このドキュメントでは、Adobe Experience Manager Document Security Extension 6.2 for Microsoft Office のインストールおよび設定手順を詳しく説明します。

このドキュメントには次のタスクに関する情報が含まれています。

  • Document Security Extension for Microsoft Office のインストール
  • LiveCycle Rights Management ES2 以降、および AEM forms 6.0 以降向け Document Security アドオンを参照するようにインストーラーを事前設定する
  • デフォルトポリシーの自動適用を設定する

インストールの準備

Document Security Extension for Microsoft Office をインストールする前に、以下の事柄を確認または実行してください。

  • 『リリースノート』を読んでいる
  • Microsoft Office のライセンス認証を完了しているライセンス認証画面は、Microsoft Office アプリケーションを開いても表示されません。
  • Microsoft Windows および Microsoft Office 用の最新のサービスパックがインストールされている
  • サポートされていない言語に対して Document Security for Microsoft Office をインストールする場合は、その前に Office アプリケーションを少なくとも 1 回は開いてください。

注意:

名前に全角文字を含むフォルダーには本ソフトウェアをインストールしないでください。このようなフォルダーにインストールすると、AEM Document Security のメニューが Microsoft Office に表示されません。

注意:

64 ビット版のオペレーティングシステムに 32 ビット版の Document Security 拡張機能をインストールすることはできますが、この逆はサポートされていません。つまり、64 ビット版の Document Security Extension for Microsoft Office を 32 ビット版のオペレーティングシステムにインストールすることはできません。

McAfee VirusScan を無効にする

Document Security Extension がインストールされ、McAfee VirusScan の On-Access Scan 機能が有効なコンピュータで Office アプリケーションをスムーズに起動するには、McAfee VirusScan Console の「Buffer Overflow Protection」オプションを無効にしてください。

サードパーティ製プラグインをアンインストールする

AEM Document Security Extension for Microsoft Office は Microsoft Office アプリケーション向けのサードパーティ製プラグインをサポートしていません。この拡張機能はサードパーティ製プラグンと競合するため、Document Security for Microsoft Office をインストールする前に、アドビ製以外の Microsoft Office 向けプラグインをすべてアンインストールする必要があります。サードパーティ製プラグインがインストールされている場合、アドビでは、Document Security for Microsoft Office アプリケーションのサポートを提供できません。

必要システム構成

Document Security Extension クライアント

Document Security Extension をインストールする対象が次の最小構成を満たしていることを確認してください :

  • 32 ビット版または 64 ビット版の Microsoft Windows 7 または Windows 10 英語版、フランス語版、ドイツ語版、日本語版、イタリア語版、スペイン語版、ポルトガル語(ブラジル)版、韓国語版、中国語(簡体字)版または中国語(繁体字)版。
    注:Document Security Extension for Microsoft Office は Microsoft Surface シリーズのデバイスでも動作すると想定されます。
  • 32 ビット版または 64 ビット版の Microsoft Office 2010、2013、2016 または Office 365 の一部としてインストールされたデスクトップ用アプリケーションの英語版、フランス語版、ドイツ語版、日本語版、イタリア語版、スペイン語版、ポルトガル語(ブラジル)版、韓国語版、中国語(簡体字)版または中国語(繁体字)版。

    AEM Document Security Extension for Microsoft Office は Microsoft Office アプリケーション向けのサードパーティ製プラグインをサポートしていません。この拡張機能はサードパーティプラグインと競合する場合があるため、Document Security Extension for Microsoft Office をインストールする前に、アドビ製以外の Microsoft Office アプリケーション用プラグインをアンインストールする必要があります。 サードパーティ製プラグインがインストールされている場合、アドビでは、Document Security Extensions for Microsoft Office アプリケーションのサポートを提供できません。

  • 1.3 GHz 以上のプロセッサー

  • 2 GB の RAM

  • 100 MB のハードディスク容量

Document Security  

Document Security Extension を使用するには、Adobe LiveCycle Rights Management ES2 以降または AEM 6.0 Forms 以降向けの Document Security アドオンに接続できる必要があります。

Document Security Extension for Microsoft Office のインストール

標準インストーラーは、アドビのダウンロード Web サイトからダウンロードできます。 この EXE を直接カスタマイズすることはできませんが、対話的にインストールしたり無人モードでインストールしたりすることはできます。ソフトウェアをインストールするには、管理者として Windows にログインします。

32 ビット版と 64 ビット版の Microsoft Office Excel には、それぞれ別のインストーラーが用意されています。32 ビット版 Microsoft Office Excel の場合は、DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.exe をダウンロードします。64 ビット版 Microsoft Office Excel の場合は、umentSecurityExtensionforMicrosoftOffice64.exe をダウンロードします。

注意:

このドキュメントでは、32 ビット版のインストーラファイル(DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.exe)を使用しながら、各種のコマンドやオプションについて説明します。64 ビット版の Microsoft Office を使用している場合、このドキュメントに記載されている操作を実行するには、64 ビット版のインストーラーファイル(DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice64.exe)を使用してください。   

無人モードでのインストール

インストーラー ファイルから DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.exe を抽出するには、WinZip などのファイル解凍ユーティリティを使用してください。コマンドプロンプトを開き、セットアップファイルが含まれているディレクトリに移動し、次のように入力します。

DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.exe -s -a -s -v" /qn" 

このインストーラーは MSI ファイルとしても入手できるので、カスタマイズが可能です。

無人モードでの MSI ファイルのインストール

  1. ZIP ファイルから DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi ファイルを抽出するには、WinZip などのファイル解凍ユーティリティを使用してください。

  2. コマンドプロンプトを開き、MSI ファイルが含まれているフォルダーに移動し、次のように入力します。

    msiexec /I DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi /qn

Document Security へ接続するためのインストーラーの事前設定

LiveCycle or AEM サーバーを指定するように Document Security Extension for Microsoft Office インストーラーを事前設定することができるので、Document Security Extension for Microsoft Office をインストールするユーザーは接続を設定することなく機能を使用できます。したがってユーザーは、設定を行う必要なしに保護されたドキュメントを開くことができます。ただし、特定のサーバーを使用するようにクライアントを設定するまでは、ユーザーは新しいドキュメントを保護できません。


MSI ファイルを作成し設定する方法を以下の手順で説明します。この MSI ファイルには、エンタープライズ内にインストールされている LiveCycle または AEM サーバーへ Document Security Extension for Microsoft Office インストーラーを事前設定するために必要なレジストリの値が含まれています。

インストーラーをカスタマイズするための前提条件

インストーラーをカスタマイズするには Orca データベースエディターを使用します。以下に、Orca データベースエディターを使用して MSI インストールファイルのコピーを変更することによってカスタム MSI ファイルを作成する手順を説明します。Orca は、Windows SDK for Windows Server 2008 および .NET Framework 3.5 に含まれています。Orca を使用して Microsoft Windows® Installer ファイルを編集する方法については、『Microsoft サポート』 を参照してください。

注意:

カスタム MSI ファイルを作成する前に、インストーラーファイルの完全バックアップを作成することをお勧めします。

Orca のインストール

  1. Windows SDK for Windows Server 2008 および .NET Framework 3.5 を『Microsoft Download Center』 からダウンロードします。

  2. \Microsoft SDK\bin フォルダーにある Orca.msi ファイルをダブルクリックします。

    インストーラーファイルの MSI 版も必要です。アドビサポートに連絡して、最新版の MSI インストーラーを入手してください。

    注意:

    インストーラーを実行する前に、必ず DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi ファイルを閉じてください。Orca が MSI ファイルを使用している場合は、インストーラを実行することはできません。

MSI ファイルの作成と設定

  1. スタート/プログラム/Orca をクリックします。

  2. ファイル/開くをクリックし、DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi ファイルを参照します。

  3. テーブルのリスト(左側)から「プロパティ」を選択します。

  4. 企業向けにインストールされた Rights Management または Document Security に合わせて、以下のキー名の値を編集します。

    キー名

    説明

    キー値のデフォルト

    APS_SERVER_NAME

    表示名。

    デフォルトサーバー

    APS_SERVER_URL

    ホストサーバー URL。

    https://default.corp.com:1234

  5. テーブルのリスト(左側)から「レジストリ」を選択します。

  6. 次のキー名の値を編集します。

    キー名 説明 キー値デフォルト
    IsDefault デフォルト APS サーバー。 デフォルトサーバー
  7. 変更したファイルを、元の MSI インストーラーが格納されているのと同じディレクトリに保存します。

    注意:

    一般的には、元の MSI ファイルと同じファイル名を使用します(例:DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi)。

デフォルトポリシーの自動適用を設定する

設定の一部として、デフォルトポリシーの自動適用を設定することで、Document Security Extension for Microsoft Office が保存する各ドキュメントを毎回保護するようにできます。

次のいずれかのオプションを指定できます。

  • デフォルトポリシーですべてのドキュメントを保護します。
  • ユーザーがサーバーに接続できないときに、ユーザーが任意にファイルを保護しない形式でファイルを保存できるようにします。この柔軟性により、ユーザーがネットワーク接続を持たないとき(たとえば飛行機の中にいるとき)にドキュメントを作成する場合に対処できます。

ポリシーの自動適用機能を有効にした後に、このドキュメントは次の場合にデフォルトポリシーで保護されます。

  • ユーザーが新しく作成したドキュメントを編集および保存したとき
  • ユーザーが保護されていないドキュメントを編集および保存したとき
  • ユーザーがアプリケーションを開いてデフォルトドキュメントを開き、それを編集し、保存したとき

MSI ファイルでの自動適用ポリシー機能の設定

操作を開始する前に、本記事で前述したように、LiveCycle サーバーまたは AEM Forms サーバーを参照するようにインストーラーを事前設定します。

  1. スタート/プログラム/Orca をクリックします。

  2. ファイル/開くをクリックし、DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi ファイルを参照します。

  3. テーブルのリスト(左側)から「プロパティ」を選択します。

  4. 企業向けにインストールされた Rights Management または Document Security に合わせて、以下のキー名の値を編集します。

    キー名

    説明

    キー値のデフォルト

    AUTO_APPLY_POLICY_IS_AUTO_ APPLY

    自動適用ポリシー機能を有効または無効にします。

    1: 有効

    0: 無効

    0

    AUTO_APPLY_POLICY_POLICY_I D

    新しいドキュメントの保存時に使用するポリシー GUID。自動適用ポリシー機能を適用します。

    RM サーバーで表示される 16 進ポリシー ID。

    AUTO_APPLY_POLICY_SERVER_U RL

    サーバー URL.

    default.corp.com

    AUTO_APPLY_POLICY_SERVER_P ORT_NO

    サーバーポート番号。

    1234

    AUTO_APPLY_POLICY_ALLOW_UN PROTECTED_SAVE

    クライアントがサーバーに接続できなくて最初の保存時にドキュメントを保護できない場合に、ドキュメントが Document Security 保護なしで作成できるかどうかを決定します。

    1: 保護なしの保存を許可します。

    0: ドキュメントを保存するためにクライアントがサーバーに接続できないときは、新しいドキュメントの作成を禁止します。

    0

    注意:

    AUTO_APPLY_POLICY_ALLOW_UN PROTECTED_SAVE オプションは、ユーザーがすべてのドキュメントを保護するように強制する代わりに、そうするように喚起する場合に便利です。また、このオプションは、ユーザーがネットワークから切断されているときにユーザーがドキュメントを作成したということを知ることができるので便利です。ユーザーがドキュメントを作成し保存することを禁止しません。

  5. 変更したファイルを、元の MSI ファイルが格納されているのと同じディレクトリに保存します。

    注意:

    一般的には、元の MSI ファイルと同じファイル名を使用します(例:DocumentSecurityExtensionforMicrosoftOffice.msi)。

新規ドキュメントの自動保護の有効化

管理者は、ユーザーが保存するすべてのドキュメントを自動的に保護することができます。管理者は、Document Security Extension for Microsoft Office のインストールプログラムで自動適用ポリシー機能を設定します。

自動適用ポリシーを有効にすると、ユーザーが保存するすべてのドキュメントが、デフォルトポリシーで保護されます。この操作は次のような状況で実行します。

  • ユーザーが新規ドキュメントを作成、編集および保存する場合。

  • ユーザーが保護されていないドキュメントを開き、編集および保存する場合。

自動適用ポリシーの設定については、『デフォルトポリシーの自動適用を設定する』を参照してください。

リボンを使用しないユーザーインターフェイスを有効にする

リボンを使用しないユーザーインターフェイスは、Windows レジストリの設定を変更することで有効/無効にすることができます。レジストリを更新し、リボンを使用しないユーザーインターフェイスを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Windows レジストリを変更する前に、バックアップを作成してください。詳しい手順については、『Windows レジストリを変更する方法』を参照してください。
  2. レジストリエディタで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0 or HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0 を開きます。
  3. 「HidePluginUI」という名前で、新しい Dword(32 ビット)値を作成します。
  4. リボンを使用しないユーザーインターフェイスを有効にするには、HidePluginUI のプロパティ値を 1 に設定します。
  5. レジストリエディターを終了します。

Microsoft Excel からの印刷時にウォーターマークを付ける

Windows のレジストリ設定を変更することで、既存のヘッダーとフッターに動的ウォーターマークを共存させることができます。レジストリ設定では、印刷中にのみウォーターマークが有効になります。レジストリを更新し、ウォーターマークも印刷するには、以下の手順を実行します。

  1. Windows レジストリを変更する前に、バックアップを作成してください。詳しい手順については、『Windows レジストリを変更する方法』を参照してください。
  2. レジストリエディタで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0 or HKEY_LOCAL_MACHINE\WOW6432NODE\Software\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0 を開きます。
  3. 新しいレジストリキー WatermarkModehors を作成します。
  4. WatermarkModeレジストリキーで、WatermarkMode の DWORD を作成し、WatermarkMode の DWORD 値を 1 に設定します。
  5. レジストリエディターを終了します。

注意:

Windows エクスプローラでは、「ファイル」メニューまたはコンテキストメニューから Microsoft Excel 文書を作成できます。静的メソッドで作成された文書の場合、印刷日を検索または変更することはできません。これは Microsoft Excel による制限です。AEM Document Security のウォーターマークは、文書の印刷日付に依存します。したがって、静的メソッドで作成された文書のウォーターマークは前の日付に戻ります。さらに、ヘッダーとフッターも保持されません。

ドキュメントにカスタム表紙を追加する

AEM Document Security for Microsoft Office プラグインがインストールされていない PC 上でも、保護されたドキュメントをユーザーが開こうとする可能性があります。このような PC では、文書を開くことができません。そのような PC では、AEM Document Security for Microsoft Office プラグインのダウンロード方法などの情報を含む表紙を表示させることができます。

表紙を構成する前に、以下の事柄を実行または確認します。

  • CommonResources.dll ファイルのバックアップを作成する。デフォルトのパス:
    • (32 ビット版の Office または 32 ビット版の PC の場合) C:\Program Files\Adobe\Adobe Experience Manager Forms\Document Security Extension
    • (32 ビット版の Office または 64 ビット版の PC の場合) C:\Program Files (x86)\Adobe\Adobe Experience Manager Forms\Document Security Extension
    • (64 ビット版の Office または 64 ビット版の PC の場合) C:\Program Files\Adobe\Adobe Experience Manager Forms\Document Security Extension
  • Microsoft Visual Studio 2008 以降がインストールされている。他のユーティリティを使用して DLL ファイルを編集することもできます。
  • templates.zip アーカイブを解凍します。アーカイブには、表紙の.xlsx、.docx、および .pptx テンプレートが含まれています。.xlsx、.docx、および .pptx のファイル形式には、指定されたテンプレートのみを使用してください。他のファイルタイプ用に独自のテンプレートを作成することもできます。テンプレートをカスタマイズすることで、独自のメッセージや指示を含めることができます。

CommonResources.dll ファイルの構成

CommonResources.dll ファイルには、リソーステンプレートに関する情報が含まれています。中には、TEMPLATE_FILE と RT_MANIFEST の 2 つの名前識別子が含まれています。カスタム表紙を使用可能にするには、TEMPLATE_FILE の名前識別子を変更します。TEMPLATE_FILE の名前識別子には 6 個のリソースがあります。

リソース

対応ファイル

101  

.xls

102

.doc

103  

.ppt

104  

.xlsx

105

.docx

106

.pptx

テンプレートをカバーページとして構成する

  1. Microsoft Visual Studio を開きます。CommonResources.dll ファイルを参照して開き、編集します。

    注意:

    ファイルが「Solution Explorer」ウィンドウに表示されない場合は、「ファイルを開く」のオプションからファイルを再度開きます。「リソース」エディタをエディタとして選択します。

  2. 「Solution Explorer」のウィンドウで TEMPLATE_FILE ディレクトリを展開し、リソース「101」を削除します。

  3. リソースを追加する:

    1. Solution Explorer でプロジェクトを選択し、「プロジェクト」メニューから「プロパティ」をクリックします。
    2. 「リソース」タブを選択します。
    3. 「リソースデザイナー」のツールバーで「リソースの追加」にマウスオーバーし、矢印をクリックします。リソースのタイプに「TEMPLATE_FILE」を選択し、「インポート」をクリックします。
    4. 「既存のファイルをリソースに追加」のダイアログボックスで「Resource.xlsx」ファイルを参照し、「開く」をクリックします。ファイルが「TEMPLATE_FILE」ディレクトリに追加されます。

    注意:

    言語設定が正しいことを確認してください。中立言語のリソースを削除します。

  4. すべてのリソースタイプに対して手順 2 と 3 を繰り返します。

    注意:

    リソースタイプを削除・追加する場合は、順番を維持してください。例えば、101 の後には 102 が来る必要があります。 

AEM Document Security extension for Microsoft Office のインストーラに、カスタムCommonResources.dll ファイルをパッケージ化する

CommonResources.dll ファイルをカスタマイズすることで、カスタムの表紙を追加することができます。ファイルをカスタマイズした後は、すべてのワークステーション上で元のファイルを手動でカスタムファイルに置き換えるか、あるいは自動化された方法でファイルを置き換えることができます。 

大規模な環境では、デフォルト CommonResources.dll file ファイルをカスタムのCommonResources.dll ファイルに手動で置き換えることは困難で大変な作業です。自己解凍パッケージツール(WinZip Self-Extractor など)を使用することで、カスタムの CommonResources.dll ファイルを AEM Document Security Extension for Microsoft Office インストーラにパッケージ化することができます。パッケージ化した後は、カスタムインストーラをすべてのワークステーションに配布することができます。この方法により、デフォルトの CommonResources.dll ファイルをカスタムファイルで置き換えるのに必要な時間を短縮できます。また、必要な CommonResources.dll ファイルをすべてのワークステーションに確実に提供する上でも役立ちます。自己解凍のパッケージングツールは、ファイルを自動的に置き換える様々な方法の1つにすぎません。お使いの環境に適した任意の方法を選択できます。

AEM Document Security extension for Microsoft Office のインストーラにカスタムの CommonResources.dll ファイルをパッケージ化するには、次の手順を実行します。

  1. 自己解凍型のパッケージツールをインストールします。例えば、WinZip Self-Extractor などを使用できます。

  2. 新しいフォルダーを作成します。例えば、「YOUR_FOLDER_NAME」の名前を付けます。

  3. 新しく作成されたフォルダに、AEM Document Security 拡張機能とカスタムCommonResources.dll ファイルの元のインストーラを配置します。

  4. フォルダ内にバッチファイルを作成します。例えば、「YOUR_FOLDER_NAME\Installer.bat」の名前を付けます。

  5. 編集用のバッチファイルを開き、次のコードをバッチファイルに追加します。

    @echo off
     
    setlocal EnableDelayedExpansion
     
    msiexec /i YOUR_FOLDER_NAME\MSI_NAME.exe
     
     
    FOR /F "tokens=2,*" %%A IN ('REG query "HKLM\HARDWARE\DESCRIPTION\System\CentralProcessor\0" /v "Identifier"') DO set "IDENTIFIER=%%B"
     
    set IDENTIFIER= %IDENTIFIER: =%
     
    if not %IDENTIFIER:x86=%==%IDENTIFIER% (
     
     REM Fetching install path for 32 bit machine.
     
       FOR /F "tokens=2,*" %%A IN ('REG query "HKLM\SOFTWARE\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0" /v "InstallPath"') DO set "INSTALLPATH=%%B"
     
    )else (
     
          REM Fetching install path for 64 bit machine.
     
               FOR /F "tokens=2,*" %%A IN ('REG query "HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0" /v "InstallPath"') DO set "INSTALLPATH=%%B"
     
        )
     
     COPY "YOUR_FOLDER_NAME\CommonResources.dll" "%INSTALLPATH%"
     
     
     
     endlocal
    

    JEE 上で LiveCycle Rights Management ES4 およびバージョン 11.0.0 以外の LiveCycle または AEM Forms を使用している場合は、レジストリキーのパスを次のように置き換えます。

    • (Livecycle Rights Management ES2 およびバージョン 9.0 の場合):HKLM\SOFTWARE\Adobe/LiveCycle Rights Management ES2\9.0 
    • (Livecycle Rights Management ES3 およびバージョン 10.0 の場合)
    • (Livecycle Rights Management ES4 およびバージョン 11.0 の場合) HKLM\SOFTWARE\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0
    • (AEM 6.0 Forms on JEE 以降の場合)HKLM\SOFTWARE\Adobe\LiveCycle Rights Management ES4\11.0.0
  6. 上記のコードでは、YOUR_FOLDER_NAME のインスタンスすべてを、手順 2 で作成したフォルダ名に置き換えます。

  7. (「.exe」の拡張子を持つ、AEM Document Security extension for Microsoft Office のインストーラーのみ) 次のコード行:

    msiexec /i YOUR_FOLDER_NAME\MSI_NAME.msi 

    START /w YOUR_FOLDER_NAME\APPLICATION_NAME.exe に置き換えます。

  8. バッチファイルを保存して閉じます。

  9. 自己解凍型のパッケージ作成ツールを使用して、カスタムの CommonResources.dll ファイル、AEM Document Security extension for Microsoft Office の元のインストーラ、およびバッチファイルをフォルダにまとめ、パッケージ化します。

    注意:

    自己解凍パッケージが管理者として実行され、抽出を完了すると自動的にバッチファイルが実行されるように設定します。

これで、カスタムの CommonResources.dll ファイルを含む AEM Document Security extension for Microsoft Office パッケージの自己解凍インストーラが完成し、配布準備が整いました。 

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