この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

 

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

 

内容 (What's Covered)

 

この文書では、Adobe InDesign、Adobe Illustrator、Adobe Photoshop 各アプリケーション間での画面表示および印刷において、一貫したカラーを再現するためのカラーマネジメントシステム(CMS)設定のワークフローについて説明します。CMS を正しく設定することによって、InDesign に配置した Illustrator、Photoshop の画像を表示された通りに印刷することができます。

 

正確な色を出力するには、作業を開始する前にモニタプロファイルを作成し、InDesign、Illustrator、Photoshop の各アプリケーションで同じカラー設定を使用する必要があります。Adobe Creative Suite 2.x を使用している場合には、Adobe Bridge で Creative Suite のカラー設定を行い CS2 アプリケーションすべてのカラー設定を同期することができます。また、以下の制限事項に注意してください。

- 印刷物の外観は、Adobe PostScript レベル 2 以降の CMYK 出力デバイスとのみ一致します。

- Illustrator は EPS ファイルに International Color Consortium (ICC) プロファイルを埋め込むことはできません。

 

  重要 : Adobe アプリケーションで CMS ワークフローを使用する場合、正確な出力を行うためにプリンタドライバのカラーマネジメントを無効にする必要があります。詳しい情報は、Creative Suite 2.x ヘルプ「印刷時におけるドキュメントのカラーマネジメント」を参照してください。InDesign、Illustrator、Photoshop におけるカラーマネジメントについて詳しくは、各アプリケーションのヘルプを参照してください。

 

A. モニタプロファイル(ICC プロファイル)の作成と読み込み

A-1. Adobe Gamma でモニタプロファイルを作成(Windows)

A-2. Apple ディスプレイキャリブレータでモニタプロファイルを作成(Mac OS X)

B. カラー設定の作成

C. Adobe Bridge でのカラー同期設定

D. プルーフ作成

D-1. 印刷してプルーフ作成する場合

D-2. PDF に書き出してプルーフ作成する場合

 

 A. モニタプロファイル(ICC プロファイル)の作成と読み込み

 

モニタに表示される色は、機種の違いや個体差などによって異なる場合があります。モニタによる色の差を補正するため、モニタプロファイルを作成して読み込む必要があります。また、複数のモニタで同じ作業を行う場合や別のモニタで確認する場合などにも、同じモニタプロファイルを読み込むことによって一貫した画面表示を維持することができます。

サードパーティ製のモニタプロファイル作成用ユーティリティ(例えば、E-Color Colorific、Apple ColorSync 2.5 以降など)をお持ちの場合は、ユーティリティを使用してモニタプロファイルを作成します。モニタプロファイル作成用ユーティリティをお持ちでない場合は、Adobe Gamma または Apple ディスプレイキャリブレータを使用してモニタプロファイルを作成してください。

 

 注意 : Adobe Gamma および Apple ディスプレイキャリブレータでは、信頼性の高いフラットモニタ用のプロファイルを作成することはできません。フラットモニタをお使いの場合は、サードパーティ製アプリケーションでモニタプロファイルを作成するか、モニタ同梱のモニタプロファイルを読み込んで使用してください。

 

 A-1. Adobe Gamma でモニタプロファイルを作成(Windows)

 

Windows で Adobe Gamma を使用してモニタプロファイルを作成するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [コントロールパネル](Windows XP)/[設定] - [コントロールパネル](Windows 2000)を選択します。
  2. [Adobe Gamma] をダブルクリックします。







     注意 : Windows XP でコントロールパネルに [Adobe Gamma] が表示されていない場合は、[クラシック表示に切り替える] をクリックします。
  3. [ステップごと(ウィザード)] を選択し、[次へ] をクリックします。



  4. 画面の指示に従って操作を進め、以下の画面が表示されたら [完了] をクリックします。



    ※ 「前」と「後」を選択して、設定前と設定後のモニタ表示を比較することができます。



  5. [名前を付けて保存] ダイアログボックスで、プロファイル名を入力し [保存] をクリックします。

    ※ 設定が完了すると、作成したプロファイルは自動的に適用されます。

    作成されたプロファイルは、以下の場所に保存されます。

    - Windows XP

    WINDOWS¥system32¥color

    - Windows 2000

    WINNT¥SYSTEM32¥SPOOL¥DRIVERS¥COLOR

 

 A-2. Apple ディスプレイキャリブレータでモニタプロファイルを作成(Mac OS X)

 

以下の操作を行います。

  1. [アップル] メニューから [システム環境設定] を選択し、[ディスプレイ] をクリックします。
  2. [カラー] タブを選択し、[補正] ボタンをクリックします。
  3. ディスプレイキャリブレータ・アシスタントが起動したら、画面の指示に従って操作を進めます。



  4. 以下の画面でプロファイルに名前を付けて [作成] または [続ける] ボタンをクリックし、設定を完了します。







    ※ 設定が完了すると、新しいプロファイルが作成され、[カラー] タブで選択された状態になります。

    作成されたプロファイルは、以下の場所に保存されます。

    - Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/ColorSync/Profiles

 

 B. カラー設定の作成

 

InDesign、Illustrator、Photoshop では、プリセットカラー設定のほか、あらかじめ設定して作成した作業用スペース、カラーマネジメントポリシーを含むカラー設定ファイル(*.csf)を共有することができます。カラー設定を共有するには、プリセットカラー設定のいずれかを使用するか、カスタマイズしたカラー設定を作成(*.csf ファイルとして保存)して使用します。InDesign、Illustrator、Photoshop で一貫したカラー設定を実現するには、各アプリケーションで共通のプリセットカラー設定、またはカスタマイズしたカラー設定を選択するか、Creative Suite 2.x の場合は Adobe Bridge でカラー設定を選択して同期させる必要があります。例えば、[プリプレス用 - 日本2] を選択すると、日本の商業印刷用に最適なファイルを作成することができます。

 

InDesign、Illustrator、Photoshop でカラー設定を選択するには、以下の操作を行います。

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    - InDesign

    [編集] メニューから [カラーマネジメント](InDesign CS)/[カラー設定](InDesign CS2)を選択し、(InDesign CS のみ)[カラーマネジメントを有効にする] にチェックを入れます。

    - Illustrator

    [編集] メニューから [カラー設定] を選択します。

    - Photoshop

    [編集] または [Photoshop](Macintosh 版 Photoshop CS のみ)メニューからカラー設定を選択します。
  2. [設定] ポップアップメニューから使用するカラー設定を選択します。



  3. [OK] をクリックします。

 

InDesign、Illustrator、Photoshop でのカラー設定ファイル作成について詳しくは、各アプリケーションのヘルプを参照してください。

 

 C. Adobe Bridge でのカラー同期設定

 

Creative Suite 2.x では、Adobe Bridge を使用して CS2 アプリケーションすべてのカラー設定を同期することができます。

 

 注意 : カラー設定の同期機能は、Creative Suite 2.x の機能です。個別にインストールした CS2 アプリケーションをご使用の場合は、B. カラー設定の作成を参照してください。

 

カラー設定を同期するには、以下の操作を行います。

  1. Adobe Bridge を起動します。
  2. [編集] メニューから [Creative Suite のカラー設定] を選択します。
  3. リストから作業内容に適したカラー設定を選択し、[適用] をクリックします。







    ※ リストには、Adobe のカラー設定と、独自に保存したカラー設定ファイルが表示されます。必要なカラー設定が表示されていない場合は、[カラー設定ファイルの展開したリストを表示] にチェックを入れます。

 

Adobe Bridge では、カスタマイズしたカラー設定を選択することも可能です。CS2 アプリケーションのうちいずれか 1 つを起動して、カラー設定をカスタマイズし、保存したカラー設定ファイル(*.csf)を適用します。カラー設定の作成と保存について詳しい情報は、各アプリケーションのヘルプを参照してください。

 

 D. プルーフ作成

 

印刷前の最終工程で仕上がりを確認するために、プリンタから印刷、または PDF に書き出してプルーフ(校正)作成を行います。カラーマネジメントされたワークフローで印刷を行う場合は、プリンタの CMS や画像調整機能が無効になっていることを確認します。プリンタの CMS と画像調整機能を無効にすることで、印刷を実行するアプリケーションからプリンタで色を再現するためのコントロールが可能になります。CMS とその他の画像調整機能を無効にする方法については、プリンタに付属のマニュアルを参照してください。

 

 D-1. 印刷してプルーフ作成する場合

 

InDesign から印刷してプルーフ作成を行うには、以下の操作を行います。

  1. InDesign でプルーフ作成を行う文書を開きます。
  2. [ファイル] メニューから [プリント] を選択します。
  3. [プリンタ] ボタンをクリックします。

    ※ 「必要なプリント設定が InDesign プリントダイアログボックスで設定可能な場合、プリントの競合を防ぐために InDesign で設定を行ってください。」という警告メッセージが表示された場合は [OK] をクリックします。
  4. 以下のいずれかの操作を行います。

    - Windows XP

    [印刷] ダイアログボックスで使用するプリンタを選択し、[詳細設定] をクリックします。

    - Windows 2000

    リストから印刷に使用するプリンタを選択して [レイアウト] タブをクリックして開き、[詳細設定] をクリックします。

    - Mac OS X

    [プリンタ] ポップアップメニューから印刷に使用するプリンタを選択し、[プリセット] 下部のポップアップメニューからプリンタの機能を選択します。
  5. プリンタの機能を参照して、色補正、印刷品質、またはイメージスムージングなどのオプションを無効にします。

    ※ プリンタの機能は、機種によって異なります。プリンタのマニュアルなどを参照して、各機能を無効にしてください。
  6. [OK] をクリックして、印刷設定のダイアログボックスを閉じます。(Windows のみ)
  7. [印刷](Windows)/[プリント](Macintosh)ダイアログボックスが表示されたら、[印刷](Windows)/[プリント](Macintosh)ボタンをクリックして印刷を実行します。

 

 D-2. PDF に書き出してプルーフ作成する場合

 

InDesign から PDF に書き出してプルーフ作成を行うには、以下の操作を行います。

  1. InDesign でプルーフ作成を行う文書を開きます。
  2. [ファイル] メニューから [PDF 書き出しプリセット] - [PDF/X-1a](InDesign CS)/[PDF/X-1a:2001(日本)](InDesign CS2)を選択します。



     注意 : プリプレス環境のために設計された [PDF/X] 規格は、カラーマネジメントされたイメージをサポートする PDF ファイルを作成します。
  3. ファイル名と保存先を指定し、[保存] ボタンをクリックします。
  4. [書き出し] ボタンをクリックします。
  5. Acrobat で手順 4. で書き出した PDF ファイルを開きます。
  6. [編集](Windows)/[Acrobat](Macintosh)メニューから [環境設定] を選択します。
  7. [環境設定] ダイアログボックス左側のリストから [カラーマネジメント] を選択します。
  8. [設定] ポップアップメニューから InDesign、Illustrator、Photoshop で設定したカラー設定を選択し、[OK] をクリックします。
  9. Acrobat を終了します。

 

 

 

追加情報 (Additional Information)

 

 

 

 

弊社では、効果的に色を管理するためのさまざまなワークフローを紹介しています。以下の弊社 Web サイトの「カラーワークフローガイド」もあわせてご覧ください。

 

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