Adobe After Effectsのパスアニメーションとそれに合わせてランドマークを表示させることで、Adobe Illustratorで作成したマップがユニークな動くマップに生まれ変わります。

ニューヨーク証券取引所周辺のマップが表示されたコンピューター画面にタッチする人

必要な情報

このサンプルファイルは、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材です。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stockのライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。

マップをアニメーションにすれば、A地点からB地点への移動方法がわかりやすく便利です。この練習ではIllustratorで作成したマップを使い、After Effectsでタクシーのルートをトレースしました。練習用のサンプルマップ(マンハッタン南端部)を使用するか、ご自身のデザインを用意してください。最良の結果を得るには、After Effectsコンポジションの2倍のサイズのIllustratorドキュメントを用意しましょう。 

パスをアニメーションにする

練習用のサンプルファイルでは、アニメーションにするルートの線がDotted Lineレイヤーに入っています。ルートが単色の線の場合は、下の手順をとばして次のセクションに進んでください。そうではなくパターンで作成された線(チェッカーボード柄)が作成されています。まずそのレイヤーをコピーしてマスクとして使用する必要があります。パターンの線レイヤー(Dotted Line)を選択して、レイヤーパネルメニューから「複製」を選択し、レイヤーパネルでコピーをダブルクリックして、名前を変更します。Shift + F6キーを押して、アピアランスパネルを開きます。アートワークで複製した線のパスを選択し、アピアランスパネルの底部にある「アピアランスを消去」をクリックして、パターンスタイルを削除します。作業用に線を(一時的に)目立つカラーに変え、大きいサイズ(5ポイント以上)を選択して見やすくします。ファイルを保存し(ただし、その後も開いたまま)、After Effectsに切り替えます。 

Adobe Illustratorでマップを開き、レイヤーパネルを開いて、マップのルートが専用のレイヤーに入っていることを確認

After Effectsで、ファイル/読み込み/ファイルを選択します。読み込みの種類は「コンポジション-レイヤーサイズを維持」を選択して、「読み込み」をクリックします。コンポジション設定を開いて15秒程度にコンポジションの長さを変更します。線のDotted Line MASKレイヤーを右クリックして、「作成/ベクトルレイヤーからシェイプを作成」を選択します。新しく追加したアウトラインレイヤーを展開します。「コンテンツ」の横にある「追加」をクリックして、メニューから「パスのトリミング」を選択します。再生ヘッドをコンポジションの最初に移動し、「パスのトリミング1」を展開して終了点にキーフレームを追加し、「0%」に設定します。再生ヘッドをコンポジションの最後に移動し、終了点のキーフレームを「100%」に設定します。元のDotted Line MASKレイヤーを削除します。Dotted Lineレイヤーで、トラックマットを「なし」からアウトラインレイヤーを参照する「アルファマット」に変更します(トラックマットのオプションが表示されていない場合は、「スイッチ/モード」ボタンをクリックして切り替えます)。作業用の単色カラーのラインに代わって、パターン柄の線が表示されます。 

マップのファイルをAfter Effectsに読み込み、「パスのトリミング」で終了キーフレームを追加

タクシーを走らせる

マップ上でどのオブジェクトをアニメーションにする場合でも(この練習では、タクシー)、そのオブジェクトが含まれるレイヤーを選択して、メインメニューから、レイヤー/トランスフォーム/自動方向を選択します。自動方向ダイアログボックスで「パスに沿って方向を設定」を選択し、「OK」をクリックします。Illustratorに切り替え、アートワークからパターンの線レイヤーを選択して「編集/コピー」を選択します。After Effectsに戻り、再生ヘッドをコンポジションの最初に移動します。Taxi Cabレイヤーを選択し、Pキーを押して「位置」を表示します。「位置」のパラメーターを選択して「編集/ペースト」を選択し、パスのポイントをキーフレームとしてペーストします。Option/Altキーを押しながらペーストした最後のキーフレームをドラッグしてコンポジションの端まで移動します。これにより、間隔を相対的に維持したまま、キーフレームの配置を引き延ばすことができます。なお、これまでのところタクシーは、地図上のルートと相対的に位置を保持しながらパスに沿って動くようになっています。タイムラインパネルでTaxi Cabレイヤーの位置プロパティをクリックで選択し、すべてのキーフレームを選択します。コンポジションパネルでパスのポイントをドラッグして、マップ上の正しい位置に配置します。正確に配置しにくいときは、ズームインしてください。コンポジションを再生し、パスに沿ってタクシーが動き、その軌跡に合わせてパターンの線が表示されるのを確認します。向きが異なる場合は、Taxi CabレイヤーでRキーを押し、タクシーが前向きになるように「回転」の値を変更します。 

アニメーションにするタクシーを選択し、レイヤー/トランスフォーム/自動方向/パスに沿って方向を設定を選択してから、Illustratorのパスをコピー&ペースト

ランドマークをハイライトする

タクシーが通過すると、市中のランドマークラベルがポップアップするように設定しましょう。各ラベルのレイヤーで、「トランスフォーム」を展開し、タクシーが通過するタイミングに合わせて「スケール」にいくつかのキーフレームを追加します。10数フレーム程度の間にスケールが変化するように設定します。さらにランドマークを回転させたい場合は、ラベルのシェイプから離れたところにアンカーポイントを設定してから回転のキーフレームを設定します。こうすることで、ただ回転するだけでなくスイングしながら表示されます。タイムラインパネルで、ラベルレイヤーの左端をトリミングし、車が近づくタイミングに合わせてランドマークのラベルが表示されるように、キーフレームを正確な位置に移動します。最後に、すべてのレイヤーを選択して、必要ならば「スイッチ/モード」ボタンを切り替え、タイムラインで「連続ラスタライズ」(シャイの隣り)列をクリックしてこのモードを有効にします。

10数フレームの間にスケールが変化するようキーフレームを追加し、アンカーポイントに回転のキーフレームを設定すると、タクシーが通過したときにラベルが回転してポップアップする

動きを追いかける

マップ上でズームインし、市中を走りまわるタクシー(または設定した任意のオブジェクト)を追いかけるムービーを作成します。マップコンポジションをプロジェクトパネルの「新規コンポジションを作成」ボタンにドラッグして、新しいコンポジションを作成します。「連続ラスタライズ」をクリックして、このモードに切り替えます。位置とスケールの値にキーフレームを設定して、アニメーションマップで、タクシーまたはマップのパスの動きを追いかけてカメラをズームインするような効果を表現します。キーフレームを選択して、F9キーを押し、「イージーイーズ」を適用してアニメーションがスムーズに動くようにします。 

位置とスケールの値にキーフレームを設定し、アニメーションマップでカメラをズームインしてタクシーの動きを追いかけるような効果を表現

様々なルートを通るタクシーを作成して、新しいランドマークを追加し、一目で見渡せるアニメーションマップを作成しましょう。 

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Артем Лантухов

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