新機能の概要 | Acrobat DC の 2019 年 5 月のリリース

Acrobat DC with Adobe Document Cloud サービスは、重要な文書をどこでも扱えるようにする高機能の PDF ソリューションです。最新のリリースでは、Acrobat DC を刷新し、デスクトップ、Web、モバイルを含むタッチ操作可能なデバイスにわたってシンプルで一貫したユーザーエクスペリエンスを提供します。

新しいアプリ内オンボードエクスペリエンス

Acrobat には、次のような新しいマルチステートホーム画面が表示されるようになりました。この画面では次のことができます。

  • PDF の所有権を請求し、関連するモバイルアプリをダウンロードすることによって、正しくセットアップできます。
  • PDF の編集、PDF の整理、PDF の結合、レビュー用に送信などの、最上位の Acrobat ツールを検索できます。
  • ツール内で、直観的なアプリ内での初めての体験を提供します。
アプリ内オンボードエクスペリエンス

詳しくは、ワークスペースの基本を参照してください。

表示、レビューおよび署名のための共有エクスペリエンスの簡素化

新しい共有エクスペリエンスでは、表示、レビューまたは署名のために PDF を共有する方法が簡素化されています。右側のパネルの共有インターフェイスが新しいモーダルダイアログボックスへと変わりました。このダイアログボックスでは以下の 4 つの主要なタスクを選択できます。

  • リンクを取得:表示またはレビュー用に、PDF ファイルへのリンクを共有します。次に、「レビューのコメントを許可」を選択して、簡単で素早いフィードバックを得られるようにします。
  • ユーザーを招待:PDF ファイルを表示またはレビューするよう電子メールでユーザーを招待するには、このオプションを選択します。次に、「レビューのコメントを許可」を選択して、簡単で素早いフィードバックを得られるようにします。
  • 電子メールに添付:PDF ファイルを電子メールの添付ファイルとして送信するには、このオプションを選択します.
  • 署名を依頼:Adobe Sign を使用した署名を依頼するために文書を送信します
共有ウィンドウ

注意:

アドビは現在、Acrobat DC でこの新しい PDF 共有エクスペリエンスをテスト中です。これにより、一部の Acrobat DC ユーザーが新しいエクスペリエンスを使用できない場合があります。

詳しくは、オンラインでの PDF の共有およびトラック(新しいエクスペリエンス | 以前のエクスペリエンス)を参照してください。

署名者と送信者の両方が使用できる統合された署名ツール

入力と署名」と「Adobe Sign(旧称「署名用に送信」)」が 1 つの署名ツールに統合されました。このツールでは、文書に入力して署名することも、署名者から署名済みの文書を受け取ることもできます。この簡素化されたインターフェイスでは、まず、最初に入力して署名する必要のある対象者が誰か(自分または他者)を指定します。すると、このタスクを完了する手順が案内されます。フォームへの入力と署名に必要なすべての処理を 1 ヶ所でおこなうことができます。

1. 右ペインまたはツールセンターから「入力と署名」を選択します。入力と署名インターフェイスが表示されます。

「入力と署名」のホーム

2. 文書またはフォームに最初に入力して署名する必要のある対象者に基づいて、以下のいずれかのオプションを選択します。

a. 自分が文書またはフォームに入力して署名する場合は、「自分」を選択します。「入力と署名」オプションが表示されます。

b. 他者に署名を依頼するために文書を送信する場合は、「その他」を選択します。「Adobe Sign を使用して署名用に文書を送信」のオプションが表示されます。

新しい共有オプションが追加されたガイド付きの「入力と署名」

Acrobat は、開いて表示するとすぐに、入力するフォームの存在をスマートに認識するようになりました。その後、そのままフォームに入力できるようにガイドします。「入力と署名」インターフェイスに移動して「自分」をクリックすると、ツールバーに「入力と署名」のオプションが自動的に表示されます。フォームに入力して「次へ」をクリックすると、以下のオプションがある新しい共有ダイアログボックスが表示されます。

  • リンクを取得:文書の読み取り専用コピーを共有する場合は、このオプションを選択します。
  • 署名を依頼:他者に署名を依頼するために文書を送信する場合は、このオプションを選択します。
入力済みのフォームの共有オプション

詳しくは、署名用に文書を送信を参照してください。

最後の Acrobat または Reader セッションから PDF を再び開く

Acrobat で開いている PDF の以前のセッションを復元できるようになりました。Acrobat が予期せず終了してしまった場合は、「閉じた PDF を再び開く」コンテキストヒントが表示されます。「復元」をクリックします。

閉じた PDF を再び開く

または、ファイル 最後の セッションの PDF を再び開くをクリックして、直前のセッションを復元します。

最後のセッションから PDF を再び開く

最近閉じたタブを再び開く

最近閉じたタブを再び開くには、開いている PDF のタブを右クリックし、「閉じたタブを再び開く」を選択します。複数の閉じたタブを開くには、このオプションをもう一度選択します。または、キーボードショートカット Alt + Shift + T キーを使用します。ファイルが閉じた順序で再び開きます。

閉じたタブを再び開く

検索エクスペリエンスの強化

PDF で検索する単語の最初の数文字を入力すると同時に、一致する単語と、それが文書内で出現する件数が表示されます。単語を選択すると、Acrobat は PDF 内の一致するすべての結果をハイライトします。

入力時に検索
入力時に検索

ハイライト表示された一致結果間の移動
ハイライト表示された一致結果間の移動

詳しくは、PDF ファイルの検索を参照してください。

Acrobat ツールのコンテキスト検索

PDF で実行したアクションに基づいてコンテキストヒントが表示されるようになりました。これらのヒントは、直観的で、大幅な時間の節約になります。Acrobat のガイドにより、次のことができます。

  • PDF を変更した後に共有します。
PDF を共有するためのヒント

  • ファイルを結合するかまたはページサムネールを使用しようとした後は、「ページの編成」ツールを使用します。
  • スキャンしたドキュメントでハイライトツールを使用する場合は、コメントを追加し、「スキャンの強化」ツールを使用します。さらに、「スキャンの強化」ツールでは、スキャナーがリストされない場合、Adobe Scan モバイルアプリを使用するように手引きされます。
スキャナーが見つからない場合に Adobe Scan モバイルアプリを使用するためのコンテキストヒント

  • PDF にコメントを作成する場合、またはフィードバックを受け取った改訂版のドキュメントで作業する場合は、レビューサービスを使用します。
レビューのために共有するためのヒント

注釈エクスペリエンスの強化

PDF の表示中に、フローティングツールバーのクイックアクションを使用してコンテキストアクションを実行できるようになりました。これらのアクションにアクセスするために注釈ツールを開く必要はありません。

  • テキスト選択時のアクション:テキストをハイライト表示、テキストに取り消し線を引く、テキストに下線を引く、テキストと画像を編集、テキストをコピー。
テキスト選択時のアクション

  • 像選択時のアクション:ノート注釈を追加、テキストをハイライト表示、テキストと画像を編集、画像をコピー。
画像選択時のアクション

  • ハイライト選択時のアクション:ノートの追加または削除。
ハイライト選択時のアクション

文書のレビュー中のメンションの操作性が改善されました。

コメントを追加する際、簡単にアクセスしてレビューアを選択できるよう、「コメント」ボックスには常にメンションが表示されます。

Microsoft アプリケーションとの新しい統合と強化された統合

Mac 上の PowerPoint および Word ファイルから直接 PDF を作成および共有

Microsoft PowerPoint および Microsoft Word のホームメニューから直接「Adobe PDF の作成および共有」オプションを使用して、PDF を作成し、他のユーザーと共有して表示またはレビューできるようになりました。また、共有時には、コメント機能を使用すると簡単にすばやくフィードバックを得ることができます。

Mac での Word または PowerPoint からの PDF の作成と書き出し

PDF 作成サービスを使用した PowerPoint の Mac 用 PDFMaker

Acrobat の新しいリボンインターフェイスを使用して、Mac 上の Microsoft PowerPoint から、内容の充実した忠実度の高いアクセシブルな PDF を作成できます。この機能には Document Cloud の PDF 作成サービスが活用されています。

Microsoft Word および Microsoft PowerPoint 文書から署名のために共有

Microsoft Word または Microsoft PowerPoint 内から直接署名のために文書を送信できます。これをおこなうには、Microsoft Word または PowerPoint 文書を開き、「ホーム」タブから「署名を依頼」をクリックします。

署名を依頼

Microsoft Outlook から Acrobat で PDF 添付ファイルを開く

Outlook で PDF 添付ファイルを受信した場合に、そのファイルを Acrobat で開くかどうかを選択できるようになりました。Outlook の次のいずれかのオプションを使用します。

  • 添付行の右端に表示されている「Acrobat で PDF を開く」ストリップをクリックします。(ストリップは、お使いのコンピューターで Acrobat が既定の PDF ビューアに設定されていない場合に表示されます)。
Outlook から Acrobat で PDF を開く

  • PDF 添付ファイルドロップダウンリストから「Adobe Acrobat で開く」を選択します。
添付ファイルドロップダウンリストから Acrobat で開く

注意:

最新バージョンの Acrobat DC をインストールするかまたはそれにアップグレードしたら、Outlook を再起動して新オプションを表示します。

Google Chrome から Acrobat で PDF を開く

オンライン PDF ファイルを開くと、Google Chrome に新しいフローティング「Acrobat で開く」ボタンが表示されます。ボタンをクリックすると、PDF をダウンロードして Acrobat で開きます。

Chrome から Acrobat で開く

アクセシビリティの向上

読み上げ順序ツールを使用したタグの変更の取り消しまたはやり直し

アクセシビリティの読み上げ順序ツールに取り消し機能とやり直し機能が追加されました。読み上げ順序ツールを使用して、文書内のタグに関連する変更を 1 つずつ元に戻すことができます。読み上げ順序の変更を取り消すには、編集編集を元に戻すをクリックします。変更をやり直すには、編集編集をやり直すをクリックします。

タグの変更の取り消しとやり直し

詳しくは、PDF の読み上げ順序ツールを参照してください。

Mac での VoiceOver ナビゲーションの強化

Mac での VoiceOver ナビゲーション機能が強化されています。Acrobat DC および Acrobat Reader DC のホーム、ツールセンター、ドキュメントビューに、新しい VoiceOver コンテナが追加されました。

ホームビューの新しい VoiceOver コンテナ
ホームビューの新しい VoiceOver コンテナ:[1] 上部のバー [2] 右側のツールウィンドウ

ツールセンターの新しい VoiceOver コンテナ
ツールセンターの新しい VoiceOver コンテナ:[1] 上部のバー [2] 右側のツールウィンドウ [6] ツールセンター

ドキュメントビューの新しい VoiceOver コンテナ
ドキュメントビューの新しい VoiceOver コンテナ:[1] 上部のバー [2] 右側のツールウィンドウ [3] ナビゲーションウィンドウ [4] 左側のタスクウィンドウ [5] ドキュメントウィンドウ

最近使用したファイルのクリア

Acrobat DC で最近使用したファイルのリスト(共有、表示およびレビューファイルを含む)をクリアするオプションを使用できるようになりました。これをおこなうには、ホーム最近使用したファイルに移動し、「最近使用したファイルをクリア」をクリックします。

最近使用したファイルのクリア

MIP で保護されているファイルを Mac デスクトップの Acrobat Reader DC および Acrobat DC で表示する

Adobe Acrobat DC および Acrobat Reader DC Mac デスクトップアプリケーションを使用して、MIP(Microsoft Information Protection)ソリューションで保護されているファイルを開くことができるようになりました。これには、Azure Information Protection (AIP)および Office 365 を使用した Information Protection が含まれます。

Acrobat Reader DC および Acrobat DC は MIP で保護されたファイルを自動検出し、ヘルプページから対応するプラグインをダウンロードするように求めるメッセージを表示するようになりました。プラグインをダウンロードしてインストールしたら、保護されているファイルが、Acrobat または Reader の他の PDF と同様に開きます。

Mac OS X 10.11 のサポートの終了

Apple が 2018 年 8 月に Mac OS 10.11 のサポートの終了を発表したので、このバージョンは Acrobat でサポートされなくなりました。Mac OS を最新バージョンにアップデートし、最新バージョンの Acrobat をインストールし、Acrobat のアップデートを継続的に受け取ることを推奨します。

最新の必要システム構成については、Acrobat DC の必要システム構成を参照してください。

新しいプリフライトプロファイル

Acrobat のプリフライトツールに以下のプロファイルが追加されました。

  • パッケージ用 GWG 2015 仕様:オフセットパッケージ(GWG2015)設計、グラビアパッケージ(GWG2015)設計およびフレキソ印刷パッケージ(GWG2015)設計のパッケージおよびラベル作成に関連する特定の問題があるかどうかをチェックします。
  • 処理手順:PDF ファイルにメタデータが含まれている場合の処理手順に関する情報を提供し、空のレイヤーについてレポートします。
  • PDF 2.0 の機能を使用:PDF で PDF 2.0 の印刷関連の機能が使用されているかどうかを特定します。
  • 黒 100% のテキストを最前面へ:実行時に黒 100% のテキストを最前面に表示します。

セキュリティの強化

  • Acrobat DC および Acrobat Reader DC は、リーク防止、追加のワークフローのサンドボックス、およびコードの検疫によって、悪意のある攻撃に対するセキュリティがさらに強化されています。
    • Windows 上で、Acrobat および Reader バイナリが CFG(制御フローガード)対応になりました
    • イメージ変換のワークフローにサンドボックスが導入されました。
  • Acrobat Reader DC では既定で AppContainer が有効になりました。

パフォーマンスの改善

Acrobat DC は、動作速度が大幅に向上しました。次のような体験ができます。

  • MacOS 10.14 でのアプリケーションの起動速度が向上しました。
  • レビューの開始にかかる時間が 50% 削減されました。
  • さまざまな機能でパフォーマンスが向上しました。
  • 製品の安定性が向上しました。

その他の機能強化

Acrobat DC を既定の PDF アプリとして設定する OS トースト通知

Acrobat DC がコンピューター上の既定の PDF オーナーではない場合、Acrobat DC を既定の PDF アプリとして設定する OS トースト通知が表示されます。通知をクリックして、ガイド付きのワークフローに従い、Acrobat DC ですべての PDF を表示できるように設定します。

Acrobat を既定の PDF オーナーに設定するトースト通知

ホームビューの単一スクロールバー

ホームビューには、ウィンドウ全体を示す 1 つのスクロールバーが備えられ、推奨ツール、To Do カード、最近使用したファイルのセクションが含まれるようになりました。

Acrobat Reader DC からの Acrobat DC のダウンロードと起動

アクティブな Acrobat サブスクライバーであるものの Reader をまだ使用している場合は、Acrobat Reader DC により Acrobat DC をダウンロードすることを求めるメッセージが表示されます。

Acrobat Reader DC ユーザー向けの 2 つの無償 Adobe Sign トランザクション

Acrobat Reader DC ユーザーには、ログインすると毎月 2 件の無償 Adobe Sign トランザクションが与えられるので、Sign ワークフローを体験することができます。

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