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この記事は、Digital Publishing Suite に関するものです。AEM Mobile 記事については、アカウント管理を参照してください。
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アカウント管理ツールによって、会社内の管理者がアカウントの作成および承認作業を実行できます。アカウントには 3 種類のロールを割り当てることができ、その管理はすべて Adobe ID に基づいて行われます。
Adobe ID の背景情報については、DPS での Adobe ID の使用を参照してください。
DPS パブリッシングアカウントの概要と基本的なタスクについては、Adobe DPS 概要ガイド(PDF)を参照してください。
A. アプリケーションのロールが割り当てられている委任アカウント B. ロールが割り当てられていない委任アカウント(推奨されません)
Digital Publishing Suite のサブスクリプションを購入するときに、会社のアカウントの 1 つに管理者のロールが割り当てられます。これをマスターアカウントと呼びます。マスターアカウントは、アカウント管理ツールには表示されません。また、削除も編集もできません。マスターアカウントをアプリケーションアカウントとして使用することはできません。Folio の公開には、代わりに別の Adobe ID を使用してください。
マスターアカウントを使用してアカウント管理ツールにサインインすると、他のアカウントに委任ロールを割り当てることができます。委任ロールは、割り当てを行ったマスターアカウントと直接に関連付けられています。個々の委任アカウントでは、それぞれ異なる電子メールアドレスを使用する必要があります。DPS を利用するための確認が完了していない既存の Adobe ID に基づいて、委任ロールを割り当てることができます。または、既存の電子メールアカウントに基づいて新しい委任 Adobe ID を作成できます。しかし、DPS を利用するための確認が完了している Adobe ID から委任アカウントを作成することはできません。
いったん委任アカウントとして使用された Adobe ID(および電子メールアドレス)は、委任アカウントとの関連付けを簡単に解除することはできません。
個人の電子メールアドレスに対する委任アカウントの割り当ては慎重に行ってください。委任アカウントとなった Adobe ID で実行できるデジタルパブリッシング作業は、該当する会社のものだけです。Adobe ID を削除すると、その Adobe ID では DPS の機能をいっさい使用できなくなります。
どの会社のアカウントにも関連付けられていない Adobe ID は、デザイナーアカウントと呼ばれます。デザイナーアカウントは https://digitalpublishing.acrobat.com/CreateAccount.html で作成できます。
Adobe ID と関連付けられている電子メールアカウントの変更方法については、Adobe ID と関連付けられている電子メールの変更を参照してください。
委任ロールの種類
委任アカウントを会社に追加した後は、そのアカウントにロールを 3 つまで割り当てることができます。
管理者
管理者ロールはマスターアカウントに割り当てられていますが、他のアカウントにも管理者ロールを割り当てることができます。管理者ロールを割り当てたアカウントでは、アカウント管理ツールを使用できるようになります。
アプリケーション
アプリケーションロールでは、公開される Folio にカスタム Viewer を関連付けることができます。カスタム Viewer を作成するたびに異なる Adobe ID を使用してください。ただし、個人の Adobe ID を使用することはお勧めできません。例として複数の種類のクッキング雑誌を発行する場合を考えると、グリル料理の雑誌には dps.grillcooking@cooktoday.com、クレオール料理の雑誌には dps.creolecooking@cooktoday.com というように、それぞれ異なる Adobe ID を取得します。
Folio を作成して公開したり、解析を表示したりするには、アプリケーションアカウントを使用します。DPS App Builder でアプリケーション ID を指定すると、作成したカスタム Viewer に、このアカウントで公開した Folio が表示されるようになります。
DPS App Builder
DPS App Builder アカウントを使用して DPS App Builder にサインインし、カスタム Viewer アプリケーションを作成できます。アプリケーションアカウントと DPS App Builder アカウントには両方同じ Adobe ID を使用することもできます。また、DPS App Builder アカウントは 1 つだけ作成し、複数のアプリケーションアカウントを使用してアプリケーションを作成することもできます。
アカウント管理のベストプラクティス
委任アカウントには、会社のドメインを使用して委任アカウント専用の電子メールアドレスを作成することをお勧めします。例えば、クッキング雑誌の出版社であれば次のようなアカウントを作成します。
アプリケーションアカウント:dps.grillcooking@cooktoday.com、dps.creolecooking@cooktoday.com、dps.frenchcooking@cooktoday.com
DPS App Builder アカウント:dps.builder@cooktoday.com
管理者アカウント:dps.admin@cooktoday.com
ロールを割り当てない委任アカウント:dps.janedoe@cooktoday.com
この場合、サインインして 3 つの雑誌 Viewer アプリケーションを公開する作業に使用する DPS App Builder アカウントは 1 つだけです。これとは別の管理方法として、アプリケーションロールと DPS App Builder ロールを同じアカウントに割り当てるようにすることもできます。
この例では、Jane Doe というユーザーのために特別な委任アカウントが作成されています。Jane は、このアカウントを使用して、この出版社独自の情報を公開します。Jane は、この特定の出版社のコンテンツを作成する目的にのみ、このアカウントを使用します。
個人デザイナーの Adobe ID を、管理ツールを使用して作成または会社に割り当てることはしないでください(ただし、アカウントをその会社の DPS ツール作業専用にする意図がある場合は問題ありません)。個人デザイナーは、DPS ダッシュボード(https://digitalpublishing.acrobat.com/CreateAccount.html)を使用して有効な Adobe ID を作成できます。
委任アカウントは、マスターアカウントの影響を直接受けます。マスターアカウントが閉鎖された場合は委任アカウントもすべて閉鎖されます。
委任アカウントでコンテンツをダウンロードすると、その料金はマスターアカウントに課金されます。委任アカウントでコンテンツを公開すると、その料金はダウンロードとしてマスターアカウントに課金されます。
他の Adobe ID からの Folio の移行
DPS サブスクリプションの利用を開始する前に Adobe ID を使用して Folio を構築する場合、以前の Adobe ID にアプリケーションロールを割り当てることができない場合があります。その場合は、新しい委任アカウントにアプリケーションロールを割り当てて、新しい Folio を作成する必要があります。新しい Folio に記事を追加する方法は 2 つあります。
Adobe Digital Publishing Suite ダッシュボードにサインインします。
「アカウント管理」をクリックします。
「アカウント管理」オプションを選択できない場合は、サインインに使用したアカウントに管理者権限がありません。プライマリアカウント ID でサインインしてアカウント管理ツールにアクセスできない場合は、アドビの担当者またはゴールドサポートに問い合わせてください(DPS ダッシュボードにサインインするとテクニカルサポートの電話番号が一覧表示されます)。プライマリアカウントが有効になったら、サインインして追加の管理者アカウントを有効にすることができます。
アカウント管理パネルで、「新規ユーザーを追加」をクリックします。
新規ユーザーダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
DPS を利用するための確認が完了していない既存の Adobe ID の場合、変更するユーザーの Adobe ID を指定し、「送信」をクリックします。DPS を利用するための確認が完了している Adobe ID は追加できません。
新しい Adobe ID を作成するには、まず有効な電子メールアカウントを作成し、DPS サービスにはサインインしないでおきます。「新規 Adobe ID を作成する」をクリックし、情報を指定して、「アカウントを作成」をクリックします。メッセージが電子メールアカウントに送信されます。このメッセージの中のリンクをクリックし、パスワードを指定してアカウントを確認します。
アカウント管理パネルで、ユーザーを選択し、「ユーザーを設定」をクリックします。
「ロールを追加」で、アカウントに割り当てるロールの種類として、「アプリケーションアカウント」、「DPS App Builder アカウント」、「アカウント管理者」のいずれかを指定します。「有効にする」をクリックし、必要な情報を指定します。
アプリケーションアカウントの設定では、ソーシャルシェアや解析など、アプリケーションの動作を制御する設定を指定できます。
ストア設定
アプリケーションアカウントを編集するときに、Shared Secret 情報を指定できます。購読 Viewer アプリケーションと、市販 Folio があるすべての Google Play および Windows ストア用 Viewer アプリケーションには、iOS での Shared Secret 情報が必要です。
この情報コードのことを Apple では「Shared Secret」と呼びますが、Google では「Public Key」、Microsoft では「Main Package Identity Name」と呼びます。Shared Secret の取得について詳しくは、プラットフォームに関連するパブリッシングガイドを参照してください。
各プラットフォームのすべてのアプリケーションで同じ Shared Secret 情報を使用します。Shared Secret は変更しないでください。
Shared Secret 情報を指定した後、そのアプリケーションアカウントを使用して DPS ダッシュボードにサインインします。ダッシュボードにサインインすると、Shared Secret の認証が行われます。
ストア設定で iTunes アプリケーションの URL を指定することもできます。この URL は、ソーシャルシェアのワークフローで使用され、シェアの相手は、アプリケーションをインストールしていない場合、ダウンロードできるようになります。シェアの相手がリンクをタップしてアプリケーションをダウンロードまたは開くことができるように、この URL を指定することは重要です。
iTunes アプリケーションの URL は、Apple がまだアプリケーションを承認していなくても取得できます。iTunes Connect でアプリケーションをクリックして「View in App Store」リンクを使用するか、アプリケーションを右クリックしてリンクのアドレスをコピーする機能を選択します。
デバイスの Viewer 設定
「デバイスの Viewer」セクションで、iPad などのデバイス上のアプリケーションの動作を指定できます。
新規ユーザーに最新号の権利を付与
このオプションを選択すると、最新の市販 Folio が iPad アプリケーションを初めてダウンロードするユーザーに提供されます。このオプションは、市販のアプリ内購入のアプリケーションに限り機能します。このオプションが選択されると、最新の発行日の Folio の権利がユーザーに付与されます。
有料の市販 Folio は、削除しても再びダウンロードできます。アプリケーションをアンインストールした後に再インストールした場合、元の販促用の Folio についてのみ権利が付与され、最も新しく公開された Folio については権利が付与されません。詳しくは、First Folio Free とデジタル販促用カード(英語のみ)を参照してください。
Apple にアプリケーションを送信する場合、Apple がアプリケーション内の購入をテストできるように、少なくとも 2 つの市販 Folio が含まれるようにすることを推奨します。
記事のプレビューを有効にする
「記事のプレビューを有効にする」オプションを選択すると、ユーザーが「無料」とマークされた記事を含むすべての市販 Folio をプレビューできます(Folio を「無料」とマークするには、Folio Producer エディターを使用します)。ライブラリに無料の記事を含む市販 Folio の表紙画像をユーザーがタップすると、「購入」または「購読」ボタン(使用できる場合)の下にあるプレビューパネルに「プレビュー」ボタンが表示されます。ユーザーが「プレビュー」をタップすると、無料とマークされたすべての記事と、保護された記事のプレビュー画像がダウンロードされます。ユーザーが参照モードに切り替えるか、スワイプ操作で保護された記事を表示すると、保護された記事のほとんどの部分がペイウォールパネルで隠されます。
現時点で、無料記事のプレビュー機能は iPad でのみ有効で、市販 Folio でのみ機能します。セクションを含む Folio はサポートされません。
発行者のダウンロード数については、無料記事は、市販 Folio の記事の合計数とダウンロードされた無料記事数に基づき、ダウンロード数に対して課金されます。市販 Folio に合計 20 個の記事があり、そのうち 5 個が無料プレビュー記事である場合は、4 人のユーザーが Folio をプレビューすると 1 ダウンロードとカウントされます。
デバイスの Viewer のペイウォールしきい値を設定すると、ユーザーは市販 Folio で記事をプレビューする際に、「有料」とマークされた記事を指定された数までダウンロードして表示することができます。Folio Producer エディターを使用して、記事に有料とマークします。ペイウォールしきい値で指定した上限回数に達すると、ユーザーが有料または保護された記事を表示するとき、ペイウォールメッセージが表示されます。アプリケーションに指定するしきい値は、各 Folio に適用されます。しきい値を 3 に設定すると、ユーザーは各 Folio で 3 つの有料記事をプレビューでき、4 つ目の有料記事に移動するときにペイウォールが表示されます。
詳しくは、DPS デベロッパーセンターの無料記事のプレビューに関する記事(英語のみ)を参照してください。
Web 用 Content Viewer の設定
Web 用 Content Viewer のオプションは、ユーザーがコンピューター上で Web 用 Content Viewer(別名「Web Viewer」) を使用して記事を閲覧する際に表示される記事の動作に影響します。
アプリケーション名
指定したアプリケーション名は、シェアした記事が Web Viewer ブラウザーで表示されるときに、タイトルバーに表示されます。
ストア設定では、iTunes アプリケーションの URL を指定することもできます。これにより、シェアの相手は、そのアプリケーションをインストールしていない場合、ダウンロードするように促されます。
Web 用 Content Viewer を有効にする
このオプションを選択すると、ユーザーはコンピューター上の Web 用 Content Viewer(「Web Viewer」とも呼ばれる) で記事を表示できます。市販 Folio の記事を Web Viewer で表示するには、Folio Producer エディターを使用して記事を無料または有料に設定します。Web Viewer を有効にすると、ソーシャルメディアによるダウンロード数の説明のとおり、記事の表示回数がダウンロード数としてカウントされます。
ソーシャルシェア機能を動作させるためには、「Web 用 Content Viewer を有効にする」オプションを選択する必要があります。
「Web 用 Content Viewer を有効にする」オプションは体験版アカウントでは無効になっています。
ホスティング URL
ホスティング URL は、Web Viewer の共有コンテンツを自分の Web サイトに iframe で埋め込むときに指定します。詳しくは、埋め込み Web Viewerに関する記事(英語のみ)を参照してください。
リダイレクト URL
共有された記事が見つからない場合、指定するリダイレクト URL が使用されます。アプリケーションに関する情報を記載した Web ページを作成します。
ダウンロード数の上限を有効にする
このオプションは、Web Viewer で表示できる記事の全体数の制限を設ける場合に便利です。この上限に到達すると、デスクトップ上の Web Viewer で共有された記事を表示しようとするユーザーは、ダウンロード数の上限に達したときの URL として指定した URL にリダイレクトされます。アプリケーションに関する情報を記載した Web ページを作成します。
ペイウォールを有効にする
Web Viewer で表示する市販 Folio の記事のペイウォールを設定できます。Folio Producer エディターで、記事に「無料」、「有料」、または「保護」とマークできます。ユーザーは市販 Folio の保護された記事を Web Viewer で表示できません。有料の記事はペイウォールしきい値に達するまで表示できます。無料または有料の記事が上限数に達すると、指定したメッセージとリンクのついたペイウォールがユーザーに表示されます。ユーザーはペイウォールしきい値に達しても無料の記事を表示できます。アプリケーションに指定するしきい値は、各 Folio に適用されます。しきい値を 3 に設定すると、ユーザーは各 Folio で 3 つの有料記事を読むことができ、4 つ目の有料記事に移動するときにペイウォールが表示されます。
ペイウォールを設定しない場合、「無料」または「有料」とマークされた記事をペイウォールしきい値なしで表示できます。
Folio が無料として公開された場合、保護または有料とマークされた記事であっても、ユーザーは Folio のすべての記事を表示できます。
ペイウォールボタン URL
アプリケーションのダウンロードおよび購入に関する情報をユーザーに提供するページの URL を指定します。発行者によって、アプリケーションの情報を記載した Web ページを作成したり、iTunes 内のアプリケーションの URL を指定しています。
ペイウォールテキスト
ペイウォールページに表示される短いメッセージを指定します。例えば、記事の表示回数が上限に達したことを知らせ、リンクをクリックすることでアプリケーションに関する詳細な情報を確認できることを説明します。
コンテンツのセキュリティ保護を有効にする(Enterprise のみ)
「コンテンツのセキュリティ保護を有効にする」を選択し、「Folio を暗号化」オプションが選択された状態で市販 Folio を発行すると、それらの Folio のコンテンツは、クラウド内および iOS デバイス上でセキュリティ保護されます。
このオプションは、アプリケーションに機密情報や非公開情報がある場合のみ使用します。セキュアアカウントでは、ソーシャルシェア、Web Viewer、およびバックグラウンドダウンロードは使用できません。このオプションは、直接権利付与のアプリケーションと v30 以降で公開された市販 Folio に対してのみ使用できます。
詳しくは、DPS アカウントでのコンテンツのセキュリティ保護を参照してください。
解析情報の指定
アプリケーションアカウントを編集するときに、Omniture 解析アカウントを設定するための情報を指定できます。Professional アカウントおよび Enterprise アカウントのお客様に対しては、コンテンツのユーザーデータが自動的に収集および提供されます。解析機能の統合に関する設定方法は、Professional アカウントと Enterprise アカウントとでやや異なります。
Professional
「解析」フィールドに入力するデータは必須ではありません。Professional アカウントで、既に SiteCatalyst をご利用中の場合は、SiteCatalyst アカウント内に作成した専用レポートスイートに解析データがすべて送信されます。SiteCatalyst アカウントを所有していない場合は、レポートデータを入力しないでください。解析データは、アドビ内部のアカウントで収集されます。
Enterprise
Enterprise アカウントで、既に SiteCatalyst アカウントをお持ちの場合は、固有のレポートスイート名および会社名を指定してください(会社名は必須ではありません)。SiteCatalyst アカウントをお持ちの場合は、レポートスイートが正しい会社に関連付けられるよう、SiteCatalyst で使用している正確な会社名を使用してください。
レポートスイートの指定時に、adp.ln、adp.da、adp.sj の予約されたプリフィックスは使用しないでください。
この SiteCatalyst 情報を送信すると、アプリケーションの Omniture 解析が約 5 営業日後に設定されます。Omniture 解析を参照してください。
アカウント管理ツール上部の「アカウントの設定」をクリックすると、購読提供数バンドルのステータスを通知する電子メールの受信をオプトインできます。
詳しくは、購読提供数バンドルのステータスアップデートの受信(英語のみ)を参照してください。