Captivate での Adobe Connect の使用

インターネットでオンライン会議、プレゼンテーション、トレーニングなどを開催するには、Adobe® Connect™ を使用します。 Adobe Connect と Adobe Captivate を統合すると、Connect の会議にソフトウェアのインタラクティブなシミュレーションやデモンストレーションを含めることができます。

主な統合機能には、次の機能が含まれます。

Adobe® Connect™ トレーニング

Adobe Captivate のデモンストレーションおよびインタラクティブなシミュレーションを追加して、会議やトレーニングの効率を高めます。 プレゼンターは同期ボタンを使用して、参加者全員に操作が見えるようにします。 同期オプションをオフにすると、参加者が各自のコンピューターで Adobe Captivate のデモやシミュレーションを自由に操作できるようになります。

簡単な配信とパブリッシュ

Adobe Captivate のシミュレーションやデモンストレーションは、標準的な Web ブラウザーで提供できます。 Adobe Connect のユーザーは、Adobe Captivate プロジェクトを Adobe Connect に直接パブリッシュできるので、他のユーザーがプロジェクトにアクセスできます。

Adobe Captivate と Adobe Connect を統合するためのオプションの使用

Adobe Captivate では、Adobe Captivate と Adobe Connect の連携を円滑にするために 2 つのオプションを選択できます。 「Adobe Acrobat Connect メタデータを含める」オプションは、Connect の情報を Adobe Captivate のプロジェクトファイルに追加します。 このオプションを設定すると、ユーザーは Adobe Captivate のプロジェクトとその内容を Adobe Connect から検索できます。 また、Adobe Connect をクイズの報告出力オプションとして選択することもできます。 Adobe Connect でこのオプションを使用すると、Adobe Captivate のプロジェクトでユーザーがクイズやインタラクティブなオブジェクトを操作する様子を追跡できます。 アップロードしやすいように、プロジェクトを ZIP ファイルに圧縮することもできます。 Adobe Connect の統合によって、ビデオファイルも簡単に更新できるようになりました。

学習管理への Adobe Connect の使用

Adobe Connect を使用すると、ライブ仮想教室やセルフペースコースへの e ラーニング用のコンテンツの配信、参加者の管理、学習者の進行状況の追跡を簡単に行えるようになります。 Adobe Connect の学習管理システムによる統合ソリューションについて詳しくは、www.adobe.com/go/learn_adobeconnectlms_jp を参照してください。

Adobe Captivate プロジェクトに Adobe Connect の学習管理機能を活用できます。 次の操作を実行して、Adobe Captivate プロジェクトを Adobe Connect サーバーにアップロードします。

  • 環境設定ダイアログボックスで Adobe Connect を LMS として指定します。

  • プロジェクトを Adobe Connect サーバーにパブリッシュします。

LMS としての Adobe Connect の指定

  1. 編集/環境設定(Windows)または Adobe Captivate/環境設定(macOS)を選択します。

  2. 環境設定ダイアログボックスで、クイズメニューの「報告」を選択します。

  3. 「Adobe Connect」を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

プロジェクトを Adobe Connect にパブリッシュ

SWF ファイルとは別に、ソースファイルおよび任意の外部 FLV ファイルをサーバーにアップロードできます。また、プロジェクトを単一の zip ファイルとしてアップロードすることもできます。

  1. ツールバーで、パブリッシュ/Adobe Connect にパブリッシュをクリックします。

  2. Adobe Connect にパブリッシュダイアログボックスでフォルダーアイコンをクリックします。

    プロジェクトの Adobe Connect へのパブリッシュ
    プロジェクトの Adobe Connect へのパブリッシュ

  3. Adobe Connect Server ダイアログボックスで「追加」をクリックして、Adobe Connect Server の名前と URL を入力し「OK」をクリックします。 

  4. パブリッシュダイアログボックスで、必要に応じてオプションを選択します。

    プロジェクトファイルをパブリッシュ(*.cptx)

    ソースファイルがサーバーにアップロードされます。

    プロジェクトファイルを Zip 圧縮

    パブリッシュしたすべてのファイルが、単一の zip ファイルとしてサーバーにアップロードされます。

    ビデオファイル(*.flv)をパブリッシュする

    Adobe Captivate プロジェクトに読み込んだ任意のビデオファイルをパブリッシュします。

    SWF

    プロジェクトを SWF ファイルとしてパブリッシュします。

    HTML5(サブスクリプションおよびアドビソフトウェアアシュアランスのお客様向け)

    プロジェクトを HTML5 出力としてパブリッシュします。

    詳細

    「詳細」をクリックして設定を行います。 

  5. 「パブリッシュ」をクリックします。

  6. Adobe Connect ウィンドウで、ログイン資格情報を入力します。

  7. 「新規フォルダー」をクリックし、プロジェクトファイルのアップロード先となるフォルダーを作成します。代わりに、リストから任意の既存フォルダーを選択することもできます。

  8. 「このフォルダーにパブリッシュする」をクリックします。

  9. Adobe Connect Server ウィンドウで、次の操作を実行します。

    1. 「タイトル」フィールドにプロジェクトの名前を入力します。

    2. プロジェクトの URL をカスタマイズする場合は、「カスタム URL」フィールドに名前を入力します。URL プレフィックス http://<サーバー名>/ を追加します。

    3. プロジェクトの説明を入力します。

    4. 作成したプロジェクトの言語を選択します。

    5. 「完了」をクリックします。

Adobe Connect にコンテンツをアップロードした後、そのコンテンツを既存のコースの一部にするか、または新しいコースにすることができます。

Adobe Connect の会議への Adobe Captivate デモの追加

次の 2 通りの方法で Adobe Captivate のプロジェクトを Adobe Connect の会議で使用できます。

  • Adobe Captivate のプロジェクトを Adobe Connect に直接パブリッシュします。プロジェクトを Connect コンテンツライブラリから Adobe Connect の会議に追加します。 アドビ システムズ社ではこのオプションを推奨しています。 コンテンツライブラリから Adobe Captivate プロジェクトを追加すると、Adobe Captivate のすべての機能が Adobe 内で正しく使用できるようになります。)

  • Adobe Captivate プロジェクトをパブリッシュして、コンピューターに保存される .zip ファイルを作成し、その .zip ファイルを Adobe Connect の会議に追加します。

    プレゼンターは同期ボタンを使用して、参加者全員に操作が見えるようにできます。プレゼンターがマウスを動かしたり、デモを操作したりすると、会議の参加者全員のコンピューターにそのアクションが表示されます。 プレゼンターが同期オプションをオフにすると、参加者は各自のコンピューターで Adobe Captivate デモやシミュレーションを自由に操作できるようになります。 プレゼンターは、必要に応じて何度でも同期機能のオンとオフを切り替えることができます。

    注意:Adobe Captivate プロジェクトに _skin ファイルが含まれている場合は、Adobe Connect の「同期」ボタンが表示されません。

    Adobe Connect に複数のファイルを含める場合は、必ず次の操作を実行します。

    1. 編集/環境設定(Windows)または Adobe Captivate/環境設定(Mac OS)を選択します。

    2. カテゴリーパネルで「プロジェクト」を展開し、「パブリッシュ設定」を選択します。

    3. プロジェクトパネルで「Adobe Acrobat Connect メタデータのパブリッシュ」を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. ファイル/パブリッシュを選択します。

    6. 「Flash(SWF)」を選択します。

    7. 「出力」オプションで ZIP ファイルを選択します。

      ZIP ファイルを Adobe Connect の会議にアップロードします。

Connect コンテンツライブラリから会議への Adobe Captivate プロジェクトの追加

  1. Adobe Captivate で、プロジェクトを作成します。

  2. プロジェクトを Adobe Connect にパブリッシュします。

  3. 既存の会議を開くか、会議を作成します。

  4. 参加してもらいたい人に、会議の URL を送ります。

  5. 会議室に入ります。

  6. ポッド/共有/コンテンツライブラリから選択を選択します。

  7. Adobe Captivate プロジェクトを選択し、「開く」をクリックします。

  8. (オプション)必要に応じて「同期」ボタンをクリックし、プレゼンターが行ったアクションを参加者の画面に表示するか、各自がコンピューターを制御できるようにします。

  9. 「共有の停止」をクリックして Adobe Connect の会議室に戻ります。

デスクトップから会議への Adobe Captivate プロジェクトの追加

  1. Adobe Captivate で、プロジェクトを作成します。

  2. プロジェクトを Flash にパブリッシュして、SWF ファイルを作成します。

  3. SWF ファイルの場所を書き留めます。

  4. Adobe Connect にログインします。

  5. 既存の会議を開くか、会議を作成します。

  6. 参加してもらいたい人に、会議の URL を送ります。

  7. 会議室に入ります。

  8. ポッド/共有/マイコンピューターから選択を選択します。

  9. Adobe Captivate SWF ファイルのある場所まで移動し、ファイルを選択して「開く」をクリックします。

  10. アップロードメッセージが表示されます。SWF ファイルがアップロードされたら、Adobe Captivate 再生バーの「再生」ボタンをクリックしてプロジェクトを開始します。

  11. (オプション)必要に応じて「同期」ボタンをクリックし、プレゼンターが行ったアクションを参加者の画面に表示するか、各自がコンピューターを制御できるようにします。

  12. 「共有の停止」をクリックして Adobe Connect の会議室に戻ります。

Adobe Connect のトラッキングの追加

Adobe Connect の会議に追加した Adobe Captivate のシミュレーションをユーザーが操作する様子を追跡できます。追跡しやすくするには、プロジェクト出力オプションとして Adobe Connect を指定します。 このオプションには環境設定ダイアログボックスの「クイズ」設定からアクセスします。

  1. Adobe Captivate プロジェクトを開きます。

  2. クイズ/クイズ環境設定を選択します。

  3. クイズメニューから「報告」を選択します。

  4. 「このプロジェクトの報告を有効化」を選択します。

  5. 「Adobe Connect」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

Adobe Connect 検索機能の有効化

検索を有効にすると、Adobe Captivate のプロジェクトを Adobe Connect から検索できるようになります。

  1. Adobe Captivate プロジェクトを開きます。

  2. 編集/環境設定(Windows)または Adobe Captivate/環境設定(macOS)を選択します。

  3. カテゴリーパネルで「プロジェクト」を展開し、「パブリッシュ設定」を選択します。

  4. 「Adobe Connect メタデータのパブリッシュ」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    注意:

    「Adobe Connect メタデータを含める」オプションは、デフォルトではオンになっています。このオプションを選択すると、プロジェクトのサイズが大きくなります。 Adobe Connect でプロジェクトを使用しない場合は、このオプションを選択解除します。

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト