 以下のキーを選択します。

    HKLM\SOFTWARE\Policies\Adobe\<製品名>\10.0\FeatureLockDown
  4. 編集/新規/キーを選択します。
  5. キー名を cSharePoint にします。
  6. 作成した cSharePoint を右クリックし、新規/DWORD 値を選択します。

    ※ 64 ビット版 Windows を使用している場合は、32 ビットを選択します。
  7. 値の名前を bDisableSharePointFeatures にします。
  8. bDisableSharePointFeatures をダブルクリックします。
  9. 「値のデータ」テキストボックスに「1」と入力し、「OK」をクリックします

この変更は、Adobe Customization Wizard X を使用して配布用のアプリケーションに適用することも可能です。

C-2. 電子署名

Acrobat/Adobe Reader X バージョン10.0 以前では、SharePoint 上の PDF に電子署名を追加した後にファイルをローカルに保存し、その後 SharePoint に新しいバージョンを別途保存する必要がありました。10.1 以降、SharePoint 上の PDF に電子署名を追加する際の動作は以下のように変更されます。

  • PDF ファイルがすでにチェックアウトされている場合、SharePoint に直接ファイルが保存されます。
  • PDF がチェックアウトされていない場合は、チェックアウトが促されます。

D. 追加情報 (Additiona Information)

「DocIcon.xml」ファイルの機能について詳しくは、以下の Microsoft 社 Web サイトを参照してください。

URL : http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms463701.aspx

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー