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PostScript から PDF への変換前に表示されるセキュリティ警告ダイアログを無効にする手順。
Acrobat の 2019 年 4 月リリースで、Acrobat または Acrobat Distiller を使用して ps、eps または prn ファイルを PDF に変換するときに、ファイルのソースを信頼して変換を行うかどうかを確認するセキュリティ警告ダイアログが表示されます。
影響を受けるバージョン
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バージョン |
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Acrobat |
2019.010.20099 |
Acrobat 2017 |
2017.011.30138 |
Acrobat 2015 Classic |
2015.006.30493 |
Acrobat のセキュリティ警告ダイアログを無効にする環境設定
対応バージョン:Acrobat、Acrobat 2017、Acrobat 2015(Classic)
この環境設定を見つからない場合は、Acrobat を最新バージョンに更新してください。Acrobat から自動的に更新するにはヘルプ/アップデートの有無をチェックを選択し、Updater ウィンドウの手順に従って、最新のアップデートをダウンロードしてインストールします。
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Windows の場合は、Acrobat で編集/環境設定と移動します。Mac の場合は、Acrobat/環境設定と移動します。
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左側のペインで、「PDF への変換」を選択します。「PDF への変換」セクションで「PostScript/EPS」を選択して、「設定を編集」をクリックします。
注意:この環境設定を見つからない場合は、Acrobat を最新バージョンに更新してください。Acrobat から自動的に更新するにはヘルプ/アップデートの有無をチェックを選択し、Updater ウィンドウの手順に従って、最新のアップデートをダウンロードしてインストールします。
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Adobe PDF 設定ダイアログで、「変換前に毎回ファイルの信頼性に関するダイアログを表示する」オプションの選択を解除し、「OK」をクリックします。
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「OK」をクリックします。
Distiller のセキュリティ警告ダイアログを無効にする環境設定
対応バージョン:Acrobat、Acrobat 2017、Acrobat 2015(Classic)
この環境設定を見つからない場合は、Acrobat を最新バージョンに更新してください。Acrobat から自動的に更新するにはヘルプ/アップデートの有無をチェックを選択し、Updater ウィンドウの手順に従って、最新のアップデートをダウンロードしてインストールします。
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Adobe Acrobat Distiller を開きます。
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Windows の場合は、ファイル/環境設定に移動します。Mac の場合は、Distiller/環境設定に移動します。
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環境設定ダイアログの「セキュリティ」セクションで、「Acrobat Distiller で開いたすべてのファイルを信頼する」オプションを選択します。
注意:この環境設定を見つからない場合は、Acrobat を最新バージョンに更新してください。Acrobat から自動的に更新するにはヘルプ/アップデートの有無をチェックを選択し、Updater ウィンドウの手順に従って、最新のアップデートをダウンロードしてインストールします。
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「OK」をクリックします。
plist ファイルを編集して、macOS で Acrobat と Acrobat Distiller のセキュリティ警告を無効にします。
Mac でセキュリティ警告ダイアログを無効にするには、次のように com.adobe.Acrobat.Pro. plist ファイルを更新します。
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Acrobat アプリケーションを実行している場合は、終了します。
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フォルダー /ライブラリ/Application Support/Adobe/(製品名)/(バージョン)/Preferences に移動します。
たとえば、Acrobat のパスは、/ライブラリ/Application Support/Adobe/Acrobat/DC/Preferences です。
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任意のエディターで FeatureLockDown.plist ファイルを開きます。
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FeatureLockDown ファイル内に以下のエントリを作成します。
Key: EnableTrustedConversion
Lock Path: FeatureLockdown
Type: Boolean
Default Value: 0
注意:キーのデフォルト値を 0 にすると、セキュリティ警告ダイアログは表示されなくなります。
セキュリティ警告ダイアログを有効にするには、キーの値を 1 に設定します。
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FeatureLockDown.plist ファイルを保存します。
Mac でセキュリティ警告ダイアログを無効にするには、次のように com.adobe.Acrobat.Pro. plist ファイルを更新します。
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Acrobat アプリケーションを実行している場合は、終了します。
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/Library/Preferences フォルダーに移動します。
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任意のエディターで com.adobe.Acrobat.Pro.plist ファイルを開きます。
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ファイル内に以下のエントリを作成します。
Key: EnableTrustedConversion
Type: Boolean
Default Value: YES
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com.adobe.Acrobat.Pro.plist ファイルを保存します。
Windows のレジストリを修正して Acrobat と Acrobat Distiller のセキュリティ警告ダイアログを無効にする方法
セキュリティ警告ダイアログを無効にするは、次のようにレジストリキー(Windows)を作成します。
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既に実行中の場合は、Acrobat アプリケーションを終了します。
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レジストリを開きます。「ファイル名を指定して実行」(「Windows + R」)で、空のフィールドに「regedit.exe」と入力して、「OK」をクリックします。
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レジストリエディターで、インストール済みの製品バージョンに基づき、以下のリストにあるバージョン固有の場所へ移動し、その場所にキー「FeatureState」を作成します。キーはデフォルトでは表示されていない場合があります。
Acrobat(Continuous)の場合:
- 場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\(Wow6432Node)\Adobe\Adobe Acrobat\DC\FeatureState
Acrobat(Classic - Acrobat 2017)の場合:
- 場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\(Wow6432Node)\Adobe\Adobe Acrobat\2017\FeatureState
Acrobat(Classic - Acrobat 2015)の場合:
- 場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\(Wow6432Node)\Adobe\Adobe Acrobat\2015\FeatureState
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FeatureState の下で、タイプ DWORD のキーを作成し、「BlockDistillerConversion」と名前を付けます。この値を 0(ゼロ)に変更します。
注意:BlockDistillerConversion の値の意味は次のとおりです。
- 0:Acrobat でセキュリティ警告ダイアログが無効になります。
- 1:Acrobat でセキュリティ警告ダイアログが有効になります。
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レジストリエディターを閉じます。
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Acrobat Distiller アプリケーションを実行している場合は、終了します。
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レジストリを開きます。「ファイル名を指定して実行」(「Windows + R」)で、空のフィールドに「regedit.exe」と入力して、「OK」をクリックします。
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レジストリエディターで以下の場所に移動し、bEnableTrustedConversion キーを作成します。値を 1 に変更します。Acrobat Distiller の場合:
Acrobat(Continuous)の場合:
- 場所:HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\Acrobat Distiller\DC\Preferences
Acrobat(Classic - Acrobat 2017)の場合:
- 場所:HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\Acrobat Distiller\2017\Preferences
Acrobat(Classic - Acrobat 2015)の場合:
- 場所:HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\Acrobat Distiller\2015\Preferences
注意:bEnableTrustedConversion の値の意味は次のとおりです。
- 0:Acrobat でセキュリティ警告ダイアログが有効になります。
- 1:Acrobat でセキュリティ警告ダイアログが無効になります。
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レジストリエディターを閉じます。