注意:
注意 : この文書に関するご質問は、DPS フォーラム(英語)をご利用ください。文書に関するご質問については、テクニカルサポートでは対応しておりませんのでご了承ください。
DPS エンタイトルメントサービスは、ユーザーが権利付与(Direct Entitlement)を動作検証できるように設計され、かつ開発版アプリケーションでの配布を制限することができます。このサービスはデモ、POC(機能検証)、および動作検証を目的としています。商用での利用はしないでください。
制限付き配布は、Folio を表示するための権利がユーザーに明確に付与される必要があります。制限付き配布を利用する場合、各ストアで発生する料金ではなく、有料を設定する必要があります。
DPS エンタイトルメントサービスでは、App ID に基づいた Viewer からのリクエストが 1 日 1000 HTTP に制限されます。管理者からのリクエストに制限はありません。リクエスト回数の上限を増やすか削除する場合は、Adobe の Derek Lu に連絡してください。
このサービスは管理者および XML サービスによって構成されています。管理者はユーザーおよびグループを作成し、Folio を配布できます。XML サービスはサードパーティエンタイトルメントに必要な 3 つの XML API を実装します。
エンタイトルメントについて詳しくは、Adobe Developer Connection(英語)で権利付与(Direct Entitlement)の記事を参照してください。
ストアフロントをカスタマイズするには、こちら(英語)を参照してください。
アプリケーションの動作検証には Entitlement Admin の Service URL と Integrator ID を使用します。これらの値は DPS App Builder の権利付与の詳細(Entitlement Details)で使用されます。
Entitlement Admin を使用してユーザーの作成および更新ができます。ユーザーはユーザー名とパスワードが必要で、Description フィールドには任意の説明を入力します。ユーザーには 1 つまたは複数の Folio の権利と、1 つまたは複数のグループを割り当てることができます。
例えば、有料アプリケーションを作成し、3 名のユーザー(Cheryl、Maria、Clarence)が利用する場合、各ユーザーに固有の有料 Folio をパブリッシュします。加えて、North、South、West という複数のグループを作成します。各グループは、その後「North Sales Policies」など各地域固有の Folio に権利を与えます。この例では、Cheryl によって「Cheryl」という名前の Folio に資格が与えられていて、「North」グループに追加されています。Cheryl が「North」グループに追加されてからログインすると、「Cheryl」および「North Sales Policies」という名前の Folio が表示されます。
Entitlement Admin を使用してグループの作成および更新ができます。グループ名(必須)と、Description テキストボックスに任意で説明を入力します。 グループには Folio の権利とユーザーを割り当てることができます。グループは、ユーザーのグループに権利を付与する際に役立ちますが必須ではありません。
Folio の一覧には、このサービスへのログインに使用された DPS アカウントを基に、利用できる Folio が表示されます。パブリッシュした「公開」Folio のみが表示されます。公開されていない、または非公開の Folio には権利を付与できません。無料および有料の Folio はどちらも表示されますが、権利は制限付き配布(Restricted Distribution)を対象とした Folio を含め、有料 Folio に対してのみ適用されます。Folio のメタデータをこのツールから編集することはできません。
Folio に権利が付与されている場合、デバイスで動作検証を行うことができます。
制限付き配布する Folio は必ず、「公開」および「有料」としてパブリッシュします。(非公開の Folio はアプリケーションに表示されません。無料の Folio はすべてのユーザーが利用できます。)
DPS App Builder を使用して iOS アプリケーションをビルドする際には、以下の操作を必ず行います。
- アプリケーションのタイプポップアップメニューからマルチ Folio(権利付与を使用)を選択します。
- 権利付与の詳細パネルで Service URL、Service Auth URL、Integrator ID の値を確認します。また、パスワードを忘れた場合の URL(動作検証用 URL)の指定とアプリケーション ID とバージョンを送信するにチェックを入れる必要があります。
- ナビゲーションツールバーパネルで購入ボタンを隠すにチェックを入れ、権利が付与されていないユーザーのライブラリに有料 Folio が表示されないようにします。
DPS Viewer の作成に関する詳細は、DPS App Builder の概要を参照します。
デバイスで Viewer を起動してサインインすると、サードパーティエンタイトルメントの動作検証を行うことができます。サインインに成功するとユーザーに権利が付与された有料Folio が表示されます。
DPS エンタイトルメントサービスを使用してサードパーティエンタイトルメントおよび制限付き配布の動作検証を行うことができます。
エンタイトルメントについて詳しくは、Adobe Developer Connection(英語)で権利付与(Direct Entitlement)の記事を参照してください。ストアフロントをカスタマイズするには、こちら(英語)を参照してください。
所有するサーバーにこのエンタイトルメントサービスをダウンロードおよびインストールする場合は、DPS エンタイトルメントサーバーのインストール方法(Digital Publishing Suite)を参照してください。