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ここでは、ダイナミックメディアでのビデオの操作方法について説明します。

クイックスタート:ビデオ

次のワークフローの手順説明は、ダイナミックメディア内のアダプティブビデオセットをすぐに使い始めることを目的としたものです。各手順に続いて、詳しい説明のあるトピックの見出しへのリンクが記載されています。

注意:

ダイナミックメディアのビデオを操作する前に、AEM 管理者が既にダイナミックメディアクラウドサービスを有効にして設定を完了していることを確認してください。

詳しくは、ダイナミックメディアクラウドサービスの設定を参照してください。

  1. 次の手順を実行して、ダイナミックメディアビデオをアップロードします

     

  2. 次のいずれかの操作を行って、ダイナミックメディアビデオを管理します。

     

  3. 次のいずれかの操作を行って、ダイナミックメディアビデオを公開します。

     

ダイナミックメディアでのビデオの操作

ダイナミックメディアのビデオは、高品質のアダプティブビデオを簡単に公開して、デスクトップ、iOS、Android、Blackberry、Windows などのモバイルデバイスを含む複数の画面にストリーミングするためのエンドツーエンドのソリューションです。アダプティブビデオセットでは、同じビデオを、400 kbps、800 kbps、1000 kbps などの様々なビットレートと形式でエンコードしたバージョンにグループ分けします。デスクトップコンピューターまたはモバイルデバイスによって、利用可能な帯域幅が検出されます。

例えば、iOS モバイルデバイスでは、3G、4G、Wi-Fi などの帯域幅が検出されます。次に、アダプティブビデオセット内の様々なビデオのビットレートの中から、適切なエンコード済みビデオが自動的に選択されます。そのビデオが、デスクトップ、モバイルデバイスまたはタブレットにストリーミングされます。

さらに、デスクトップまたはモバイルデバイスでネットワーク状況が変化した場合に、ビデオ品質が自動的に、動的に切り替えられます。また、デスクトップが全画面表示モードに切り替わった場合、アダプティブビデオセットがより高い解像度を使用するように応答するので、ユーザーの閲覧エクスペリエンスが向上します。アダプティブビデオセットを使用すれば、複数の画面やデバイスでダイナミックメディアビデオを再生するユーザーが、可能な限り最適な品質で再生できます。再生するエンコード済みビデオの判断や再生中の選択のためにビデオプレーヤーによって使用されるロジックは、次のようなアルゴリズムに基づいています。

1. ビデオプレーヤーの「初期デスクトップビットレート」用のターゲットセットに最も近いビットレートを持つアダプティブビデオセット内のビデオを使用して再生を開始します。

2. プレーヤーの高さの 150 %を超えるエンコード済みビデオは除外します。

3. 検出されたダウンロード速度の 70 %を超えるビットレートであるエンコード済みビデオは除外します。

4. 残りのエンコード済みビデオから、最も高いビットレートのレンディションを選択します。

5. その後は、ビデオプレーヤーにより、再生中 4 秒ごとに帯域幅の速度がチェックされ、必要に応じて調整されます。1 つのビデオおよびアダプティブビデオセットの管理では、次の方法がサポートされています。

  • サポートされる各種ビデオ形式およびオーディオ形式のビデオをアップロードして、複数の画面での再生用にビデオを MP4 H.264 形式へとエンコードすること。事前定義済みのアダプティブビデオセット、1 つのビデオのエンコーディングプリセットを使用するか、独自のエンコーディングをカスタマイズしてビデオの品質とサイズを制御することができます。
    • アダプティブビデオセットが生成される場合、そのセットには MP4 ビデオが含まれます。
    • 注意:マスター/ソースビデオはアダプティブビデオセットには追加されません。
  • すべての HTML5 ビデオビューアでのビデオキャプション。
  • 効率的なビデオアセット管理のための、メタデータが完全にサポートされたビデオの整理、参照および検索。
  • Web やデスクトップおよびモバイルデバイス(iPhone、iPad、Android™、Blackberry および Windows Phone を含む)へのアダプティブビデオセットの配信。

アダプティブビデオのストリーミングは、各種 iOS プラットフォームでサポートされています。詳しくは、Scene7 ビューアリファレンスガイドを参照してください。

ダイナミックメディアでは、MP4 H.264 ビデオのモバイルビデオ再生がサポートされています。このビデオ形式をサポートする Blackberry デバイスについては、Blackberry でサポートされているビデオ形式のページで確認できます。

このビデオ形式をサポートする Windows デバイスについては、Windows Phone でサポートされているビデオ形式で確認できます。

  • ダイナミックメディアビデオビューアプリセットを使用してビデオを再生します。このビューアプリセットには、次のビューアが含まれます。
    • 1 つのビデオのビューア
    • ビデオコンテンツと画像コンテンツの両方を組み合わせた混在メディアビューア
  • 自社ブランドのニーズに合わせてビデオプレーヤーを設定します。
  • 単純な URL か埋め込みコードを使用して、ビデオを Web サイト、モバイルサイトまたはモバイルアプリケーションに統合します。

HTML5 ビデオの操作

HTML5 は、モバイルビデオエクスペリエンスを配信する際の共通の標準ですが、デスクトップビデオエクスペリエンスを配信する場合のプラットフォームとしては、HTML5 に次のような限界があることを考慮してください。

  • HTML5 により提供されるのは、準最適なデスクトップビデオエクスペリエンスのみです。
    HTML5 には、すべての Web ブラウザーに適用されるビデオストリーミングの標準は存在しません。そのため、プログレッシブなダウンロードによって顧客にビデオを配信することしかできません。そのようなエクスペリエンスでは、ビデオの読み込みやシークにかかる時間が長くなります。また、ビデオの一時コピーがユーザーのデスクトップに保存されます。
    さらに、アダプティブビデオストリーミングも利用できません。アダプティブビデオストリーミングでは、ビデオプレーヤーによってユーザーのネットワーク接続が検出され、適切な品質のビデオが動的に配信されます。つまり、低帯域幅に対しては低品質のビデオを配信し、高速接続に対しては高品質のビデオを配信します。このような動的ストリーミングを使用しない場合、帯域幅に関係なく、すべてのユーザーに画一的なビデオ再生エクスペリエンスが提供されます。
  • エンコードおよび管理の対象となるビデオが多くなります。
    すべてのブラウザーでサポートされているビデオ形式やコーデックは存在しません。その状況を埋め合わせるために、少なくとも 2 種類のビデオ形式(MP4 と WebM)にエンコードする必要があります。このエンコードは、同じビデオを Firefox、Chrome、Internet Explorer、Safari などの Web ブラウザーで再生するために必要です。
  • ビデオプレーヤーのカスタマイズ機能が限定的です。
    各 HTML5 ブラウザーには、それぞれ独自のビデオプレーヤーコントロールのデフォルト表示が備わっています。ビデオプレーヤーのカスタマイズ機能が限定的であるので、ユーザーに対して一貫したビデオビューアエクスペリエンスを作成することは困難です。
  • ユーザーの範囲が限定されます。
    デスクトップブラウザーの中には、HTML5 互換ではないものもあります。例えば、Internet Explorer のバージョン 7 と 8 では、HTML5 のビデオ関連タグがサポートされていません。このような制限があるので、すべてのデスクトップユーザーに完全に対応することはできません。
    サポートされている HTML5 ビデオコーデックの必要システム構成は次のとおりです。
MP4
  • Internet Explorer 9 以降(デスクトップおよびモバイル)
  • Android 3.0 以降(タブレット)
  • iOS 3.1 以降(モバイル)
  • Chrome 29(最新バージョン。Chrome は自動的に最新バージョンに更新されます)
  • Safari 5.1(Mac OS のみ)

これらの制限は重大ですが、それでもリッチメディアコンテンツ配信のベストプラクティスは、HTML5 ビデオビューアを使用することです。特に、Universal_HTML5_Video ビューアを使用することで、HTML5 ビデオ再生に関する前述の問題の多くを解決できます。このビデオビューアは、次の 2 つのことを同時に実現できる単一のプレーヤーです。

  • HTML5 と CSS を使用してプレーヤーの機能をデザインすること。
  • アダプティブストリーミングとプログレッシブなストリーミングダウンロードのいずれかを使用してビデオを再生し、HTML5 をサポートしていないブラウザーを使用するユーザーを含め、大半のデスクトップユーザーとモバイルユーザーに対応すること。プレーヤーは、使用されているブラウザーとプラグイン機能に基づいて HTML5 再生を使用できます。

詳しくは、動的なビデオ再生を参照してください。

『Adobe Scene7 ビューアリファレンスガイド』のHTML5 ビューアについても参照してください。

ベストプラクティス:HTML5 ビデオビューアの使用

ダイナミックメディアの HTML5 ビデオビューアプリセットは堅牢なビデオプレーヤーです。このプリセットを使用すれば、HTML5 ビデオ再生でよくある問題や、モバイルデバイスに関する問題(アダプティブストリーミング配信機能がない、デスクトップブラウザーの対応状況が限定的であるなど)の多くを回避することができます。

プレーヤーのデザイン側から見れば、ビデオプレーヤーの全機能を、標準の Web 開発ツールでデザインできます。例えば、HTML5 と CSS を使用して、ボタン、コントロールおよびカスタムのポスター画像背景をデザインして、カスタマイズした表示によって顧客に対応することができます。

ビューアの再生側から見れば、ビューアによってブラウザーのビデオ機能が自動的に検出されます。その後、Apple ストリーミング(アダプティブビデオストリーミング)を使用してビデオが配信されます。または、これらの配信方法が使用できない場合は、HTML5 プログレッシブが代わりに使用されます。

HTML5 と CSS を使用して再生コンポーネントをデザインできる機能、埋め込み再生の機能、ブラウザーの機能に応じてアダプティブストリーミングまたはプログレッシブストリーミングを使用できる機能を 1 つのプレーヤーにまとめることで、リッチメディアコンテンツを配信する範囲をデスクトップユーザーとモバイルユーザーの両方に拡大して、ビデオエクスペリエンスを効率化することができます。

『Adobe Scene7 ビューアリファレンスガイド』のHTML5 ビューアについても参照してください。

HTML5 ビデオビューアのデスクトップコンピューターでの動作方法

デスクトップへのアダプティブビデオストリーミングの場合、ビットレートの切り替えに使用されるビデオは、最初はアダプティブビデオセット内のすべての F4V ビデオに基づいています。まったく存在しない場合は、アダプティブビデオセット内のすべての MP4 ビデオに基づいています。

次の表に、デスクトップコンピューターでのビデオの再生方法を判断するために HTML5 ビデオビューアが使用するワークフローを示します。

質問 回答

デスクトップブラウザーに Flash Player がインストールされているか

はい - 右記を参照

いいえ - 次の質問に進む

HTML5 ビデオビューアは、Flash ベースの HTTP アダプティブビデオストリーミングを使用してビデオを再生します。このとき、ネットワーク帯域幅の容量に基づいて自動的に再生が調節され、ユーザーがシークすることもできます。

デスクトップブラウザーは Apple Safari か

はい - 右記を参照

いいえ - 次の質問に進む

HTML5 ビデオビューアは、HTTP アダプティブビデオストリーミング向けの Apple の iOS 標準を使用して、Safari でビデオを再生します。この標準では、ネットワーク帯域幅の容量に基づいて自動的に再生が調節され、ユーザーがシークすることもできます。

デスクトップブラウザーは HTML5 互換で、ビデオでは H.264 コーデックが使用されているか

はい - 右記を参照

いいえ - 次の質問に進む

HTML5 ビデオビューアは、HTML5 <video> タグを使用してビデオを再生します。このタグによって、ビデオをプログレッシブにダウンロードして、プラグインなしでデスクトップ上でビデオをネイティブに再生できます。
Firefox または Internet Explorer 8 以前では Flash Player が使用できないか ビデオは再生できません。

HTML5 ビデオビューアのモバイルデバイスでの動作方法

モバイルへのアダプティブビデオストリーミングの場合、ビットレートの切り替えに使用されるビデオは、最初はアダプティブビデオセット内のすべての MP4 ビデオに基づいています。

次の表に、モバイルデバイスでのビデオの再生方法を判断するために HTML5 ビデオビューアが使用するワークフローを示します。

質問 回答

モバイルデバイスは iOS ベースのスマートフォンまたはタブレットか

はい - 右記を参照

いいえ - 次の質問に進む

HTML5 ビデオビューアは、HTTP アダプティブビデオストリーミング向けの Apple の iOS 標準を使用してビデオを再生します。この標準では、ネットワーク帯域幅の容量に基づいて自動的に再生が調節され、ユーザーがシークすることもできます。

サポートされている Android、Blackberry または Windows モバイルデバイスか

はい - 右記を参照

いいえ - 次の質問に進む

HTML5 ビデオビューアは、HTML5 のプログレッシブビデオダウンロードを使用してビデオを再生します。
サポートされていないデバイスか ビデオは再生できません。

ダイナミックメディアビデオソリューションのアーキテクチャ

次の図に、アップロード後、DMGateway によってエンコードされ、公開されるビデオのオーサリングワークフローの全体像を示します。

ビデオのハイブリッド公開アーキテクチャ

ビデオエンコーディングのベストプラクティス

ここでは、ソースビデオファイルのエンコードにおけるベストプラクティスのヒントを説明します。

ビデオエンコーディングに関するアドバイスについては、以下を参照してください。

 

ソースビデオファイル

ビデオファイルをエンコードするときは、可能な限り最高品質のソースビデオファイルを使用します。以前にエンコードされたビデオファイルの使用は避けてください。そのようなファイルは既に圧縮済みで、さらにエンコードすると標準を下回る品質のビデオが作成されるからです。

次の表に、ソースビデオファイルのエンコード前の推奨サイズ、縦横比および最小ビットレートを示します。

サイズ

縦横比

最小ビットレート

1,024 X 768

4:3

4,500 kbps(ほとんどのビデオ)

1,280 X 720

16:9

3,000 ~ 6,000 kbps(ビデオ内のモーションの量に応じて調整)

1,920 X 1,080

16:9

6,000 ~ 8,000 kbps(ビデオ内のモーションの量に応じて調整)

 

ファイルのメタデータの取得

ビデオ編集ツールを使用してメタデータを参照するか、メタデータ取得用のアプリケーションを使用して、ファイルのメタデータを取得することができます。以下は、サードパーティアプリケーションの MediaInfo を使用してビデオファイルのメタデータを取得する手順です。

  1. 次の Web ページにアクセスします。http://mediainfo.sourceforge.net/en/Download

  2. GUI バージョンのインストーラーを選択してダウンロードし、インストール手順に従って操作します。

  3. インストールの完了後、ビデオファイルを右クリックして(Windows のみ)MediaInfo を選択するか、MediaInfo を開いてビデオファイルをアプリケーションにドラッグします。ビデオの幅、高さ、fps を含む、ビデオファイルに関連するすべてのメタデータが表示されます。

 

縦横比

マスタービデオファイルのビデオエンコーディングプリセットを選択または作成するときには、マスタービデオファイルと同じ縦横比をプリセットに使用してください。縦横比とは、ビデオの高さに対する幅の比率のことです。

ビデオファイルの縦横比を求めるには、ファイルのメタデータを取得し、そのファイルの幅と高さを記録します(前述の「ファイルのメタデータの取得」を参照してください)。さらに、次の式を使用して縦横比を計算します。

幅/高さ = 縦横比

次の表に、この式の解を一般的な縦横比に変換した結果を示します。

式の解

縦横比

1.33

4:3

0.75

3:4

1.78

16:9

0.56

9:16

例えば、幅 1,440、高さ 1,080 のビデオの縦横比は 1,440/1,080、つまり 1.33 になります。このビデオファイルをエンコードするには、縦横比 4:3 のビデオエンコーディングプリセットを選択します。

 

データレート

データレート(ビットレートとも呼ばれます)とは、1 秒間のビデオ再生に相当するエンコード済みのデータ量です。データレートは、1 秒あたりのキロビット数(Kbps)の単位で測定します。

重要:すべてのコーデックで非可逆圧縮が使用されるので、データレートはビデオ品質における最も重要な要因になります。非可逆圧縮では、ビデオファイルの圧縮率が高いほど、ビデオの品質が低下します。この理由で、他の特性(解像度、フレームレートおよびコーデック)がすべて等しい場合、データレートが低いほど、圧縮ファイルの品質が低下します。

ビデオエンコーディングプリセットを選択するときには、ターゲットのエンドユーザーの接続速度を考慮してください。その速度の 80 %のデータレートを持つプリセットを選択してください。例えば、ターゲットのエンドユーザーの接続速度が 1,000 Kbps の場合の最適なプリセットは、ビデオデータレートが 800 Kbps のプリセットです。

次の表に、一般的な接続速度のデータレートを示します。

速度(Kbps)

接続タイプ

256

ダイアルアップ接続。

800

一般的なモバイル接続。この接続では、3G エクスペリエンス向けに 400 ~ 800 の範囲のデータレートがターゲットとなります。

2,000

一般的なブロードバンドデスクトップ接続。この接続では、800 ~ 2,000 Kbps の範囲のデータレートがターゲットとなります。大部分のターゲットは、平均 1,200 ~ 1,500 Kbps です。

5,000

一般的な高帯域幅接続。この高帯域幅の範囲でのエンコードは推奨されません。ほとんどのユーザーに対して、この速度でビデオを配信することはできません。

 

 

解像度

解像度は、ビデオファイルの高さと幅をピクセル単位で表したものです。ほとんどのソースビデオは、1,920 x 1,080 などの高解像度で保存されます。ストリーミング用のソースビデオは、比較的低い解像度(640 x 480 以下)に圧縮されます。

解像度とデータレートは、ビデオの品質を決める、一体的な関連を持つ 2 つの要素です。同じビデオ品質を維持するには、ビデオファイル内のピクセル数が多いほど(解像度が高いほど)、データレートを高くする必要があります。例えば、320 x 240 の解像度と 640 x 480 の解像度のビデオファイルにおけるフレームあたりピクセル数を考察すると、次のようになります。

解像度

フレームあたりピクセル数

320 x 240

76,800

640 x 480

307,200

640 x 480 のファイルのフレームあたりピクセル数は 4 倍あります。これら 2 つの解像度例で同じデータレートを達成するには、640 x 480 のファイルに対して 4 倍の圧縮率を適用します。その結果、ビデオの品質が低下する可能性があります。つまり、250 Kbps のビデオデータレートの場合、320 x 240 の解像度では高品質の表示が可能ですが、640 x 480 の解像度では高品質の表示は期待できません。

一般に、高いデータレートを使用するほど、ビデオの画質はよくなり、高い解像度を使用するほど、その画質を維持するために必要になるデータレートも(解像度が低い場合と比較して)増加します。

解像度とデータレートには関連があるので、ビデオをエンコードする際には次の 2 つの方法から選択できます。

  • データレートを選択してから、選択したデータレートできれいに表示される最高の解像度でエンコードします。

  • 解像度を選択してから、選択した解像度で高品質のビデオを配信するために必要になるデータレートでエンコードします。

マスタービデオファイルのビデオエンコーディングプリセットを選択(または作成)する場合は、次の表を使用して正しい解像度をターゲットにします。

解像度

高さ(ピクセル)

画面サイズ

240p

240

ごく小さな画面

300p

300

小型の画面(一般にモバイルデバイス用)

360p

360

小型の画面

480p

480

中型の画面

720p

720

大型の画面

1080p

1080

高画質の大型の画面

 

Fps(1 秒あたりのフレーム数)

日本および米国では、ほとんどのビデオは 1 秒あたりのフレーム数(fps)が 29.97 で撮影されます。また、ヨーロッパでは、ほとんどのビデオが 25 fps で撮影されます。映画は 24 fps で撮影されます。

マスタービデオファイルの fps レートに一致するビデオエンコーディングプリセットを選択します。例えば、マスタービデオが 25 fps の場合は、25 fps のエンコーディングプリセットを選択します。デフォルトでは、すべてのカスタムエンコーディングでマスタービデオファイルの fps が使用されます。そのため、ビデオエンコーディングプリセットを作成するときに、fps 設定を明示的に指定する必要はありません。

 

ビデオエンコーディングのサイズ

最適化の理由で、ソースビデオのサイズがエンコードされるすべてのビデオの整数倍になるようなエンコーディングのサイズを選択してください。

この比率を計算するために、ソースの幅をエンコードの幅で割って幅の比率を求めます。次に、ソースの高さをエンコードの高さで割って高さの比率を求めます。

結果の比率が整数の場合は、ビデオが最適なサイズで縮小されます。結果の比率が整数でない場合は、ディスプレイに圧縮による副作用のピクセルが残存して、ビデオの品質に影響を及ぼします。この影響は、ビデオにテキストが含まれる場合に特に目立ちます。

例として、1,920 x 1,080 のソースビデオを取り上げます。次の表の 3 つのエンコードされたビデオは、使用すべき最適なエンコーディング設定です。

 

ビデオタイプ

幅 x 高さ

幅の比率

高さの比率

ソース

1,920 x 1,080

1

1

エンコード

960 x 540

2

2

エンコード

640 x 360

3

3

エンコード

480 x 270

4

4

 

エンコードされたビデオのファイル形式

ダイナミックメディアでは、MP4 H.264 ビデオエンコーディングプリセットの使用を推奨しています。MP4 ファイルでは H.264 ビデオコーデックが使用されるので、高品質のビデオを圧縮されたファイルサイズで作成することができます。

YouTube へのビデオの公開

既に作成されている YouTube チャネルにオンプレミスの Adobe Experience Manager ビデオアセットを直接公開する処理を自動化できます。

ビデオアセットを YouTube に公開するには、タグを使用して Adobe Experience Manager Assets をセットアップします。これらのタグを 1 つ以上の YouTube チャネルに関連付けることができます。ビデオアセットのタグが YouTube チャネルのタグと一致する場合、ビデオが YouTube に公開されます。ビデオアセットにタグがない場合は、YouTube には公開されません。

YouTube への公開では AEM の処理プロファイルシステムがスキップされ、それに伴いビデオエンコーディングプロファイルもスキップされます。YouTube には独自のエンコーディング機能があり、ビデオの処理プロファイルが不要であるので、このようにスキップされます。ただし、ほとんどの場合は、ビデオアセットに処理プロファイルを適用しておくことが期待されます。 処理プロファイルまたはビデオプロファイルをスキップして YouTube に直接公開すると、Adobe Experience Manager アセットのビデオアセットに対して、表示可能なサムネールが作成されません。

ビデオアセットの YouTube サーバーへの公開において、YouTube との安全でセキュアなサーバー間認証を行うためには、次のタスクを実行する必要があります。

  1. Google Cloud 設定を行います
  2. 1 つ以上のチャネルを YouTube に追加します
  3. 公開用のタグをセットアップします
  4. Adobe Experience Manager で YouTube をセットアップします
  5. アップロードしたビデオのデフォルト YouTube プロパティの設定を自動化します
  6. YouTube チャネルにビデオを公開します
  7. YouTube で公開済みのビデオを確認します
  8. Web アプリケーションに YouTube URL をリンクします

また、ビデオを非公開にして YouTube から削除することもできます。

 

Google Cloud 設定

YouTube に公開するには、Google アカウントが必要です。GMAIL のアカウントを持っている場合は、既に Google アカウントも所有しています。Google アカウントがない場合も、簡単に作成できます。Google アカウントが必要な理由として、YouTube へのビデオアセットの公開時に秘密鍵証明書が必要になります。既にアカウントを作成している場合は、この節をスキップしてください。

Google Cloud を設定するには:

 

  1. 新しい Google アカウントを作成します。
    https://accounts.google.com/SignUp?service=mail
    既に Google アカウントを持っている場合は、次のステップに進んでください。

  2. https://cloud.google.com/ にアクセスします。

  3. Google Cloud Platform ページの上部にある、「Go to my console」をタップします。「Go to my console」が表示されない場合、「Sign in」をタップして、自分の Google アカウントの資格情報を使用する必要があります

  4. Google Developers ページで、「Create Project」をタップします。

  5. New Project ダイアログボックスで、プロジェクト名とプロジェクト ID を入力します。
    プロジェクト ID は変更できないので、慎重に検討してください。また、このプロジェクト ID は、後で Adobe Experience Manager で YouTube をセットアップする際も入力する必要があります。このプロジェクト ID を記録しておいてください。

  6. I have read and agree to all Terms of Service」をチェックします。

  7. Create」をタップします。

  8. Google Developers Console ページで、左側のプロジェクト名の下にある「APIs & auth」をタップします。

  9. 右側のパネルで、「YouTube Data API v3」をタップします。

  10. YouTube Data API v3 ページで、「Off」をタップしてこの API をオンにします。

  11. Enable YouTube Data API v3 ダイアログボックスで、「I have read and agree to both Google APIs Terms of Service and YouTube Data API v3 Terms of Service」をチェックします。

  12. 作成しておいた電子メールアドレスを指定します。「Product Name」フィールドに、後でコンテンツ画面のヘッダーとして表示されるテキストを入力します。この画面は、Adobe Experience Manager の YouTube 設定でチャネルを追加するときに使用するものです(Adobe Experience Manager での YouTube のセットアップを参照)。「Create」をクリックします。

  13. 左側の「APIs & auth」ヘッダーの下にある「Credentials」をタップします。

  14. 右側の「OAuth」ヘッダーの下にある「Create New Client ID」をタップします。

  15. Create Client ID ダイアログボックスで、「Web Application」を選択したままにします。

  16. 「Authorized Javascript origins」フィールドで、次の形式で URL を貼り付けます。

    http://<servername.domain>:<port#>

    例:http://1a2b3c.mycompany.com:4321/

  17. 「Authorized redirect URI」フィールドで、次の形式で URL を貼り付けます。

    http://<servername.domain>:<port#>/etc/cloudservices/youtube.youtubecredentialcallback.json

    例:http://1a2b3c.mycompany.com:4321/etc/cloudservices/youtube.youtubecredentialcallback.json

  18. Create Client ID」をタップします。

  19. Client ID for web application」ヘッダーの下にある「Download JSON」をタップします。

  20. ダウンロードした JSON ファイルを保存します。
    この JSON ファイルは、後で Adobe Experience Manager で YouTube をセットアップするときに必要になります。

    次に、YouTube に 1 つ以上のチャネルを追加します。

YouTube へのチャネルの追加

YouTube にビデオを公開するには、1 つ以上のチャネルが必要です。既に YouTube チャネルを作成している場合は、このタスクをスキップして、次の「公開用のタグのセットアップ」タスクに進んでください。

警告:

Adobe Experience Manager の YouTube 設定でチャネルを追加する前に、YouTube に 1 つ以上のチャネルをセットアップしておいてください(後述の Adobe Experience Manager での YouTube のセットアップを参照)。チャネルをセットアップしていない場合、チャネルが存在しないことに関する警告は表示されません。それでも、チャネルを追加したときに Google 認証が実行されますが、ビデオの送信先チャネルを選択するオプションが示されません。

YouTube に 1 つ以上のチャネルを追加するには:

  1. https://www.youtube.com にアクセスし、Google アカウントの資格情報を使用してサインインします。

  2. YouTube ページの右上隅にある青いボックスをタップします。

  3. All my channels」をタップします。

  4. Use YouTube as... ページで、「Create a new channel」をタップします。

  5. Create a new channel ページで、ビデオアセットの公開先となるチャネルの名前を入力します。
    この名前は、Adobe Experience Manager で YouTube をセットアップするときに入力する必要があるので、覚えておいてください。

  6. チャネルのカテゴリとコンテンツフィールドを選択します。

  7. I agree to the Pages Terms」をチェックします。

  8. Done」をタップします。

  9. (オプション)必要に応じて、他のチャネルを作成します。

    次に、公開用にタグをセットアップします。

公開用のタグのセットアップ

YouTube チャネルに公開するために、Adobe Experience Manager ではタグが 1 つ以上のチャネルに関連付けられます。デフォルトのタグを使用する場合は、このタスクをスキップして、「Adobe Experience Manager での YouTube のセットアップ」に進んでください。

公開用のタグをセットアップするには:

 

  1. AEM の左上隅にある AEM ロゴをタップしてから、左側のレールでツール(ハンマーのアイコン)/一般タグ付けをタップします。

  2. 必要に応じてタグを追加します。

    次に、Adobe Experience Manager で YouTube をセットアップします。

Adobe Experience Manager での YouTube のセットアップ

  1. AEM の左上隅にある AEM ロゴをタップしてから、左側のレールでツール(ハンマーのアイコン)/導入クラウドサービスをタップします。

  2. 「サードパーティのサービス」ヘッダーの下の「YouTube」で、「今すぐ設定」をタップします。

  3. 設定を作成ダイアログボックスで、タイトル(必須)と名前(オプション)をそれぞれのフィールドに入力します。

  4. 作成」をタップします。

  5. YouTube アカウント設定ダイアログボックスで、「アプリケーション名」フィールドに Google プロジェクト ID を入力します。
    このプロジェクト ID は、先ほど Google Cloud 設定を行ったときに指定したものです。
    このダイアログボックスは後ですぐに使用するので、開いておいてください。

  6. 任意のテキストエディターを使用して、「Google Cloud 設定」のタスクでダウンロードして保存しておいた JSON ファイルを開きます。

  7. この JSON テキスト全体を選択してコピーします。

  8. YouTube アカウント設定ダイアログボックスに戻って、「JSON 設定」フィールドに JSON テキストを貼り付けます。

  9. OK」をタップします。

  10. 利用可能なチャネル」の右にある「+」(プラス記号のアイコン)をタップします。

  11. Adobe Experience Manger の YouTube チャネルダイアログボックスで、「タイトル」フィールドに、「YouTube へのチャネルの追加」タスクで作成したチャネルの名前を入力します。
    オプションで、必要に応じて説明を追加できます。

  12. OK」をタップします。

  13. YouTube/Google 認証:

    • 前述の Google プロジェクト ID と JSON テキストに関連付けられた Google ユーザー名とパスワードを入力します。
    • アカウントに存在するチャネルの数によっては、2 つ以上の項目が表示されます。チャネルを選択してください。電子メールアドレスはチャネルではないので、選択しないでください。
    • 次のページで、「確定」をタップして、このチャネルへのアクセスを許可します。

     

  14. クラウドサービス/YouTube ページで、鉛筆アイコンをタップして、使用するタグのリストを編集します。

  15. ドロップダウンリストアイコン(上下逆のキャレット)をタップして、Adobe Experience Manager で利用可能なタグのリストを表示します。

  16. 1 つ以上のタグをタップして追加します。
    追加したタグを削除するには、そのタグを選択して、「X」をタップします。

  17. タグの追加が完了したら、「OK」をタップします。
     
    次に、YouTube チャネルにビデオを公開します。

(オプション)アップロードしたビデオのデフォルト YouTube プロパティ設定の自動化

ビデオをアップロードする際に YouTube プロパティの設定を自動化できます。これを行うためには、メタデータ処理プロファイルを AEM で作成します。

メタデータ処理プロファイルを作成するには、まず「フィールドラベル」、「プロパティにマッピング」、「選択肢」の各フィールドの値をコピーします。これらはすべてビデオのメタデータスキーマで見つかります。次に、これらの値を追加して、YouTube ビデオメタデータ処理プロファイルを作成します。

アップロードしたビデオのデフォルト YouTube プロパティの設定を自動化するには:

  1. AEM の左上隅にある AEM ロゴをタップしてから、左側のレールでツール(ハンマーのアイコン)/アセットメタデータスキーマをタップします。

  2. デフォルト値」をタップします。

  3. ビデオ」の左側のボックスをオンにして、「編集」をタップします。

  4. フォームを編集ページの「詳細」タブをタップします。

  5. YouTube カテゴリ」をタップします。(YouTube カテゴリドロップダウンリストはタップしないでください。)

  6. ページの右側の「設定」タブで次の手順を実行します。

    • フィールドラベル」テキストフィールドで、値を選択してコピーします。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
    • プロパティにマッピング」テキストフィールドで、値を選択してコピーします。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
    • 選択肢」の下で、使用するデフォルト値(「人とブログ」または「科学と技術」など)を選択してコピーします。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
  7. フォームを編集ページの中ほどで、「YouTube への公開」の下の「YouTube のプライバシー」をタップします。(YouTube のプライバシードロップダウンリストはタップしないでください。)

  8. ページの右側の「設定」タブで次の手順を実行します。

    • フィールドラベル」テキストフィールドで、値を選択してコピーします。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
    • プロパティにマッピング」テキストフィールドで、値を選択してコピーします。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
    • 選択肢」の下で、使用するデフォルト値を選択してコピーします。選択肢は 2 つが 1 組になっています。1 組の下のフィールドは、コピーするデフォルト値(公開、非公開またはプライベート)です。
      コピーした値を、開いているテキストエディターに貼り付けます。後でメタデータ処理プロファイルを作成するときにこの値が必要になります。テキストエディターは開いたままにしておきます。
  9. フォームを編集ページの左上隅の近くで「キャンセル」をタップします。

  10. 左側のレールで、処理プロファイルメタデータプロファイルをタップします。プラス記号をタップして新しいメタデータプロファイルを作成します。名前は「YouTube Video」とします。

  11. フォームを編集ページの「詳細」タブをタップします。

  12. 次の手順を実行して、コピーした「YouTube への公開」の値を、プロファイルに追加します。

    • ページの右側で、「フォームを作成」タブをタップします。
    • セクションヘッダーというラベルのコンポーネントを左にドラッグして、フォーム領域にドロップします。
    • フィールドラベル」をタップします。
    • フォームを編集ページの右側にある「設定」タブで、「フィールドラベル」テキストフィールドに「YouTube Publishing」と入力します。
    • フォームを作成」タブをタップし、複数値テキストというラベルのコンポーネントを左にドラッグして、「YouTube への公開」という見出しの下にドロップします。
    • フィールドラベル」をタップします。
    • フォームを編集ページの右側にある「設定」タブで、先ほどコピーした「YouTube への公開」の 3 つの値(「フィールドラベル」、「プロパティにマッピング」、「デフォルト値」)をフォームのそれぞれのフィールドに貼り付けます。
  13. 次の手順を実行して、コピーした「YouTube のプライバシー」の値を、プロファイルに追加します。

    • ページの右側で、「フォームを作成」タブをタップします。
    • セクションヘッダーというラベルのコンポーネントを左にドラッグして、フォーム領域にドロップします。
    • フィールドラベル」をタップします。
    • フォームを編集ページの右側にある「設定」タブで、「フィールドラベル」テキストフィールドに「YouTube Privacy」と入力します。
    • フォームを作成」タブをタップし、複数値テキストというラベルのコンポーネントを左にドラッグして、「YouTube への公開」という見出しの下にドロップします。
    • フィールドラベル」をタップします。
    • フォームを編集ページの右側にある「設定」タブで、先ほどコピーした「YouTube のプライバシー」の 3 つの値(「フィールドラベル」、「プロパティにマッピング」、「デフォルト値」)をフォームのそれぞれのフィールドに貼り付けます。
  14. ページの右上隅にある「完了」をタップします。

  15. YouTube Publishing メタデータ処理プロファイルを、アップロードするビデオのフォルダーに適用します。ビデオをアップロードするとき、この処理プロファイルが各ビデオに自動的に適用されます。

    詳しくは、処理プロファイルのフォルダーへの適用を参照してください。

YouTube チャネルへのビデオの公開

前のタスクで追加したタグをビデオアセットに関連付ける必要があります。このプロセスによって、Adobe Experience Manager が YouTube チャネルに公開するアセットを把握できるようになります。

YouTube チャネルにビデオを公開するには:

 

  1. YouTube チャネルに公開するビデオアセットの場所に移動します。

  2. リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットをタップします。

  3. ツールバーのプロパティを表示アイコン(丸で囲まれた「i」)をタップします。

  4. タグ」フォームフィールド内をタップします。

  5. 「基本」タブの「公開ステータス」ヘッダーの下にある「タグ」ドロップダウンリストで、ビデオの公開先となる 1 つ以上の YouTube チャネルに関連付ける、1 つ以上のタグを選択します。

  6. ツールバーの保存アイコン(チェックマーク)をタップします。

  7. ツールバーの発行アイコン(「X」のない地球)/発行をタップします。

    オプションで、YouTube チャネルで公開済みビデオを確認できます。

(オプション)YouTube での公開済みビデオの確認

公開にかかる時間は、マスタービデオの形式、ファイルサイズ、アップロードトラフィックなどの多数の要因により左右されます。公開プロセスにかかる時間は、数分から数時間までの幅があります。また、高解像度の形式では、レンダリングの時間がかかることにも注意してください。例えば、720p や 1080p の場合、表示されるまでの時間が 480p よりも大幅に長くなります。

8 時間経っても「アップロード済み(処理中、お待ちください)」というステータスメッセージが表示される場合は、サイトからビデオを削除して再度アップロードしてみてください。

(オプション)YouTube で公開済みビデオを確認するには:

 

  1. https://www.youtube.com/ にサインインします。

  2. 作成したチャネルを選択します。

  3. YouTube ページの右上に表示されるチャネル名をタップします。

  4. 動画の管理」をタップして、ビデオアセットの進捗状況を確認します。

Web アプリケーションへの YouTube URL のリンク

ビデオの公開後、ダイナミックメディアによって生成された YouTube URL 文字列を取得できます。YouTube URL をコピーしたらクリップボードに配置されるので、必要に応じて Web サイトのページまたはアプリケーションに貼り付けることができます。

注意:

YouTube URL は、ビデオアセットを YouTube に公開するまではコピーできません。

Web アプリケーションに YouTube URL をリンクするには:

  1. URL をコピーする YouTube の公開済み ビデオアセットの場所に移動し、アセットをタップして開きます。

    YouTube URL をコピーするには、その前にビデオアセットを YouTube に公開しておく必要があります。

     

  2. ページの右上付近にあるビューアイコンをタップして、「プロパティ」を選択します。

  3. 詳細」タブをタップします。

  4. 「YouTube への公開」の下の「公開済み URL」グループで、URL テキストを選択し、Web ブラウザーにコピーしてアセットをプレビューするか、Web コンテンツページに追加します。

ビデオを非公開にして YouTube から削除

Adobe Experience Manager のビデオアセットを非公開にすると、そのビデオは YouTube から削除されます。

ビデオを非公開にして YouTube から削除するには:

 

  1. AEM の左上隅にある AEM ロゴをタップしてから、左側のレールでツール(ハンマーのアイコン)/アセットをタップします。

  2. YouTube チャネルで非公開にするビデオアセットの場所に移動します。

  3. アセット選択モードで、1 つ以上の公開済みビデオアセットを選択します。

  4. ツールバーの非公開アイコン(「X」付きの地球)/非公開非公開をタップします。

ビデオレポートの表示

ビデオレポートには、指定した期間における様々な集計指標が表示されます。ユーザーはビデオレポートを使用して、公開済みの個々のビデオやビデオの集合が期待どおりに動作しているかを監視できます。次のトップの指標データは、Web サイト全体のすべての公開済みビデオについて集計されるものです。

  • ビデオ開始
  • 完了率
  • ビデオの平均視聴時間
  • ビデオの合計視聴時間
  • 訪問別ビデオ数

すべての公開済みビデオの表も表示されるので、ビデオ開始数の合計に基づいて、Web サイトで視聴された上位のビデオを追跡できます。

リストのビデオ名をタップすると、ビデオのオーディエンス保持(ドロップオフ)レポートが折れ線グラフの形式で表示されます。このグラフには、ビデオ再生中の特定の瞬間におけるビュー数が表示されます。ビデオを再生すると、プレーヤーの時間インジケーターと同期して縦棒が表示されていきます。この折れ線グラフのデータが急激に下るところは、オーディエンスが関心をなくして再生を終了したところです。

ビデオが Adobe Experience Manager ダイナミックメディア以外でエンコードされた場合、オーディエンス保持(ドロップオフ)グラフおよび表内の再生率データは利用できません。

ダイナミックメディアクラウドサービスの設定も参照してください。

 

注意:

トラッキングおよびレポートのデータは、ダイナミックメディア独自のビデオプレーヤーと関連するビデオプレーヤープリセットの使用状況のみに基づいています。そのため、他のビデオプレーヤーによって再生されたビデオを追跡およびレポートすることはできません。

デフォルトでは、ビデオレポートを最初に開いたときに、今月初めから今月の今日の日付までのビデオデータが表示されます。ただし、このデフォルトの日付範囲を上書きして、独自の日付範囲を指定することができます。次回ビデオレポートを開くと、指定した日付範囲が使用されます。

ビデオレポートの正常動作のために、ダイナミックメディアクラウドサービスの設定時に、レポートスイート ID が自動的に作成されます。そのときに、そのレポートスイート ID が公開サーバーにプッシュされ、アセットのプレビューの際に URL コピー機能で使用できるようになります。ただし、そのためには公開サーバーを事前にセットアップしておく必要があります。公開サーバーがセットアップされていない場合も、公開してビデオレポートを確認することはできますが、その際にはダイナミックメディアクラウド設定に戻って「OK」をタップする必要があります。

ビデオレポートを表示するには:

  1. AEM の左上隅にある AEM ロゴをタップしてから、左側のレールでツール(ハンマーのアイコン)/アセットビデオレポートをタップします。

  2. ビデオレポートページで、次のいずれかの操作を行います。

    • 右上付近にあるビデオレポートを更新アイコンをタップします。
      「更新」を使用する必要があるのは、レポートの最終日が今日の日付である場合のみです。この操作によって、前回のレポート実行以降に発生したビデオトラッキングを確認できます。
    • 右上付近にある日付選択アイコンをタップします。
      ビデオデータを表示する開始日と終了日の範囲を指定し、「レポートを実行」をタップします。

    「トップの指標」グループボックスに、サイト全体にわたるすべての公開済みビデオに関する様々な集計値が表示されます。

     

  3. 上位の公開済みビデオを示した表で、ビデオ名をタップしてビデオを再生し、そのビデオのオーディエンス保持(ドロップオフ)レポートを表示します。

Scene7 HTML5 ビューア SDK を使用して作成したビデオビューアに基づくビデオレポートの表示

ダイナミックメディアで標準提供されているビデオビューアを使用している場合、または標準提供のビデオビューアからカスタムのビューアプリセットを作成した場合は、ビデオレポートを表示するための追加手順は必要ありません。これに対して、Scene7 HTML5 ビューア SDK から独自のビデオビューアを作成した場合は、次の手順を実行して、ビデオビューアがダイナミックメディアのビデオレポートにトラッキングイベントを送信するように設定する必要があります。

独自のビデオビューアを作成するには、Scene7 ビューアリファレンスと Scene7 HTML5 ビューア SDK を使用します。

詳しくは、Scene7 ビューアリファレンスガイドを参照してください。

Scene7 HTML ビューア SDK は、Adobe Developer Connection からダウンロードできます。

詳しくは、Adobe Developer Connection を参照してください。

 

Scene7 HTML5 ビューア SDK を使用して作成したビデオビューアに基づいてビデオレポートを表示するには:

  1. 公開済みビデオアセットの場所に移動します。

  2. アセットのページの左上隅付近にある、ドロップダウンリストで「ビューア(Vierwers)」を選択します。

  3. 任意のビデオビューアプリセットを選択し、埋め込みコードをコピーします。

  4. 埋め込みコード内の次の行を探します。

    videoViewer.setParam("config2", "<value>");

    この config2 パラメーターによって、HTML5 ビューアでのトラッキングが有効になります。また、これは、ビデオレポートの設定情報と、顧客ごとの Adobe Analytics の設定情報を含む企業特有のプリセットでもあります。

    config2 パラメーターの正しい値は、埋め込みコードURL コピー機能のいずれかで検索できます。URL コピーコマンドから取得した URL 内で探すべきパラメーターは、&config2=<value> です。この値はほぼ常に companypreset ですが、一部のケースでは companypreset-1 companypreset-2 などとなっていることもあります。

  5. カスタムのビデオビューアコードで、次の操作を行って、ビューアページに AppMeasurementBridge.jsp を追加します。

    • まず、&preset パラメーターが必要かを判断します。
      config2 パラメーターが companypreset の場合は、&preset=parameter は必要ありません。
      config2 がその他の場合は、preset パラメーターを config2 パラメーターと同じ値に設定します。例えば、config2=companypreset-2 の場合、&param2=companypreset-2 を AppMeasurmentBridge.jsp URL に追加します。
    • さらに、次の AppMeasurementBridge.jsp のスクリプトを追加します。
      <script language="javascript" type="text/javascript" src="http://s7d1.scene7.com/s7viewers/AppMeasurementBridge.jsp?company=robindallas&preset=companypreset-2"></script>
  6. 次の操作を行って、TrackingManager コンポーネントを作成します。

    • s7sdk.Utils.init(); をコールした後に、次の行を追加して、TrackingManager インスタンスを作成し、イベントを追跡します。
      var trackingManager = new s7sdk.TrackingManager();
    • 次の操作を行って、コンポーネントを TrackingManager に接続します。
      s7sdk.Event.SDK_READY イベントハンドラーで、追跡するコンポーネントを TrackingManager に関連付けます。
      例えば、コンポーネントが videoPlayer の場合、
      trackingManager.attach(videoPlayer);
      を追加して、このコンポーネントを trackingManager に関連付けます。ページ上の複数のビューアを追跡するには、複数のトラッキングマネージャーコンポーネントを使用します。
    • 次のコードを追加して、AppMeasurementBridge オブジェクトを作成します。
      var appMeasurementBridge = new AppMeasurementBridge();        appMeasurementBridge.setVideoPlayer(videoPlayer);
    • 次のコードを追加して、トラッキング関数を追加します。
      trackingManager.setCallback(appMeasurementBridge.track, 
       appMeasurementBridge);

    appMeasurementBridge オブジェクトには組み込みのトラッキング関数があります。ただし、複数のトラッキングシステムやその他の機能をサポートするために、独自のトラッキング関数を作成することもできます。 

    詳しくは、『Scene7 HTML5 ビューア SDK ユーザーガイド』の「TrackingManager コンポーネントの使用」を参照してください。このガイドは、、Adobe Developer Connection からダウンロードできます。

ビデオへのキャプションまたはサブタイトルの追加

キャプションを 1 つのビデオまたはアダプティブビデオセットに追加することにより、ビデオの提供先をグローバルマーケットまで広げることができます。キャプションを追加すると、言語ごとの音声の吹き替えの必要性、つまりネイティブスピーカーを使って音声を再録音する必要性がなくなります。ビデオは録画された言語で再生されます。外国語のサブタイトルが表示されるので、違う言語の視聴者も音声部分を理解できます。

聴覚障害者のためのクローズドキャプションを使用することで、キャプションによってアクセシビリティを大幅に向上させることもできます。

注意:

使用するビデオプレーヤーがキャプションの表示に対応する必要があります。

ダイナミックメディアには、キャプションファイルを JSON(JavaScript Object Notation)形式に変換する機能があります。このように変換できるので、JSON テキストを、ビデオの完全なトランスクリプトとして表示せずに Web ページに埋め込むことができます。この後、検索エンジンがコンテンツをクロールしてインデックスを作成できます。これにより、ビデオを検索しやすくなり、ビデオコンテンツの詳細がユーザーに提供されます。

URL で JSON 機能を使用する方法について詳しくは、Scene7 Image Serving API ヘルプの静的コンテンツ(画像以外)の提供(英語)を参照してください。

ビデオにキャプションまたはサブタイトルを追加するには:

  1. サードパーティアプリケーションまたはサービスを使用して、ビデオキャプション/サブタイトルのファイルを作成します。

    WebVTT(Web Video Text Tracks)標準に従ってファイルを作成してください。キャプションファイルの拡張子は .vtt です。WebVTT キャプション標準をよく確認してください。

    WebVTT:Web Video Text Tracks 形式(英語)を参照してください。

    ダイナミックメディアの外部でキャプション/サブタイトルのファイルを作成するための無料ツールや有料ツールがあります。例えば、スタイル設定なしの単純なビデオキャプションファイルを作成するには、次に示すキャプションの作成および編集用の無償オンラインツールを使用できます。

    WebVTT Caption Maker

    よい結果を得るためには、このツールを Explorer 9 以上、Google Chrome、または Safari で使用してください。

    ツールの「Enter URL of video file」フィールドにビデオファイルの URL をコピーして貼り付け、「Load」をクリックします。アセットの URL の取得を参照して、ビデオファイルそのものの URL を取得し、それを「Enter URL of video file field」に貼り付けてください。その後、Internet Explorer、Chrome、または Safari で、ビデオを再生できます。

    ここで、サイトの画面に表示される指示に従って、WebVTT ファイルを作成して保存します。終了したら、キャプションファイルの内容をコピーし、空のテキストエディターに貼り付けて、ファイル拡張子 .vtt を付けて保存します。

    注意:

    複数言語のビデオサブタイトルを用意してグローバル対応する場合、WebVTT 標準では、サポート対象の言語ごとに個別の .vtt ファイルを作成して呼び出す必要があります。

    通常、VTT ファイルの名前はビデオファイルと同じにして、言語ロケール(-EN、-FR、-DE など)を追加します。そうしておくと、既存の Web コンテンツ管理システムを使用してビデオの URL を自動的に生成する際に役立ちます。

  2. AEM で、WebVTT キャプションファイルを DAM にアップロードします。

  3. アップロードしたキャプションファイルを関連付ける、公開済みビデオアセットに移動します。

    URL をコピーするには、その前にアセットを公開しておく必要があります。

    詳しくは、アセットの公開を参照してください。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • ポップアップビデオビューアエクスペリエンスの場合、「URL」をタップします。URL ダイアログボックスで、URL を選択してクリップボードにコピーし、その URL を単純なテキストエディターに貼り付けます。コピーしたビデオの URL に次の構文を付加します。

      &caption=<server_path>/is/content/<path_to_caption.vtt_file,1>

      キャプションパスの最後の ,1 に注意してください。パスの .vtt ファイル名拡張子の直後で、ビデオプレーヤーバーのクローズドキャプションボタンの有効(オン)と無効(オフ)を切り替えることができます。それぞれ、,1 または ,0 を設定します。
    • 埋め込みビデオビューアエクスペリエンスの場合、「埋め込みコード」をタップします。埋め込みコードダイアログボックスで、埋め込みコードを選択してクリップボードにコピーし、そのコードを単純なテキストエディターに貼り付けます。コピーした埋め込みコードに次の構文を付加します。

      videoViewer.setParam("caption","<path_to_caption.vtt_file,1>");

      キャプションパスの最後の ,1 に注意してください。パスの .vtt ファイル名拡張子の直後で、ビデオプレーヤーバーのクローズドキャプションボタンの有効(オン)と無効(オフ)を切り替えることができます。それぞれ、,1 または ,0 を設定します。

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