-
変更するサービスを停止しておきます(サービスの開始と停止を参照してください)。
-
注意:
サービスの管理ページに表示されるすべてのサービスに「設定」タブがあるわけではありません。作成したプロセスについて、Workbench でプロセスに設定パラメーターを追加した場合にのみ「設定」タブが表示されます(Workbench ヘルプの「設定パラメーター」を参照)。
-
「セキュリティ」タブをクリックして、サービスのセキュリティ設定を指定します。サービスのセキュリティ設定の変更を参照してください。
-
サービスに「エンドポイント」タブがある場合は、このタブを使用してエンドポイント設定を変更します。エンドポイントの管理を参照してください。
-
「プーリング」タブをクリックして、プーリング設定を指定します。サービスのプーリングの設定を参照してください。
Workbench には、実行時に処理されるプロセスインスタンスを記録し、記録を再生してプロセスの動作を観察できる機能が用意されています(Workbench ヘルプを参照)。forms サーバーのファイルシステム上のスペースを確保するために、保存するプロセス記録データの量を制限できます。Audit Workflow Service サービス(AuditWorkflowService)の次のプロパティを設定できます。
maxNumberOfRecordingInstances:
保存する記録の最大数です。保存の最大数に達すると、新しいレコードが作成されるときに最も古いレコードがファイルシステムから削除されます。このプロパティは、多数のレコードを作成する可能性が高いので、古いレコードを自動的に削除する場合に便利です。デフォルト値は 50 です。
MaxNumberOfRecordingEntries:
各記録に保存できるデータエントリの最大数です。データエントリはプロセスの操作に関する情報です。一部のエントリは操作の実行ごとに保存されます。例えば、操作が開始されたかどうか、操作が完了したかどうか、操作を発生させるルートが完了したかどうか、などです。このプロパティは、プロセスに操作の実行が多数含まれる場合(例えば、永久ループが発生した場合など)に便利です。デフォルト値は 50 です。
Barcoded Forms サービス(BarcodedFormsService)は、スキャンされた画像からバーコードデータを抽出します。このサービスは、バーコードフォーム(TIFF または PDF)を入力として受け取り、バーコードでエンコードされたデータのマシン表現を抽出します。
Barcoded Forms サービスでは、以下の設定を使用できます。
Read Down:
選択すると、バーコード画像が上から下に縦方向にスキャンされます。
注意:デフォルトでは、すべてのオプションが選択されています。フォームで適用されていないことが確実なバーコードの表示方法のみ、オプションを選択解除します。
Central Migration Bridge サービス(CentralMigrationBridge)は Adobe Central Pro Output Server(Central)機能の一部を呼び出します(JFMERGE、JFTRANS、XMLIMPORT コマンドなど)。Central Migration Bridge サービスの操作によって、AEM Forms で以下の Central アセットを再使用できます。
Content Repository Connector for EMC Documentum サービス(EMCDocumentumContentRepositoryConnector)を使用すると、Documentum リポジトリに保存されているコンテンツをインタラクティブに操作するプロセスを作成できます。
Content Repository Connector for EMC Documentum サービスでは、以下の設定を使用できます。
Asset Link Object Default Path:
Documentum リポジトリ内にアセットリンクオブジェクトを保存するためのパスのデフォルト部分です。実際のパスは、デフォルトパスと、AEM Forms リポジトリのフォームテンプレートの位置で構成されます。
例えば、デフォルトパスが /LiveCycleES/ConnectorforEMCDocumentum/AssetLinkObjects に設定され、フォームテンプレートがフォルダー /Docbase/forms/ に保存されている場合、アセットリンクオブジェクトは次の場所に保存されます。
/LiveCycleES/ConnectorforEMCDocumentum/AssetLinkObjects/Docbase/forms/
この設定のデフォルト値は /LiveCycleES/ConnectorforEMCDocumentum/AssetLinkObjects です。
Content Repository Connector for IBM FileNet を使用すると、IBM FileNet リポジトリに保存されているコンテンツをインタラクティブに操作するプロセスを作成できます。
Content Repository Connector for IBM FileNet サービスでは、以下の設定を使用できます。
Asset Link Object Default Path:
IBM FileNet リポジトリ内にアセットリンクオブジェクトを保存するためのパスのデフォルト部分です。実際のパスは、デフォルトパスと、AEM Forms リポジトリのフォームテンプレートの位置で構成されます。
例えば、デフォルトパスが /LiveCycleES/ConnectorforIBMFileNet/AssetLinkObjects に設定され、フォームテンプレートがフォルダー /Docbase/forms/ に保存されている場合、アセットリンクオブジェクトは次の場所に保存されます。
/LiveCycleES/ConnectorforIBMFileNet/AssetLinkObjects/Docbase/forms/
この設定のデフォルト値は /LiveCycleES/ConnectorforIBMFileNet/AssetLinkObjects です。
Convert PDF サービス(ConvertPdfService)は、PDF ドキュメントを PostScript および様々な画像形式(JPEG、JPEG 2000、PNG および TIFF)に変換します。PDF ドキュメントの PostScript への変換は、PostScript プリンターでの無人のサーバーベース印刷に便利です。PDF ドキュメントをサポートしていないコンテンツ管理システムでドキュメントをアーカイブする場合、PDF ドキュメントをマルチページ TIFF ファイルに変換するのが現実的です。
Convert PDF サービスでは、以下の設定を使用できます。
Transaction Time Out (in sec):
操作をラップしているトランザクションがロールバックされるまで、基になるトランザクションプロバイダーが待機する秒数です。既存のトランザクションコンテキストが適用されている場合、この値は無視されます。デフォルト値は 180 です。
Threshold Resolution For Smoothing (in dpi):
テキスト、ラインアートおよび画像に対して「スムージングを適用」オプションを選択している場合、これらの要素にスムージング(アンチエイリアス)を適用するときの画像解像度です。
Apply smoothing to text:
テキストのアンチエイリアスを制御します。テキストのスムージングを無効にしてテキストをよりシャープにし、画面の拡大時に読みやすくするには、このチェックボックスをオフにします。
Distiller サービス(DistillerService)は、ネットワークを介して PostScript、Encapsulated PostScript(EPS)および PRN ファイルを PDF ファイルに変換できます。
Distiller サービスでは、以下の設定を使用できます。
Adobe PDF Settings:
生成された PDF には、次の指定済みの設定が適用されます。
高品質印刷
オーバーサイズページ
PDFA 1b 2005 CMYK
PDFA1b 2005 RGB
PDFX1a 2001
PDFX3 2002
プレス品質
最小ファイルサイズ
標準
新しい設定を作成するには、PDF Generator ユーザーインターフェイスを使用します。
セキュリティ設定:
生成された PDF ドキュメントに適用される設定済みのセキュリティ設定です。デフォルト値は「セキュリティなし」です。PDF Generator を使用してセキュリティ設定を作成してから、ここに設定を入力する必要があります。
プールサイズ:
プールの初期サイズ。Distiller サービスがデプロイされると、サービス実装インスタンスが何個作成され、呼び出し要求を待機している空きプールに割り当てられるかが、この数値を使用して特定されます。そうすると、サービスコンテナでは、サービスインスタンスを初期化する必要なく、呼び出し要求に直ちに応答できます。
注意:
Adobe® LiveCycle® Content Services ES(非推奨)は LiveCycle と共にインストールされるコンテンツ管理システムです。Content Services では、ユーザーは人間中心のプロセスを設計、管理、監視および最適化することができます。Content Services(非推奨)のサポートは 2014 年 12 月 31 日をもって終了しています。製品のライフサイクルに関するドキュメントを参照してください。Content Services(非推奨)の設定について詳しくは、『Content Services の管理』を参照してください。
Document Management サービス(DocumentManagementService)を使用すると、プロセスで Content Services(非推奨)のコンテンツ管理機能を使用できます。Document Management 操作には、コンテンツ管理システムのスペースとコンテンツを保守するために必要な基本的なタスクがあります。例えば、コンテンツのコピー、削除、移動、取得、および保存、スペースと関連付けの作成、コンテンツ属性の取得および設定などのタスクです。
Document Management サービスでは、以下の設定を使用できます。
電子メールは通常、自動化されたプロセスの一部として、コンテンツの配布やステータス情報の提供に使用されます。Email サービス(EmailService)によって、プロセスでは電子メールメッセージを POP3 または IMAP サーバーから受信したり、SMTP サーバーに送信したりすることができます。
例えば、Email サービスを使用して、PDF フォームが添付された電子メールメッセージが送信されます。Email サービスは SMTP サーバーに接続され、添付ファイル付きの電子メールメッセージが送信されます。PDF フォームは、受信者がフォームの入力を完了すると「送信」をクリックできるように設計されています。「送信」をクリックすると、フォームは指定された電子メールサーバーに添付ファイルとして返されます。Email サービスは返された電子メールメッセージを取得して、完成したフォームをプロセスデータフォーム変数に格納します。
Email サービスでは、以下の設定を使用できます。
SMTP Transport Security:
SMTP サーバーへの接続に使用するセキュリティプロトコルです。
プロトコルを使用しない場合は「None」を選択します(データはクリアテキストで送信されます)
Secure Sockets Layer プロトコルを使用する場合は「SSL」を選択します。
Transport Layer Security を使用する場合は「TLS」を選択します。
Receive Transport Security:
SMTP サーバーへの接続に使用するセキュリティプロトコルです。
プロトコルを使用しない場合は「None」を選択します(データはクリアテキストで送信されます)。
Secure Sockets Layer プロトコルを使用する場合は「SSL」を選択します。
Transport Layer Security を使用する場合は「TLS」を選択します。
Encryption サービス(EncryptionService)は、ドキュメントの暗号化および復号化を有効にします。ドキュメントを暗号化すると、その内容は判読できなくなります。許可されたユーザーはドキュメントを復号化して、コンテンツにアクセスできます。PDF ドキュメントがパスワードで暗号化されている場合、ユーザーは開くためのパスワードを指定しないと、Adobe Reader または Adobe Acrobat でドキュメントを表示できません。同じように、PDF ドキュメントが証明書で暗号化されている場合も、ユーザーが PDF ドキュメントを復号化するには、その PDF ドキュメントの暗号化に使用された証明書(秘密鍵)に対応した公開鍵が必要です。
Encryption サービスでは、以下の設定を使用できます。
Default LDAP Password:
LDAP サーバーで認証が必要な場合は、LDAP サーバーへの接続に使用されるユーザー名用のパスワードを指定します。
注意:接続が SSL(LDAPS を使用)で保護されている場合は、単純な認証(ユーザー名とパスワード)のみを使用します。
FTP サービス(FTP)を使用すると、プロセスで FTP サーバーをインタラクティブに操作できます。FTP サービスの操作によって、FTP サーバーからのファイルの取得、FTP サーバーへのファイルの配置、および FTP サーバーからのファイルの削除を行うことができます。例えば、プロセスから生成されたレポートなどのドキュメントを、配布のために FTP サーバーに保存することができます。また、プロセスにおける前の手順に基づいて、外部システムでファイルを生成することができます。プロセスの後続の手順では、ファイルを離れた場所に転送することができます。
FTP サービスでは、以下の設定を使用できます。
Default username:
FTP サーバーへのアクセスに使用できるユーザーアカウント名です。このサービスで要求される FTP 操作を実行するには、ユーザーアカウントに十分な権限が備わっている必要があります。
Generate PDF サービス(GeneratePDFService)は、様々な種類の形式のファイルを PDF ドキュメントに変換し、PDF ドキュメントを様々な種類のファイル形式に変換します。
Generate PDF サービスでは、以下の設定を使用できます。
Adobe PDF Settings:
変換ジョブに適用するために事前設定された Adobe PDF 設定の名前です(これらの設定が API 起動パラメーターの一部として指定されていない場合)。Adobe PDF 設定は、管理コンソールで、サービス/PDF Generator/Adobe PDF 設定をクリックして指定します。これらの設定は、PDFMaker ベースの変換の場合にのみ適用可能です。
セキュリティ設定:
変換ジョブに適用するために事前設定されたセキュリティ設定の名前です(これらの設定が API 起動パラメーターの一部として指定されていない場合)。セキュリティ設定は、管理コンソールで、サービス/PDF Generator/セキュリティ設定をクリックして指定します。
File type Settings:
変換ジョブに適用するために事前設定されたファイルタイプ設定の名前です(これらの設定が API 起動パラメーターの一部として指定されていない場合)。ファイルタイプの設定は、管理コンソールで、サービス/PDF Generator/ファイルタイプごとの設定をクリックして指定します。
Use Acrobat WebCapture(Windows のみ):
この設定が true の場合、Generate PDF サービスは Acrobat X Pro を使用して、すべての HTML から PDF への変換を実行します。これにより、HTML から生成される PDF ファイルの品質は改善されますが、パフォーマンスはやや低下します。デフォルト値は false です。
Use Acrobat Image Conversion(Windows のみ):
この設定が true の場合、Generate PDF サービスは Acrobat X Pro を使用して、すべての画像から PDF への変換を実行します。この設定は、デフォルトの Pure Java 変換メカニズムで入力画像の大部分を正常に変換できない場合にのみ有用です。デフォルト値は false です。
Enable Acrobat-based AutoCAD Conversions(Windows のみ):
この設定が true の場合、Generate PDF サービスは Acrobat X Pro を使用して、すべての DWG から PDF への変換を実行します。この設定は、AutoCAD がサーバーにインストールされていない場合、または AutoCAD 変換メカニズムでファイルを正常に変換できない場合にのみ有用です。
Regular Expressions For Finding Out Prohibited Special Characters In User Name(Windows のみ):
ユーザー名として文字を表示するときに、「PDF の書き出し」および「PDF の最適化」の各操作の障害となる文字を指定します。
ImageToPDF Pool Size:
Generate PDF サービスの、デフォルトの(Pure Java)画像から PDF へのコンバーターのプールサイズです。この設定により、Generate PDF サービスで実行できる画像から PDF への最大同時変換が制御されます。この設定のデフォルト値(シングルプロセッサーシステムの場合に推奨)は 3 です。マルチプロセッサーシステムでは、この値を増やすことができます。
HTML to PDF Pool Size:
Generate PDF サービスの、HTML から PDF へのコンバーターのプールサイズです。この設定により、Generate PDF サービスで実行できる HTML から PDF への最大同時変換が制御されます。この設定のデフォルト値(シングルプロセッサーシステムの場合に推奨)は 3 です。マルチプロセッサーシステムでは、この値を増やすことができます。
OCR Pool Size:
PDF Generator が OCR に使用する PaperCaptureService のプールサイズです。この設定のデフォルト値(シングルプロセッサーシステムの場合に推奨)は 3 です。マルチプロセッサーシステムでは、この値を増やすことができます。この設定は Windows システムでのみ有効です。
Fallback Font Family For HTML To PDF Conversions:
元の HTML で使用されているフォントが AEM Forms サーバーで使用できない場合に PDF ドキュメントで使用されるフォントファミリーの名前です。変換対象の HTML ページで使用されているフォントが使用不可能なフォントである場合、ここでフォントファミリーを指定します。例えば、特定の地域の言語で作成されたページには、利用不可能なフォントが使用されていることがあります。
Retry Logic for Native Conversions
最初の変換に失敗した場合、PDF 生成の再試行が次のように制御されます。
No retry
最初の変換に失敗した場合、PDF 変換を再試行しません。
Retry
タイムアウトのしきい値に達したかどうかに関係なく、PDF 変換を再試行します。最初の試行までのデフォルトのタイムアウト時間は、270 秒です。
Retry if time permits
最初の変換に費やした時間が指定したタイムアウト時間より短かった場合に、PDF 変換を再試行します。例えば、タイムアウト時間が 270 秒で最初の変換に 200 秒を費やした場合、PDF Generator は変換を再試行します。最初の変換自体が 270 秒を費やした場合、変換は再試行されません。
datasourceName:
データベースサーバーへの接続に使用するデータソースの JNDI 名を表す文字列値です。データソースは、forms サーバーをホストするアプリケーションサーバー上に定義する必要があります。デフォルト値は AEM Forms データベース用のデータソースの JNDI 名です。
JMS サービス(JMS)を使用すると、ポイントツーポイントメッセージングとパブリッシュ/サブスクライブメッセージングの両方を実装する Java Messaging System(JMS)プロバイダーをインタラクティブに操作できます。
サービスを JMS プロバイダーおよび関連付けられている JNDI サービスと接続し、これらをインタラクティブに操作できるように、JMS サービスをデフォルトのプロパティを使用して設定します。サービスプロパティの値は、JBoss Application Server に基づいてデフォルト値に設定されています。別のアプリケーションサーバーを使用して AEM Forms をホストしている場合は、これらの値を変更してください。
JMS サービスでは、以下の設定を使用できます。
Provider URL:
JNDI サービスプロバイダーの URL です。デフォルト値は、JBoss Application Server に基づいています。以下の URL は、AEM Forms によってサポートされるアプリケーションサーバーのデフォルト値です。
Initial Context Factory:
初期コンテキストファクトリとして使用する Java クラスです。JMS サービスではこのクラスが使用され、初期コンテキストが作成されます。初期コンテキストはトピックおよびキューの名前の解決の開始点になります。デフォルト値は、JBoss の JMS サービスの初期コンテキストファクトリです。以下のクラスは、AEM Forms によってサポートされるアプリケーションサーバーの初期コンテキストファクトリです。
Other Properties:
JNDI サービスプロバイダーに渡すことのできるプロパティ名と値のペアです。これらのプロパティは、使用しているプロバイダーの実装と設定によって異なります。
プロパティ名と値のペアはセミコロン(;)によって区切られています。例えば、以下のテキストでは、name1 と name2 という 2 つのプロパティ名にそれぞれ value1 と value2 の値が割り当てられています。
name1=value1;name2=value2
LDAP サービス(LDAPService)では、LDAP ディレクトリに対してクエリーを実行するための操作を提供します。LDAP ディレクトリは、通常、組織内のユーザー、グループおよびサービスについての情報を保存するために使用されます。
LDAP サービスでは、以下の設定を使用できます。
Initial Context Factory:
コンテキストファクトリとして使用する Java クラスです。このクラスは、LDAP サーバーへの接続の作成に使用されます。デフォルト値は、ほとんどの LDAP サーバーに適切な「com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory」です。
Provider URL:
LDAP サービスへの接続に使用する URL です。値の形式は ldap://server name:port です。
server name は、LDAP サーバーをホストするコンピューターの名前です。
port は、LDAP サービスによって使用される通信ポートです。デフォルト値は、LDAP 接続に使用される標準ポートの 389 です。
User Name:
LDAP サーバーへのログインに使用するユーザーアカウントのユーザー名です。ユーザーアカウントには、サーバーに接続して LDAP ディレクトリの情報を読み取るための権限が必要です。
LDAP サーバーに応じて、ユーザー名は、myname などの単純なユーザー名にするか、cn=myname,cn=users,dc=myorg などの DN にすることができます。
Other Properties:
LDAP サーバーに指定できるその他のプロパティと対応する値を表す文字列値です。値は次の形式で入力します。
property=value;property=value;...
Microsoft SharePoint Configuration サービス(MSSharePointConfigService)を使用して、他のユーザーとしての権限(仮想権限)を持つ AEM Forms ユーザー用に秘密鍵証明書を指定できます。他のユーザーとしての権限については、「Connector for Microsoft SharePoint の設定」を参照してください。
Microsoft SharePoint Configuration サービスでは、以下の設定を使用できます。
Output サービス(OutputService)では、XML フォームデータを AEM Forms Designer で作成されたフォームデザインにマージして、ドキュメント出力ストリームを以下のいずれかの形式で作成できます。
PDF または PDF/A ドキュメント出力ストリーム
Adobe PostScript 出力ストリーム
Printer Control Language(PCL)出力ストリーム
Zebra Programming Language(ZPL)出力ストリーム
出力ストリームは、ネットワークプリンター、ローカルプリンターまたはディスクファイルに送信できます。Output サービスをプロセスの一部として使用すると、出力ストリームを添付ファイルとして電子メールの受信者に送信することもできます。
Output サービスでは、以下の設定を使用できます。
Transaction Time Out (in sec):
操作をラップしているトランザクションがロールバックされるまで、基になるトランザクションプロバイダーが待機する秒数です。既存のトランザクションコンテキストが適用されている場合、この値は無視されます。
大型のデータファイルを処理する場合、またはビジー状態のサーバー上で操作する場合、状況によっては Output のサービスタイムアウトを長くする必要があります。タイムアウト値を変更するには、ハードウェアサーバーに十分なメモリがあり、Java Application Server ヒープがそのメモリを使用できることを確認します。デフォルト値は 180 です。
User Job Options Directory:
このサービスで、Acrobat Pro Extended にアクセスできるジョブオプションファイルが書き込まれるファイルシステムフォルダーのパスです。デフォルト値は「[user.home]/Application Data/Adobe/Adobe PDF/Settings」です。
PS Startup Directory:
Adobe Acrobat Distiller で必要な起動ファイルが保存されているファイルシステムフォルダーのパスです。デフォルト値は「[user.home]/Application Data/Adobe/Adobe PDF/Distiller/Startup」です。
Server Conversion Timeout:
Generate PDF サービスと Distiller サービスの最大ジョブ変換タイムアウト(秒単位)です。この設定により、config.xml ファイルおよび PDF Generator の管理コンソールページで指定できる最大変換タイムアウトが制限されます。デフォルト値は 270 です。
Job Options Prefix:
ジョブオプションファイルに短い文字列を追加するために Generate PDF サービスで使用されるプレフィックスです。Acrobat Distiller でこれらのジョブオプションファイルを一時的に使用するために作成されます。デフォルト値は「pdfg」です。
Non Unicode Apps:
Unicode に対応していないことがわかっているアプリケーション名のコンマ区切りリストです。このリストには複数のアプリケーションの名前が事前に入力されており、それらのアプリケーションのサポートが PDF Generator で事前設定されています。Unicode に対応していない他のサードパーティアプリケーションでの PDF 変換へのサポートを追加する場合は、それらをこのリストに追加する必要があります。デフォルト値は「Autocad,Excel,PowerPoint,Project,Publisher,Visio,Word,WordPerfect」です。
Server Threadpool Count:
スパイダリング(メインページからアクセスできるリンクページの変換)を含む HTML から PDF への変換要求を処理するために、Generate PDF サービスで内部使用されるスレッドプールのサイズを制御します。デフォルト値は 20 です。
Job Expiration Seconds:
入力ファイルが変換されると、入力ファイルは Generate PDF サービスによって直ちに削除されます。「PDFG Cleanup Scan Seconds」および「Job Expiration Seconds」によって決まる期間、出力ファイルを一時的に保存します。
「Job Expiration Seconds」設定では、どのくらい古いファイルまたは空のフォルダーを削除できるかを指定します。「PDFG Cleanup Scan Seconds」設定では、削除できるファイルの一時フォルダーをクリーンアップスレッドによってスキャンする頻度を指定します。
例えば、「Job Expiration Seconds」を 100 に設定し、「PDFG Cleanup Scan Seconds」を 200 に設定すると、クリーンアップスレッドは 200 秒ごとに実行され、100 秒以上古いファイルは削除されます。
「PDFG Cleanup Scan Seconds」のデフォルト値は 43200(12 時間)です。「Job Expiration Seconds」のデフォルト値は 86400(24 時間)です。
Default Locale:
Generate PDF サービスがデプロイされたサーバーのデフォルトのロケール(国 + 言語)を上書きするために使用されます。このパラメーターを指定しない場合、デフォルトのロケールは、サービスがデプロイされているオペレーティングシステムから判別されます。このパラメーターでは、API に返されるエラーメッセージの言語が制御されます。
以下のサービスは Data Services を拡張し、Workspace でサーバーとの通信に使用されるアセンブラを公開します。アドビサポートからの指示がない限り、これらのサービスの設定オプションは変更しないでください。これらのサービスは、直接的なアクセスでの使用は意図されていません。
ProcessManagementLcdsAttachmentService
ProcessManagementLcdsPropertyService
ProcessManagementLcdsTaskService
ほとんどのサービスは、AEM Forms Remoting(AEM Forms では廃止されています)でアクセスできるように設定されています。AEM Forms Remoting について詳しくは、「AEM Forms によるプログラミング」を参照してください。
Remoting サービスでは、以下の設定を使用できます。
Flex のクライアント認証方法:
呼び出されたサービスでセキュリティが有効になっており、呼び出された操作で匿名の呼び出しがサポートされていないとき、クライアントから秘密鍵証明書が渡されないか無効な場合に、サーバーがクライアントに送り返す応答の種類を特定します。「カスタム」または「基本」から選択します。デフォルト値は「基本」です。
Allow Serialization Of Non-Serializable Classes:
AEM Forms のほとんどのエンドポイントで、呼び出しに使用できるのは Serializable クラスだけです。それより前のバージョンでは、Remoting エンドポイントで Flex ベースのクライアントからの呼び出しに Serializable 以外のクラスを使用できました。APS11-15 で説明されているセキュリティ脆弱性を防止するため、この変更が行われました。Flex の Remoting エンドポイントで Serializable 以外のクラスを引き続き使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。
Repository サービス(RepositoryService)は、リソースを保存および管理するためのサービスを AEM Forms に提供します。アプリケーションを作成するときは、アセットをファイルシステムではなくリポジトリにデプロイできます。アセットには、XML 形式、PDF 形式(Acrobat 形式を含む)、フォームのフラグメント、画像、プロファイル、ポリシー、SWF ファイル、DDX ファイル、XML スキーマ、WSDL ファイルおよびテストデータなど、任意のタイプのコラテラルが含まれます。
AEM Forms に含まれるデフォルトのリポジトリ、またはサードパーティのリポジトリ(EMC Documentum Content Server、IBM FileNet Content Manager または IBM Content Manager)を使用できます。
Repository Provider サービスは、プロバイダーサービスへのインターフェイスとして動作するサービス委任機能です。この機能を使用すると共通の API に接続できるので、ストレージ機能がどのプロバイダーサービスに実装されているのかを意識する必要はありません。RepositoryProvider サービスは、Repository サービスリソース用のデータベースストレージを備えています。
Repository サービスでは、以下の設定を使用できます。
Signature サービス(SignatureService)を使用して、組織は配布および受信する PDF ドキュメントのセキュリティとプライバシーを保護できます。このサービスでは、電子署名と認証を使用して、ドキュメントが変更されないようにします。ドキュメントが変更されると、署名が破損します。セキュリティ機能がドキュメント自体に適用されるので、ドキュメントは、ファイアウォールの外でやり取りされるときでも、オフラインでダウンロードされるときでも、組織に返送されるときでも、そのライフサイクル全体でセキュリティ保護され、管理されます。
Signature サービスでは、以下の設定を使用できます。
Name Of The Remote HSM SPI Service:
リモートコンピューターに HSM がインストールされている場合に、このオプションを使用できます。AEM Forms が 64 ビット Windows にインストールされていて、署名に HSM デバイスを使用する場合は、このオプションを指定します。
URL Of The Remote HSM Web Service:
AEM Forms が 64 ビット Windows にインストールされていて、署名に HSM デバイスを使用する場合は、このオプションを指定します。
Certification To Include Form Load Changes:
このオプションを選択すると、XFA テンプレートに加えて XFA フォームの状態が認証されます。このオプションを有効にすると、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。デフォルト値は true です。
Execute Document JavaScript scripts:
署名操作中に Document JavaScript スクリプトを実行するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
Process documents with Acrobat 9 compatibility:
Acrobat 9 の互換性を有効にするかどうかを指定します。例えば、このオプションを選択すると、「Visible Certification in Dynamic PDFs」が有効になります。デフォルト値は false です。
Enforce Embedding of Revocation Info For All Certificates During Signing/Certification:
すべての証明書の有効な失効情報が埋め込まれていない場合、署名または認証操作が失敗するかどうかを指定します。証明書に CRL または OCSP 情報が含まれていない場合、失効情報が取得されなくても、証明書は有効と見なされることにご留意ください。デフォルト値は false です。
Revocation Check Order:
証明書失効リスト(CRL)とオンライン証明書ステータスプロトコル(OCSP)の両方のメカニズムを使用して確認できる場合に、失効確認の順序を指定します。デフォルト値は「OCSPFirst」です。
Maximum Size Of Revocation Archival Info:
失効アーカイブ情報の最大サイズをキロバイト単位で指定します。AEM Forms では、制限を超えない範囲で、できるだけ多くの失効情報が格納されます。デフォルト値は 10 KB です。
Support Signatures Created From PreRelease Builds Of Adobe Products:
このオプションを選択すると、アドビ製品のプレリリースバージョンを使用して作成された署名が正しく検証されます。デフォルト値は false です。
Use Revocation Information Archived in Signature during Validation:
署名付きでアーカイブされている失効情報を失効確認に使用するかどうかを指定します。デフォルト値は true です。
Use Validation Information Stored In The Document For Validation Of Signatures:
このオプションを選択すると、ドキュメントに埋め込まれた検証情報(失効情報やタイムスタンプ情報を含む)を使用して署名が検証されます。デフォルト値は true です。
Maximum Nested Verification Sessions Allowed:
ネスト可能な検証セッションの最大数です。AEM Forms では、この値を使用して、OCSP または CRL の証明書が正確に設定されていない状態で OCSP または CRL 署名者の証明書を検証する際に無限ループが発生しないようにします。デフォルト値は 10 です。
Maximum Clock Skew for Verification:
検証時間から署名時間までの最長の時間を分単位で指定します。Clock Skew がこの値より大きい場合、署名は無効になります。デフォルト値は「65」分です。
Require Explicit Policy:
署名者の証明書のトラストアンカーに関連する少なくとも 1 つの証明書ポリシーについてパスが有効である必要があるかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
Check All Paths:
すべてのパスを検証するか、または最初の有効なパスが見つかったら検証を停止するかどうかを指定します。「true」または「false」を選択します。デフォルト値は false です。
Follow URIs in Certificate AIA:
証明書の AIA の Uniform Resource Identifier(URI)をパス検索中に処理するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
Basic Constraints Extension required in CA Certificates:
認証局(CA)の基本制約証明書拡張が CA の証明書に必要かどうかを指定します。初期のドイツ語のルート証明書の一部(7 以前)は、RFC 3280 に準拠していないので、基本制約拡張が含まれていません。該当するドイツ語ルートに連結した EE 証明書を持つユーザーが存在することがわかっている場合は、このチェックボックスの選択を解除します。デフォルト値は true です。
Require Valid Certificate Signature During Chain Building:
チェーンビルダーで、チェーンの構築に使用する証明書に有効な署名が必要かどうかを指定します。このチェックボックスを選択すると、証明書に無効な RSA 署名が含まれている場合、チェーンビルダーではチェーンが構築されません。チェーン CA > ICA > EE で、ICA 上の CA の署名が無効な場合について考えます。この設定が「true」の場合、チェーン構築は ICA で停止し、CA はチェーンに含まれません。この設定が「false」の場合は、完全な 3 つの証明書のチェーンが生成されます。この設定は、DSA 署名には影響しません。デフォルト値は false です。
TSP Server Password:
タイムスタンププロバイダーで必要とされる場合に前記のユーザー名のパスワードを指定します。URL およびユーザー名の値が有効な場合のみ使用されます。デフォルト値はありません。
Revocation Check Style:
監視失効ステータスからタイムスタンププロバイダーの証明書の信頼ステータスを判断するために使用する失効確認スタイルを指定します。デフォルト値は「BestEffort」です。
Send Nonce:
タイムスタンププロバイダー要求で nonce を送信するかどうかを指定します。nonce には、タイムスタンプまたは Web ページ訪問カウンターを使用することも、ファイルの不正な再生または複製を制限または防止するための特別なマーカーを使用することもできます。デフォルト値は true です。
Use Expired Timestamps During Validation:
このオプションを選択すると、署名の検証回数の取得に期限切れのタイムスタンプを使用できます。デフォルト値は true です。
TSP Response Size:
TSP 応答の推定サイズ(バイト単位)です。この値は、設定済みのタイムスタンププロバイダーから返されるタイムスタンプの最大サイズに一致する必要があります。確信がない限り、この値を変更しないでください。最小値は「60B」、最大値は「10240B」です。デフォルト値は「4096B」です。
タイムスタンプのサーバーエクステンションを無視: タイムスタンプのサーバーエクステンションを無視オプションを選択し、AEM Forms サーバーが特定のタイムスタンプサーバーに接続することを阻止します。このオプションを選択することで、AEM Forms とタイムスタンプサーバー間のコネクションタイムアウトによるプロセスの失敗を防ぐことができます。
Consult Local URI First:
「CRL 検索用のローカル URL」で指定した CRL の場所を、証明書内で失効確認のために指定した場所より優先するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
Local URI for CRL Lookup:
ローカル CRL プロバイダーの URL です。「ローカル URI を最初に参照」設定が「true」に設定されている場合にこの値が参照されます。デフォルト値はありません。
Revocation Check Style:
監視失効ステータスから CRL プロバイダーの証明書の信頼ステータスを判断するために使用する失効確認スタイルを指定します。デフォルト値は「BestEffort」です。
LDAP Server for CRL Lookup:
CRL の取得に使用する LDAP サーバー(www.ldap.com など)です。CRL に対する DN ベースのクエリーはすべてこのサーバーに送信されます。デフォルト値はありません。
Go Online:
CRL を取得するためにオンラインにするかどうかを指定します。「false」の場合、キャッシュされている CRL(ローカルディスク上または署名と共に埋め込まれているもの)のみが対象になります。デフォルト値は true です。
Ignore Validity Dates:
応答の thisUpdate および nextUpdate の時間を無視するかどうかを指定します。これらの時間によって応答の有効性に悪影響が出るのを防ぐことができます。デフォルト値は false です。
OCSP Server URL:
デフォルト OCSP サーバーの URL です。この URL で指定された OCSP サーバーを使用するかどうかは、「参照 URL オプション」の設定によって決まります。デフォルト値はありません。
Send Nonce:
OCSP 要求で nonce を送信するかどうかを指定します。nonce には、タイムスタンプまたは Web ページ訪問カウンターを使用することも、ファイルの不正な再生または複製を制限または防止するための特別なマーカーを使用することもできます。デフォルト値は true です。
Response Freshness Time:
事前に生成された OCSP 応答が有効であると見なされるための最大時間(分単位)です。最小値は「1m」、最大値は「2147483647」です。デフォルト値は 525600(1 年)です。
Request Signer Credential Alias:
署名が有効な場合に OCSP 要求への署名に使用する証明書のエイリアスを指定します。OCSP 要求の署名が有効な場合にのみ使用されます。デフォルト値はありません。
Ignore the response’s thisUpdate and nextUpdate times:
応答の thisUpdate および nextUpdate の時間を無視するかどうかを指定します。これらの時間によって応答の有効性に悪影響が出るのを防ぐことができます。デフォルト値は false です。
Require OCSP ISIS-MTT CertHash Extension:
証明書の公開鍵ハッシュの拡張を OCSP 応答に含める必要があるかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
Purge Certificate Cache on next API call:
次の Signature サービス操作が呼び出されたときに証明書キャッシュをクリアするかどうかを指定します。次の Signature サービス操作が呼び出されると、このオプションは「false」に戻ります。デフォルト値は false です。
Purge CRL Cache on next API call:
次の Signature サービス操作が呼び出されたときに CRL キャッシュをクリアするかどうかを指定します。次の Signature サービス操作が呼び出されると、このオプションは「false」に戻ります。デフォルト値は false です。
Purge OCSP Cache on next API call:
次の Signature サービス操作が呼び出されたときに OCSP キャッシュをクリアするかどうかを指定します。次の Signature サービス操作が呼び出されると、このオプションは「false」に戻ります。デフォルト値は false です。
Watched Folder サービス(WatchedFolder)では、すべての監視フォルダーエンドポイントに共通する属性を設定します。また、監視フォルダーエンドポイントのデフォルト値も指定します(監視フォルダーエンドポイントの設定を参照)。このサービスは、外部クライアントアプリケーションによって呼び出されることも、Workbench で作成されたプロセスで使用されることもありません。
Watched Folder サービスでは、以下の設定を使用できます。
Repeat Count:
入力ディレクトリのポーリング回数です。エンドポイントの設定でこの値を指定しない場合は、デフォルトの繰り返し回数が使用されます。「-1」の値を指定すると、ディレクトリは無限にスキャンされます。デフォルト値は「-1」です。
Repeat Interval:
ポーリング間のデフォルトの秒数です。監視フォルダーエンドポイント設定にデフォルト値が指定されていない場合、繰り返し間隔としてこの値が使用されます。デフォルト値は 5 です。詳しくは、「バッチサイズ」設定の説明を参照してください。
Wait Time:
ファイルを入力フォルダーから取得した後で待機するデフォルトの時間(秒単位)です。待機時間に指定されている時間より古いファイルまたはフォルダーが、処理対象として取得されます。デフォルト値は 0 です。
Batch Size:
1 回のスキャンで処理されるデフォルトのファイル数またはフォルダー数です。デフォルト値は 2 です。
「繰り返し間隔」設定と「バッチサイズ」設定では、監視フォルダーがスキャンごとにファイルをいくつ取得するかを指定します。監視フォルダーは、Quartz スレッドプールを使用して入力フォルダーをスキャンします。スレッドプールは他のサービスと共有されます。スキャンの間隔が小さいと、スレッドによって入力フォルダーが頻繁にスキャンされます。ファイルが頻繁に監視フォルダーに配置される場合は、スキャンの間隔を小さくします。ファイルが頻繁には配置されない場合は、他のサービスがスレッドを使用できるように、スキャンの間隔を大きくします。
配置されるファイル数が多い場合は、バッチサイズを大きくします。例えば、監視フォルダーエンドポイントによって呼び出されるサービスが 1 分間に 700 個のファイルを処理でき、これと同じ速度でユーザーが入力フォルダーにファイルを配置するとします。このとき、「バッチサイズ 」を 350 に、「繰り返し間隔 」を 30 秒に設定すると、過度に頻繁に監視フォルダーをスキャンするコストを発生させることなく、監視フォルダーのパフォーマンス向上につなげることができます。
ファイルが監視フォルダーに配置されると監視フォルダーはファイルを入力内に一覧化するので、スキャンが毎秒行われているとパフォーマンスが低下する可能性があります。スキャンの間隔を大きくすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。配置されるファイルの量が少ない場合は、それに従って「バッチサイズ 」と「繰り返し間隔 」を調整します。例えば、毎秒 10 個のファイルが配置される場合は、「繰り返し間隔 」を 1 秒に、「バッチサイズ 」を 10 に設定します。
クラスターの設定では、監視フォルダーエンドポイントのバッチサイズが複数のクラスターノードに対して調整されません。例えば、2 ノードクラスターに対してバッチサイズが 2 に設定され、「ジョブ数を制限」オプションが選択されている場合、各ノードで 2 つのファイルが同時に処理されるのではなく、両方のノードでまとめて 2 つのバッチによりファイルが処理されます。
Overwrite Duplicate Filenames:
監視フォルダーで結果ファイルが同じ名前の既存のファイルを上書きするかどうか、および保持されていた同じ名前のドキュメントを上書きするかどうかを指定する Boolean 文字列です。
Preserve Folder:
保持用フォルダーのデフォルト値です。このフォルダーは、入力が正常に処理された場合にソースファイルをコピーするために使用されます。何も指定しないか、結果フォルダー設定で説明されているファイルパターンを使用して相対パスまたは絶対パスを指定できます。
Result Folder:
結果フォルダーのデフォルト名です。このフォルダーに結果ファイルがコピーされます。何も指定しないか、相対パスまたは絶対パスを次のファイルパターンを使用して指定できます。
%F = ファイル名プレフィックス
%E = ファイル拡張子
%Y = 年(4 桁表記)
%y = 年(下 2 桁)
%M = 月
%D = 日(1~31)
%d = 日(通日)
%H = 時(24 時間)
%h = 時(12 時間)
%m = 分
%s = 秒
%l = ミリ秒
%R = 乱数(0~9)
%P = プロセス ID またはジョブ ID
例えば、2009 年 7 月 17 日午後 8 時で、C:/Test/WF0/failure/%Y/%M/%D/%H/ と指定した場合、結果のフォルダーは C:/Test/WF0/failure/2009/07/17/20 です。
絶対パスではなく相対パスを指定すると、監視フォルダーの中に作成されます。ファイルパターンについて詳しくは、ファイルパターンについてを参照してください。
メモ:結果フォルダーのサイズを小さくすればするほど、監視フォルダーのパフォーマンスが向上します。例えば、監視フォルダーの推定負荷が 1 時間に 1000 個のファイルである場合、1 時間ごとに新しいサブフォルダーが作成されるように result/%Y%M%D%H のようなパターンを使用します。これよりも負荷が小さい場合(例えば、1 日に 1000 個のファイル)、result/%Y%M%D のようなパターンを使用することもできます。
Throttle:
このオプションを選択すると、AEM Forms で同時に処理できる監視フォルダーのジョブ数が制限されます。「バッチサイズ」の値によって、ジョブの最大数が決まります(ジョブ数の制限についてを参照)。
Web Service サービス(WebService)を使用すると、プロセスにおいて Web サービスの操作を呼び出すことができます。
Web Service サービスを使用すると、プロセスにおいて Web サービスの操作を呼び出すことができます。例えば、サービスプロバイダーの公開されている Web サービスを呼び出して、担当者やアカウントの詳細などの情報を保存および取得するためにプロセスを統合することができます。Web Service サービスは、指定された Web サービスを呼び出し、その各パラメーターの値を渡します。次に、操作からの戻り値を、プロセス内の指定された変数内に保存します。
Web Service サービスは、SOAP メッセージを送受信して Web サービスとやり取りします。また、このサービスは WS-Attachment プロトコルを使用した SOAP メッセージでの MIME、MTOM および SwaRef 添付ファイルの送信もサポートします。Web Service サービス操作は、SAP システムおよび .NET Web サービスと互換性があります。
Web Service サービスでは、以下の設定を使用できます。
Key Store Type:
キーストアの種類です。forms サーバーを実行する JVM に設定されているデフォルトのキーストアの種類を使用する場合は、値を指定しません。それ以外の場合、以下のいずれかの値を指定します。
jks
pkcs12
cms
jceks
Trust Store Type:
truststore の種類です。forms サーバーを実行する JVM に設定されているデフォルトのキーストアの種類を使用する場合は、値を指定しません。それ以外の場合、以下のいずれかの値を指定します。
jks
pkcs12
cms
jceks
XSLT Transformation サービス(XSLTService)を使用すると、プロセスで XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)を XML ドキュメントに適用できます。
XSLT Transformation サービスでは以下の設定を使用できます。
Factory Name:
XSLT 変換の実行に使用する Java クラスの完全修飾名です。値を指定しない場合は、forms サーバーを稼働する Java 仮想マシンに設定されたデフォルトのファクトリが使用されます。
forms サーバーでは、各サービスのセキュリティ設定を指定できます。これにより、サービスごとにアクセス制御を細かく設定できます。
デフォルトのセキュリティプロファイルがインストールされ、このプロファイルはその後、システムの必要性に応じて設定できます。セキュリティプロファイルは、ユーザーレベルまたはグループレベルで作成され、ドメインに関連付けられます。
-
一部のサービスでは、操作を実行するユーザーアカウントが結果に影響を及ぼす場合があります。例えば、Content Services(非推奨)では、コンテンツを保存するユーザーはコンテンツの所有者になります。これは、以降にコンテンツにアクセスできるユーザーに影響があります。コンテンツを保存するプロセスを使用している場合、Document Management サービスの実行に使用されるユーザーについて考慮します。保存されるコンテンツの所有者がそのユーザーになるためです。
操作を実行するサービスで使用する実行時 ID を指定するには、「実行ユーザーを指定」を選択して、関連するリストから任意のオプションを選択し、「保存」をクリックします。次のオプションから選択します。
呼び出し元:サービスを呼び出したユーザーと同じ ID を使用します。
システム:フルコントロールでサービスを実行できる System ユーザーを使用します。
指定したユーザー:ある特定のユーザーとしてサービスを実行できます。このオプションを選択する場合、「ユーザーを選択」をクリックすると、プリンシパルを選択ページが表示され、ユーザーを検索して選択することができます。
「実行ユーザーを指定」を選択しない場合は、デフォルトの動作が使用されます。
注意:
常に System ユーザーアカウントを使用して実行される xfaForm、Document Form、および Form 変数で使用されるサービスをレンダリングおよび送信します。
-
INVOKE_PERM:サービスのすべての操作を呼び出します。
MODIFY_CONFIG_PERM:サービスの設定を変更します。
SUPERVISOR_PERM:サービスに対してプロセスから作成されたプロセスインスタンスデータを表示します。
START_STOP_PERM:サービスを開始および停止します。
ADD_REMOVE_ENDPOINTS_PERM:サービスのエンドポイントを追加、削除、変更します。
CREATE_VERSION_PERM:サービスの新しいバージョンを作成します。
DELETE_VERSION_PERM:サービスのバージョンを削除します。
MODIFY_VERSION_PERM:サービスのバージョンを変更します。
READ_PERM:サービスを表示します。
PROCESS_OWNER_PERM:AEM Forms の将来のバージョンで使用されます。この権限は使用しないでください。
SERVICE_MANAGER_PERM:AEM Forms の将来のバージョンで使用されます。この権限は使用しないでください。
SERVICE_AGENT_PERM:AEM Forms の将来のバージョンで使用されます。この権限は使用しないでください。
各サービスでは、プーリング機能を利用して、受信する呼び出し要求を処理できます。サービスプールを使用すると、サービスインスタンスは一度に 1 つのスレッドで呼び出され、複数の呼び出し要求で再利用できるので、パフォーマンスが向上する場合があります。また、プーリングを使用して「非同期サービスインスタンスの最大数」オプションを指定することもでき、同時に処理される要求の数を制限することができます。