Adobe After Effectsで、カメラの基本的なリギングテクニックにより、1ノードまたは2ノードのカメラを3D空間でアニメーション化します。
camera-animation_1000x560

After Effectsで3Dカメラを扱うことは、映画撮影カメラマンのように考えることを意味します。シーンに特定の目標点(POI)がありますか?カメラがドリフトしますか?カメラがドラマティックに割り込んだり、横向きになったり、被写体の周りを回ったりしますか?その答えによって、使用するカメラの種類が決まります。

1ノードカメラは、撮影者が移動しても方向が変わりません。キャスターで移動できるが座面は回転しないオフィスの椅子にカメラを置いた場合を想像してください。椅子をどんなに移動しても、カメラは同じ方向を向いています。このカメラは、車の窓から風景を撮影したり、大きな3Dムービータイトルにズームインするときのように、横向きの「トラッキング」ショットを作成する際に便利です。

コンポジション内に前景、中間、背景の平面を持つシーンを作成します。アドビが提供している「Fantasy Land」という素材を利用できます。レイヤーを選択し、「レイヤー/3Dレイヤー」を選択して、それらのレイヤーを3Dに変換します。新しいカメラを作成し(レイヤー/新規/カメラ)、「種類」で「1ノードカメラ」を選択し、「被写界深度を使用」をオフのままにします。タイムラインパネルで一番上にレイヤーが作成されます。カメラの動作を確認するには、コンポジションウィンドウの下部で、「ビューのレイアウト」ポップアップメニューから「2画面」を選択します。パネルの一方を「トップビュー」に設定し、もう一方を「アクティブカメラ」に設定します。カメラレイヤーの「位置」パラメーターを表示します(Pキーを押す)。カメラの位置のパラメーターを変更しても、一貫して同じ方向を向いていることに気づくでしょう。位置のキーフレームを設定し、タイムラインで再生ヘッドを後ろに移動し、カメラのX位置を変更します。アニメーションをプレビューすると、カメラが横に移動することを確認できます。

camera-animation_step1

2ノードカメラは2番目のノードとして目標点を設定します。椅子をどの方向にも動かせますが、座面が回転するため、カメラは常に目標点に向くことができます。

1ノードカメラのコンポジションを複製し(編集/複製)、カメラレイヤーを選択し、「レイヤー/カメラ設定」を選択します。ダイアログボックスで2ノードカメラを指定します。タイムラインパネルでカメラのトランスフォームオプションを開き、目標点というパラメーターがあることを確認します。メインの被写体がカメラのビューの中央にくるように、目標点の設定を変更します。アニメーションをプレビューすると、先ほどと同じようにカメラが動いても、カメラが回転するため、被写体の方を向いたままになります。目標点にキーフレームを設定し、時間を進め、別の被写体を目標点とする別のキーフレームを設定します。プレビューすると、カメラの視線が1つのオブジェクトから別のオブジェクトに移動することを確認できます。

camera-animation_step2

どちらの種類のカメラでも、ヌルオブジェクトを使用して移動することができます。椅子の例えで言えば、回転する椅子の前に棒を付け、反対側(ヌルオブジェクト)でハンドルを握っている様子を想像してください。ハンドルを引いて椅子を自分に向けて(または押して自分から離すように)移動したり、その場で椅子を回転しても、カメラは常に自分の方を向いています。これは、目標点の周りを回るように撮影するときに便利です。

1ノードカメラのコンポジションを複製し、カメラキーフレームを削除します。カメラが、中心にある被写体の方を向くようにします。ヌルオブジェクトを作成し(レイヤー/新規/ヌルオブジェクト)、3Dレイヤーにします。カメラレイヤーの「親とリンク」ポップアップメニューをクリックし、ヌルオブジェクトを親として選択します。ヌルのトランスフォームプロパティを開き、Y回転キーフレームを設定します。時間を進め、別のY回転キーフレームを設定します。アニメーションをプレビューすると、カメラが被写体の周りを回ることを確認できます。すべてのレイヤーを選択し、コンポジションパネルでトップビューを確認します。全体のレイヤーの位置関係を確認しながら、ヌルによってカメラがどのような視点を構成するかを検討します。

camera-animation_step3

サンプルのシーン内で移動するようにカメラを設定する方法をご覧ください。

09/02/2020

Adobe Stock提供元:patrick

このページは役に立ちましたか。