Adobe Experience Manager 6.2 Forms には、フォーム、ドキュメント、通信の作成、公開、および処理をさらに効率化し向上させるいくつかの新機能および機能強化が含まれています。

詳細は以下をご確認ください。

 


簡略化されたフォームとドキュメントのオーサリング

このリリースでは、アダプティブフォームのオーサリングを簡略化し、市場投入に要する時間を短縮してビジネスユーザーがフォームとドキュメントを使用できるようにするために、いくつかの新機能と機能強化が追加されました。

タッチに最適化されたユーザーインターフェイス

シンプルかつ直感的なだけでなく、タッチに最適化された、レスポンシブな新しいユーザーインターフェイスを使用してアダプティブフォームを作成できるようになりました。 

アダプティブフォームのオーサリングの概要を参照してください。

テーマ

AEM Forms では、テーマを作成しフォームに適用できます。テーマにはコンポーネントやパネルのスタイル詳細が含まれ、さまざまフォームにテーマを再利用できます。コンポーネントに対してスタイルを指定したり、アプリケーション全体で使用されているさまざまなコンポーネントの CSS プロパティを変更したりできます。スタイルには、背景色、状態色、透明度、およびサイズなどのプロパティが含まれます。テーマをフォームに追加すると、指定されたスタイルがフォームの対応コンポーネントに反映されます。AEM Forms では自身のフォームですぐに使用できるテーマが提供されますが、自分のカスタムフォームを作成することもできます。さらに、さまざまなデバイスのフォーム要素に対してさまざまな外観を設定することができます。

AEM Forms のテーマを参照してください。

ルールエディターはもっと強力で、使い方も簡単です。

ルールエディターでは、複雑なルールや、複数の条件のドラッグドロップ、ルールのコピー&ペースト、フィールドに自動入力するための Web サービスなどのためのサポートが含まれています。

  • 複雑なルールを構築して、アダプティブコンポーネントやフォームのフィールドを動的にできます。ルールは、複数および入れ子の AND および OR 演算子をサポートします。
  • 「関数出力」の下にリストされている「合計」のような既存の関数に加え、頻繁に使用するカスタム関数を記述することもできるようになりました。
  • ルールエディターでは、開発者にとって使いやすいコードエディターだけでなく、ビジネスユーザーにとっても使いやすいビジュアルエディターも用意されています。ルールをビジュアルに編集したり、ルール内の複数の条件をドラッグ&ドロップしてそれらの位置を変更したりできます。フォームオブジェクト(ドロップダウン、ラジオボタン、あるいはチェックボックス)のためのルールを作成するときは、このようなフォームオブジェクトに対して使用できるオプションがビジュアルルールエディターに事前に入力されます。
  • ルールエディターでは、フィールド間でルールをコピー&ペーストすることができます。
  • アダプティブフォームの Web サービスを事前設定して、フォームのルール内の Web サービスの情報を引き出すことができます。事前設定された Web サービスは、ビジュアルエディターを使用している作成者がルールで使用できます。
  • ビジュアルルールエディターでは、左ペインにフォームオブジェクトの階層が表示されます。左ペインのフォームオブジェクトをクリックして既存のルールを表示し編集するか、フォームオブジェクトに対して新しいルールを作成することができます。
  • ルールは、has selected、is after、および is before などの演算子をサポートします。

アダプティブフォームルールエディターおよびルールエディターで Web サービスを事前設定してフォームオブジェクトを自動入力するを参照してください。

AEM Mobile アプリのアダプティブフォームとドキュメント

AEM Mobile を使用して作成するアプリケーションにアダプティブフォームやドキュメントを埋め込めるようになりました。AEM Mobile を使用すると、AEM で承認されている Web コンテンツをモバイルデバイスにポーティングできます。サイトのページ、アセット、およびテンプレートのポーティングは、iOS および Android で可能です。

AEM Mobile のアダプティブフォームとドキュメントを参照してください。

アダプティブフォームの新しいコンポーネント

アダプティブフォームでは、日付入力フィールド、数値ステッパー、画像選択、スイッチなど新たに追加されたいくつかのコンポーネントがコンポーネントブラウザーからすぐに使用できるようになっています。

アダプティブフォームのオーサリングの概要」を参照してください。

AEM サイトページ内のアダプティブフォームまたはドキュメント

AEM では、AEM サイトページにアダプティブフォームやアダプティブドキュメントをシームレスに埋め込むことができます。お客様は、サイトのページから移動することなくフォームを文脈内で対話操作、記入、および送信できます。フォーム送信を確認するためのメッセージや AEM ページを表示するように設定することもできます。アダプティブドキュメントはパーソナル化され、レスポンシブステートメントまたは通信はユーザーの対話操作やアナリティクスをサポートします。

AEM サイトページにアダプティブフォームまたはドキュメントを埋め込むを参照してください。

アダプティブフォームのセットを使用したアダプティブフォームの作成

アダプティブフォームを別のアダプティブフォームの中に埋め込み、既存のフォームのコンテンツを再利用して大きなフォームを構築できるようになりました。別のフォームにアダプティブフォームを追加すると、パネル(子フォーム)として追加されます。子フォームのセットを追加して親フォームを作成します。ユーザーの入力に基づいて、パネルを表示または非表示にすることができます。親フォームのボタン、例えば送信やリセットなどは、子フォームのボタンを上書きします。親フォームのアダプティブフォームを追加するには、アダプティブフォームをアセットブラウザからドラッグアンドドロップします

アダプティブフォームのセットを使用したアダプティブフォームの作成を参照してください。

アダプティブフォームをローカライズするための AEM 翻訳ワークフロー

ローカライズされたアダプティブフォームを使用することにより、多くの地域の利用者を対象とすることが可能となります。アダプティブフォームの翻訳プロセスを自動化できます。AEM Forms は人力および機械翻訳の両方のワークフローをサポートしています。

人力翻訳: 人力翻訳では、コンテンツは翻訳会社に送信され翻訳家により翻訳されます。翻訳会社を AEM に統合化して、AEM Forms と翻訳会社間でのやりとりを自動化できます。 

機械翻訳: 機械翻訳サービスはコンテンツをただちに翻訳します。AEM はいくつかの翻訳サービスのためのコネクターを提供します。独自のコネクターを開発することも可能です。

AEM 翻訳ワークフローを使用したアダプティブフォームのローカライズを参照してください。

テンプレートエディター

テンプレートを使用することで、組織における標準化およびベストプラクティスを実施しやすくなります。新しいテンプレートエディターを使用してアダプティブフォームのテンプレートを作成することができます。テンプレートの使用により、アダプティブフォームの構造および最初のコンテンツを簡略化できます。例えば、すべての作成者が、登録フォーム内でテキストボックスを少なくし、ナビゲーションボタンと送信ボタンを設置するようにできます。作成者が他の登録フォームと統一のとれたフォームを作成できるようにするためのテンプレートを作成できます。AEM テンプレートエディターでは次のことが行えます。

  • 構造レイヤーでフォームのヘッダーおよびフッターコンポーネントを追加できます。
  • フォームの初期コンテンツを提供できます。
  • テーマを指定できます。
  • 送信、リセット、移動などの操作を指定できます。 

テンプレートエディターを参照

 

モバイルデバイスにおけるフォームとドキュメントのエクスペリエンスの改善

モバイルデバイスの普及により、私たちがやりとりする方法やフォームやドキュメントに記入する方法が変化しました。AEM Forms を使用することで、自分の社員だけでなく顧客もモバイルデバイス上で複雑なデジタルトランザクションを遂行することができます。

AEM Mobile アプリのフォームとドキュメント

AEM Forms は、フォームとドキュメントをシームレスにモバイルアプリに埋め込むことのできる AEM Mobile と統合されました。これにより、顧客はいつでも、どこでもフォームやドキュメントに記入することができます。

AEM Mobile のアダプティブフォームとドキュメントを参照してください。

AEM Forms アプリの改善点

AEM Forms アプリ(旧 Mobile Workspace)を使用すると、現場で働く作業員がフォームやドキュメントをオフラインで使用することができます。これにより、作業員が現場からフォームやドキュメントに記入し、オンラインになったらサーバーと同期することができます。AEM Forms アプリには、現場の作業員の生産性と効率性を向上させるいくつかの機能が追加されました。 

スタンドアロンのフォームとドキュメントに対するサポート

このリリースから、フォームワークフローデプロイメントなしでスタンドアロンのフォームおよびドキュメントを AEM Forms アプリに取得できるようになりました。

自動保存

ユーザーが AEM Forms アプリケーションにデータを入力すると、自動保存機能が定期的にそれを保存します。AEM Forms アプリケーションの自動保存の機能は、意図せずにアプリケーションを終了した場合にデータの損失を防ぐことができます。

AEM Forms アプリケーションで自動保存を使用」を参照。

タスクまたはフォームをドラフトとして保存する

「ドラフトとして保存」オプションでは、関連フォームに記入済みのデータとともに、タスクまたはフォームのスナップショットが保存されます。ドラフトはモバイルデバイスに保存され、今後取得できるようにするために AEM Forms サーバーと同期されます。

タスクまたはフォームをドラフトとして保存するを参照してください。

フォームをテンプレートとして保存

フォームのすべてのインスタンスに対して、いくつかのフィールドが同じ値を取り得ることがあります。このようなインスタンスのばあ、すべてのインスタンスで同じ値を必要とするフィールドに記入し、このフォームをテンプレートとして保存できます。これにより、テンプレートを作成するたびに指定のフィールドには、テンプレートで指定してある値とデータがすでに入力されています。これは、フォームを記入する時間と手間を省くのに役立ちます。

フォームをテンプレートとして保存」を参照。

Marketing Cloud とのさらなる統合

AEM Forms は他のマーケティングクラウドソリューションと統合することで、パフォーマンスの配信、計測、分析を容易に行えるようになるだけでなく、顧客のデジタルエクスぺリンスの改善に貢献します。

AEM Mobile との統合

AEM Forms は、フォームとドキュメントをシームレスにモバイルアプリに埋め込むことのできる AEM Mobile と統合されました。これにより、顧客はいつでも、どこでもフォームやドキュメントに記入することができます。

AEM Mobile のアダプティブフォームとドキュメントを参照してください。

Analytics ダッシュボードの強化

Analytics ダッシュボードのインターフェイスが強化され、フォームユーザーのブラウザー、OS、言語ごとに、レンディション、訪問者、送信数を表示するフィルターが追加されています。

AEM フォームの分析レポートの確認方法と詳細を参照してください。

AEM 内でのオーディエンスの作成

AEM では、Adobe ターゲットアカウントのオーディエンスを作成および管理することができます。AEM で作成したオーディエンスは、AEM Forms で A/B テストを実行するのにも使用できます。

オーディエンスの管理」を参照してください。

Document Security の向上

AEM Document Security は、パーソナル化された PDF ドキュメントを作成して、Web ポータル経由でデスクトップまたはモバイルユーザーに配信する簡単かつセキュアな方法を提供します。このリリースには、Document Security に関するいくつかの改善点があります。

ドキュメントセキュリティで保護された PDF ドキュメントを AEM で検索可能にする
AEM のネイティブ検索は、プレーンテキストファイル、Microsoft Office ドキュメント、PDF ドキュメントなど、広く使用されているさまざまなドキュメント形式において、全文検索を実行することができます。ネイティブ検索を拡張して有効にし、DRM 保護された PDF ドキュメントで全テキストの検索を実行できるようにすることも可能です。

Document Security によって保護された PDF ドキュメントを AEM で検索可能にするを参照してください。

ポリシーで保護された PDF ドキュメントの Reader 用の拡張(PPLを使用)
ドキュメントセキュリティポリシーで保護されたドキュメントは暗号化されたドキュメントです。通常の Reader Extension API では、ポリシーで保護された PDF ドキュメントの使用権限を適用、削除、復元することはできません。Document Security のポリシーで保護された PDF ドキュメントの使用権限を適用、削除、復元できる API を提供しているのは、Portable Protection Library の Reader Extensions サービスのみです。

ポリシーで保護された PDF ドキュメントの Reader 用の拡張(PPLを使用)を参照してください。

ドキュメントセキュリティ SDK およびポータブル保護ライブラリの 64 ビット版

ドキュメントセキュリティ C++ SDK およびポータブル保護ライブラリ に 64 ビット版が追加されました。64 ビット版の SDK およびライブラリを使用することで、大容量メモリ空間に対応したり、より高速な処理体験が実現できます。

Java 保護ライブラリの Microsoft Office サポート

Java ポータブル保護ライブラリ(PLL)を使用して、Microsoft Office ファイルに対して保護/保護解除したり、サポートされている他の動作を実行したりできるようになりました。以前のリリースでは、Java PPL は PDF ドキュメントにのみ対応していました。 

Document Security サーバーのスケーラビリティの向上

クライアントに送信する情報を制限することで、Document Security サーバーのスケーラビリティを向上させることができます。スケーラビリティの向上により、クライアントに送信される情報量、応答時間が減少し、サーバーのパフォーマンスも向上します。

Document Security サーバーのスケーラビリティの向上
を参照してください。

Correspondence Management の向上

Correspondence Management には数多くの改善点が加えられました。これらの改善により、顧客対応をより効率的に作成および管理することができます。

すべてのアセットの書き出しと発行

AEM Forms では、すべての Correspondence Management アセット、関連する依存関係、およびメタデータプロパティを、AEM Forms インスタンスからパッケージとしてダウンロードすることができます。その後、このパッケージを別の AEM Forms サーバーに読み込むことができます。AEM Forms では、サーバー上のすべての Correspondence Management アセットを 1 度で発行することも可能になりました。発行済みのアセットには、すべての Correspondence Management アセットと関連する依存性が含まれます。 

すべての Correspondence Management を発行」および「すべての Correspondence Management アセットをパッケージとして書き出し」を参照してください。

データディクショナリ要素の参照

Correspondence Management には、選択したデータディクショナリ要素の各種参照が表示されます。どのテキスト、条件、レター、およびアダプティブドキュメントでデータディクショナリ要素が参照されているかを簡単に確認することができます。

条件やリストアセット中の改ページ

各種リストや条件にあるアセットの前後に改ページを挿入できるようになりました。これにより、多くのアセットを持つリストや条件がレターに含まれる際、レイアウトをうまく調整することができます。

アセットの削除と非公開

データディクショナリやテキストなどのアセットを削除したり非公開にできるようになりました。「削除」オプションを選択すると、アセットが削除され、パブリッシュインスタンスからこのアセットが削除されます。「非公開」オプションを選択すると、パブリッシュインスタンスからアセットが削除されます。 

アセットの削除およびアセットの非公開を参照してください。

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