XML(Extensible Markup Language)は、情報を構造化するための言語で、HTML と同様にタグを使用して情報を構造化します。しかし、XML タグは、HTML タグとは異なり、事前に定義されていません。その代わり に、XML では、自分でデータ構造(スキーマ)に適したタグを作成することができます。
XSL(Extensible Stylesheet Language)は、XML データをフォーマットするための言語です。CSS で HTML をフォーマットするように、XSL で 自由に定義づけされた XML データをフォーマットします。XSL ファイルでスタイル、ページエレメント、レイアウトなどを定義して、それを XML ファイルに適用すると、ユーザーが XML データをブラウザーに表示するときに、XSL ファイルで定義した内容に基づいてデータがフォーマットされるようになります。
XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)は XSL のサブセット言語であり、XML データを実際に Webページに表示し、XSL スタイルを使用して読みやすく整えられた HTML 形式に「変換」します。
Dreamweaver を使用すると、アプリケーションサーバーやブラウザーを使用した XSL の変換が実行できる XSLT ページを作成できます。サーバーサイド XSL 変換では、サーバーで XML と XSL の変換が実行され、ページに表示されます。クライアントサイド変換では、ブラウザーで処理されます。
XML データを Web ページに表示するための XSLT ページを作成できます。 タグと タグが含まれる完全な XSLT ページを作成するか、XSLT フラグメントを作成します。XSLT フラグメントを作成すると、body タグや head タグのない、後で動的ページに挿入されるコードの集まりから成る独立したファイルが作成されます。
既存の HTML ページを XSLT ページに変換することができます。例えば、XML データを追加したい、あらかじめデザインされた静的ページがある場合、XSLT ページを作成し、最初からページを再デザインする代わりに、そのページを XSLT ページに変換できます。