アラビア語およびヘブライ語での作業に関する機能追加や機能改善が行われ、本ソフトウェアの中東版および北アフリカ版でご利用いただけます。

Adobe 多言語対応コンポーザー

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

Adobe 多言語対応コンポーザーにより、中東の言語でのコンテンツ作成が可能です。アラビア語、ヘブライ語、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語およびその他のラテン系言語の入力、混在が可能です。

段落パネルメニューから利用可能なコンポーザーを選択できます(ウィンドウ段落パネルメニュー)。例えば、InDesign では、Adobe 多言語対応段落コンポーザーを使用できます。また Illustrator では、中東単独行コンポーザーを使用できます。

Adobe 多言語対応コンポーザー
Adobe 多言語対応コンポーザー

ファイルにアラビア語およびヘブライ語の名前を付けて保存することもできます。

テキストの向き

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

アラビア語およびヘブライ語でコンテンツを作成するには、初期設定のテキストの向きを右から左(RTL)に設定します。ただし、左から右(LTR)の向きのテキストも含まれるドキュメントの場合は、2 つの方向をシームレスに切り替えられます。

段落パネルから段落の方向を選択します。

段落方向の選択
段落方向の選択

同じ段落内で言語が混在する場合、文字レベルでテキストの方向を指定できます。また、日付や数字を入力するには、文字レベルでテキストの方向を指定します。

文字パネルメニューから、文字の方向を選択し、方向を選択します。

文字の方向
文字の方向

組み方向

該当製品

InDesign CS6

アラビア語とヘブライ語では、原則として組み方向が右から左に配置されます。最初の列はフレームの一番右となり、後続の列はその左側に追加されます。複合コンテンツが含まれるレイアウトでは、ストーリーごとに方向を変える必要があります。

ストーリー パネル(ウィンドウ/書式と表ストーリー )で、組み方向をクリックします。

組み方向
組み方向

表の方向

利用可能なバージョン

InDesign CS6

アラビア語とヘブライ語では、ドキュメント内の表の方向を設定することができます。テキストのセルと列の順序、初期設定の言語、テキストの整列はその設定に従います。アラビア語では、右端の列が最初の列となり、その後の列は表の一番左に向けて追加されます。表の方向は、ストーリーエディターでも有効です(Ctrl+Y)。

新しい表の方向を設定するには:

  1. 表の挿入をクリックします。
  2. 表の挿入ダイアログボックスで、方向リストから表の方向を選択します。

既存の表の方向を変更するには:

  1. 表内にカーソルを置きます
  2. パネル(Shift+F9)を開き、左から右方向の表または右から左方向の表をクリックして、表の方向を設定します。

右から左方向の表では、アラビア語版と北アフリカ言語版の初期設定はアラビア語です。ヘブライ語版はヘブライ語に設定されます。左から右方向の表では、アラビア語版とヘブライ語版の初期設定は英語です。北アフリカ言語版の初期設定はフランス語です。

数字の種類

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

アラビア語またはヘブライ語での作業では、使用する数字の種類を選択できます。アラビア数字、ヒンディー数字およびペルシャ数字から選択できます。

初期設定のアラビア語では、ヒンディー数字が自動選択され、ヘブライ語では、アラビア数字が選択されます。ただし、必要に応じて、アラビア数字に切り替えることができます。

  1. 表示されるテキストから数字を選択します。
  2. 文字パネル(Ctrl + T)では、「数字」リストを使用して数字を表示するフォントを選択します。

アラビア語スクリプトの入力時にネイティブな数字を使用するオプションを有効にすると、アラビア数字が必ず使用するようにできます。このオプションを設定するには、編集環境設定高度なテキストを選択します。

数字の種類の選択
数字の種類の選択

綴じ方

利用可能なバージョン

InDesign CS6

綴じ方では、ブックの左右どちらの端を綴じるかを指定します。左から右読みの言語で書かれたブックは左綴じです。右から左読みの言語で書かれたブックは右綴じです。

綴じ方は、ドキュメントの起動時に設定できます。
綴じ方は、ドキュメントの起動時に設定できます。

新規ドキュメントでは、新規ドキュメントダイアログボックスで「右綴じ」を選択できます。既存のドキュメントでは、ドキュメント設定ダイアログボックス(Ctrl+Alt+P)で綴じ方を変更できます。左から右へ、または右から左へ変更できます。

右綴じブックのページレイアウト
右綴じブックのページレイアウト

従来フォントのサポート

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

これまで使用してきたフォント(AXT フォントなど)は、このリリースでも継続して使用できます。ただし、テキストベースの要素には、新しい Open Type のフォントの使用を推奨します。

見つからない字形の保護(編集環境設定テキスト)は、初期設定で有効になっています。使用しているフォントでは字形が使用できない箇所では、テキストは自動的に処理されます。

初期設定のフォント

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

中東版または北アフリカ版をインストールすると、初期設定のタイピングフォントは、初期設定でインストール固有の言語に設定されます。例えば、英語/アラビア語対応版をインストールすると、初期設定の入力フォントは Adobe Arabic に設定されます。同様に、英語/ヘブライ語対応版をインストールすると、初期設定の入力フォントは Adobe Hebrew(Photoshop の場合は Myriad Hebrew)になります。

Kashida の自動挿入

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

アラビア語では、テキストは Kashida を追加して揃えます。Kashida はアラビア語の文字に追加されて、文字を伸ばします。空白は変更されません。Kashida の自動挿入を使用して、アラビア語テキストの段落を揃えます。

段落パネルから段落を選択し(ウィンドウ/Type & Tables(テキストとテーブル)/段落)、Kashida を挿入ドロップダウンリストから設定を選択します。選択肢は、「なし」、「短く」、「中」、「長く」または「デザイン」です。Kashida は、段落を揃える場合にのみ挿入されます。この設定は、揃えが設定されている段落には適用できません。

Kashida を文字グループに適用するには、文字を選択して文字パネルメニューから「Kashida」を選択します。

Kashida の自動挿入
Kashida の自動挿入

欧文合字

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

アラビア語およびヘブライ語では、文字ペアに合字を自動的に適用できます。合字は、所定の Open Type フォントで使用できる場合には、特定の文字ペアに対するタイポグラフィックな置き換え文字です。

文字パネルメニューや制御パネルメニューから合字を選択すると、フォントに定義されている標準の合字が生成されます。

  1. 文字を選択します。
  2. 文字パネルメニューまたは制御パネルメニューから合字を選択します。

ただし、Open Type フォントの中には、さらに装飾を施した、オプションの合字が含まれている場合があり、そのような合字は、「任意の合字」を選択すると生成されます。こうした合字は、文字パネルOpenType任意の合字で確認できます。

合字の有効化
自動合字の有効化

Microsoft Word からのコピー&ペースト

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

Microsoft Word からテキストをコピーし、ドキュメントに直接ペーストすることができます。ペーストしたテキストの揃えと方向は、自動的にアラビア語またはヘブライ語のテキストの設定になります。

ハイフネーション

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

文中の単語が 1 行に入りきらない場合、次の行に自動的にラップされます。ラップが発生するときのテキスト揃えの種類は、見た目がよくなく、言語学的にも正しくない行に不要なスペースを表示させる場合があります。ハイフネーションにより、行の終わりにくる語をハイフンを使って分割できます。この分割により、文章がよりよい方法で次の行へとラップされます。

混合テキスト:Kashida 挿入機能は、混合テキストでのハイフネーションの方法に影響を及ぼします。Kashida 挿入機能が有効な場合、該当する位置に Kashida が挿入され、アラビア語ではないテキストにはハイフネーションを行いません。Kashida 機能が無効な場合、アラビア語以外のテキストにのみハイフネーションが考慮されます。

ヘブライ語テキスト:ハイフネーションはできません。ハイフネーションを有効化し、設定をカスタマイズするには、段落パネルパネルメニューハイフネーション設定を選択します。

ハイフネーションオプション
ハイフネーションオプション

検索と置換

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6

アラビア語とヘブライ語で全文検索と置換を実行できます。単純なテキストの検索と置換だけでなく、特定の特性を持つテキストの検索と置換もできます。例えば、付加記号、Kashida、特殊文字(Alef 等)、他言語の数字(Hindi の数字等)などの特性を指定できます。

テキストの検索と置換を実行するには次の操作を行います:

  • InDesign編集検索と置換
  • Illustrator編集検索と置換

InDesign では、文字種変換タブ(編集検索と置換)で、アラビア数字、ヒンディー数字、ペルシャ数字間の検索と置換を行います。例えば、ヒンディー語で入力した数字を検索し、アラビア語に変換できます。

右から左表記の環境設定

利用可能なバージョン

InDesign CS6

中性文字

アラビア語とヘブライ語では、一部の文字の方向があいまいに見える場合があります。文字の方向が明確でないと、文字列の方向と語順に混乱が生じます。このような文字の方向を明確にし、あいまいさを排除するには次の操作を行います:

  1. 編集環境設定右から左をクリックします。
  2. Force Neutral Character Direction According to the Keyboard Input ボックスを選択します。

カーソル コントロール

アラビア語とヘブライ語では、キーボードの矢印キーを使用して、カーソルが移動する方向を制御できます。カーソルの移動リスト(編集環境設定右から左)には、次の 2 つのオプションがあります:

  • 表示:カーソルは、矢印キーの方向に移動します。右矢印を押すと、画面のカーソルが右に移動します。
  • 論理:カーソルは入力した言語の方向に従って移動します。アラビア語とヘブライ語では、右矢印キーを押すと、カーソルは左に移動します(右から左に表記される言語の次の文字です)。

ページと章の番号設定

利用可能なバージョン

InDesign CS6

アラビア語とヘブライ語では、各地域の最も標準的な方式で番号を付けます。最も標準的な方式は次のとおりです。

  • アラビア語:Arabic Abjad と Alef-Ba-Tah
  • フランス語:Hebrew Biblical Standard と Hebrew Non-Standard Decimal

番号設定を選択または変更するには、レイアウトページ番号とセクションの設定スタイルリストから選択します。

ページ、セクション、章の番号設定
ページ、セクション、章の番号設定

付加記号

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6、Photoshop CS6

アラビア語スクリプトでは、付加記号が字形となり、子音の長さや短母音を示します。付加記号は、スクリプトの上または下に置かれます。テキストの体裁を整えるため、または、特定のフォントを読みやすくするため、付加記号の垂直位置や水平位置を制御できます。

  1. 付加記号のあるテキストを選択します。
  2. 文字パネルで、スクリプトに関係する付加記号の位置を変更します。変更できる値は、付加記号の水平位置を調整付加記号の垂直位置を調整です。
付加記号の位置の変更
付加記号の位置の変更

字形

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Illustrator CS6

アラビア語およびヘブライ語では、初期設定の文字セットから字形を適用できます。ただし、初期設定の文字設定または別の言語設定から字形を参照、選択、適用するには、字形パネルを使用を使用します:

  • InDesign: ウィンドウ書式と表字形
  • Illustrator: ウィンドウ字形
字形の参照、選択、適用
字形の参照、選択、適用

異体字のジャスティフィケーション

利用可能なバージョン

InDesign CS6、Photoshop CS6

フォントには、アルファベットの特定の文字に対する異体字を持たせることができます。特定の文字に対するフォントフェースのこうしたバリエーションは、一般にはスタイルを整えたり、カリグラフィの目的に使用されます。まれに、異体字のジャスティフィケーションを使用して、段落のジャスティフィケーションや揃えを特殊な目的で行います。

異体字のジャスティフィケーションは、異体字が使用可能な場所で使用されていれば、段落レベルで設定できます。この機能は、文字レベルでのオン/オフも可能です。異体字のジャスティフィケーションは、この機能が統合されているフォントでのみ使用可能です。そのため、この機能のオン/オフのオプションは、サポートされるフォントに対してのみ表示されます。

異体字のジャスティフィケーション機能を持つアラビア語フォントは、Adobe Arabic、Myriad Arabic および Adobe Naskh です。異体字のジャスティフィケーション機能を持つヘブライ語フォントは、Adobe Hebrew と Myriad Hebrew です。

  • InDesign

段落レベル:ウィンドウ段落パネルパネルメニュージャスティフィケーションと選択し、ジャスティフィケーションリストからオプションを選択します。

文字レベル:ウィンドウ文字パネルパネルメニュー「異体字のジャスティフィケーション」オプションを選択します。

  • Photoshop

文字レベル:ウィンドウ文字パネル「異体字のジャスティフィケーション」チェックボックスを選択します。

付加記号の色指定

利用可能なバージョン

InDesign CS6

アラビア語のテキストでは、デザイン効果やその他の目的で、付加記号の色を変えることができます。例えば、付加記号により単語または文章の特定の部分を強調することができます。付加記号の色の検索と置換を行うには、Change Arabic Diacritic Color クエリーを使用します。

  1. 編集検索と置換をクリックします。
  2. クエリーリストから Change Arabic Diacritic Color を選択します。
  3. 置換すべてを置換置換して検索ボタンのいずれかを使用して、元の付加記号を新しい色付き付加記号に置換します。

クエリーは適宜変更し、保存することができます。

ギャラリー表示およびストーリーエディターの組み方向

利用可能なバージョン

InDesign CS6

アラビア語とヘブライ語では、書き込む方向を指定することができます。この機能を有効にするには、編集環境設定ストーリーエディター内の表示から Indicate Writing Direction ボックスを選択します。この機能を有効にすると、カーソルに組み方向を示す矢印が付きます。

特殊な中東言語文字の挿入

利用可能なバージョン

InDesign CS6

アラビア語とヘブライ語には、テキストに挿入しにくい文字があります。また、アラビア語とヘブライ語のキーボードレイアウトでは、このような文字をそのまま入力したり、挿入することができません。ヘブライ語のアポストロフィー(Geresh)や Maqaf などの文字を挿入するには、文字パネルパネルメニューInsert Special ME Character を選択します。

特殊な中東言語文字の挿入
特殊な中東言語文字の挿入

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