ユースケース
- アクター(特定のアクションを開始する役割)とシステムとのやり取りにおいて必要とされる機能を定義します。
- ユースケースは、顧客によって定義されます。
要求仕様の詳細
- 機能およびパフォーマンスに関するすべての要求をテストする必要があります。
立ち上げおよび設定には、時間、労力および経験が必要です。
ブラウザーベースの場合、ブラウザー更新のインストール時に問題が発生するリスクが高くなり、この修正にはさらに時間がかかります。
大規模なプロジェクトでのみ実用性があります。
テスト用または長期のリリース計画で、複数のリリースが生成されている場合に適しています。
オーサー環境とパブリッシュ環境
「CQ 環境」でも説明されていますが、CQ5 での決定要素でテストに関連するものを中心に説明します。
CQ5 は次の 2 つのアプリケーションとして考慮する必要があります。
オーサー環境
このインスタンスで、作成者がコンテンツを入力したり公開したりできます。
このインスタンスには、特定の機能およびパフォーマンスを重要な要素とする予測可能な少数のユーザーが存在します。
パブリッシュ環境
このインスタンスは、訪問者がアクセスするための、公開済みの形式の Web サイトを表します。
このインスタンスには多数のユーザーが存在し、トラフィック量は 100 %予測可能とは限りません。このインスタンスでも、(要求の応答時に)パフォーマンスが重要な要素です。キャッシュやロードバランシングも考慮する必要があります。
これらの環境は、ソフトウェアが同じでも、次の点で異なります。
目的が異なる
機能およびパフォーマンスに関する要件が異なる
設定が異なる
別々に調整される
それぞれに独自の受け入れテストがある
したがって、これらの環境のテストは、異なるテストケースを使用して別々におこなう必要があります。
パーソナライズ
パーソナライズ機能をテストする場合、複数のユーザーアカウントを使用して各ユースケースを繰り返し実行し、動作を検証する必要があります。
キャッシュもチェックし、動作が正常であることを検証する必要があります。
ディスパッチャー
多くのプロジェクトで、キャッシュおよびロードバランシングのためにディスパッチャーをインストールします。
(キャッシュが発生するレベルおよび場所が多様なので)テストの実行は複雑で、ブラックボックスベースでおこなう必要があります。テストで重要な観点を次に示します。
正確性。更新されたコンテンツが Web サイトの訪問者に表示されることを確認します。
継続性。1 つのサーバーがシャットダウンしても、Web サイトが使用できることを確認します。
- クラスター クラスターを使用して、次の機能を実現します。
- フェイルオーバー
1 つのサーバーでエラーが発生した場合は、クラスター内の他のサーバーで処理を続行します。
パフォーマンス ロードバランシングと完全なフェイルオーバーをおこなうと、クラスターのパフォーマンスが向上します。
顧客のプロジェクトで使用する場合、クラスターをテストし、顧客の構成で正常に動作することを確認する必要があります。