現在表示中:
- 6.3
- 旧バージョン
コンテンツフラグメントは AEM 6.2 から使用できるようになり、AEM 6.2 および AEM 6.3 では、事前定義済みの構造がない(主に)テキストのみの形式に制限されていました。
この機能パックでは、次の 2 種類のコンテンツフラグメントが使用できるようになりました。
- 単純なフラグメント(従来)
事前定義済みの構造がありません。テキストと画像のみが含まれています。
これらは単純なフラグメントテンプレートに基づいています。 - 構造化されたコンテンツが含まれるフラグメント(新規)
作成されるフラグメントの構造を事前定義するコンテンツフラグメントモデルに基づいています。
JSON エクスポーターを使用したコンテンツサービスの実現にも使用できます。
アセットコンソールでは、次のいずれかからコンテンツフラグメントに対して様々なアクションを使用できます。
- ツールバーから。フラグメントを選択すると、該当するすべてのアクションを使用できるようになります。
- クイックアクションとして。個別のフラグメントカードに使用可能なアクションのサブセット。

フラグメントを選択して、次の適用可能なアクションを含むツールバーを表示します。
- 作成
- ダウンロード
- フラグメントを ZIP ファイルとして保存します。要素、バリエーション、メタデータを含めるかどうかを定義できます。
- チェックアウト
- プロパティ
- フラグメントのメタデータを表示したり、編集したりできます。
- 編集
- コンテンツを編集するためにフラグメントをその要素、バリエーション、および関連付けられているコンテンツやメタデータと共に開くことができます。
- タグを管理
- コレクションに追加
- フラグメントをコレクションに追加します。
- これは、コレクションをフラグメントと関連付ける際に実行できます。
- フラグメントをコレクションに追加します。
- コピー/貼り付け
- 移動
- 公開/非公開
- 関連付け/関連付けを解除
- 削除
-
サイドパネルのアイコンを使用して、3 つのモデル間を移動します。
- バリエーション:コンテンツの編集とバリエーションの管理
- 関連コンテンツ
- メタデータ
-
注意:
「保存」または「キャンセル」のどちらをクリックした場合も、エディターが終了します。これらの両方のオプションがコンテンツフラグメントにどのように動作するかについて詳しくは、保存、キャンセルおよびバージョンを参照してください。
-
単純なフラグメントの場合は、次の操作を実行できます。
- コンテンツの編集。複数行テキストに対するリッチテキストエディターの使用を含みます
- バリエーションの作成と管理
- コンテンツを関連付け
- メタデータの表示と編集
-
構造化フラグメントの場合は、次の操作を実行できます。
- データ型に応じたコンテンツの編集。複数行テキストに対してリッチテキストエディターを使用することを含む
- コンテンツを関連付け
- メタデータの表示と編集
注意:
使用可能なオプションについて詳しくは、リッチテキストエディターによるページオーサリングを参照してください。
どちらのフラグメントタイプの場合も、複数行テキストの編集時にリッチテキストエディターをフルスクリーンモードで使用できます。次に例を示します。

-
編集モードを切り替えるドロップダウンセレクター:
- リッチテキスト
- Markdown
- プレーンテキスト
警告:
「プレーンテキスト」を選択すると、リッチテキストまたは Markdown に挿入した書式、Markdown、アセットが失われる場合があります。
警告:
構造化フラグメント(モデルに基づく)に対して追加のバリエーションは作成できません。
-
「追加」を選択します。フラグメントのマスターが新しいバリエーションにコピーされ、編集用に開かれます。
注意:
新しいバリエーションの作成時にコピーされるのは常にマスターであり、現在開いているバリエーションではありません。
以下のいずれかを実行した後に、バリエーションコンテンツに(基本的な)変更をおこなうことができます。
- バリエーションの作成。
- 既存のバリエーションを開く。バリエーションを開いて、サイドパネルから必要なバリエーションを選択します。

既存のバリエーションの名前を変更するには:
- フラグメントを開き、サイドパネルから「バリエーション」を選択します。
- 必要なバリエーションを選択します。
- 「アクション」ドロップダウンから「名前変更」を選択します。
- 表示されたダイアログボックスに新しいタイトルや説明を入力します。
- 「名前変更」アクションを確認します。
注意:
マスターの名前は変更できません。
これはバリエーションのタイトルにのみ影響します。
既存のバリエーションを削除するには:
- フラグメントを開き、サイドパネルから「バリエーション」を選択します。
- 必要なバリエーションを選択します。
- 「アクション」ドロップダウンから「削除」を選択します。
- ダイアログで「削除」アクションを確認します。
注意:
マスターは削除できません。
マスターはコンテンツフラグメントの必須の部分であり、定義に従ってコンテンツのマスターコピーを保持します。一方、バリエーションはそのコンテンツの更新および適合された個別のバージョンを保持します。マスターが更新されると、それらの変更もバリエーションに関連する可能性があるため、それらに反映される必要があります。
警告:
同期を使用できるのは、変更内容をマスターからバリエーションにコピーする場合のみです。
バリエーションからマスターへの変更内容の転送はオプションとして使用できません。
関連コンテンツは関連性を付加して、フラグメントをコンテンツページに追加するときに、アセット(画像など)を(オプションで)フラグメントと一緒に使用できるようになります。ページでコンテンツフラグメントを使用するときに広範なアセットにアクセスでき、適切なアセットの検索に必要な時間も短縮されて柔軟性がもたらされます。
注意:
ビジュアルアセット(画像など)をフラグメントやページに追加するための様々な方法があります。
関連付けを作成するには、最初にメディアアセットをコレクションに追加する必要があります。その後で、次の手順を実行できます。
-
以下のどちらかの操作をおこないます。
- 「プロパティを表示」を選択してダイアログを開きます。開いて表示されたら、編集することもできます。
- コンテンツフラグメントを編集のため開き、サイドパネルから「メタデータ」を選択します。
警告:
フラグメントがモデルに基づいている場合、そのモデルが公開されていることを確認してください。
コンテンツフラグメントを Web ページで使用するには、公開環境で公開する必要があります。次の方法で公開できます。
- 作成後に Assets コンソールから。
- フラグメントを使用するページを公開するとき。フラグメントはページ参照にリスト表示されます。
警告:
フラグメントが公開または参照(あるいは両方)された後で、作成者が編集するためにフラグメントを開くと AEM によって警告が表示されます。フラグメントを変更すると、参照しているページも影響されることが警告されます。
警告:
構造化フラグメント(コンテンツモデルに基づく)を使用するには、適切なコアコンポーネントをインストールしていることを確認します。インストール手順を参照してください。
注意:
構造化フラグメント(コンテンツモデル基準)をページに追加した後、JSON エクスポーターの使用時にそれを使用してコンテンツサービスを提供できます。
Adobe Experience Manager(AEM)のコンテンツフラグメントは、ページから独立したアセットとして作成および管理されます。
これによりチャネルに依存しないコンテンツを、様々なバリエーション(チャネル固有)で作成できます。その後、コンテンツページをオーサリングする際に、これらのフラグメントとそれらのバリエーションを使用できます。
注意:
この例は、新しいコアコンポーネントを基にしています。