オーディオエフェクトを使用すると、サウンドに広がりを加えたり、オーディオ特性を補正することができます。また、サウンドの雰囲気を大きく変化させることも可能です。
オーディオエフェクトは、「エフェクト&プリセット」パネルからフッテージにドラッグ&ドロップしたり、「エフェクト&プリセット」パネルの操作で簡単に適用することができます。また、トーンエフェクトと組み合わせることで、多彩なサウンドを生成することも可能です。
単純なオーディオトーンを合成して、潜水艦の低いごう音、背景で鳴る電話、サイレン、レーザーの炸裂音などの音を生成することができます。エフェクトごとに最大 5 つまでのトーンを追加して、コンポジションなどで和音を作成することができます。オーディオフッテージにこのエフェクトを適用すると、処理されていないオーディオが無視されてトーンのみ再生されます。
周波数を通す上限と下限を設定し、周波数から不要なサウンドを分離します。「ハイパス」 フィルタオプションでは、限界値より高い周波数を通し、低い周波数を遮断することができます。また、「ローパス」 フィルタオプションでは、限界値より低い周波数を通し、高い周波数を遮断することができます。
特定の周波数範囲を強調したり減らしたりすることで、オーディオトーンを細かく調整することができます。例えば、低周波数をブーストすれば、低音域を強調できます。このエフェクトを使用すると、オーディオフッテージの最大 3 つの異なる周波数域を調整させることができます。
フランジとコーラスの両方を調整することができます。フランジエフェクトでは、元の音声の周波数からやや外れて演奏されたサウンドのコピーや音程の外れたサウンドを合成し、独特の歪みを生み出します。コーラスエフェクトは、1 つの楽器音または音声があるオーディオフッテージに深みなどを加える場合に使用します。このエフェクトを使用することにより、1 つの音声が多くの音声のように聞こえます。
周波数と振幅を変調して、ビブラートとトレモロの両方をオーディオに追加することができます。モジュレータを使用して、列車がこちらに近づくにつれて警笛のピッチが高くなり、通り過ぎるにつれてピッチが落ちるようなドップラー効果を作成することができます。
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