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一般

MSM は、コンテンツのデプロイメントを自動化するための設定可能なフレームワークです。多くの場合、実装は Web サイトの主要な部分に影響を及ぼし、複数の組織や地域にわたって行われます。そのため、Web サイトの計画時と同様に、最大限の注意を払って MSM の実装を計画することを強くお勧めします。

  • 実装を開始する前に、入念に構造およびコンテンツのフローを計画してください。
  • 最小限必要なカスタマイズだけを行ってください。MSM では高度なカスタマイズ(ロールアウト設定など)がサポートされますが、通常はカスタマイズを最小限に抑えることが Web サイトのパフォーマンス、信頼性、アップグレード可能性を確保するためのベストプラクティスです。
  • ガバナンスモデルを早期に確立し、成功に導くための適切なユーザートレーニングを実施してください。多くの場合、ガバナンスの観点から見たベストプラクティスは、ローカルのコンテンツプロデューサーの権限を最小限に抑え、コンテンツを他のローカルユーザーやそれぞれのライブコピーに分散および接続することです。継承の連鎖が管理されていないと、MSM の構造がより複雑になり、パフォーマンスと信頼性が損なわれる可能性があるからです。
  • 構造、コンテンツのフロー、自動化およびガバナンスの計画を立てた後は、プロトタイプを作成し、システムのテストを十分に行ってから、本番の実装を開始してください。
  • MSM を使用したコンテンツ自動化の計画および実装の経験が豊富なアドビのコンサルティングと一流のシステムインテグレーターが MSM プロジェクトの導入や実装全般を支援します。

注意:

MSM での作業に関するその他の情報については、ナレッジベースの記事を参照してください。

注意:

また、参照コンポーネントを使用して、単一のページまたは段落を再利用することもできます。ただし、MSM の方が柔軟性が高く、同期するコンテンツや同期のタイミングを詳細に制御できます。

ライブコピーのソースとブループリント設定

ライブコピーは通常のページまたはブループリント設定を使用して作成できます。どちらも有効なソースです。

ブループリント設定を使用する追加の利点は次のとおりです。

  • 作成者がブループリントで「ロールアウト」オプションを使用して、このブループリントから継承されるライブコピーに変更を(明示的に)プッシュできます。
  • 作成者が「サイトを作成」を使用して、ユーザーが簡単に言語を選択してライブコピーの構造を設定できます。
  • ブループリントと関係があるライブコピーのデフォルトのロールアウト設定を定義できます。

ブループリント設定が参照されない場合、ロールアウトはライブコピー自体からのみ開始でき、基本的にはソースからコンテンツを引っ張ってきます。

ライブコピーで新しいサイトを作成する際には、ブループリント設定を作成して MSM のすべての機能セットを使用可能にすると便利です。 

サイトを作成

AEM でライブコピーを作成する方法は、主に次の 2 つです。

  • ライブコピーの作成時
    より一般的なアプローチであり、任意のページからライブコピーを作成できます。ライブコピーのコンテンツ構造はソースと完全に一致します。
  • サイトを作成するとき
    より特殊なアプローチであり、主に多言語構造の Web サイトの作成に使用します。

サイトを作成する際に留意する点のいくつかを次に示します。

  • 新しいサイトを作成するには、ブループリント設定が必要です。 
  • 新しいサイトに作成する言語のパスの選択を許可するには、対応する言語ルートがブループリント(ソース)内に存在する必要があります。 
  • 新しいサイトをライブコピーとして作成(作成サイトを使用)すると、そのライブコピーの最初の 2 つのレベルは「シャロー」になります。ページの子はライブ関係には属しませんが、トリガーに一致するライブ関係が見つかった場合には引き続きロールアウトが引き継がれます。
    次のことが行われるのを防ぎます。
    • ブループリント(最初のレベルの下)に言語を手動で追加する
    • 言語ルートの直下にコンテンツを手動で追加する
    • ロールアウト時にこの新しいコンテンツがライブコピーに自動的に持ち越される結果にならない

MSM と多言語の Web サイト

  • AEM マルチサイトマネージャーにはコンテンツ翻訳が含まれていません。サードパーティの翻訳コネクタを使用して、コンテンツ翻訳を別途設定する必要があります。詳しくは、多言語サイトのコンテンツの翻訳を参照してください。そのため、MSM は本質的に 1 つの言語内でのコンテンツのデプロイ(ロールアウト)に適しています。例えば、ある国の Web サイトで英語のマスターを英語のブランチにロールアウトする場合などです。
  • MSM に翻訳機能を統合することもできます。このために、MSM ではページおよびコンポーネントレベルで継承をキャンセルして、次回のロールアウト時にライブコピー内の翻訳コンテンツがブループリント内の未翻訳のコンテンツで上書きされないようにします。 
    • 一部のサードパーティの翻訳コネクタでは、この MSM の継承の管理が自動化されます。詳しくは、翻訳サービスプロバイダーにお問い合わせください。 
  • 詳しくは、多言語のコンテンツ管理のベストプラクティスの節を参照してください。

構造の変更とロールアウト

ブループリントやソースツリー内のコンテンツ構造の変更は、ライブコピーへの反映のされ方が異なります。これは、変更の内容によって変わります。

  • ブループリントに新しいページを作成すると、標準のロールアウト設定を使用したロールアウト後に、対応するページがライブコピーに作成されます。
  • ブループリント内のページを削除すると、標準のロールアウト設定を使用したロールアウト後に、対応するページがライブコピーから削除されます。
  • ブループリント内のページを移動すると、標準のロールアウト設定を使用したロールアウト後に、ライブコピー内の対応するページは移動されません
    • この動作になる理由は、ページの移動にはページの削除が暗黙的に含まれているからです。これにより、オーサー環境のページを削除すると公開時に対応するコンテンツのアクティベートが自動的に解除されるので、公開時に予期しない動作が発生する可能性があります。また、リンクやブックマークなどに対するノックオン効果もあります。 
    • それぞれのライブコピーページにおけるコンテンツの継承は更新され、ページのソースの新しい場所がブループリントに反映されます。
    • ブループリントからライブコピーにページ移動を完全に実現するには、次のベストプラクティスを検討してください。
      • pageMove アクションが含まれるカスタムロールアウト設定を作成します。この設定に他のアクションを追加しないでください。
      • ページ移動を完全にロールアウトする(ライブコピー内の移動前の場所にあるそれぞれのページの削除を含む)には、新しく作成する pageMove 設定を標準のロールアウト設定の前に配置します。標準のロールアウト設定は、移動前の場所にあるページの削除をおこないます。
      • 移動前の場所にあるライブコピー内のそれぞれのページを保持したままページ移動をロールアウトする(本質的にはコンテンツを複製する)には、新しく作成する pageMove アクションを標準のロールアウト設定の後に配置します。これにより、ライブコピー内のコンテンツが削除されたり、パブリッシュ環境からアクティベートが解除されたりすることはありません。

ロールアウトのカスタマイズ

onModify

次のことを考慮します。

  • MSM のロールアウト設定は高度なカスタマイズが可能です。ロールアウトの自動化は広範囲に影響を及ぼす場合があります。ベストプラクティスとして、(onModify トリガーを使用するなど)ロールアウトを自動化する、後続のワークフローを開始する、またはロールアウトの一部としてコンテンツをアクティベートする前には、慎重に計画を立てるようにしてください。
  • onModify トリガーを使用したロールアウトの自動化は、オーサリングのパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。これは、ページ変更のたびにロールアウトがトリガーされるためです。ロールアウトの自動開始のメリットが潜在的なパフォーマンスの問題を上回る場合にのみ onModify トリガーを使用してください。

ノードタイプ/プロパティ

次のことに留意してください。

  • MSM では、ロールアウトアクションのカスタマイズに加えて、ロールアウトするノードプロパティのカスタマイズも可能です。MSM の OSGi 設定では、ソースからライブコピーにコピーするノードタイプを除外できます。

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