すべてのフォームは特定の目的のためにデザインされますが、ほとんどのフォームにはいくつかの共通するセグメントがあります。例えば、名前と住所、家族の詳細、収入の詳細などの個人の詳細を入力するためのものなどです。フォームのデザイナーは、新しいフォームを作成するたびにこれらの共通するセグメントを作成しなければなりません。

アダプティブフォームは、パネルや一群のフィールドなどのフォームセグメントを作成し、それを任意のアダプティブフォームで使用するための便利な機能です。これらの再利用可能なスタンドアロンのセグメントを、アダプティブフォームフラグメントと呼びます。

アダプティブフォームフラグメントの作成

  1. http://[ホスト名]:[ポート]/aem/forms.html で AEM forms 作成者インスタンスにログインします。

  2. 作成/アダプティブフォームフラグメントをクリックします。

  3. フラグメントのタイトル、名前、説明、タグを指定します。

  4. フォームモデルタブをクリックして開き、フォームの選択ドロップダウンメニューから、フラグメントのための次のいずれかのモデルを選択します。

    • なし: フォームモデルを使用しないで初めからフラグメントを作成するときに指定します。
    • フォームテンプレート: AEM forms にアップロードされた XDP テンプレートを使用してフラグメントを作成するときに指定します。フラグメントのフォームモデルとして適当な XDP テンプレートを選択してください。
    フォームテンプレートをモデルとして使用したアダプティブフォームの作成

    選択したフォームテンプレート内でフラグメントとしてマークされたサブフォームも表示されます。ドロップダウンリストから、アダプティブフォームフラグメントのサブフォームを選択できます。

    指定したフォームテンプレートからサブフォームを選択します。

    さらに、ドロップダウンボックスでサブフォームのための SOM 式を指定することで、フォームテンプレート内でフラグメントとしてマークされていないサブフォームを使用したアダプティブフォームフラグメントを作成することもできます。

    • XML スキーマ: AEM forms にアップロードされた XML スキーマを使用して、フラグメントを作成するときに指定します。アップロードするかまたはフラグメントのフォームモデルとして使用可能な XML スキーマから選択できます。
    モデルとして XML スキーマに基づいてアダプティブフォームフラグメントを作成

    ドロップダウンボックスから選択されたスキーマにある complexType を選択することで、アダプティブフォームフラグメントを作成することもできます。

    指定した XML スキーマモデルからコンプレックスタイプを選択
  5. 作成」をクリックし、次に「開く」をクリックして、編集モードでデフォルトテンプレートを使ってフラグメントを開きます。

編集モードでは、AEM sidekick から任意のアダプティブフォームコンポーネントをフラグメントにドラッグ&ドロップできます。アダプティブフォームコンポーネントの詳細については、アダプティブフォームの作成についてを参照してください。

さらに、フラグメントのフォームモデルとして、XML または XDP フォームテンプレートを選択していた場合は、フォームモデル階層を示す新しいタブがコンテンツファインダーに表示されます。フォームモデルエレメントをフラグメントにドラッグ&ドロップできます。追加されたフォームモデルエレメントはフォームコンポーネントに変換されますが、関連の XDP または XSD からの元のプロパティは保持されます。

アダプティブフォーム内でのアダプティブフォームフラグメントの使用

作成したアダプティブフォームフラグメントは、AEM コンテンツフォルダーのアダプティブフォームフラグメントタブに表示されます。アダプティブフォームフラグメントをアダプティブフォーム内に挿入するには、次の手順を実行します。

  1. クラシック作成モードで、アダプティブフォームフラグメントを使用するアダプティブフォームを開きます。

  2. AEM コンテンツファインダーでアダプティブフォームフラグメントタブをクリックします。使用可能なすべてのアダプティブフォームフラグメントがタブに表示されます。

    AEM コンテンツファインダー内のアダプティブフォームフラグメント

    すべてのアダプティブフォームフラグメントを表示することも、あるいはフォームモデル(フォームテンプレート、XML スキーマ、またはベーシック)に基づいてフィルタリングすることもできます。

    タイプに基づくアダプティブフォームフラグメントのフィルタリング
  3. アダプティブフォームフラグメントをアダプティブフォームにドラッグ&ドロップします。

    注意:

    アダプティブフォームフラグメントは、アダプティブフォーム内からのオーサリングに対しては有効にはなりません。

アダプティブフォームフラグメントは、アダプティブフォーム内の参照により挿入され、スタンドアロンのアダプティブフォームフラグメントと同期されます。このことは、アダプティブフォームフラグメントが更新されるとその変更がフラグメントが使用されているすべてのアダプティブフォーム内に反映されることを意味します。

注意:

次のサンプル画像に示されているように、追加されたフラグメントのパネルツールバー上にあるフラグメント: <fragmentName> の埋め込みボタンをクリックすることで、アダプティブフォームフラグメントをアダプティブフォームに埋め込むことができます。

フォームフラグメントのアダプティブフォーム内への埋め込み

ただし、埋め込まれたフラグメントはスタンドアロンのフラグメントとは同期されなくなります。アダプティブフォーム内からそれを編集することはできます。

フラグメント内でのフラグメントの使用

入れ子のアダプティブフォームフラグメントを作成できます。このことはフラグメント内に別のフラグメントをドラッグ&ドロップし、入れ子のフラグメント構造を構築できることを意味します。

アダプティブフォームフラグメントの変更

アダプティブフォームフラグメントパネルのコンポーネントの編集ダイアログ内でフラグメントアセットを選択プロパティを使用することで、アダプティブフォームフラグメントを別のフラグメントで置き換えたり変更したりできます。

データバインディングのためのアダプティブフォームフラグメントの自動マッピング

FXA フォームテンプレートまたは XSD コンプレックスタイプを使用してアダプティブフォームフラグメントを作成しフラグメントをアダプティブフォームにドラッグ&ドロップすると、XFA フラグメントまたは XSD コンプレックスタイプは、フラグメントモデルルートが XFA フラグメントまたは XSD コンプレックスタイプにマッピングされている対応アダプティブフォームフラグメントによって自動的に置換されます。

コンポーネントの編集ダイアログから、フラグメントアセットとそのバインディングを変更できます。

注意:

また、AEM コンテンツファインダーのアダプティブフォームフラグメントライブラリからバインドされたアダプティブフォームフラグメントをドラッグ&ドロップし、アダプティブフォームフラグメントパネルのコンポーネントの編集ダイアログから正しいバインド参照を与えることもできます。

アダプティブフォームフラグメントの管理

AEM forms UI を使用して、アダプティブフォームフラグメントに対して複数の操作を実行できます。

  1. http://[ホスト名]:[ポート]/aem/forms.html に移動します。

  2. AEM forms UI ツールバーで「選択」をクリックし、アダプティブフォームフラグメントを選択します。ツールバーには、選択されているアダプティブフォームフラグメントに対して実行できる次の操作が表示されます。

    操作

    説明

    開く

    選択されているアダプティブフォームフラグメントを編集モードで開きます。

    プロパティを表示

    プロパティパネルを開きます。プロパティパネルから、プロパティを表示し編集したり、プレビューを生成したり、選択したフラグメントのサムネイル画像をアップロードしたりできます。詳細については、メタデータの管理を参照してください。

    コピー

    選択されているフラグメントをコピーします。貼り付けボタンがツールバーに表示されます。

    ダウンロード

    選択されているフラグメントをダウンロードします。

    プレビュー

    フラグメントを HTML でプレビューするか、あるいは XML ファイルからのデータをフラグメントとマージしてカスタムプレビューを生成するかのオプションが与えられます。詳細については、フォームのプレビューを参照してください。

    レビューの開始 / レビューの管理

    選択されているフラグメントのレビューを開始したり管理したりできます。詳細については、レビューの作成と管理を参照してください。

    辞書の作成

    選択されているフラグメントをローカライズすための辞書を生成します。詳細については、アダプティブフォームのローカライズを参照してください。

    発行/非公開

    選択されているフラグメントを発行 / 非公開します。

    削除

    選択されているフラグメントを削除します。

アダプティブフォームフラグメントを含むアダプティブフォームのローカライズ

アダプティブフォームフラグメントを含むアダプティブフォームをローカライズするには、フラグメントとフォーム別々にローカライズする必要があります。考え方としては、フラグメントを一度ローカライズし、それを複数のアダプティブフォーム内で再利用するということです。

注意:

フラグメント内のローカリゼーションキーは、アダプティブフォームの XLIFF ファイル内には表示されません。

アダプティブフォームフラグメントで作業するときの考慮事項

  • アダプティブフォームフラグメントを作成すると、フラグメントノードが作成され、これは CRXDE Lite における、アダプティブフォームの guideContainer ノードに類似したものです。
  • アダプティブフォームフラグメントは、AEM コンテンツファインダー内のアダプティブフォームフラグメントタブを通して使用するようになっています。
  • スタンドアロンのアダプティブフォームフラグメント内の式、スクリプト、またはスタイルは、アダプティブフォームに参照によって挿入されたときまたは埋め込まれたときにも保持されます。
  • アダプティブフォームフラグメントを編集することはできません。これはアダプティブフォーム内から参照によって挿入されたものです。編集するには、スタンドアロンのアダプティブフォームフラグメントを編集するか、アダプティブフォームにフラグメントを埋め込みます。
  • アダプティブフォームを発行するときは、アダプティブフォームに参照によって挿入されたスタンドアロンのアダプティブフォームフラグメントを発行する必要があります。
  • 更新されたアダプティブフォームフラグメントを再発行すると、フラグメントが使用されているアダプティブの発行済みインスタンスに変更が反映されます。
  • (Mac のみ) フォームフラグメントの機能がすべてのシナリオで完全に動作することを保証するために、次のエントリを /private/etc/hosts ファイルに追加してください:
        127.0.0.1 <ホストマシン>
        ホストマシン
    : AEM forms がデプロイされている Apple Mac マシン。

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