注意:
ブループリント設定を使用すると、コンテンツの変更をライブコピーに適用できます。コンテンツの再利用:マルチサイトマネージャーとライブコピーを参照してください。
ブループリント設定を作成するには、ブループリントの内部構造を定義するテンプレートを選択します。デフォルトのブループリントテンプレートでは、ソースの Web サイトに以下の特徴があることを前提としています。
- Web サイトにルートページがある。
- ルートの直下の子ページが Web サイトの言語ブランチである。ライブコピーを作成する場合は、そのコピーに含めるオプションのコンテンツとして言語が指定されます。
- 各言語ブランチのルートに 1 つ以上の子ページがある。ライブコピーの作成時、子ページはライブコピーに含めることのできるチャプターとして表示されます。
注意:
構造ごとに別のブループリントテンプレートが必要です。
ブループリント設定を作成したら、次のプロパティを設定します。
- 名前:ブループリント設定の名前。
- ソースパス:ソース(ブループリント)として使用するサイトのルートページのパス。
- 説明:(オプション)ブループリント設定の説明。この説明は、サイトの作成時にブループリント設定をリストから選択するときに表示されます。
ブループリント設定が使用されると、それをソースやブループリントのライブコピーの同期方法を指定するロールアウト設定に関連付けることができます。使用するロールアウト設定の指定を参照してください。
-
ツールメニューに移動し、サイトメニューを選択します。
-
ツールメニューに移動し、サイトメニューを選択します。
任意のページやブランチのライブコピーを作成できます。ライブコピーを作成する場合は、コンテンツの同期に使用するロールアウト設定を指定できます。
- 選択したロールアウト設定は、ライブコピーページとその子ページに適用されます。
- ロールアウト設定を指定しない場合は、使用するロールアウト設定を MSM が決定します。使用するロールアウト設定の指定を参照してください。
以下のような任意のページのライブコピーを作成できます。
- ブループリント設定によって参照されるページ。
- ブループリント設定に接続されていないページ。
- AEM では、ライブコピーを別のライブコピーのページ内に作成することもできます。
唯一の違いは、ソースページやブループリントページのロールアウトコマンドの使用可否が、ソースがブループリント設定によって参照されているかどうかで決まります。
- ブループリント設定で参照されているソースページからライブコピーを作成すると、ロールアウトコマンドをソースページやブループリントページで使用できます。
- ブループリント設定で参照されていないソースページからライブコピーを作成すると、ロールアウトコマンドをソースページやブループリントページで使用できません。
ブループリント設定を使用してライブコピーを作成し、ブループリント(ソース)コンテンツに基づくサイトを作成します。ブループリント設定からライブコピーを作成する場合は、コピーするブループリントのソースの言語ブランチを 1 つ以上選択し、その言語ブランチからコピーするチャプターを選択します。ブループリント設定の作成を参照してください。
一部の言語ブランチまたはチャプターをライブコピーから削除した場合は、後から追加できます(ライブコピー内でのライブコピーの作成(ブループリント設定)を参照)。
警告:
別のブランチの段落をターゲットとするリンクと参照がブループリントのソースに含まれている場合、ライブコピーページではそのターゲットが更新されず、元の宛先を参照したままになります。
サイトを作成する場合は、以下のプロパティに値を指定します。
- 初期言語:ライブコピーに含めるブループリントソースの言語ブランチ。
- 初期の章:ライブコピーに含めるブループリントの言語ブランチの子ページ。
- 宛先のパス:ライブコピーサイトのルートページの場所。
- タイトル:ライブコピーサイトのルートページのタイトル。
- 名前:(オプション)ライブコピーのルートページを格納する JCR ノードの名前。デフォルト値はタイトルに基づいて指定されます。
- サイトの所有者:(オプション)
- ライブコピー:ソースサイトとのライブの関係を確立する場合にこのオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、ブループリントのコピーは作成されますが、後でソースと同期されることはありません。
- ロールアウトの設定:(オプション)ライブコピーの同期に使用するロールアウト設定を 1 つ以上選択します。デフォルトでは、ロールアウト設定はブループリントから継承されます。詳しくは、使用するロールアウト設定の指定を参照してください。
ライブコピーページのプロパティには、ライブコピーに関する以下の情報が表示されます。
- ソース:ライブコピーページのソースページ。
- ステータス:ライブコピーの同期のステータス。このステータスには、ライブコピーが最新の(ソースと同じ)状態であるかどうか、前回の同期が実行された日時および同期を実行したユーザーが含まれます。
- 設定:
- ページがまだライブコピーの継承の対象であるかどうか。
- 設定が親ページから継承されるかどうか。
- ライブコピーが使用するすべてのロールアウト設定。
(ブループリント設定で参照される)ブループリントのページには、現在の(ブループリント)ページをソースとして使用するライブコピーページのリストが表示されます。このリストを使用してライブコピーを追跡します。このリストはページプロパティの「ブループリント」タブに表示されます。

ブループリントのページをロールアウトして、コンテンツの変更をライブコピーにプッシュします。ロールアウトアクションでは、「ロールアウト時」のトリガーを使用するロールアウト設定が実行されます。
注意:
ブループリントのブランチと依存するライブコピーのブランチの両方で同じ名前の新しいページが作成されると、競合が発生することがあります。
このような競合はロールアウト時に処理および解決する必要があります。
-
サイトコンソールで、ブループリント内のページを選択して(ツールバーの)参照パネルを開きます。
注意:
同期では、「ロールアウト時」のトリガーを使用するロールアウト設定が実行されます。
-
ライブコピーの概要を開き、ライブコピーページを選択します。
注意:
ライブコピー内に新しいページを手動で作成すると、そのページはライブコピーのローカルに作成されます。つまり、関連付けるソースページがありません。
ローカルページを関係の一部として作成するお勧めの方法は、ソース内に作成して(ディープ)ロールアウトを実行する方法です。これにより、ページがライブコピーとしてローカルに作成されます。
注意:
ブループリントのブランチと依存するライブコピーのブランチの両方で同じ名前の新しいページが作成されると、競合が発生することがあります。
このような競合はロールアウト時に処理および解決する必要があります。
ライブコピーページにはいつでもコンポーネントを追加できます。ライブコピーとその段落システムの継承ステータスにより、コンポーネント追加の動作が変わることはありません。
ライブコピーページがソースページに同期されても、追加されたコンポーネントは変わらず残ります。ライブコピーページ上のコンポーネントの順序の変更も参照してください。
ライブコピーを作成する場合は、コピーされたページのルートページにライブコピー設定が保存されます。ルートページのすべての子ページがそのライブコピー設定を継承します。また、ライブコピーページ上のコンポーネントもライブコピー設定を継承します。
ライブコピーページのライブコピーの継承を休止して、ページのプロパティやコンポーネントを変更できます。継承を休止すると、ページプロパティとコンポーネントがソースと同期されなくなります。
注意:
ブループリントからライブコピーを分離してすべての関係を削除することもできます。分離アクションは永続的で元に戻すことはできません。
-
ライブコピーの概要を開き、ライブコピーページを選択します。
警告:
継承を再度有効にしても、ページはソースと自動的には同期されません。必要に応じて、再開時または後の段階で同期を手動で要求できます。
休止すると、ページプロパティのツールバーで再開アクションが使用可能になります。

-
ライブコピーの概要を開き、休止中のライブコピーページを選択します。こうすると、「継承がキャンセルされました」と表示されます。
- シャローライブコピーに切り替えた場合:
- 効果は即座に現れ、元に戻すことはできません。
- 子ページはライブコピーから明示的に分離されます。元に戻した場合、子に対する追加の変更内容は保持されません。
- ネストされた LiveCopies がある場合でも、下位の LiveRelationships はすべて削除されます。
- 効果は即座に現れ、元に戻すことはできません。
- ディープライブコピーに切り替えた場合:
- 子ページはそのまま残ります。
- 切り替えの影響を確認するには、ロールアウトを実行します。コンテンツに対するすべての変更がロールアウト設定に従って適用されます。
- 子ページはそのまま残ります。
- シャローライブコピーに切り替えた後、ディープライブコピーに戻した場合:
- シャロー(であった)ライブコピーのすべての子は手動で作成されたものとして扱われるので、[oldname]_msm_moved name を使用して変更されます。
注意:
継承を再度有効にしても、コンポーネントはソースと自動的には同期されません。必要な場合は、手動で同期をリクエストできます。

あるライブコピーに段落システムの一部であるコンポーネントが含まれている場合、段落システムの継承は次のルールに従います。
- 段落システム内のコンポーネントの順序は、継承が確立していても変更できます。
- ロールアウト時に、コンポーネントの順序はブループリントから復元されます。ロールアウト前に新しいコンポーネントがライブコピーに追加された場合、それらは追加先にあるコンポーネントと共に並べ替えられます。
- 段落システムの継承がキャンセルされた場合、コンポーネントの順序はロールアウト時に復元されず、ライブコピーにそのまま残ります。
注意:
段落システムでキャンセルされた継承を元に戻しても、コンポーネントの順序はブループリントから自動的には復元されません。必要な場合は、手動で同期をリクエストできます。
デフォルトでは、ライブコピーページのページプロパティはソースページから継承されます(編集不可)。
ライブコピーのプロパティ値を変更する必要がある場合は、プロパティの継承をキャンセルします。リンクアイコンは、プロパティの継承が有効なことを示しています。


注意:
継承を再度有効にしても、ライブコピーページのプロパティはソースのプロパティとは自動的には同期されません。必要な場合は、手動で同期をリクエストできます。

ライブコピーページをリセットすると、次のようになります。
- すべての継承のキャンセルが削除され、かつ
- ページをソースページと同じ状態に戻します。
リセットは、ページプロパティ、段落システムおよびコンポーネントに対して行った変更に適用されます。
-
サイトコンソールで、ブループリントページまたはライブコピーページに移動し、ページを選択します。
-
参照パネルを開き、次のいずれかを選択します。
- ブループリント(ライブコピーページを選択した場合)
- ライブコピー(ブループリントページを選択した場合)
-
2 つのページ(ライブコピーとブループリント)が左右に並んで開きます。
この機能の使用方法について詳しくは、ページ差分を参照してください。
分離は、ライブコピーとそのソースやブループリントページの間のライブ関係を永続的に削除します。ライブコピーから MSM に関連するすべてのプロパティが削除され、そのライブコピーページがスタンドアロンのコピーになります。
-
ライブコピー内のサブページ(またはブランチ)でこの操作を実行した場合は、次のようになります。
- そのサブページ(またはブランチ)のライブ関係が削除されます。
- ライブコピーブランチの(サブ)ページは手動で作成されたかのように扱われます。
ただし、サブページは引き続き親ブランチのライブ関係の対象であり、ブループリントページの今後のロールアウトでは、次のように処理されます。
- 分離されたページの名前が変更されます。
- これは、手動で作成されたページは作成するライブコピーページと同じ名前を持つので、競合が発生すると MSM が判断するためです。
- ロールアウトからの変更を含む新しい(ライブコピー)ページが元の名前で作成されます。
注意:
このような状況について詳しくは、MSM ロールアウトの競合を参照してください。