アクティビティコンソールでは、ブランドのマーケティングアクティビティを作成、整理、管理できます。次のことができます。
- ブランドの追加
- ブランドごとのアクティビティの追加と設定
- アクティビティの管理
注意:
Adobe Target をターゲティングエンジンとして使用する場合は、アクティビティのパフォーマンスデータを表示することもできます。A/B テストを使用する場合は、勝者を採用できます。
アクティビティコンソールでは、アクティビティがブランドごとに整理されます。ブランドとフォルダーを使用して、アクティビティの構造を作成できます。アクティビティコンソールに移動するには、「パーソナライズ機能」をタップまたはクリックしてから、「アクティビティ」をタップまたはクリックします。
ターゲット設定モードでは、アクティビティを使用してターゲットコンテンツをオーサリングできます。アクティビティを作成することもできます。ターゲット設定モードで作成したアクティビティは、アクティビティコンソールに表示されます。
アクティビティ名の横には、アクティビティの種類を示す次のラベルが表示されます。
- XT - Adobe Target エクスペリエンスのターゲット設定
- A/B - Adobe Target A/B テスト
- AEM - Adobe Experience Manager のターゲット設定(ContextHub または ClientContext に基づく)

注意:
使用できるアクティビティのタイプは、次のように決定されます。
- Adobe Target に接続するために、AEM 側で使用されている Adobe Target テナント(クライアントコード)で「xt_only」オプションが有効になっている場合は、AEM では XT アクティビティのみを作成できます。
- Adobe Target テナント(クライアントコード)で「xt_only」オプションが有効になっていない場合は、AEM では XT アクティビティと A/B アクティビティのどちらも作成できます。
その他の注意:「xt_only」オプションは、特定の Target テナント(クライアントコード)に対して適用される設定であり、Adobe Target 内でしか変更できません。AEM 内でこのオプションを有効または無効にすることはできません。
警告:
パブリッシュインスタンスのアクティビティ設定ノード cq:ActivitySettings は、通常のユーザーがアクセスできないように保護する必要があります。Adobe Target へのアクティビティ同期を処理するサービスに対してのみ、このアクティビティ設定ノードへのアクセスを許可します。
詳細については、Adobe Target との統合の前提条件を参照してください。
マーケティングアクティビティを管理するブランドを作成します。
アクティビティコンソールを使用してブランドを作成すると、そのブランドがオファーコンソールにも表示されます。オファーコンソールでは、アクティビティのエクスペリエンス用のオファーを作成できます。
アクティビティを追加するか、既存アクティビティを編集して、マーケティング活動の焦点を特定のオーディエンスに合わせます。アクティビティを作成または編集する際は、以下の情報を指定します。
- 名前:アクティビティ名。
- ターゲティングエンジン:ターゲットコンテンツのエンジンとして、「AEM」または「Adobe Target」。
- Target 設定を選択:(Adobe Target のみ)このアクティビティが Adobe Target に接続するために使用するクラウド設定。このオプションは、Adobe Target が「ターゲティングエンジン」として選択されている場合にのみ表示されます。
- アクティビティタイプ:アクティビティのタイプ(「A/B テスト」または「エクスペリエンスターゲット設定」)。
- 目的:(オプション)アクティビティの説明。
- エクスペリエンス:オーディエンス名と、ターゲットを設定するマーケティングセグメントのマッピング。
- トラフィックの割合:A/B テストを選択した場合、各エクスペリエンスに割り当てるトラフィック量を(パーセント単位で)変更できます。
- 期間:アクティビティが適用される期間。
- 優先度:アクティビティの相対的優先度。複数のアクティビティが同じユーザーセグメントにコンテンツを提供する場合、優先度が高いアクティビティが優先されます。
- 目標指標:Adobe Target をターゲティングエンジンとして選択した場合、成功指標をアクティビティに追加できます。1 つの成功指標が必要です。
注意:
Adobe Target への同期が失敗するので、新しい Adobe Target アクティビティは、アクティビティコンソールではなく、ターゲットコンテンツエディターで作成する必要があります。
ただし、既存の Adobe Target アクティビティはアクティビティコンソールで編集できます。
-
以下の情報を指定して、「次へ」をクリックまたはタップします。
- アクティビティ名。
- 使用するターゲティングエンジン。ContextHub(AEM)がデフォルトで選択されています。Adobe Target を使用する必要がある場合は、ターゲットコンテンツエディターでアクティビティを作成します。
- Adobe Target をターゲティングエンジンとして選択した場合は、Adobe Target に接続するために使用するクラウド設定を選択または編集します(クラウド設定用に作成したフレームワークを選択するのではないことに注意してください)。
- (オプション)アクティビティの目的または説明。
- アクティビティタイプを選択します。
-
AEM ターゲット設定または Adobe Target エクスペリエンスターゲット設定を使用する場合:
- 「オーディエンスを選択」をクリックまたはタップし、エクスペリエンスがターゲットを設定するセグメントを選択します。
- 「エクスペリエンスを追加」をクリックまたはタップし、名前を入力し、「OK」をクリックまたはタップします。
- 「次へ」をクリックまたはタップします。
Adobe Target A/B テストを使用する場合:
- オーディエンスボックスの鉛筆アイコンをクリックまたはタップして、オーディエンスを選択します。
- 「エクスペリエンスを追加」をクリックまたはタップし、名前を入力し、「OK」をクリックまたはタップします。
- 各エクスペリエンスを表示するトラフィックの割合を入力します。
- 「次へ」をクリックまたはタップします。
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Adobe Target をターゲティングエンジンとして使用する場合は、このアクティビティを使用して何を測定するかを選択します。使用可能な成功指標について詳しくは、アクティビティの設定と目標の設定を参照してください。目標を少なくとも 1 つ選ぶ必要があります。
注意:
アクティビティを非公開にする場合、
Adobe Target ターゲット設定エンジンを使用するアクティビティがアクティベートされると、パブリッシュインスタンス上に 2 つ目のアクティビティが作成されます。
- オーサーインスタンス上のアクティビティは、オーサーインスタンス上のアクティビティを追跡します。これは、訪問者エクスペリエンスのシミュレートに有効です。このアクティビティに関して記録される分析は、オーサーインスタンス上で発生したことのみを反映します。
- パブリッシュインスタンス上のアクティビティは、パブリッシュサーバー上のアクティビティを反映し、応答します。これは、公開 Web サイト上で実行されるアクティビティです。実際の公開サイトの使用状況の追跡と分析に関連するのは、公開アクティビティのみです。
Adobe Target アクティビティ(XT または A/B)のパフォーマンスを表示できます。A/B テストを使用する場合は、成功エクスペリエンスを採用して、これをデフォルトのエクスペリエンスにすることができます。
アクティビティのパフォーマンスを表示して成功エクスペリエンスを採用するには:
Adobe Target ターゲティングエンジンを使用するアクティビティは、Adobe Target キャンペーンと同期されます。以下の条件を満たす場合、アクティビティは自動的に Adobe Target に同期されます。
- アクティビティに 1 つ以上のエクスペリエンスが含まれる。
- 1 つ以上のエクスペリエンスに 1 つのマップされたセグメントと 1 つのオファーが含まれる。
- アクティビティ内の各エクスペリエンスに同数のオファーがある。
これらの条件は、オーサーインスタンスおよびパブリッシュインスタンス上のアクティビティに適用されます。
アクティビティを同期すると、対応するキャンペーンが Adobe Target 内で次のように作成されます。
- パブリッシュインスタンス上のアクティビティは、対応する Adobe Target キャンペーンと同じ名前を持つ。
- オーサーインスタンス上のアクティビティは、対応する Target キャンペーンと同じ名前で _author というサフィックスが付く。

_author タイプのアクティビティは、アクティビティが変更されると直ちに同期されます。即時同期によって、Client Context または ContextHub を使用したアクティビティのシミュレーションが可能になります。
公開アクティビティは、アクティビティが AEM パブリッシュインスタンスに公開されると同期されます。
AEM がアクティビティを Adobe Target と同期するときには、thirdPartyId というアクティビティのプロパティを含めます。このプロパティの値は、AEM リポジトリ内のアクティビティのパスに基づいています。Adobe Target 内で、2 つのキャンペーンが thirdPartyId プロパティに同じ値を持つことはできません。したがって、Adobe Target 内の(AB、XT という異なるタイプの)既存キャンペーンが thirdPartyId に同じ値を使用している場合は、アクティビティの同期が失敗します。
この問題は、次の状況で発生する場合があります。
- アクティビティを作成し、Adobe Target と同期。
- 別の AEM インスタンス上で、同じブランドの下に同じ名前のアクティビティを作成。このアクティビティの同期を試みると、同期が失敗。
この問題は、次の状況でも発生する場合があります。
- アクティビティを作成し、Adobe Target と同期。その後、AEM 上でこのアクティビティを削除。
- 同じブランドの下に、削除されたアクティビティと同じ名前のアクティビティを作成。このアクティビティの同期を試みると、同期が失敗。
同期の問題を回避するには、すべてのアクティビティに一意の名前を付けてください。アクティビティの同期が失敗した場合は、同じ名前を使用しているキャンペーンを Adobe Target で削除できます(そのキャンペーンが使用中でない場合)。
注意:
Adobe Target でキャンペーンを作成すると、各キャンペーンに thirdPartyId というプロパティが割り当てられます。Adobe Target でキャンペーンを削除しても、thirdPartyId は削除されません。異なるタイプ(AB、XT)のキャンペーンの thirdPartyId は再利用できません。また、手動で削除することはできません。この問題を回避するには、各キャンペーンに一意の名前を付けてください。そうすれば、キャンペーン名を異なるキャンペーンタイプで再利用できなくなります。
同じキャンペーンタイプで同じ名前を使用する場合は、既存のキャンペーンが上書きされます。
同期中に、「リクエストは失敗しました。thirdPartyId は既に存在します」というエラーが表示された場合は、キャンペーン名を変更して、再度同期してください。