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このプロジェクトは、Adobe IllustratorまたはPhotoshopで制作された、レイヤー化されたロゴから始めます。ロゴデザイン内の各文字やグラフィカル要素はそれぞれがレイヤー化されておりレイヤーは画面上でアニメーションで表示される順に上からスタックされています。
「標準」ワークスペースで、ロゴデザインを「コンポジション - レイヤーサイズを維持」で読み込みます。ペンツールの塗りと線のカラーを白(#FFFFFF)に設定し、「線幅」の値を大幅に増やすことで、ペンの線によってロゴ内の文字やシェイプが簡単に覆われるようにします。「塗り」ラベルをクリックし、塗りのオプションダイアログボックスで「不透明度」をゼロにします。

最初のレイヤーを選択し、レイヤー/新規/シェイプレイヤーを選択します。どの要素に該当するのかわかるように、新しいレイヤーの名前を変更します。シェイプレイヤーが選択された状態で、ペンツールをアクティブにしてコンポジションパネル内の文字やシェイプを横切るようにクリックし、その上にパスをトレースします。

そのパスをアニメーション化するには、タイムラインパネルでシェイプレイヤーを展開し、「コンテンツ」行を選択します。右の「追加」をクリックして、メニューから「パスのトリミング」を選択します。再生ヘッドがゼロの位置で、「パスのトリミング」行を展開し、「終了点」の横にあるストップウォッチをクリックすることでキーフレームを設定して、値をゼロにします。再生ヘッドを12フレーム(手描きのアニメーションを表示する速度に応じて変える)ほど前に進め、「終了点」のキーフレームを100%に設定します(再生ヘッドはフレーム単位で前に進めることを繰り返すため、CommandまたはCtrlキーを押しながらタイムコードをクリックして、時間の表示単位をフレーム単位に切り替えておくと便利です)。完了したら、そのシェイプレイヤーを折り畳みます。

文字の形状に沿ってアニメーションで表示させるには、そのレイヤーを選択して「トラックマット」列で「アルファマット」を選択し、その上にあるシェイプレイヤーをターゲットとします(「トラックマット」が表示されていない場合は、タイムラインパネルの下部にある「スイッチ/モード」ボタンで切り替えてください)。

ロゴ内の残りの各文字について前の手順を繰り返し、シェイプレイヤーの作成、パスのトレース、パスのアニメーション化をおこない、それをトラックマットに設定します。文字のトリムパスの最初のキーフレームを、前の文字のトリムパスの最後の値と同じフレームになるように設定します。こうすることで、前の文字が画面に完全に描かれるとすぐに、その文字のアニメーションの表示が始まります。すべて完了したら、タイムラインパネルの最上部に調整レイヤーを追加し、それに塗りエフェクトを適用します。エフェクトコントロールパネルで塗りのカラーを選択します。

最後に、背景素材を読み込みます。プロジェクトパネルでロゴのコンポジションと素材アイテムの両方を選択し、右クリックして、メニューで「複数アイテムから新規コンポジション」を選択します。複数アイテムから新規コンポジションダイアログボックスで、「OK」をクリックします。新しいコンポジションで、アニメーションをプレビューします。

よりクリエイティブな方法でロゴアニメーションに映像素材を組み込めるように、各種描画モードで実験してみてください。元のコンポジションの調整レイヤーで塗りのカラーに変更を加えると、それを含んだコンポジションのテキストカラーも自動的に更新されます。タイムライン内のロゴレイヤーを少し右にドラッグし、ビデオが始まるタイミングとアニメーションが表示されるタイミングをずらします。
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Adobe Stock提供元:John Neff、Africa Studio