レイヤーバウンディングボックスと選択インジケーターにより、フラットなレイヤーだけでなく、ベベルを適用したレイヤー、押し出しを適用したレイヤー、曲線レイヤーの 3D 範囲を表示することもできます。選択した 3D レイヤーのバウンディングボックスはスケールハンドルがある点線で明るい色のアウトラインとして表示されます。ただしコーナーの部分はやや太い実線となります。3D バウンディングボックスの背面は描画されません。
レイヤーの位置を識別し、クリックすれば選択できるようにするため、コーナー部分の線が未選択のレイヤーの上に表示されます。マウスポインターの位置でクリックすると、このレイヤーが選択されます。レイヤーをマーキー選択する場合も同様です。
文字単位の 3D テキストレイヤーの個々の文字や、コラップスされたプリコンポジションにあるネストされたレイヤーの周囲にバウンディングボックスを表示するには、「プレビュー」環境設定で「内部ワイヤーフレームを表示」オプションを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。
バウンディングボックスの方向の識別
ライブ更新モードがオフになっている状態(例えば、ライブ更新が有効な状態で Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押し続けている場合)でレイヤーをドラッグした場合、またはワイヤーフレームプレビューモード(高速プレビューメニュー)でコンポジションを表示している場合は、反転した「V」(従来の「X」にかわり)がバウンディングボックスの前面に表示されます。これは上方向またはレイヤーの上部を表します。また、バウンディングボックスの中心には「+」が表示され、前面の中心を表します。ワイヤーフレームプレビューモードの 3D レイヤーで「V」マークにより方向を表示させると、方向を識別しやすくなります。
レイヤーのバウンディングボックスの辺を基準にしたレイヤーの拡大・縮小または回転
3D バウンディングボックスの辺を選択し、選択した辺を基準にレイヤーを拡大・縮小または回転させることができます。拡大・縮小や回転はレイヤーのアンカーポイントを基準としています。また、アンカーポイントの位置を、バウンディングボックスの表示されている辺のエッジまたは中心に変更することができます。
レイヤーのバウンディングボックスの辺を基準にしたレイヤーの拡大・縮小
レイヤーをバウンディングボックスの辺から拡大・縮小させるには、選択ツールを使用して、辺を選択し、バウンディングボックスハンドルのいずれかをドラッグします。その辺が表す平面にそって拡大・縮小が実行されます。
レイヤーのバウンディングボックスの辺を基準にしたレイヤーの回転
回転ツールを使用して、辺を選択し、次のいずれかを実行します。センターハンドルをエッジに沿ってドラッグして、そのエッジの軸を中心として回転させます。X 軸または Y 軸と中心とした回転(センターハンドルをドラッグした場合)は、Z 軸を中心とした回転と同様に、辺と辺の間ではなくアンカーポイントを中心としてドラッグする必要があります。
コーナーハンドルをドラッグして、垂直軸を中心として回転させます。
バウンディングボックスの辺のさまざまな部分にアンカーポイントをスナップします。
アンカーポイントツールを使用して、アンカーポイントをドラッグし、エッジ、エッジの中心、表示されている辺の中心、または 3D バウンディングボックスの中心の近くで Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac)を押し続けます。アンカーポイントがエッジの上に来るとエッジがハイライト表示(太い線で表示)され、辺の中心にスナップするとその辺のエッジがハイライト表示され、3D バウンディングボックスの中心にスナップするとすべてのエッジがハイライト表示されます。これらの中心スナップ位置の上ではアンカーポイントの周囲に小さなボックスが 1 つ表示され、3D バウンディングボックスの中心の上では小さなボックスが 2 つ表示されます。