{
"name": "Adobe Acrobat",
"storage": {
"managed_schema": "schema.json"
},
...
}
最終更新日 :
2025年10月23日
Acrobat 拡張機能に対し管理対象ブラウザーポリシーを設定することで、「新機能」ページが自動的に表示されないようにする方法について説明します。
システム管理者は、ブラウザー管理のストレージスキーマを使用して機能フラグを作成し、レジストリにポリシーを設定できます。これらのポリシーにより、組織内のすべてのユーザーに対して Acrobat 拡張機能を事前に設定できます。拡張機能は、storage.managed API を使用して、サポートされているポリシーを読み取って適用します。
storage.managed_schema プロパティは、ポリシースキーマが格納されている拡張機能内のファイルを指定しています。
|
|
「新機能」ページの自動表示を防止するスキーマ
このスキーマを使用して、「新機能」ページの自動表示を制御します。
|
{ "type": "object",
"properties": { "DisableWhatsNewAutoOpen": { "title": "新機能ページの自動表示を無効にする", "description": "新機能ページの自動表示を無効にするには、DisableWhatsNewAutoOpen を true に設定します", "type": "string" } } } |
グループポリシーを使用してインストールされた拡張機能を設定する
管理者は、schema.json ファイルでサポートされている機能を有効または無効にするようにポリシーを設定できます。
Windows
-
Windows + R キーを押し、「ファイル名を指定して実行」コマンドウィンドウを開きます。
-
「名前」フィールドに regedit と入力して「OK」を選択します。
-
ご使用のブラウザーに応じて、以下のレジストリキーを更新してください。レジストリキーが存在しない場合は作成します。
- Edge： HKLM\Software\Policies\Microsoft\Edge\3rdparty\extensions\elhekieabhbkpmcefcoobjddigjcaadp\policy
- Chrome： HKLM\Software\Policies\Google\Chrome\3rdparty\extensions\efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj\policy
- Chromium： HKLM\Software\Policies\Chromium\3rdparty\extensions\efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj\policy
注意：Chromium の場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE の代わりに HKEY_CURRENT_USER ハイブを使用することもできます。
-
DisableWhatsNewAutoOpen という新しい文字列キーを作成し、値を true に設定します。
ポリシーを設定すると、chrome://policy/ に表示されます。
macOS
-
.plist ファイルを必要な設定で作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>com.google.Chrome.extensions.efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj</key>
<dict>
<key>DisableWhatsNewAutoOpen</key>
<dict>
<key>state</key>
<string>always</string>
<key>value</key>
<string>true</string>
</dict>
</dict>
</dict>
</plist>
.plist ファイルの最初のキーは、設定する拡張機能のバンドル ID を指定します（例：Chrome の場合は com.google.Chrome.extensions.efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj）。
各ポリシーエントリにはメタデータと値が含まれています。state キーは、ポリシーが適用される頻度を制御します。常にポリシーをアクティブにしておくには、always に設定します。
-
dscl を使用して設定をインポートします。
$ dscl -u admin_username /Local/Default -mcximport /Computers/local_computer configuration.plist
-
admin_username を有効な管理者ユーザー名に置き換え、作成した .plist 設定ファイルへのパスに configuration.plist を置き換えます。 configuration.plist ファイルをデスクトップに置き、「ターミナル」の desktop フォルダーからコマンドを実行すると、この手順が簡単になります。
-
dscl でパスが無効というメッセージが表示された場合、次のコマンドを使用して、ローカルコンピュータ用のノードを作成します。
$ GUID=uuidgen
$ ETHER=$(ifconfig en0 | awk '/ether/ {print $2}')
$ dscl -u admin_username /Local/Default -create /Computers/local_computer
$ dscl -u admin_username /Local/Default -create /Computers/local_computer RealName "ローカルコンピュータ"
$ dscl -u admin_username /Local/Default -create /Computers/local_computer GeneratedUID $GUID
$ dscl -u admin_username /Local/Default -create /Computers/local_computer ENetAddress $ETHER必要に応じてポリシーを更新します。
-
これらのコマンドを実行した後、再び設定を読み込みます。
$ dscl -u admin_username /Local/Default -mcximport /Computers/local_computer configuration.plist
-
変更を即座に適用するには、以下を実行します。
$ sudo mcxrefresh -n username
username を対象ユーザーのアカウント名に置き換えてください。
管理対象ブックマーク拡張機能を使用して Chrome が実行されている場合、ポリシーは 10 秒以内に読み込まれます。ポリシーをすぐに読み込むには、chrome://policy/ で「ポリシーを再読み込み」を選択します。
管理者は『Chromium ドキュメント』で拡張機能ポリシーの設定に関する詳細な手順を確認できます。
