パノラマのソースアセットを作成し、フォルダーに配置します。
最良の結果を得るには、72 dpi で保存した JPEG 画像の使用をお勧めします。高解像度の画像を使用すると、ユーザーがズーム操作をした場合の表示が鮮明になりますが、ファイルサイズは大きくなります。
パノラマ(Panorama)オーバーレイでは、空間内から外を見ているかのような視覚効果を出すことができます。例えば、飛行機のコクピットから機外を見渡すようなパノラマ表現が可能です。ユーザーは、操作パネルを使用してビューを 360°回転したりズームインしたりできます。
パノラマの作成では、必要な画像をどのようにして用意するかが重要になります。パノラマ効果を作成するには、立方体の 6 面を内側から見た様子に相当する 6 枚の画像が必要です。フルパノラマ画像を基にして作業を始める場合は、まず、その画像を立方体 6 面の画像に変換します。
PTgui(http://www.ptgui.com)は、パノラマ画像を作成するのに便利なツールです。WRwave Web サイト(http://www.vrwave.com)ではパノラマ写真を撮影するために役立つ情報が提供されています。
ネイティブのパノラマオーバーレイは AEM Mobile ではサポートされていません。代わりに、Web コンテンツオーバーレイを使用して、HTML ベースのパノラマ効果を作成できます。
A. 元のパノラマ画像 B. パノラマ画像を立方体 6 面の内側に変換 C. iPad に表示したパノラマ
水平十字画像を基にする場合は、Photoshop または何らかの画面キャプチャユーティリティを使用して、必要な 6 枚の画像を作成します。
パノラマのソースアセットを作成し、フォルダーに配置します。
最良の結果を得るには、72 dpi で保存した JPEG 画像の使用をお勧めします。高解像度の画像を使用すると、ユーザーがズーム操作をした場合の表示が鮮明になりますが、ファイルサイズは大きくなります。
次のいずれかの操作を行います。
長方形ツールまたは長方形フレームツールでドラッグして、プレースホルダーのフレームを作成します。
パノラマのポスターにする画像を配置します。
プレースホルダーオブジェクトを選択し、Folio Overlays パネルを開き、「パノラマ」を選択します。
Folio Overlays パネルで、アセットフォルダーアイコンをクリックし、6 つの画像が保存されているフォルダーを選択して、「開く」をクリックします。
必要に応じて、レイアウトに合わせてフレームとその内容を拡大縮小します。
Folio Overlays パネルで次の設定を指定します。
最初の画像をポスターに使用
このオプションを選択すると、最初のパノラマ画像がポスターとして使用されます。ポスター用の画像を別途用意していない場合に選択します。
ズーム初期値
最初の画像の拡大縮小率を決定する値を指定します。「表示フィールド」で指定する最小と最大(デフォルト値:30、80)の範囲で値を入力します。
垂直/水平
初期状態としてパノラマのどこの部分を表示するかを指定します。「垂直」については、-90(上端まで見上げる)~ 90(下端まで見下ろす)の範囲の値を指定します。「水平」については、-180(左端いっぱいまで回転)~ 180(右端いっぱいまで回転)の範囲の値を指定します。
表示フィールド
ユーザーのズームインおよびズームアウト操作を一定範囲内に制限する場合は、ここで最小値と最大値を指定します。
垂直方向のパンの制限
ユーザーの見上げる角度を真上の 2/3 までに制限する場合は、「垂直方向のパンの制限」を選択し、-60 を指定します。見下ろす角度を真下の 2/3 までに制限する場合は、60 を指定します。小さい値(例:1)を指定すると、垂直方向のパンができなくなります。
水平方向パンの制限
ユーザーが左右を向く角度を真後ろの 2/3 までに制限する場合は、「水平方向パンの制限」を選択し、左に -120、右に 120 を指定します。
パノラマ設定を変更して「プレビュー」をクリックすると、効果を確認できます。
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