Adobe Audition には、ノイズを除去するためのノイズリダクションエフェクトが用途に応じて豊富に用意されています。オーディオの品質を低下させずに、不要なノイズを簡単に除去する方法を説明します。

A. ノイズの種類

波形エディターで、ビュー/スペクトルピッチを選択し、ノイズの種類を確認します。ノイズの種類によって、使用するノイズリダクションエフェクトが異なります。

B. ノイズリダクションエフェクトの種類

ノイズリダクションエフェクトは、除去するノイズの種類に合ったものを適用します。各エフェクトの効果は以下の通りです。

B-1. Noise Reduction エフェクト(波形エディターのみ)

Noise Reduction エフェクトを使用すると、信号の品質の低下を最小限に抑えて、バックグラウンドノイズや広い周波数域のノイズを飛躍的に低減できます。このエフェクトによって、テープのヒスノイズ、マイクのバックグラウンドノイズ、電源ハムノイズ、または波形全体に絶え間なく続くノイズなど、ノイズをまとめて除去できます。

B-2. Adaptive Noise Reduction エフェクト

Adaptive Noise Reduction エフェクトを使用すると、バックグラウンド音声、うなり音、風の音など、変化する広帯域ノイズをすばやく除去できます。このエフェクトはリアルタイムで動作するので、エフェクトラック内のその他のエフェクトと組み合わせてマルチトラックエディターに適用することができます。

B-3. Automatic Click Remover エフェクト

レコードのクラックルノイズや静電ノイズをすばやく除去するには、Automatic Click Remover エフェクトを使用します。広い範囲のオーディオを修正することも、単一のクリックノイズやポップノイズを修正することもできます。

B-4. Automatic Phase Correction エフェクト

Automatic Phase Correction エフェクトを使用すると、テープヘッドのずれによるアジマスエラー、マイク設置位置のミスによる不鮮明なステレオなど、フェーズに関連する様々な問題に対処できます。

B-5. DeHummer エフェクト

DeHummer エフェクトを使用すると、狭い周波数のバンドおよびその倍音が削除されます。最も一般的なアプリケーションでは、照明や電子機器からの電源ハムノイズが処理されますが、DeHummer では、ノッチフィルターを適用して、共鳴が過剰な周波数をソースオーディオから削除することもできます。

B-6. Hiss Reduction エフェクト(波形エディターのみ)

Hiss Reduction エフェクトを使用して、カセットテープ、レコード、マイクプリアンプなどのソースからヒスノイズを低減できます。このエフェクトは、特定の周波数範囲の振幅がノイズフロアを下回る場合に、その振幅を大幅に抑えます。周波数範囲でノイズフロアよりも大きいオーディオは処理されません。オーディオに一定レベルのバックグラウンドヒスノイズが含まれている場合、そのヒスノイズを完全に除去できます。

B-7. サウンド除去(Sound Remover)

サウンド除去エフェクトは Audition CC から追加された新しいエフェクトです。例えばインタビューの収録中に入ってしまった電話の音やサイレンの音などを消したい場合には、サウンド除去エフェクトが有効です。詳細については、以下の Adobe TV ビデオを参照してください。

Sound Remover エフェクト

C. ノイズリダクションエフェクトの適用方法

C-1. 基本的な Noice Reduction エフェクトの適用方法

  1. Audition を起動し、ファイル/開く から、オーディオファイルを読み込みます。

  2. 波形エディターで、0.5秒以上のノイズがある部分を長方形選択ツールを使い、範囲選択します。

  3. エフェクト/ノイズリダクション / リストア/ノイズプリントをキャプチャを選択します。

  4. 編集したいノイズ部分を同じく範囲選択します。

  5. エフェクト/ノイズリダクション / リストア/Noice Reduction を選択します。

  6. エフェクトウィンドウが表示されたら、必要に応じて設定を行います。

  7. 音を再生し、エフェクトのオン/オフを切り替えて適用前後の状態を確認できます。

  8. 調整が終了したら、「適用」ボタンをクリックします。

C-2. その他のノイズリダクションエフェクトの適用方法

  1. Audition を起動し、ファイル/開く から、オーディオファイルを読み込みます。

  2. エフェクト/ノイズリダクション / リストア/ノイズに合ったノイズリダクションエフェクトを選択します。

    ※ ノイズリダクションエフェクトについて詳しくは、上記の「B. ノイズリダクションエフェクトの種類」をご確認ください。

  3. エフェクトウインドウが表示されたら、各エフェクトに応じた設定を行います。

  4. 音を再生し、エフェクトのオン/オフを切り替えて適用前後の状態を確認できます。

  5. 調整が終了したら、「適用」ボタンをクリックします。

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