開発用およびデモ用の場合、1 つのオーサーインスタンスと 1 つのパブリッシュインスタンスを実行する必要があります。
これを実行するには、AEM の基本的な使用の手引きの説明に従ってください。以下の環境が作成されます。
- オーサー環境(localhost:4502 上)
- パブリッシュ環境(localhost:4503 上)
- オーサー環境
- サイト、テンプレートおよびコンポーネントの開発
- 管理タスクと設定タスク
- パブリッシュ環境
- コンテンツの投稿およびモデレートに関するコミュニティエクスペリエンス
- コミュニティグループ、メンバーおよびメンバーグループの作成
注意:
タッチ操作向け UI に馴染みがない場合は、基本操作に関するドキュメントおよびページのオーサリングのクイックガイドを参照してください。
このチュートリアルでは、エンゲージメントコミュニティサイトを作成します。このチュートリアルは、AEM Communities 6.2 機能パックバージョン 1.10 をベースにしています。
最新の機能パックがインストールされていることを確認するには、次の URL を参照してください。
イネーブルメントコミュニティサイトの作成に関するチュートリアルについては、イネーブルメントのための AEM Communities 使用の手引きを参照してください。
コミュニティサイトで Adobe Analytics が設定されている場合、コミュニティアクティビティに関する情報が利用できます。これにより、コミュニティメンバーのエクスペリエンスが向上するほか、サイトの管理者はフィードバックを得られます。
Adobe Analytics との統合はオプションです。
コミュニティサイトコンソールを使用して作成されたすべてのサイトでデフォルトで使用できる通知機能は、電子メールによる通知チャネルを提供します。
これを使用するには、電子メールをサイト用に適切に設定する必要があります。
電子メールの設定を参照してください。
オーサー環境でコミュニティサイトを作成するときに、トンネルサービスを使用すると、パブリッシュ環境に登録されている信頼済みのコミュニティメンバーに対して役割を割り当てることができます。トンネルサービスを使用すると、オーサー環境でメンバーおよびグループコンソールからコミュニティメンバーにアクセスすることもできます。
通常、パブリッシュ環境で作成されたメンバーとメンバーグループがオーサー環境内で再作成されることはありません。詳しくは、ユーザーとユーザーグループの管理を参照してください。
オーサーインスタンスでトンネルサービスを有効にする簡単な手順については、トンネルサービスを参照してください。
オーサー環境で、コミュニティ管理者の役割を割り当てるユーザーを作成します。
- オーサーインスタンスに移動します。
- 管理者権限でログインします。
- 例えば、ユーザー名を「admin」、パスワードを「admin」とします。
- メインコンソールから、ツール/運営/セキュリティ/ユーザーに移動します。
- 編集メニューから「ユーザーを追加」を選択します。
- 新規ユーザーを作成ダイアログで以下のように入力します。
- ID*:sirius
- 電子メールアドレス:sirius.nilson@mailinator.com
- パスワード*:password
- パスワードの再入力*:password
- 名:Sirius
- 姓*:Nilson
「グループにユーザーを追加」までスクロールします。
- 「C」と入力して検索します。
- 「Community Administrators」を選択します。
- 「Community Enablement Managers」を選択します。
- 「保存」を選択します。

Facebook および Twitter でデモバージョンのソーシャルログインを使用するには、先に以下をおこなう必要があります。
- 修正パックまたは最新の機能パック(2017 年 3 月の Facebook API の変更に対応)のインストール
- パブリッシュ環境での OAuth プロバイダーの有効化
実稼動サーバーでは、ソーシャルログインの提供に必要なクラウドサービスを作成する必要があります。
Facebook と Twitter を使用したソーシャルログインを参照してください。
Tutorial のタグ名前空間を使用して、エンゲージメントチュートリアルとイネーブルメントチュートリアルに使用するタグを作成します。
タグ付けコンソールを使用して、以下のタグを作成します。
- Tutorial : Sports / Baseball
- Tutorial : Sports / Gymnastics
- Tutorial : Sports / Skiing
- Tutorial : Arts / Visual
- Tutorial : Arts / Auditory
- Tutorial : Arts / History

ダウンロード
パブリッシュ環境やオーサー環境ですべての UGC を柔軟にモデレートできるよう、MSRP(MongoDB)を共通ストアとして設定することを推奨します。ただしこれはオプションです。
手順については、MongoDB をデモ用に設定する方法を参照してください。
デフォルトでは、AEM のオーサーインスタンスおよびパブリッシュインスタンスをインストールすると、ユーザー生成コンテンツ(UGC)は、JSRPを使用してアクセスする JCR Tar ストレージに格納されます。JSRP は共通ストアではありません。つまり、UGC は入力されたインスタンスでのみ表示されます。通常、UGC パブリッシュインスタンスに入力され、オーサー環境では表示されません。そのため、モデレートタスク実行時は常にパブリッシュインスタンスを使用する必要があります。