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AEM Forms のリファレンスサイトでは、金融サービス業界や各種行政機関が AEM Forms をどのように使用して、複雑なトランザクションを、場所、時間、デバイスを問わないシンプルで魅力的なデジタルサービスに変換しているかについて紹介しています。

We.Finance と We.Gov のリファレンスサイトでは、実生活における使用例が紹介されています。最初の操作から通信やトランザクションの管理に至るまで、既存の顧客や見込み顧客に対して、カスタマイズされたコスト効率の高い方法でサービスを提供しています。

AEM Forms のリファレンスサイトでは、以下に示す AEM Forms の主要な機能を参照することができます。

  • 魅力的でレスポンシブなアダプティブフォームをシンプルな方法で作成。 
  • フォーム入力の操作性が向上。
  • データを統合して各種のデータソースに接続し、データをフォームに事前に取り込み、フォームデータモデル経由でフォームを送信。
  • ビジネスの各種プロセスとワークフローを自動化するためのフォームワークフロー。 
  • デバイスの設定やレイアウトに合わせたインタラクティブで、カスタマイズされたレスポンシブドキュメントを作成するためのアダプティブドキュメント。
  • アダプティブフォームに安全に署名して送信するための Adobe Sign との統合。
  • 高度なユーザーデータ管理および処理機能。
  • ターゲットを設定したレコメンデーションを提供し、フォームからの ROI を最大化する A/B テストを実行するための Adobe Target との統合。
  • フォームとキャンペーンのパフォーマンスを計測し、十分な情報を得た上で意志決定を行うための Adobe Analytics との統合。

リファレンスサイトには、独自のアセットを作成するためのテンプレートとして使用可能なアセットが用意されています。これらのアセットは、繰り返し使用することができます。

  • アダプティブフォームに安全に署名して送信するための Adobe Sign との統合。 
  • アダプティブフォームに安全に署名して送信するための Adobe Sign との統合。 

注意:

リファレンスサイトには、リファレンスサイトの使用例を説明する場合に役立つシードコンテンツが設定された XML ファイルが用意されています。これらの XML ファイル名とそのコンテンツは英語であり、ローカリゼーションはサポートされていません。XML ファイル名がローカライズされている場合、ECMA スクリプトは Java API を使用してプログラムによりそのファイル名を取得してローカライズしますが、想定される英語のファイル名と一致しないため、エラーになります。この例外を解決するには、英語の XML ファイル名をローカライズ後のファイル名に変更して、そのファイルのコンテンツを手動でローカライズしてください。

リファレンスサイトの設定手順と前提条件

リファレンスサイトを設定するための前提条件を以下に示します。

  • AEM の必須要素
    AEM QuickStart、AEM Forms のアドオンパッケージ、リファレンスサイトパッケージ。アドオンパッケージとリファレンスサイトパッケージの詳細については、「AEM Forms のリリース」を参照してください。
  • SMTP サービス
    任意の SMTP サービスを使用することができます。
  • Adobe Sign 開発者アカウントと Adobe Sign API アプリケーション
    電子署名機能を使用するには、Adobe Sign 開発者アカウントが必要になります。詳しくは、「Adobe Sign」を参照してください。

リファレンスサイトのセットアップと構成を行うには、以下の手順を実行します。以下に記載されているとおりの順序で実行することをお勧めします。

手順 設定 備考
AEM Forms のインストールと設定 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス AEM Forms のオーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスをインストールして設定を行います。
SSL の設定 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス
Adobe Sign とのセキュアな通信を行うために、SSL 経由の HTTP を有効にします。

Day CQ Link Externalizer の設定

オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス

リファレンスサイトの使用例では、異なるトランザクションの電子メールを配信しています。この設定は、電子メールでニュースレターを配信する場合に必要になります。この設定により、URL と画像でパブリッシュインスタンスが参照されるようになります。 

Day CQ 電子メールサービスの設定 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス 電子メールによる通信を行う場合は、この設定が必要になります。
デフォルトの XSS 設定の上書き パブリッシュインスタンス XSS セキュリティによってブロックされる文字($、{、})を上書きする場合に、この設定が使用されます。
AEM DS の設定 オーサーインスタンス パブリッシュインスタンスでのフォーム送信と、オーサーインスタンスでのプロセスワークフローについて、AEM DS を設定します。
リファレンスサイトパッケージのデプロイメント オーサーインスタンス AEM Forms のオーサーインスタンスに、リファレンスサイトパッケージをデプロイします。
Adobe Sign スケジューラーの設定 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス
ステータスを 2 秒間隔で確認するようにスケジューラーの設定を変更します。
リファレンスサイトの Adobe Sign クラウドサービスの設定 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス
リファレンスサイトパッケージに付属している設定を、有効な資格情報で設定し直す必要があります。
匿名ユーザー用のフォーム共通設定サービスの構成 パブリッシュインスタンス この構成を行うことにより、匿名ユーザーに対して、フォームの送信、フォームの署名、レコードのドキュメントの生成を許可することができます。
フォームデータモデルに対する REST サービス Swagger ファイルの修正 オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンス
現在の環境に合わせてサービスを修正します。

AEM Forms のインストールと設定

AEM Forms の OSGi へのインストールおよび設定」の説明に従い、AEM Forms のインストールとデプロイメントを実行します。

注意:

複数のパブリッシュインスタンスが存在する場合や、オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスが異なるマシン上に存在する場合は、複製エージェントと逆複製エージェントを設定してください。

SSL の設定

Adobe Sign サーバーとの通信を行うには、SSL を設定する必要があります。詳しい手順については、「SSL 経由の HTTP の有効化」を参照してください。

警告:

/etc/map フォルダーで Force SSL を設定しないでください。

Day CQ Link Externalizer の設定

AEM の Externalizer は、プログラムによってリソースパス(例:/path/to/my/page)を外部の絶対 URL(例:http://www.mycompany.com/path/to/my/page)に変換できるようにする OSGi サービスであり、その変換はパスに事前設定済みの DNS をプレフィックスとして付けることで実現します。詳しくは、「URL の外部化」を参照してください。

警告:

SSL で自己署名証明書を使用する場合は、HTTPS URL を外部化しないでください。

また、ローカルサーバーの場合は、サーバーのホスト名ではなく localhost を使用してください。

オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスの両方で、以下の手順を実行します。

  1. OSGi 設定(http://<hostname>:<port>/system/console/configMgr)に移動します。

  2. Day CQ Link Externalizer」設定を探してタップします。設定を編集するための
    Day CQ Link Externalizer ダイアログが表示されます。

  3. Day CQ Link Externalizer ダイアログの「ドメイン」フィールドで、以下の操作を実行します。

    • オーサーインスタンスで、外部システムからアクセス可能な発行 URL を指定します。例えば、ホスト名や発行用の Web サーバーを指定します。
    • パブリッシュインスタンスで、オーサー URL と発行 URL の両方を指定します。
  4. オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスの両方で、「ドメイン」フィールドにローカルサーバーの URL が指定されていることを確認します。

  5. 保存」をタップします。すべてのサービスが再開されるまで待ちます。

Day CQ 電子メールサービスの設定

リファレンスサイトの実装では、ユーザーがフォームに入力して送信した場合に電子メールをサンプルユーザーに送信する必要があります。Day CQ 電子メールサービスを設定して SMTP サービスの詳細を指定することにより、顧客に対して電子メールを自動的に送信することができます。詳しくは、「電子メール通知の設定」を参照してください。

パブリッシュインスタンスで以下の手順を実行して、電子メールサービスを設定します。

  1. OSGi 設定(http://<hostname>:<port>/system/console/configMgr)に移動します。

  2. Day CQ 電子メールサービス」を探してタップし、設定画面を開きます。

  3. SMTP サーバーのホスト名とポートの値を入力します。

  4. 保存」をタップします。

注意:

社内の SMTP サービスを使用することも、Gmail などのパブリックサービスを使用することもできます。SMTP サービスの設定方法については、SMTP サービスのマニュアルを参照してください。

デフォルトの XSS 設定の上書き

We.Finance リファレンスサイトの電子メールテンプレートには、電子メール内で使用するカスタマイズされた各種リンクが用意されています。これらのリンクはプレースホルダー ${placeholder} を持ちます。プレースホルダーは、電子メールの送信前に実際の値に置き換えられます。AEM のデフォルトの XSS 保護設定では、HTML コンテンツ内の URL に波括弧({ })を使用できません。ただし、パブリッシュインスタンスで以下の手順を実行することにより、デフォルトの設定を上書きすることができます。

  1. /libs/cq/xssprotection/config.xml/apps/cq/xssprotection/config.xml にコピーします。

  2. /apps/cq/xssprotection/config.xml を開きます。

  3. common-regexps セクションにある onsiteURL のエントリを次のように修正して保存します。

    <regexp name="onsiteURL" value="([\p{L}\p{N}\\\.\#@\$\{\}%\+&amp;;\-_~,\?=/!\*\(\)]*|\#(\w)+)"/>

     

注意:

HTML コンテンツ内の URL には波括弧({ })を含めることができます。

SMTP サーバーを設定したら、Sarah Rose のペルソナを使ってフォームに入力し、下書きとして保存します。下書きとして保存する場合、電子メールを使用してその下書きを受信するオプションがあります。「電子メールを送信」ボタンをタップして、アプリケーションのドラフトのリンクが記載された電子メールを受信すれば、電子メールが正しく設定されています。Sarah の資格情報を使用してログインし、下書きを参照できることを確認してください。

AEM DS の設定

リファレンスサイトの使用例で電子メールによる通信を行うには、AEM DS を設定する必要があります。詳しくは、「AEM DS の設定」を参照してください。

警告:

AEM Forms OSGi 用に処理サーバーを構成する場合は、サーバーの URL に /lc を含めないでください。

リファレンスサイトパッケージのデプロイメント

パッケージ共有を使用して、以下のリファレンスサイトパッケージをインストールします。

パッケージの使用方法とパッケージ共有について詳しくは、「パッケージの作業方法」を参照してください。

パッケージをインストールして、オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスを開始したら、ブラウザーで以下の URL にアクセスします。

  • http://[server]:[port]/wegov
  • http://[server]:[port]/wefinance

インストールが正常に完了すると、We.Gov と We.Finance のリファレンスサイトのランディングページにアクセスできるようになります。

Adobe Sign スケジューラーの設定

オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスの両方で以下の手順を実行します。

  1. AEM Web 設定コンソール(http://[server]:[host]/system/console/configMgr)に移動します。

  2. Adobe Sign 設定サービス」を探してタップし、設定画面を開きます。

  3. ステータス更新スケジューラーの式」で「0 0/2 * * * ?」を指定します。

    注意:

    上記のようにスケジューラーを設定すると、Adobe Sign サービスのステータスが 2 分間隔で確認されます。

  4. 保存」をタップします。

リファレンスサイトの Adobe Sign クラウドサービスの設定

オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスの両方で以下の手順を実行します。

  1. https://[server]:[port]/etc/cloudservices/echosign/aem-forms-referencesite-sign.html に移動します。HTTPS 経由で、AEM Forms のリファレンスサイト署名クラウドサービスの設定画面が表示されます。 

    警告:

    Adobe Sign API アプリケーションの OAuth 設定のリダイレクト URL リストに URL が追加されていることを確認してください。

  2. クライアント ID と、Adobe Sign アプリケーション OAuth 設定の秘密鍵を指定します。

  3. (オプション)「添付ファイルにも Adobe Sign を有効にする」オプションを選択し、「Adobe Sign に接続」をタップします。この操作により、アダプティブフォームの添付ファイルが、署名用に送信された対応する Adobe Sign ドキュメントに添付されます。

  4. Adobe Sign に接続」をタップし、Adobe Sign の資格情報を使用してログインします。

フォーム共通設定サービスの構成

匿名ユーザーによるアクセスを許可するには、パブリッシュインスタンス上で以下の手順を実行します。

  1. AEM Web 設定コンソール(http://[server]:[port]/system/console/configMgr)に移動します。

  2. フォーム共通設定サービス」を探してタップし、設定画面を開きます。

  3. すべてのユーザー」に対して「許可」フィールドを設定します。

  4. 保存」をタップします。

フォームデータモデルに対する REST サービスの修正

オーサーインスタンスとパブリッシュインスタンスの両方で以下の手順を実行します。

  1. CRXDE に移動します(http://[server]:[port]/crx/de/index.jsp)。

  2. /etc/cloudservices/fdm/roi-rest/jcr:content/swaggerFile に移動して swagger ファイルを開きます。

  3. 現在の環境に合わせて、ホストとポートの設定を更新します。

  4. 設定を保存します。

  5. オーサーインスタンスのみhttp://[server]:[port]/etc/cloudservices/fdm/roi-rest.html に移動し、認証タイプとして基本認証を選択するように REST サービス roi-rest を編集し、REST サービスにアクセスするためのユーザー名とパスワードとして、adminadmin を指定します。

次の手順

これで、リファレンスサイトを利用するための設定がすべて完了しました。リファレンスサイトのワークフローと手順についての詳細は以下を参照してください。

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