Adobe Experience Cloud の各種レポートで、「なし」、「未指定」、「その他」または「不明」と表示される場合があります。この分類は一般的に、変数が定義されていなかったか、使用できなかったことを意味します。次に、各レポートでこれらのいずれかの行項目が表示される理由についてまとめます。

レポートにおける「なし」

Adobe Experience Cloud で最もよく表示される分類の つです。これがレポートに表示される理由を次に説明します。

  • コンバージョン変数なしで発生するコンバージョンイベント:例えば、ユーザーがサイトを訪問し、eVar1 を発生させることなく購入したとします。eVar1 レポートで購入回数を表示した場合、この購入に関連付けられる値がありません。したがって、自動的に「なし」に分類されます。今後のレポートでこの問題を解決するには、必ずコンバージョンイベントの前にコンバージョン変数をセットしてください。
  • モバイルレポートにおけるモバイル以外のヒット:モバイルレポートでは、モバイル以外のヒットは「なし」と表示されます。
  • 技術レポートにおけるモバイルヒット:モバイルレポートでモバイル以外のヒットが「なし」と表示されるのと同様に、訪問者プロファイル技術レポートでモバイルヒットは「なし」と表示されます。モバイル技術レポートと訪問者プロファイル技術レポートは相互に排他的です。
  • コンバージョンイベント時またはコンバージョンイベント前に発生しないマーチャンダイジング eVar:eVar なしでイベントが発生する場合と同様、マーチャンダイジング eVar が成功イベント前に定義されていない場合も、このレポートで「なし」が表示されます。また、訪問者が一度に複数の製品を購入した場合、100 %を超えるコンバージョンイベントが「なし」に分類されることがあります。

レポートにおける「未指定」

「なし」の場合と同様に、この結果は分類が得られないか、使用できないときに表示されます。

  • 分類レポートにおける未分類データ:分類レポートにおいて、特定の分類に関連付けられるデータを持たない値は「未指定」と表示されます。この問題を解決するには、分類ファイルをエクスポートし、該当する列を分類します。
  • クロス集計レポートにおいて つの変数しかセットされなかったインスタンス:クロス集計レポートには、特定の変数値のインスタンスがすべて表示対象になります。例えば、prop1 を prop2 でクロス集計した場合に、 つの変数が同一のイメージリクエストで発生しなかったインスタンスは、「未指定」という項目としてカウントされます。クロス集計レポートから「未指定」という分類を削除するには、相関するすべてのトラフィック変数を、同一のイメージリクエスト中でセットする必要があります。多くの場合、これは現実的ではありません。したがって、1 番目の変数が 2 番目の変数なしでセットされると「不特定の」が表示されることを認識していれば、この行項目は無視できます。
  • 技術レポートにおけるブラウザー以外のヒット:Adobe Analytics は、訪問者プロファイルの情報を取得するのに JavaScript 関数に大きく依存しています。ブラウザーの種類が不明で JavaScript がインストールされていない場合は、この行項目に分類されます(実行可能プログラムやユーザーが自作したブラウザーなど)。これらの技術レポートでは、「指定なし」と表示することによって、ブラウザーの情報が収集できなかったことを示します。また、実装コードが Web ページの <head> タグに配置されている場合にも「指定なし」が表示されることがあります。<head> タグはレポートのあらゆる側面に影響するので、<head> 内に実装コードを配置しないことを強くお勧めします。実装コードを <body> タグ内に配置することによって、この問題が解決します。
  • レベル数の異なる階層レポート:クロス集計と同様に、階層レポートにおいても全インスタンスがカウントされます。例えば、2 レベルの階層構造になっているページと 3 レベルの階層構造になっているページがあるとします。Reports & Analytics で第 3 レベルの階層レポートを表示すると、2 つのレベルしかないページは「未指定」としてカウントされます。階層レポートから「不特定の」を削除することはお勧めしません。削除するためには、サイトのすべてのページを同じレベル数にする必要があります。この操作は階層を実装するという当初の目的を損なうので、階層レポートでは「不特定の」というアイテムを無視することをお勧めします。

レポートにおける「その他」

レポートではあまり一般的ではありませんが、次のような理由で「その他」が表示される場合があります。

  • 内部 URL フィルターの外部で発生したページ:ページレポートを表示したとき、イメージリクエスト URL がレポートスイートの内部 URL フィルターに一致しない場合にこの問題が発生します。別の第三者が HTML ソースをコピーしてページを無断複製するなどのデータ不正を防ぐために、この対策が講じられています。この問題を解決するには、コードを実装した URL すべてが Admin Console で設定される内部 URL フィルターに一致していることを確認します。
  • あまり使用されていないブラウザーを使用する訪問者:ブラウザータイプのレポートで、訪問者が使用しているブラウザーがよく使用されるブラウザータイプではない場合、「その他」の分類が表示されます。ブラウザーを開発している組織は数多くあります。したがって、情報が多すぎてレポートに混乱が生じないようにするため、メジャーではないブラウザーは自動的に「その他」に分類されます。

レポートにおける「不明」

  • 技術レポートにおける非ブラウザーからの訪問:「未指定」と同様に、JavaScript 関数を実行できなかった場合は、レポートに「不明」が表示されます。
  • ルール内の変数が無効になっているセグメントが使用されている:セグメント化を適切におこなうには、セグメントで指定されている変数を有効にする必要があります。変数が無効になっているセグメントは「不明」に分類されます。

レポート時の上記の値に対するフィルター

多くの場合、これらの行項目を無視しても問題はありません。ただし、これらを削除する場合は、フィルターで取り除くか、またはグラフから値を削除できます。

検索フィルターの作成

  1. 目的のレポートに移動し、データフィルターの隣にある「アドバンス」をクリックします。
  2. 「次を含まない」という論理を作成し、除外する値(「なし」、「未指定」、「その他」または「不明」)を指定します。
  3. 「検索」をクリックします。

注意:

一部のバックエンドデータ変数は、レポート時に「::unspecified::」という値を使用しますが、インターフェイスには表示されません。検索フィルターでデータを除外できない場合は、コロンを含めたこの値か、上記のいずれかの値(「なし」、「不明」など)を使用します。

レポートグラフから除外する

  1. お気に入り/レポート設定に移動し、レポート設定インターフェイスを開きます。
  2. レポートのグラフに「なし」、「未指定」および「手動入力/ブックマーク」データを表示する」の選択を解除します。
  3. 「保存」をクリックします。

上記のいずれの状況にも当てはまらない場合は、コミュニティでアドビのエキスパートにお尋ねください

その他のリソース

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