スマートタグ機能は、ユーザーがフォルダーにアップロードした画像アセットにメタデータタグを自動的に追加することにより、Adobe Experience Manager(AEM)の検索機能を強化します。この機能では、フォルダー内のすべてのアセットにタグを自動的に一括適用することもできます。
現在、スマートタグは以下の MIME タイプのアセットにのみ追加されます。
- image/jpeg
- image/tiff
- image/png
- image/bmp
- image/gif
- image/pjpeg
- image/x-portable-anymap
- image/x-portable-bitmap
- image/x-portable-graymap
- image/x-portable-pixmap
- image/x-rgb
- image/x-xbitmap
- image/x-xpixmap
- image/x-icon
- image/photoshop
- image/x-photoshop
- image/psd
- image/vnd.adobe.photoshop
さらに、アセットのレンディションは以下の MIME タイプである必要があります。
- image/jpeg
- image/pjpeg
- image/png
-
スマートタグのアルゴリズムによって画像との関連性が分析され、関連性が高いと判断されたタグが追加されます。また、各画像のタグが多いとインデックス作成に時間がかかるので、タグ数が多くなりすぎないよう、最小限の信頼性しきい値が適用されます。このしきい値がすべてのユーザーに最適であるとは限りません。したがって、表示されたタグを確認し、整理することをお勧めします。
この例では、バッグ、バックパックなどのタグが、高い関連性を持つと判断されています。AEM は、タグの相対的な重要性に基づいて検索結果をランク付けします。そのほうが、画像に割り当てられたタグを調査して提案される結果よりも、検索結果の精度が向上します。不正確なタグは関連性が低いことが多く、検索結果の上位にはほとんど現れません。
注意:
以下のように、既存のアセットにタグを追加できます。
- Configuration Manager で定期的にタグ付けする cron ジョブタイマーを設定します。既に画像アセットを含むフォルダーに自動タグ付けを適用するには、「フォルダー設定」を使用します。この場合、自動タグ付けオプションを有効にした後にアップロードされた画像に対してのみ、自動的にタグ付けがおこなわれます。フォルダーに既に存在していた画像にタグを適用するには、そのような画像を一括して定期的にタグ付けするバックグラウンドジョブを別に設定します。デフォルトでは、バックグラウンドジョブは 24 時間ごとに深夜 12 時に実行され、画像アセットを 1000 個単位でタグ付けします。必要であれば、ジョブの間隔、時刻、バッチサイズを変更できます。
- 一括で自動タグ付けを有効にします。
タイムラインからフォルダーに対してスマートタグを有効にし、スマートタグがそのフォルダー内のすべてのアセットに適用されるように設定できます。フォルダーに対してスマートタグを有効にするには、フォルダーを選択して、タイムラインで DAM スマートタグアセットワークフローを実行します。
新しいフォルダーで自動スマートタグを有効化した後で、または画像を一括処理するスマートタグワークフローを実行した後で、画像に明示的に付加していない関連タグを使用して画像アセットを検索すると、強化された検索機能を確認できます。
関連性の高いタグのみが表示されるようにするために、スマートタグを整理し、ブランド画像に割り当てられている不正確なタグを削除することができます。
また、スマートタグをモデレートすると、画像が最も関連性の高いタグの検索結果に表示されるようになるので、画像のタグベース検索の精度が向上します。つまり、検索結果に関連性のない画像が表示されないようにすることができます。
タグに高いランクを割り当てて、画像に関して関連性を上昇させることもできます。画像のタグのランクを高くすることで、特定のタグに基づいて検索が実行されたときに、その画像が検索結果に表示される可能性が高くなります。