プッシュ通知

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この記事は、Digital Publishing Suite に関するものです。AEM Mobile 記事については、プッシュ通知を送信するを参照してください。

プッシュ通知を設定すると、新しいバージョンが公開された際にユーザーに知らせることができます。アプリケーションが iOS 8 以降で実行可能になった場合や、アプリケーションが iOS Newsstand に対応した場合に、新しい Folio をバックグラウンドでダウンロードするためのトリガーにすることもできます。これは、バックグラウンドダウンロードプッシュ通知と呼ばれます。

標準のプッシュに、テキストメッセージの送信機能が加わりました。これについてはこの後で説明します。これは、テキスト通知と呼ばれます。

プッシュ通知機能は、マルチ Folio アプリケーションでのみ使用可能で、単一 Folio アプリケーションでは使用できません。バックグラウンドダウンロードまたはテキスト通知を受信するには、ユーザーがプッシュ通知の受信に同意する必要があります。

プッシュ通知について

プッシュ通知の動作は Newsstand とそれ以外のアプリケーションで異なります。

Newsstand 以外のアプリケーション

ユーザーがプッシュ通知を有効にしており、iOS 8 以降を搭載したデバイスを実行している場合、発行者が新しい Folio のプッシュ通知を送信すると、その Folio がバックグラウンドでダウンロードされます。すべての iOS デバイスで、プッシュ通知が送信された新しい Folio の数を表す数字の付いた赤いバッジがアプリケーションアイコンに表示されます。ユーザーがアプリケーションを開くと、バッジは削除されます。

新しい Folio が 1 件提供されたことを示すプッシュ通知

Newsstand アプリケーション

権利を付与されているユーザーがプッシュ通知を許可している場合、対象の Folio がバックグラウンドでダウンロードされます。発行者がプッシュ通知を送信すると、購読者がアプリケーションを開くまで、Newsstand のアプリケーションの表紙の下に青い点が表示されます。購読者の場合も非購読者の場合も、表紙の画像は最新の Folio の表紙を反映して更新されます。Newsstand アプリケーションではプッシュ通知は必須です。

Newsstand アプリケーションの購読者である場合、表紙画像の下に青い点が表示される

Apple に必要なプッシュ通知証明書の作成について詳しくは、iPad Publishing Companion Guide PDF(英語)を参照してください。

プッシュ証明書の指定

DPS ダッシュボードで、プッシュ通知サービスを使用して、プッシュ証明書とパスワードを指定できます。

DPS App Builder を使用すれば、アプリケーションのプッシュ通知が有効であることや、アドビまたはサードパーティのプッシュサービスを使用しているかどうかを示すことができます。プッシュ通知サービスを使用して、プッシュ証明書とパスワードを指定できます。プッシュ証明書は、アプリケーション自体ではなくサーバー上に置かれます。

プッシュ証明書の期限が切れてから 30 日以内にプッシュ通知サービスにログインすると、警告メッセージが表示されます。

注意:

実稼働版証明書と開発版証明書は、複数のプッシュ証明書を含む 1 つのファイルとしてではなく、それぞれ別々にアップロードしてください。複数の証明書を持つファイルをアップロードすると、1 つの証明書しか検出されません。

  1. DPS App Builder では、適切なアプリケーションアカウントを使用してアプリケーションを作成し、プッシュ通知を有効にします。Apple iOS Developer サイトを使用して App ID のプッシュ通知を有効にし、プッシュ証明書を作成したことを確認してください。

  2. アプリケーションロールアカウントを使用して DPS ダッシュボードにサインインします。

  3. 「通知」をクリックします。

  4. 通知ウィンドウで、「証明書」タブをクリックします。

  5. 証明書を指定するには、歯車アイコンをクリックし、.p12 プッシュ証明書ファイルおよびパスワードを指定します。

    Folio Producer Organizer の「通知」ボタンを使用して、プッシュ通知を送信できます。「通知」をクリックすると、プッシュ通知サービスが起動します。

バックグラウンドダウンロードプッシュ通知の送信

プッシュ通知を送信するには、「通知」オプションを使用します。指定した日時にプッシュ通知がトリガーされるようにスケジュールを設定できます。この機能は、Folio の公開のスケジュールを設定するオプションと併用すると特に便利です。

  1. アプリケーションロールアカウントを使用して DPS ダッシュボード(https://digitalpublishing.acrobat.com)にサインインします。

  2. 「通知」をクリックします。

  3. 通知ウィンドウで、プラスアイコンをクリックし、「バックグラウンドでダウンロード」を選択します。

  4. Folio を選択し、「次へ」をクリックします。選択した Folio をバックグラウンドでダウンロードできます。

  5. 次のオプションを指定します。

    • アプリケーションのタイプおよびプッシュ通知を実行するスケジュールと日時を指定します。
    • iOS 8 デバイスでは、Folio の権利が付与されていないもののプッシュ通知を受け取ることに同意したユーザーに、テキストメッセージを送信するかどうかを指定します。ユーザーはプッシュ通知に従って行動したり、後で、指定した日時に通知されるようにタップすることができます。

  6. 「送信」をクリックして送信するか、またはプッシュ通知のスケジュールを設定します。

    スケジュール設定したプッシュ通知が、通知ウィンドウに表示されます。スケジュール設定されている日時になる前に、スケジュール設定されているプッシュ通知を選択してキャンセルできます。

Folio レンディションをセットアップする場合、レンディションごとに別個のプッシュを送信する必要はありません。レンディションのいずれかで 1 つのプッシュを送信するだけです。

テキスト通知の送信

カスタムテキストメッセージを送信して読者に複数 Folio アプリケーション内の新しいコンテンツを通知することにより、iOS デバイス上の読者と購読者のリピート利用を促すことができます。テキスト通知はすべてのバージョンの Viewer で機能しますが、一部のオプションは v30 アプリケーションまたは v31 以降のアプリケーションに対してのみ使用できます。

  1. Adobe ID と適切なアプリケーションロールを使用して DPS ダッシュボード(https://digitalpublishing.acrobat.com)にサインインします。

  2. 「通知」をクリックします。

  3. プラスアイコンをクリックし、「テキスト通知」を選択します。

  4. 次の設定を変更し、「次へ」をクリックします。

    テキスト通知をタップしたときの動作を指定します。

    アプリケーションを起動 ユーザーがテキスト通知をタップすると、アプリケーションは現在読んでいる位置で起動します。

    v30 以降のアプリケーションの場合、次のオプションを使用できます。

    アプリケーションを起動し、ライブラリに移動 ユーザーがテキスト通知をタップすると、アプリケーションが起動し、ライブラリが表示されます。

    アプリケーションを起動し、カスタムスロットに移動 ユーザーがテキスト通知をタップすると、アプリケーションが起動し、カスタムストアの Web ビュー、または指定したカスタムスロットが表示されます。

    リンクに移動 ユーザーがテキスト通知をタップすると、指定した URL の Web ページが表示されます。

    v31 以降のアプリケーションの場合、次のオプションを使用できます。

    アプリケーションを起動し、Folio 内の記事に移動 ユーザーがテキスト通知をタップすると、アプリケーションが起動するとすぐに、指定した Folio 内の記事が開きますアプリケーションに iPad と iPhone の両方の Folio が含まれる場合、デバイスの種類ごとに異なるポップアップメニューを使用できます。Folio のレンディションを設定する場合は、Folio 間で記事の名前が一致していることを確認してください。

    ユーザーがテキスト通知をタップしたときに開く記事を指定します。

    ユーザーに送信するテキスト通知メッセージを入力し、「次へ」をクリックします。

  5. 次のオプションを指定します。

    テキスト通知の設定

    アプリケーションのタイプ

    テストアプリケーション(開発版)またはライブアプリケーション(配布版)のどちらに通知を送信するかを決めます。

    対象オーディエンス

    テキスト通知の対象を指定します。例えば、iPhone を選択して、テキスト通知を iPhone 版のアプリケーションをダウンロードした顧客にのみ送信できます。

    30 日以上アプリケーションを使用していないユーザーにテキスト通知を送ることもできます。

    SiteCatalyst 解析アカウントをお持ちの方は、顧客サブグループの情報を CSV ファイルで集めることができます。テキストベースのプッシュ通知を送信するときに、この CSV ファイルを指定することもできます。詳しくは、DPS デベロッパーセンターのプッシュ通知のセグメント化(英語のみ)を参照してください。

    通知時刻

    テキスト通知を後で配信するように設定するには、「カスタム」を選択し、カレンダーアイコンから日付と時刻を選択します。テキストを編集して日付と時刻を変更することもできます。

  6. 「送信」をクリックして、テキスト通知を送信するか、スケジュール設定したテキスト通知をキューに送信します。

    アプリケーションに関して送信したテキスト通知の履歴を表示できます。スケジュール設定したテキスト通知がまだ送信されていない場合は、「キャンセル」をクリックしてテキスト通知をキャンセルできます。

iPad に表示されたテキスト通知

テキスト通知は、アプリケーションがインストールされていてユーザーがプッシュ通知の受信を選択している、すべての iOS デバイスに表示されます。

HTTP ステータスメッセージ 417

プッシュ通知を試みたときに、HTTP 417 ステータスメッセージを受信した場合、プッシュ通知証明書を使用して Apple APNS の SSL 接続を確立できません。プッシュ通知証明書が有効であり、期限切れでないことを確認してください。

サードパーティのプッシュ通知のセットアップ(Enterprise のみ)

DPS App Builder を使用してカスタム Viewer アプリケーションを作成するときには、アドビのプッシュ通知サーバーを使用することも、独自のプッシュ通知サーバーを指定することもできます。

サードパーティのプッシュ通知サーバーを作成する場合は、様々なオプションがあります。サーバーのセットアップ時には、Viewer から次の情報が送信されます。

newsstandEnabled    => 0 (this is ‘8’ when newsstand is enabled) 
badgeEnabled    => 1 
token => <device specific token> 
soundEnabled => 2 
devId => <device_specific guid> 
alertEnabled => 4 
targetDimension => <device specific string>

これらの基本的なプロパティに加え、追加のプロパティを作成できます。例えば、複数のアプリケーションで同じプッシュサーバーを使用する場合は、サーバーのセットアップ時に追加の名前/値プロパティ(「app => cycling」など)を指定します。これらの追加プロパティは、DPS App Builder のプロビジョニングパネルの「カスタムプッシュパラメーター」フィールドで指定します。

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