製品 | Adobe Experience Manager |
バージョン | 6.2 |
タイプ | メジャーリリース |
正式版の日付 | 2016 年 4 月 21 日 |
推奨されるアップデート | サービスパック 1 + 最新の累積フィックスパック |
機能パック | 利用可能な機能パックのリストについては、AEM 6.2 機能パックをご覧ください。 |
このバージョンの Adobe Experience Manager のリリースサイクルは 2015 年 5 月 21 日に開始され、品質保証とバグ修正の 21 のイテレーションを経て 2016 年 4 月 6 日に終了しました。機能強化や新機能を含め、このリリースで修正された、お客様に関係のある問題の数は合計で 972 個です。
Adobe Experience Manager 6.2 は、2016 年 4 月 21 日より正式版として提供されています。

Adobe Experience Manager 6.2 は、Adobe Experience Manager 6.1 コードベースのアップグレードリリースです。新機能および強化機能、顧客向けの重要な修正、顧客向けの優先順位の高い機能強化、製品の安定性向上のための全般的なバグ修正が加えられています。
また、すべての Adobe Experience Manager 6.1 機能パック、ホットフィックスおよびサービスパックリリースが含まれています。
以下のリストはその概要です。詳細については以降のページを参照してください。
Adobe Experience Manager 6.2 のプラットフォームは、更新バージョンの OSGi ベースのフレームワーク(Apache Sling および Apache Felix)とJava コンテンツリポジトリの Apache Jackrabbit Oak
1.4.1 上に構築されています。
クイックスタートは、サーブレットエンジンとして Eclipse Jetty 9.2.14 を使用します。
セキュリティ機能:
- パスワード履歴のサポートを追加
- 認証トークンの有効期限を設定可能
- 継続的な努力:製品の様々な領域における、Sling loginAdministrative API の使用からサービスユーザーへの切り替え
- SurferInfoMgr での Dispatcher IP のマスク
製品エンジニアリングの SPLC(Secure Product Life Cycle)
- すべてのテクニカルスタッフに高度なセキュリティトレーニングを実施
- すべての新機能に関するセキュリティの質問を確認および承認済み
- 改善された新しい静的コード解析
- 数種類の外部の浸透テスト(BugCrowd など)
リポジトリの主な機能強化は以下のとおりです。
- MongoDB Enterprise 3.2 のサポート
- TarMK のコールドスタンバイを、高可用性実現のための手続き型フェールオーバーをサポートするように強化
- ファセット検索、推奨、スペルチェッカーなどの Oak 検索の強化
- パフォーマンス、スケーラビリティ、回復性全般
- リビジョンのクリーンアップのサポート:
- 推奨されているリビジョンのクリーンアップ実行方法は、オフラインでのリビジョンクリーンアップです。AEM 6.2 では、オンラインでのリビジョンクリーンアップのサポートは制限されています(サポートレベル「R」)。詳しいガイドラインについては、リビジョンクリーンアップの種類の選択を参照してください。
AEM 6.2 は、2016 Adobe Marketing Cloud UI デザイン(Shell 3 とも呼ばれます)を採用しています。また、このユーザーインターフェイスは Coral UI 2 から Web コンポーネントベースの Coral 3 UI ライブラリに移行中です。
製品ナビゲーションがサイドレールからオーバーレイに移行し、製品の領域とツールにアクセスできます。

製品内を移動して製品のすべての領域で検索を実行できるように検索エクスペリエンスが強化されました検索を開くには /(スラッシュ)キーを使用します。


主な機能をいくつか示します。
- 「クエリの説明を実行」ではクエリの仕組みに関する情報が表示され、診断と最適化をサポートします。
- ツール/運営セクションの設定可能なタイムラインビューで、リポジトリの様々な特性を監視できます。
- ツール/運営/診断セクションから、設定可能な一連の Java スレッドダンプを Status.zip でダウンロードできるようになりました。
- ユーザー同期診断により、AEM インスタンス全体でユーザー/グループの一貫性が維持されます。
コンテンツの配布(次世代のコンテンツレプリケーション機能)が AEM 6.1 で初めて導入されました。AEM 6.2 では、サポートされるユースケースが追加されました。
- 大量のアクティベーションをサポートするパッケージレプリケーション
- 緊急のアクティベーションとバックログを分割できる優先キューイングの設定
- 動きのないレプリケーションキューの自動ロック解除(高度な通知を含む)
ツール/導入セクションにコンテンツ配布の UI が追加されました。
AEM 6.2 では以下に対するサポートが導入されました。
• 以下のデータベースでのリポジトリの保持:
- MongoDB Enterprise 3.2
- MySQL 5.6(AEM Forms のみ - サポートレベル「R」)
- Microsoft SQL Server 2012(AEM Forms のみ - サポートレベル「R」)
• アプリケーションサーバー
- Oracle WebLogic Server 12.2(12cR2)
• サーバー OS
- Debian ディストリビューション(Ubuntu 14 を含む)
サポートされているプラットフォーム(サポートレベルを含む)の完全な一覧表は、AEM 6.2 の技術要件を参照してください。
詳細については、リリースノートの AEM のプラットフォームとリポジトリのページを参照してください。
アドビは、お客様が開発のすべての段階、つまり仕様、開発、テストに関与できる顧客中心開発モデルを使用しています。このプロセスにご協力いただいているお客様とパートナーの皆様に感謝いたします。
アドビでは、お客様中心のバグ修正と機能強化リクエストの開発に関する情報収集、優先順位付け、追跡の手順およびプロセスを整備しています。Adobe Marketing Cloud サポート ポータルは、アドビの機能強化および欠陥追跡システムと統合されています。お客様からの問い合わせは、可能な場合はカスタマーケアで特定および解決されます。研究開発部門にエスカレートされた場合は、すべての顧客情報が収集され、優先順位付けとレポートに使用されます。開発では有償のサポート、保証の問題、有償の顧客向け強化機能が優先されます。
この優先順位付けのプロセスにより、AEM 6.2 では 500 件を超えるお客様中心の変更がおこなわれました。
- スタンドアロンのクイックスタート:cq-quickstart-6.2.0.jar
- アプリケーションサーバーのクイックスタート:cq-quickstart-6.2.0.war
- 様々な Web サーバーおよびプラットフォーム向けの Dispatcher 4.1.12 またはそれ以降(ダウンロードリンク)
拡張 RAW イメージサポート用パッケージ- cq-dam-cameraraw-content
- Adobe Experience Manager Desktop App(旧名称 Companion App)(詳細およびダウンロード)
- AEM Forms の機能パッケージ:
- adobe-aemfd-aix-pkg
- adobe-aemfd-linux-pkg
- adobe-aemfd-solaris-pkg
- adobe-aemfd-win-pkgcq-geometrixx-gov-all-pkg
- 様々なプラットフォーム向けの AEM Screens Players(ダウンロード)
- Hybris e コマース統合用パッケージ(リクエストにより入手可能)
Maven および Gradle の依存関係(ダウンロードリンク) - リファレンス実装(詳細およびダウンロード)
- Eclipse IDE 用プラグイン(詳細およびダウンロード)
ブラケットコードエディタの拡張(詳細およびダウンロード) - プロジェクトのブループリントのアーキタイプ(GitHub プロジェクト)
次の言語のユーザーインターフェイスが使用できます。
- 英語
- ドイツ語
- フランス語
- スペイン語
- イタリア語
- ブラジル語
- ポルトガル語
- 日本語
- 簡体字中国語
- 繁体字中国語(限定的にサポート)
- 韓国語
Experience Manager 6.2 は、中国語エンコーディング規格の使用に関する GB18030-2005 CITS の認定を受けています。
設定の要件については、インストール手順を参照してください。
手順について詳しくは、アップグレードドキュメントを参照してください。
このリリースでの実行が認定されているプラットフォームについては、サポートされているプラットフォームのリストを参照してください。
アドビでは、製品の機能を常時評価して、さらに強力なバージョンへの置き換えの計画や、将来の展望や拡張に備えた部分的な再実装の決定を継続的に行っています。
Adobe Experience Manager 6.2 については、廃止および削除された機能のリストを参照してください。このページには、2017 年に行われる変更の予告と、前のリリースからアップデートする顧客向けの重要な注意事項も含まれています。