目次

  1. キャラクターを準備して読み込む
  2. リグで関節などを設定する
  3. ボディトラッカーを設定する
  4. 動きを録画する
  5. After Effectsに読み込む

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作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。

 

以下のURLからAdobe Stock素材をダウンロードください

AdobeStock_236376597.ai

https://stock.adobe.com/jp/images/family-parents-and-kids-together/236376597

手順1/5 キャラクターを準備して読み込む

 

今回使用する練習用素材は、家族4人で1つの素材です。ダウンロードしたファイルをIllustrator(https://www.adobe.com/jp/products/illustrator.html)で開き、使用したいキャラクター(今回はピンクの服を来たお父さん)だけのファイルにします。

 

お父さんの画像を選択→「右クリック」→「グループ解除」を行います。4人のキャラクターのグループ設定が解除されて、個別に動かすことが可能になります。

 

使用しないキャラクターを消すか、使用するキャラクターを新しいドキュメントにコピー&ペーストして、単体のみのファイルにします。

 

体のパーツもグループ設定されているので、「右クリック」→「グループを解除」します。改めて必要なパーツのグループ化を行い、下記画像と同じようにレイヤー化、およびレイヤー名の変更を行います。

 

まずは顔と首の部分を選択し「右クリック」→「グループ」でグループ化して、レイヤー名を「Head」に変更します。

 

同様に、それぞれの体のパーツごとにグループ化しながら、左腕「left arm」右腕「right arm」 胴体「torso」脚「leg」に名称を変更します。

 

顔以外の体のパーツを全て選んでさらにグループ化し、その名前を「Body」に変更すると画像のような2段階の表示になります。もしBodyの中に入っていないパーツがある場合は、Bodyのレイヤーにドラッグ&ドロップすることでまとめられます。

 

その後、ファイル名を「bodytrack.ai」として保存します。

Character Animatorを立ち上げ、作成したキャラクターのファイルを読み込み、タイムラインパネルに配置します。

 

読み込み方法のの詳細な手順については「02:CA_02:オリジナルキャラクターを簡単に動かそう」の手順3/4 Character Animatorに読み込む (https://helpx.adobe.com/jp/character-animator/how-to/jp-1min-feature-oridinalcharactort.html
) も参考にしてください。

手順2/5 リグで関節などを設定

 

Character Animatorの画面左上にある「リグ」のタブをクリックし、リグ画面に切り替えます。

 

「Head」のレイヤーを選び、プロパティパネル内の「独立」にチェックを入れます。

 

頭部に表示される「頭」と表示されたハンドル(丸い印)をドラッグして、首付近に移動します。これで、頭の動きは首を軸にして動くように設定されます。

 

次に「Body」のレイヤーを選び、「Body」と表示されたハンドルをドラッグして体の中心付近に移動します。

 

「Left arm」のレイヤーを選び、「Origin」と表示されたハンドルを肩付近に移動した上で+をクリックします。もしOriginが表示されない場合は、レイヤーの王冠マークの列をクリックし、独立したレイヤーにします。

 

表示された体の図から、左肩の丸を選択します。これで、この部分が左肩の関節として設定されます。

 

画面下部のツール一覧からハンドルツールを選びます

 

左肘部分をクリックして新たなハンドルを作り、+をクリックして左肘の丸を選択します。

 

上記と同じ手順で、左手首の関節も作成します。これで、肩上分の関節が出来ました。

 

左手に施した工程と同じ手順で、右手「Right arm」の関節も作成します。

 

ツール一覧から「スティックツール」を選択します。

 

肩と肘のハンドルをつなぐような形でドラッグして、スティック(その部分が曲がらないようにする骨)を作成します。

 

肘と手首の間にもスティックを入れ、片腕の完成です。もう一方の腕も同様に設定します。

手順3/5 ボディトラッカーを設定

 

一番上の「bodytrack」(パペット名)をクリックして選択し、体全体の動きを認識するボディトラッカーの作業に入ります。

 

画面右のプロパティパネル内から「ビヘイビアー」→「顔」の左にある「>」をクリックし、「頭の位置の強度」に0と入力します。この作業によって、顔の動きで体全体がむやみに動くことを抑えることができます。

 

次に「ビヘイビアー」の「+」をクリックし「体」を追加します。

 

トラックするハンドルに表示される一覧から、「左手首」と「右手首」にチェックを入れて設定完了です。

 

Character Animatorの画面左上にあるで「録画」のタブをクリックし、動画画面に切り替えます。

 

カメラに全身が映るようにすると、頭の角度、及び左右の手首位置を基準にキャラクターが動くようになります。ボディトラッカーが出ない場合は、カメラ映像の下の人間型アイコンをクリックして青にすると表示がオンになります。

手順4/5 動きを録画

 

「録画」画面でプレビュー画面の下にある赤い丸をクリックすると、カウントの後に動きを録画することができます。

 

録画結果は、タイムラインパネル上にレイヤーとして表示されます。青いレイヤーの端をドラッグすると終了位置を移動することもできるので、途中からやり直すことも可能です。

 

気に入った動きを記録できたら、Character Animatorを終了します。

手順5/5 他のソフトに使える動画ファイルに書き出し

 

「ファイル>書き出し>アルファを含んだビデオをAdobe Media Encoder経由で...」を実行し、保存場所を指定して「保存」をクリックします。

 

自動的に起動したAdobe Media Encoderで「キューを開始」をクリックすると、動画ファイルの書き出しが始まります。

 

書き出された動画は、キャラクター以外の部分が透明になっており、Premiere Pro、After Effectsなどほかのソフトに読み込み、好きな背景と重ねることができます。

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