AEM で電子メールコンテンツを作成して、Adobe Campaign の電子メールで処理することができます。これを実行するには、次の手順に従う必要があります。
- AEM で、Adobe Campaign 固有のテンプレートから新しいニュースレターを作成します。
- コンテンツを編集する前に、すべての機能にアクセスするために Adobe Campaign サービスを選択します。
- コンテンツを編集します。
- コンテンツを検証します。
これで、コンテンツを Adobe Campaign での配信と同期できるようになります。詳細な手順についてはこのドキュメントで説明します。
AEM での Adobe Campaign フォームの作成も参照してください。
注意:
この機能を使用するには、AEM を Adobe Campaign または Adobe Campaign Standard と連携するように設定する必要があります。
AEM と Adobe Campaign を設定すると、電子メール配信コンテンツを AEM 内で直接作成した後に、それを Adobe Campaign 内で処理できます。
Adobe Campaign のコンテンツを AEM 内で作成する場合は、コンテンツを編集する前に、すべての機能にアクセスするために Adobe Campaign サービスにリンクする必要があります。
次の 2 つのケースが考えられます。
- コンテンツを Adobe Campaign からの配信と同期する場合。この場合は、AEM コンテンツを配信に使用できます。
- (オンプレミスの Adobe Campaign のみ)コンテンツを Adobe Campaign に直接送信する場合。この場合は、Adobe Campaign が新しい電子メール配信を自動的に生成します。このモードには制限事項があります。
詳細な手順についてはこのドキュメントで説明します。
注意:
電子メールテンプレートを追加する場合は、テンプレートを使用可能にするために、必ず /content/campaigns の下に追加してください。
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AEM のタッチ操作向け UI で、サイト/キャンペーンを選択し、電子メールキャンペーンを管理する場所を参照します。次の例では、パスはサイト/キャンペーン/Geometrixx Outdoors/E-Mail Campaignsです。
注意:
電子メールのサンプルは、Geometrixx のみで使用できます。パッケージシェアから Geometrixx コンテンツのサンプルをダウロードしてください。
Adobe Campaign と統合するには、Adobe Campaign クラウドサービスをページに追加する必要があります。これにより、パーソナライズ機能や他の Adobe Campaign 情報にアクセスできるようになります。
さらに、Adobe Campaign テンプレートを選択し、件名を変更したり、HTML 表示を使用しない受信者向けのプレーンテキストのコンテンツを追加したりすることが必要な場合もあります。
クラウドサービスは、「サイト」タブから選択することも、電子メール/ニュースレターの作成後にその中から選択することもできます。
通常は、「サイト」タブからクラウドサービスを選択することを推奨します。電子メールまたはニュースレターからクラウドサービスを選択するには、ちょっとした回避策が必要になります。
オーサリング時のニュースレター/電子メール内から選択する場合は、レイアウトの問題によって、「ページのプロパティ」で Adobe Campaign クラウドサービス設定を選択できないことがあります。その場合は、以下に説明する回避策を使用できます。
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電子メールの件名を変更したい場合や、HTML 表示を使用しない受信者用のプレーンテキストを追加したい場合は、「電子メール」を選択し、件名とテキストを追加します。ページアイコンを選択すると、プレーンテキストのバージョンが HTML から自動生成されます。終了したら、チェックマークをクリックします。
Adobe Campaign のパーソナライゼーションフィールドを使用して、ニュースレターをパーソナライズできます。パーソナライゼーションフィールドを追加するには、Adobe Campaign のロゴが表示されているボタンをクリックして、パーソナライゼーションフィールドピッカーを開きます。このニュースレターで使用可能なフィールドがすべて表示され、その中から選択することができます。
注意:
エディター内で「プロパティ」のパーソナライゼーションフィールドがグレー表示になっている場合は、設定を見直してください。
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コンポーネントをページ上に直接ドラッグし、コンポーネントに応じて編集します。例えば、テキストおよびパーソナライゼーション(Campaign)コンポーネントをドラッグして、パーソナライズしたテキストを追加することができます。
各コンポーネントの詳細については、Adobe Campaign コンポーネントを参照してください。
- Adobe Campaign コンテキストフィールド。受信者のデータ(名、姓、ターゲットディメンションのデータなど)に応じて変化する値をテキスト内に挿入するためのフィールドです。
- Adobe Campaign パーソナライゼーションブロック。ブランドのロゴやミラーページへのリンクなど、受信者のデータに関係なく表示される、事前定義されたコンテンツのブロックです。
Adobe Campaign コンテンツの詳細については、Adobe Campaign コンポーネントを参照してください。
注意:
- Adobe Campaign の「プロファイル」ターゲティングディメンションのフィールドのみが考慮されます。
- プロパティを「サイト」から表示したときは、Adobe Campaign コンテキストフィールドにアクセスできません。これらのフィールドには編集時に電子メール内から直接アクセスできます。
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注意:
Adobe Campaign Standard の場合:
- 使用可能なコンテキストフィールドは、Adobe Campaign の「プロファイル」ターゲティングディメンションに対応しています。
- Adobe Campaign 電子メールへの AEM ページのリンクを参照してください。
Adobe Campaign 6.1 の場合:
- 使用可能なコンテキストフィールドは、Adobe Campaign の nms:seedMember スキーマから動的に復元されます。ターゲット拡張データは、コンテンツと同期される配信を含むワークフローから動的に復元されます(AEM で作成されたコンテンツと Adobe Campaign の配信の同期を参照してください)。
- パーソナライゼーション要素を追加または非表示にするには、パーソナライゼーションフィールドとブロックの管理を参照してください。
- 重要:シードテーブルのフィールドはすべて、受信者テーブル(または対応する連絡先テーブル)にも存在する必要があります。
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テキストを手入力して挿入します。Adobe Campaign コンポーネントをクリックして選択し、コンテキストフィールドまたはパーソナライゼーションブロックを挿入します。完了したら、チェックマークを選択します。
コンテキストフィールドまたはパーソナライゼーションブロックを挿入したら、ニュースレターをプレビューして、フィールドをテストできます。ニュースレターのプレビューを参照してください。
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注意:
Adobe Campaign Standard でサンプルテンプレートを使用している場合は、配信時にコンテンツを読み込むと、初期コンテンツ("<%@ include view="MirrorPage" %>" および "<%@ include view="UnsubscriptionLink" %>")を表示する 2 つのパーソナライゼーションブロックがエラーをスローします。パーソナライゼーションブロックピッカーを使用して、対応するブロックを選択することによって、このエラーを解決できます。
コンテンツの作成が完了したら、承認プロセスを開始できます。ツールボックスの「ワークフロー」タブに移動して、「Adobe Campaign 用に承認」ワークフローを選択します。
この既製のワークフローには、改訂して承認または改訂して拒否という 2 つのステップがあります。このワークフローを拡張して、より複雑なプロセスに適合させることができます。

Adobe Campaign 用にコンテンツを承認するには、「ワークフロー」を選択し、「Adobe Campaign 用に承認」を選択することでワークフローを適用し、「ワークフローを開始」をクリックします。ステップを実行して、コンテンツを承認します。ワークフローの最後のステップで、「承認」の代わりに「拒否」を選択して、コンテンツを拒否することもできます。



注意:
未承認のコンテンツは、Adobe Campaign の配信と同期できますが、配信を実行することはできません。Adobe Campaign の配信を使用して送信できるのは、承認済みのコンテンツだけです。
AEM と Adobe Campaign をどのようにリンクまたは同期させるかは、使用しているのがサブスクリプションベースの Adobe Campaign Standard か、オンプレミスベースの Adobe Campaign 6.1 かによって異なります。
使用している Adobe Campaign ソリューションに応じた手順は、以下のセクションを参照してください。
Adobe Campaign Standard では、次のものを使用して、AEM で作成されたコンテンツを復元し、リンクできます。
- 電子メール
- 電子メールテンプレート
これにより、コンテンツを配信することができます。ページ上に表示されるコードによって、ニュースレターが単一の配信にリンクされているかどうかがわかります。

注意:
ニュースレターが複数の配信にリンクされている場合は、リンクされている配信の数が表示されます(が、すべての ID が表示されるわけではありません)。
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AEM 固有の電子メールテンプレートをベースとして新しい電子メールを作成します。詳しくは、Adobe Campaign での電子メールの作成を参照してください。
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電子メールで使用したいコンテンツを選択します。
このリストでは、次のものを指定します。
- AEM でのコンテンツのラベル。
- AEM でのコンテンツの承認ステータス。コンテンツが承認されていない場合、コンテンツを同期することはできますが、配信を送信する前に承認する必要があります。ただし、プルーフの送信やプレビューテストなど、特定の操作は実行できます。
- コンテンツの最終変更日。
- 既に配信にリンクされているすべてのコンテンツ。
注意:
デフォルトでは、既に配信と同期されているコンテンツは表示されません。ただし、表示および使用することはできます。例えば、コンテンツを複数の配信のテンプレートとして使用する場合などです。
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注意:
電子メールにリンクされている間にコンテンツが AEM で更新されると、分析時に Adobe Campaign で自動的に更新されます。コンテンツアクションバーの「Adobe Experience Manager コンテンツを更新」を使用して、同期を手動で実行することもできます。
コンテンツアクションバーの「Adobe Experience Manager コンテンツとのリンクを削除」を使用して、電子メールと AEM コンテンツのリンクをキャンセルできます。このボタンは、コンテンツが既に配信とリンクされている場合にのみ表示されます。別のコンテンツを配信とリンクするには、現在のコンテンツリンクを削除してからでなければ新しいリンクを確立できません。
リンクを削除すると、ローカルコンテンツが保持され、Adobe Campaign で編集できるようになります。コンテンツを変更後に再度リンクする場合は、すべての変更が失われます。
Adobe Campaign では、次のものを使用して、AEM で作成されたコンテンツを復元し、同期できます。
- キャンペーン配信
- キャンペーンワークフローの配信アクティビティ
- 定期的配信
- 連続配信
- Message Center 配信
- 配信テンプレート

注意:
ニュースレターが複数の配信にリンクされている場合は、リンクされている配信の数が表示されます(すべての ID が表示されるわけではありません)。
注意:
ワークフロースステップ「Adobe Campaign に発行」は、AEM 6.1 で廃止されます。このステップは、Adobe Campaign との AEM 6.0 統合の一部でしたが、必要ではなくなりました。
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配信と同期させたいコンテンツを選択します。
このリストでは、次のものを指定します。
- AEM でのコンテンツのラベル。
- AEM でのコンテンツの承認ステータス。コンテンツが承認されていない場合、コンテンツを同期することはできますが、配信を送信する前に承認する必要があります。ただし、BAT の送信やプレビューテストなど、特定の操作は実行できます。
- コンテンツの最終変更日。
- 既に配信にリンクされているすべてのコンテンツ。
注意:
デフォルトでは、既に配信と同期されているコンテンツは表示されません。ただし、表示および使用することはできます。例えば、コンテンツを複数の配信のテンプレートとして使用する場合などです。
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注意:
- 配信とコンテンツが同期されると、Adobe Campaign の配信コンテンツは読み取り専用になります。コンテンツだけでなく、電子メールの件名も変更できなくなります。
- Adobe Campaign の配信にリンクされている間に AEM でコンテンツが更新された場合は、配信の分析時に配信内のコンテンツが自動的に更新されます。「今すぐコンテンツを更新」ボタンを使用して、同期を手動で実行することもできます。
- 「同期解除」ボタンを使用して、配信と AEM コンテンツの同期をキャンセルできます。このボタンは、コンテンツが既に配信と同期されている場合にのみ表示されます。別のコンテンツを配信と同期するには、現在のコンテンツ同期をキャンセルしてからでなければ新しいリンクを確立できません。
- 同期解除された場合は、ローカルコンテンツが保持され、Adobe Campaign で編集できるようになります。コンテンツを変更後に再同期する場合は、すべての変更が失われます。
- 定期的配信と連続配信の場合は、配信が実行されるたびに AEM コンテンツとの同期が停止されます。