iPad および iPhone には SD(標準解像度)と HD(高解像度)の両方のモデルがあり、これは発行者にとって難題です。対処法の 1 つは、SD と HD の両方のモデルで機能する単一の Folio を作成することです。ただし、複数レンディションの記事を作成しない限り、HD デバイスではコンテンツの一部がピクセル化されたり、一部のオーバーレイが不適切に動作したりする場合があります。もう 1 つの対処法は、SD モデル用と HD モデル用に異なるレンディションを作成する方法です。ただし、一部の発行者にとってレンディションの管理は難しく、また、単一雑誌号アプリケーションでは Folio の複数レンディションがサポートされていません。

マルチレンディションの記事を作成することで、見栄えのする PDF 記事を使用して SD と HD の両方の iPad で正常に機能する、単一の 1024x768 の Folio を作成できます。PDF 画像形式で記事を作成する場合、PDF 画像は以前のバージョンよりも高解像度になります(72 ppi ではなく 108 ppi)。複数レンディションの記事は iPhone 5 で適切に表示されますが、コンテンツがレターボックス表示されます。最良の結果を得るために、1136x640 のレンディションを個別に作成してください。

この機能は iOS アプリにのみ適用されます。Android アプリおよび Windows アプリでは、どの形式の記事のコンテンツも必要に応じて拡大/縮小およびレターボックス表示されます。

注意:特定の画像について108 ppi を超える解像度を使用する場合は、その画像を高解像度オーバーレイ(画像ファイルを 1 つだけ持つ画像シーケンスなど)にすることができます。

さらに、次の作業によってマルチレンディションの PDF 記事を作成できます。

スライドショーおよびスクロール可能なフレームにベクトル形式を使用する

スライドショーまたはスクロール可能なフレームのオブジェクトを選択した場合、Folio Overlays パネルに PDF 記事の書き出し形式オプションが表示され、ラスタライズ形式とベクトル形式のいずれかを選択できます。ベクトル形式を選択すると、スライドショーおよびスクロール可能なフレームのコンテンツ(特にテキスト)が HD デバイスでより鮮明に表示されます。ただし、ベクトル形式のコンテンツはラスタライズ形式のコンテンツよりも読み込みに時間がかかります。最良の結果を得るには、テキストの多いコンテンツではベクトル形式のオプションを使用して、画像の多いコンテンツではラスタライズ形式のオプションを使用します。

Folio Viewer のバージョンが v23 以降であることを確認してください。そうでないと、このオプションは無効です。

ボタンにはベクトル形式のオプションはありません。ボタンは 108 ppi ではなく 72 ppi へのダウンサンプルが行われ、一部のケースではボタンテキストがピクセル化されて表示されます。これを解決するには、ボタンの画像を作成し、その画像の上に目に見えないボタンを配置します。

スライドショーでベクトル形式を使用
スライドショーでベクトル形式を使用

SD デバイスと HD デバイスで異なるインタラクティブアセットを使用する

この機能はパンとズーム画像に特に便利ですが、パノラマ、画像シーケンス、ビデオ、およびオーディオコントローラースキンにも使用できます。異なる 2 セットのアセットを追加することができます。これを行うには、SD アセットが格納されているフォルダーに「HD」という名前のサブフォルダーを作成します。HD フォルダーには、SD アセットと同一の名前を持つ高解像度の画像を格納します。Folio Overlays パネルで、SD アセットが格納されているフォルダーへのリンクを設定します。SD モデル iPad の Viewer では 1 つのアセットを表示し、HD モデル iPad の Viewer では HD フォルダーのアセットを表示します。

注意:

パンとズーム、画像シーケンス、オーディオスキンの HD アセットは、SD アセットの 2 倍のサイズにする必要があります。例えば、画像シーケンスに 72 ppi で 300x200 の SD 画像が含まれる場合、HD ソースファイルは 72 ppi で 600x400 の画像である必要があります。

HD フォルダーを作成して低解像度画像と同一の名前を持つ高解像度の画像を格納します。
HD モデルと SD モデルの iPad で異なるパノラマアセットを使用するには、HD フォルダーを作成して低解像度画像と同一の名前を持つ高解像度の画像を格納します。

ビデオおよびパンとズーム画像の場合は、HD フォルダーを 1 つ作成して複数の高解像度ファイルを格納します。例えば、Links フォルダーに polarbear.jpg および video01.mp4 が格納されている場合は、Links フォルダー内に HD フォルダーを作成し、高解像度版の polarbear.jpg および video01.mp4 を格納します。

オーバーレイタイプにアセットを 2 セット追加すると、Folio のサイズが大きくなります。

特にパンおよびズーム画像には、アセットのセットを 2 種類作成することをお勧めします。他の種類のオーバーレイタイプのために SD および HD バージョンを必ずしも個別に作成する必要はありません。例えば、有効 ppi 値が 108 の画像など、SD と HD 解像度の中間にあたるソースファイルを画像シーケンスオーバーレイ用に作成する発行者もいます。SD モデルの iPad で高解像度ビデオを再生する場合、低解像度ビデオを追加作成する理由はありません。

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