以下の節では、Campaign ビルドのアップグレードに関する一般的な問題を示します

Adobe Campaign Classic ビルドのアップグレード

Adobe Campaign は定期的に更新されています。公開されているリリースノートに記載されているように、アドビでは、新機能、機能強化、修正を含むマイナーバージョンを毎年平均 2 ~ 3 回リリースしています。さらに、アドビでは、累積的な修正のみを含むビルドを定期的にリリースしています。この定期的なアップデートには、最新かつ最高の製品をお客様に提供し、お客様の環境を完全に保護して、製品のエクスペリエンスを明確に向上させるという意図があります。

そのため、アドビではお客様が最新バージョンの Adobe Campaign を実行することは非常に重要であると考えています。また、問題に遭遇した際に、お客様がより効率的に対応できるようサポートします。一般に、古いビルドでの問題の特定、再現、修正にはより多くの時間がかかるうえ、遭遇する問題の一部は、最近のビルドで既に修正されている可能性もあります。

そのため、アドビではお客様と協力し、環境を積極的および定期的にアップグレードするプログラムを開始しました。今後数ヶ月や数年にわたってお客様とご一緒に活動できることを楽しみにしております。

用語集

  • ビルドのアップグレード:Adobe Campaign Classic ソフトウェアが最新の安全なビルド番号に更新された場合でも、メジャー/マイナーのビルドレベルは変わりません。例:Campaign Classic v7 ビルド 9026 から Campaign v7 ビルド 9032。
  • MTA(メール転送エージェント):Adobe Campaign のアプリケーションレイヤーは、電子メールのコンパイルや送信をおこないます。

よくある質問

新機能やドキュメントを含む最新の Campaign Classic バージョンは、オンラインで入手できます。

Adobe Campaign クライアントコンソールでヘルプ/バージョン情報...メニューを選択します。バージョン情報ボックスには、コンソールとサーバーの両方で実行されているバージョンとビルドに関する詳細な情報が含まれています。

ACC バージョン情報

上述の例では、コンソールのバージョンとサーバーのバージョンは両方とも 7.0 で、ビルドは 8981 です。

Campaign Classic 19.2 以降では、ステータスが各ビルドに関連付けられます。ステータスのリストと、その解釈について以下に示します。

  • General Availability(一般的な可用性):最新の安定したビルドが利用可能です。
  • Release Candidate(リリース候補):このビルドはアドビによって検証されています。  プロダクションプルーフィングの待機中です。
  • No longer available(現在利用不可):このビルドには主要な問題はありませんが、より新しいビルドが追加のバグ修正によって利用可能です。更新が必要です。
  • Deprecated(廃止):このビルドには既知の回帰性が含まれています。更新は必須です。

いいえ。ビルドのアップグレードは、特定のメジャーバージョン内の増分アップデートです。一方、バージョンのアップグレードは別のメジャーバージョンへの変更です。一般的に、ビルドのアップグレードはシンプルです。アーキテクチャや技術、データモデルの大きな変更は含まれていません。

一方、バージョンのアップグレードには通常、大幅な技術的変更が伴い、お客様の設定レベルに応じて、大幅な設定の変更や部分的な再実装が必要となる場合もあります。

例えば、前の節のスクリーンショットに記載されているサーバー情報を使用して説明すると、以下のようになります。

  • ビルドのアップグレードでは、ビルド 6880 から 6880 より大きいビルドに移行します。
    例:v6.1.1 ビルド 8222 → v6.1.1 ビルド 8666
  • バージョンのアップグレードでは、バージョン 6.0.2 から 6.0.2 より後のバージョンに以降します。 
    例:v6.0.1 ビルド 2222 → v6.1.1 ビルド 8666

アドビでは、変更前にお客様のシステムのバックアップを作成します。ただし、本番用システム以外(開発サーバーやステージングサーバー)で重要なカスタマイズ作業がおこなわれている場合は、アップグレード前にパッケージとしてその作業を書き出しておくことを強くお勧めします。

詳しくは、このビデオを視聴してください。

お客様は、一定の日付範囲の中から、アップグレードする日を選択できます。本番用システムの変更は、休日にはおこなわれません。

ビルドのアップグレードは月曜日から木曜日の間に実行できます。金曜日は本番以外のインスタンスのみが対象です。 

ビルドのアップグレードに必要な時間は、いくつかの要因に依存します。

  • バックアップまたは復元するデータベースのサイズ(データベースのサイズが大きいと、アップグレードにかかる時間も長くなります)
  • 環境のサイズ(多くのアドビユーザーはそれぞれが特定の機能を処理する複数のサーバーを保有しており、より大規模な環境ではアップグレードにかかる時間も長くなります)
  • システムの複雑性(一部のシステムでは、検証が必要な従属サービスや接続が多数存在しています。このため、これらのシステムの安定性やパフォーマンスの検証が必要となります)

アップグレードは 2 段階のプロセスでおこなわれます。

  1. アップグレードのためにシステムを準備する - お客様の環境の特異性を考慮し、このフェーズでは基本的に本番以外の環境で完全アップグレードをおこないます。技術的および機能的な観点から、アップグレード後の環境に青信号が出たら、第 2 フェーズを実行できます。第 1 フェーズには、上述の要因に応じて、数日間から数週間かかることがあります。
  2. アップグレードを実行する - 本番環境をアップグレードします。このフェーズの実行には通常、数時間かかります。非常に複雑な環境の場合、ダウンタイムはそれよりも長くなることが予想されます。何か問題が発生した場合には、ロールバック戦略を定義し、実行できます。

詳しくは、このドキュメントを参照してください。

ビルドのアップグレードをおこなうには、以下のリソースが必要です。

  • アドビアーキテクト:ホスト版またはクラウド版メッセージング/ハイブリッドアーキテクチャの場合、アーキテクトがカスタマーケアとの調整をおこなう必要があります。
  • プロジェクトマネージャー(ホスト版):ホスティングチームがカスタマーケアチームおよびお客様と連携し、すべてのインスタンスについてアップグレードのスケジュールを調整します。
  • Adobe Campaign 管理者(ホスト版):ホスティングチームがアップグレードをおこないます。
  • Adobe Campaign オペレーターとマーケティングユーザー:オペレーターが開発用、テスト用および本番用のインスタンスのテストをおこないます。    

開発システムおよびステージングシステムで、重要な作業を書き出し、保持する必要があります。詳しくは、このビデオをご覧ください。

実装の最後にチームに提供されるドキュメントを確認し、ランブックで(またはコンサルティングチームやパートナーによって)まとめられた、クリティカルパスワークフローや配信に関する新しい知識を吸収します。

ビジネスに与える影響を最小限に抑えるため、保守作業に最適な、データ量やトラフィックの少ない時間帯を特定します。

下記のビルドのアップグレードチェックリストとテストプランを見直し、これらのテストを実行できるリソースが、アップグレードの完了後 24~48 時間以内に対応可能であることを確認します。

ダウンロード

ビルドのアップグレードについて詳しくは、このドキュメントを参照してください。

アップグレードは営業時間外に実行できます。ビジネスユーザーがインスタンスに接続しない営業時間外に、環境をアップグレードすることをお勧めします。    

ホスト版のお客様の場合、ビルドのアップグレードにコストはかかりません。システムにカスタム開発が含まれている場合、お客様はアップグレード後にこれらのカスタム開発をテストするために必要なリソースを特定し、これらのカスタム開発で見つかった問題を修正する必要があります。    

いいえ。製品をアップグレードする間のデータの整合性を保つため、アップグレード中、サーバーはシャットダウンします。アップグレードが完了するとシステムが再起動し、すべてのサービスが再開します。    

アップグレードが Message Center(RT)でおこなわれる場合、このインスタンスからの電子メールは送信されません。Campaign システムがシャットダウンしている間に停止していたプロセスは、システムが起動すると自動的に再開します。これにはアクティブな配信やスケジュール配信、トラッキング、および以前に送信された配信の指標計算が含まれます。    

いいえ。ビルドのアップグレード中は、ワークフローとメールサービスの両方が停止します。つまり、ワークフローは実行されず、配信は送信されません。システムが再起動されると、これらは再開します。ただし、アドビでは、アップグレード後に、クリティカルパスのワークフローがすべて正常に実行しているか確認することをお勧めします。    

トラッキングリンクはアップグレードの間も機能します。アップグレード中に新しい電子メールを送信することはできませんが、既に送信された電子メールに含まれるリンクのトラッキングは機能します。  

はい。お客様は、本番用インスタンスのアップグレード中またはアップグレード後すぐに対応可能な連絡先を、アドビに提供する必要があります。 別途手配されている場合を除き、アドビはこの担当者に電子メールで連絡します。これにより、トランジションをスムーズにおこない、重要なタスクを即座に検証できるようにします。ビルドのアップグレードが完了したら、確認のためにアドビからお客様に連絡します。    

はい。クライアントコンソールは、サーバーインスタンスと同じビルドまたはサーバーインスタンスよりも新しいビルドにしておく必要があります。アップグレードが完了すると、クライアントコンソールにより、サーバーのビルドに合わせるため、最新のビルドにアップグレードするよう求められます。    

ロールバックプランは、利用可能な最新のバックアップを使用してシステムを復元します。バックアップは、データセンターのお客様の場合 7 日間、AWS のお客様の場合 14 日間保存されます。    

データベースのバックアップサイズによります。完了にかかる時間は平均 4 時間です。  

Cloud Messaging Server のアップグレード後のチェックリスト:

  1. テスト配信を送信します。
    1. 配信ログが正しく、関連ワークフローが配信成功を示していることを検証します。
    2. 配信が成功するとトラッキングログが更新されることを検証します。
    3. ミラーページとトラッキングリンクに開封数とクリック数が表示されていることを検証します。
  2. すべてのテクニカルワークフローが開始済み状態になっていることを確認します。
  3. すべてのプロセスがアクティブであることを検証します。

マーケティングサーバーのアップグレード後のチェックリスト:

  1. サーバーにログインできますか?クライアントコンソールが動作し、エラー/警告メッセージが表示されないことを確認します。
  2. アップグレード後のビルドバージョンと同じコンソールバージョンを使用します。
  3. Campaign Database にデータを挿入可能な Web アプリケーションはありますか?その場合は、それらの Web アプリケーションを実行し、API 経由で新しいレコードを挿入できることを確認します。
  4. テストメールは正常に送信できますか?既知のテンプレートを使用して新しい配信を作成し、それを 1 人のテスト受信者に送信して、パーソナライズ、サブスクリプション解除リンク、ミラーページのすべてが機能していることを確認します。
  5. 最近の配信はすべて配信レポートで正しく報告されていますか?配信レポートを開いて、既知の成功指標で最近の配信を選択し、それらが正しいことを確認します。
  6. すべてのクリティカルパスワークフローが機能していますか?ワークフローをチェックし、ワークフロージャーナルを開き、エラーがないことを確認します。
  7. すべてのフォルダーが存在し、表示やアクセスが可能ですか?別のフォルダーから参照し、すべてのコンテンツが表示され、存在していることを確認します。
  8. すべての配信が適切なタイムゾーンで送られていますか?
  9. タイムスタンプとタイムゾーンで作成日と変更日を確認します。
  10. スケジューラの実行が、指定した時間にワークフローで機能することを検証します。
  11. PAUSED および FAILED 状態のワークフローのリストを取得します。それらを開始および監視します。
  12. 1 つのシナリオで A/B テストを実行します。

開発環境およびステージ環境は、順番に、または同時にアップグレードできますが、本番インスタンスをアップグレードする前には承認が必要になります。これにより、お客様は、本番への変更を承認する前に、徹底的にテストを実行することができます。

アドビのアップグレード後のチェックリストについては、上述のリストを参照してください。お客様は、同様のテストや、環境で求められる他のテストを実行する必要があります。    

システムの最適なパフォーマンス、可用性、安全性を確保するために、アドビではお客様と連携し、少なくとも年 1 回システムのアップグレードをおこないます。    

はい。製品をアップグレードする間のデータの整合性を保つため、アップグレード中、サーバーはシャットダウンします。アップグレードが完了するとシステムが再起動し、すべてのサービスが再開します。    

クライアントケアチームにお問い合わせください。クライアントケアは、ビルドの日程のスケジュールを設定し、ビルドのアップグレードチケットを作成します。

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