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Microsoft SharePoint 2010 および Microsoft SharePoint 2013 用 Day JCR コネクタ(バージョン 4.0)

この記事では、Microsoft SharePoint 2010 および Microsoft SharePoint 2013 用 Adobe JCR コネクタ(バージョン 4.0)の詳細をまとめています。

SharePoint コネクタでは次の基本機能がサポートされています。

  • SharePoint からのコンテンツおよびメタデータの読み取り
  • ネイティブな SharePoint 認証および承認を利用した、アクセスされるコンテンツの SharePoint セキュリティ設定の確認
  • コンテンツファインダーを使用したコンテンツ統合
  • 外部リソースなどの AEM コンポーネントを利用した SharePoint 画像およびビデオの表示
  • SharePoint と AEM Assets の同期

これらの機能はすべて、ネイティブな SharePoint Web サービスを SharePoint のコンテンツおよびサービスへのインターフェイスとして使用して実装されています。

注意:

SharePoint コネクタは AEM 6.1 サービスパック 2 でもサポートされています。ただし、仮想リポジトリのマウントのサポートは廃止され、マウントできなくなりました。Java API を使用して SharePoint リポジトリにアクセスする場合は、プロジェクトで SharePoint コネクタの JCR リポジトリ実装を使用してください。

このドキュメントでは、SharePoint サーバーおよび関連する IT インフラストラクチャのインストール、設定、管理および IT 運営については取り上げていません。これらのトピックについて詳しくは、SharePoint に関するベンダードキュメントを参照してください。コネクタを使用するには、これらのインフラストラクチャ要素を適切にインストール、設定および運用する必要があります。

 

はじめに

コネクタを導入する際には、次の作業をおこなってください。

  • Java 7 以降がインストールされていることを確認します。
  • パッケージ共有からコネクタパッケージ配布ファイルをダウンロードします。
  • cq-quickstart-6.3.0.jar ファイルが格納されたディレクトリに有効な license.properties ファイルをコピーします。
  • .jar ファイルをダブルクリックまたはタップして AEM を起動するか、コマンドラインから AEM を起動します。
  • パッケージマネージャーからコネクタパッケージをインストールします。
  • コネクタオプションを設定します。

SharePoint コネクタのインストール

このコネクタは、インストールが容易なコンテンツパッケージとして提供されています。パッケージマネージャーを使用してパッケージをインストールし、SharePoint サーバーの URL
およびその他の設定オプションを設定します。SharePoint コンテンツは AEM リポジトリに格納されています。

インストール要件

このコネクタを使用するための要件は次のとおりです。

  • Java Runtime Environment 1.7 以降
  • ネットワークから SharePoint Web サービスを使用できること
  • SharePoint サーバーの URL
  • CRX および SharePoint リポジトリに対するユーザー資格情報と権限
  • サポートされているプラットフォーム

SharePoint コネクタはパッケージ共有からダウンロードできます。

サポートされているプラットフォーム

このコネクタでは次のプラットフォームがサポートされています。

  • AEM バージョン:
    • AEM 6.3
  • Microsoft SharePoint バージョン:
    • Microsoft Office SharePoint Server(MOSS)2010
    • Microsoft Office SharePoint Server(MOSS)2013
  • コネクタのカスタムデプロイメント(OEM、特殊要件、認証方式のカスタマイズ)のサポートが必要な場合は、製品を使用している地域のアドビオフィスまでお問い合わせください。

注意:

コネクタでは、Microsoft で公式にサポートされている設定のみがサポートされています。MOSS 2010 および MOSS 2013 のシステム要件を参照してください。

標準インストール

AEM パッケージ共有は、製品の機能、例およびホットフィックスを配布するために使用されています。詳しくは、パッケージ共有のドキュメントを参照してください。

AEM のようこそページでパッケージ共有にアクセスするには、「ツール」をタップまたはクリックし、「パッケージ共有」を選択します。会社の電子メールアドレスを含む有効な Adobe ID が必要です。また、アカウントへのログイン後に、パッケージ共有へのアクセスを申請してください。

AEM 6.3 との統合

コネクタのコンテンツパッケージをインストールするには:

  1. アドビサポートチケットを作成して、コネクタの機能パックを要求します。
  2. パッケージが使用可能になったらそれをダウンロードし、対象の AEM インスタンスでパッケージマネージャーを開きます。
  3. パッケージ説明ページで「インストール」をタップまたはクリックします。
  4. パッケージをインストールダイアログで、「インストール」をタップまたはクリックします。 
    注意:管理者としてログインしていることを確認してください。
  5. パッケージがインストールされたら、「閉じる」をタップまたはクリックします。

SharePoint コネクタの設定

SharePoint コネクタのインストール後、そのコネクタ用にアプリケーションおよび SharePoint レイヤーを設定します。

SharePoint リポジトリが JCR に準拠するように SharePoint サーバーの URL を設定します。別のパラメーターを使用して、SharePoint サーバーとの接続を設定します。また、SharePoint コネクタでの認証を設定する必要もあります。

SharePoint サーバーとの接続の設定

次の手順を実行して、SharePoint サーバーの URL と詳細オプションを設定します。

  1. OSGi Management Console(http://localhost:4502/system/console/configMgr)に移動します。
  2. Day JCR Connector for Microsoft Sharepoint バンドルを探します。
  3. 設定値を編集します。
  4. Workspaces」の値として SharePoint サーバーの URL を設定します。
  5. Save」をタップまたはクリックします。
chlimage_1

「Workspaces」および「Default Workspace Name」パラメーター:

コネクタによってデフォルトで公開される JCR ワークスペースは 1 つです。このワークスペースで公開される SharePoint サーバーは、「Sharepoint Server URL」設定パラメーターを使用して設定します。

コネクタは複数のワークスペースに対して設定することもできます。この場合、各ワークスペースは、それによって公開されるそれぞれの SharePoint サーバーの URL に関連付けられます。ワークスペースを追加するには、「Workspaces」パラメーターにワークスペース定義を追加します。ワークスペース定義の形式は
<name>=<url> です。ここで、
<name> は JCR ワークスペースの名前で、
<url> はそのワークスペース用の SharePoint サーバーの URL です。

AEM 6.3 のユーザーは、前述の設定手順とは別に、もう 1 つ手順を実行する必要があります。ユーザーは、「com.day.cq.dam.cq-dam-jcr-connectors」バンドルをホワイトリストに追加する必要があります。

AEM でバンドルをホワイトリストに追加するには、次の手順を実行します。

1. OSGi Management Console(http://localhost:4502/system/console/configMgr)に移動します。

2. 「Apache Sling Login Admin Whitelist」サービスを探します。

3. 「Bypass the whitelist」をオンにします。

4. 「Whitelist bundles default」に「com.day.cq.dam.cq-dam-jcr-connectors」を追加します。

5. 「Save」をクリックします。

chlimage_1

注意:

複数のワークスペースを設定する場合は、「Default Workspace Name」パラメーターにデフォルトワークスペースの名前を指定します。

認証関連のパラメーターについて詳しくは、認証を参照してください。

SharePoint 設定の検証

コネクタを設定した後、次の点を検証してください。

  • SharePoint サーバーが実行されており、コネクタインスタンスから Web サービスにアクセスできること
  • SharePoint ユーザー資格情報が有効であり、ユーザーが必要な SharePoint 権限を持っていること
  • コネクタが適切にインストールおよび設定されていること

SharePoint サーバーとの DAM 同期の設定

SharePoint Assets を AEM と同期するには、次の手順を実行します。

  1. OSGi Management Console(http://localhost:4502/system/console/configMgr)に移動します。
  2. 「Default DAMAssetSynchronization」サービスを探します。
  3. 設定値を編集します。
  4. SharePoint サイトへのアクセス権を持つユーザーのユーザー名とそれに対応するパスワードを設定します。
  5. 「Save」をクリックします。

DAM 同期サービスを有効にします(デフォルトでは無効になっています)。

  1. OSGi Web コンソールのコンポーネント(http://localhost:4502/system/console/components)に移動します。
  2. 「com.day.cq.dam.jcrconnectors.impl.AssetSynchronizationService」を探します。
  3. 「Enable」をクリックします。

オプションで、異なる同期サイクル間の同期遅延を設定できます。

  1. OSGi Management Console(http://localhost:4502/system/console/configMgr)に移動します。
  2. 「DAY CQ DAM JCR Connector Asset Synchronization Service」を探します。
  3. 設定値を編集します。
  4. 「Synchronization Period」(秒単位)の値を設定します。
  5. 「Save」をクリックします。

認証の設定

SharePoint ではクラシック認証方式と要求ベースの認証方式を使用でき、いずれの認証方式でも次の認証タイプがサポートされています。

  • 基本 
  • フォームベース

特に、次の認証タイプを使用できます。

  • クラシック-基本
  • クラシック-フォームベース
  • 要求-基本
  • 要求-フォームベース

Microsoft SharePoint 2010 および Microsoft SharePoint 2013 用 AEM JCR コネクタ(バージョン 4.0)では、次のモードで動作する要求ベースの認証(Microsoft 推奨)がサポートされています。

  • 基本/NTLM 認証:コネクタでの最初の接続試行では、基本認証が使用されます。基本認証が使用できない場合は、NTLM ベースの認証に切り替えられます。
  • フォームベースの認証 SharePoint では、ユーザーがログインフォーム(通常は Web ページ)に入力した資格情報に基づいてユーザーの検証がおこなわれます。認証された要求にはシステムによってトークンが発行されます。このトークンには、後続要求で ID の再確立に使用されるキーが含まれています。

フォームベースの認証の設定

http://localhost:4502/system/console/bundles に移動します。

  1. OSGI/設定をクリックします。
  2. 「Day JCR Connector for Microsoft Sharepoint」を探します。
  3. 「Edit the configuration values」をクリックします。
  4. 「Sharepoint Connection Factory」の値として「com.day.crx.spi.sharepoint.security.FormsBasedAuthenticationConnectionFactory」を設定します。
  5. 「Save」をクリックします。


基本認証の設定(Windows)

  1. トークン認証を無効にします
  2. http://localhost:4502/system/console/bundles に移動します。
  3. OSGI/Configuration をクリックします。
  4. Day JCR Connector for Microsoft Sharepoint を探します。
  5. Edit the configuration values」をクリックします。
  6. 「Sharepoint Connection Factory」の値として「com.day.crx.spi.sharepoint.security.WindowsAuthenticationConnectionFactory」を設定します。
  7. 「Save」をクリックします。


コネクタから SharePoint コンテンツにアクセスできるのは、AEM と SharePoint の両方で認証されたユーザーのみです。

認証用のコネクタ拡張を使用してカスタム認証モジュールを作成することもできます。例えば、AEM ユーザーによるアクセスを特定の SharePoint ユーザーにマッピングできます。コネクタインスタンスにマッピングされた SharePoint コンテンツを参照できるようにするには、SharePoint ユーザーに対応する AEM ユーザーを作成する必要があります(ユーザー名とパスワードが一致している必要があります)。

AEM で新しいユーザーを作成するには:

  1. admin ユーザーとして http://localhost:9502/ にログインします。
  2. 「ツール」をクリックします。
  3. 「セキュリティ」をクリックします。
  4. 「ユーザー」をクリックします。
  5. 「ユーザーを作成」をクリックします。
  6. ユーザー ID(SharePoint へのアクセス権限を持つユーザー名)を入力します。
  7. 対応するパスワードを入力します。
  8. 緑色のチェックマークをクリックして、ユーザーを作成します。

admin グループにユーザーを追加するには:

  1. グループ管理に移動します。
  2. 「a」ノードをクリックします。
  3. 「administrators」をクリックします。
  4. 前に作成したユーザー ID を「参照」ボタンの前のテキストボックスに入力します。
  5. 緑色のチェックマークをクリックして、admin グループにユーザーを追加します。

トークン認証の無効化

  1. パッケージ basic auth.zip をパッケージ共有からダウンロードしてインストールします。
  2. クイックスタートを閉じます。
  3. ファイル \crx-quickstart\repository\repository.xml を開きます。
  4. タグ <LoginModule class="com.day.crx.core.CRXLoginModule"> ... </LoginModule> を探します。
  5. 手順 4 で示したタグ内にタグ <param name="disableTokenAuth" value="true"/> を挿入します。
  6. xml ファイルを保存して閉じます。
  7. クイックスタートを再起動し、自分の資格情報を使用してログインします。

SharePoint サーバーの別の認証方式のサポート

標準バージョンのコネクタでは、標準の IIS Windows 認証(基本)とフォームベースの認証(トークンベース)がサポートされています。拡張メカニズムを使用してその他の認証方式をサポートすることもできます。

次の手順では、標準認証を拡張して SharePoint サーバーの各種認証方式をサポートするためのガイドラインを示します。

  1. クライアント側の特定の認証プロセスを処理するための com.day.crx.spi.sharepoint.security.SharepointConnectionFactory を実装します。

  2. フラグメントホスト com.day.crx.spi.crx2sharepoint-bundle を使用して、SharepointConnectionFactory 実装をフラグメントバンドルとしてインストールします。

    Maven を使用する際には、次の maven-bundle-plugin 設定をプロジェクトの要件に合わせて調整します。

               <plugin>
                   <groupId>org.apache.felix</groupId>
                   <artifactId>maven-bundle-plugin</artifactId>
                   <extensions>true</extensions>
                   <configuration>
                       <instructions>
                           <Export-Package />
                           <Private-Package>
                               <!-- your private package here -->
                           </Private-Package>
                           <Fragment-Host>
                               com.day.crx.spi.crx2sharepoint-bundle
                           </Fragment-Host>
                        </instructions>
                   </configuration>
               </plugin>
  3. SharepointConnectionFactory 実装をコネクタ設定に登録します。コネクタの設定ウィンドウで、「Advanced options」をクリックします。「Sharepoint Connection Factory」フィールドで、com.day.crx.spi.sharepoint.auth.CustomConnectionFactory 実装の名前を指定します。

  4. コネクタを再起動します。

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