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AEM Communities の翻訳機能は、ソーシャルコンポーネントフレームワーク(SCF)を使用することで、ページコンテンツの翻訳という概念を、コミュニティサイトに投稿されたユーザー生成コンテンツ(UGC)にまで拡張します。

UGC を翻訳することにより、言語の障壁が取り除かれ、サイト訪問者とメンバーがグローバルなコミュニティを体験できます。

例えば以下のような場合が考えられます。

  • フランス人メンバーが、複数の国のユーザーが利用する料理 Web サイトのコミュニティフォーラムに、フランス語のレシピを投稿します。
  • 日本人メンバーが、翻訳機能を使用して、そのレシピをフランス語から日本語に翻訳します。
  • その日本人メンバーが、日本語でレシピを読んだ後に、コメントを日本語で投稿します。
  • 最初に投稿したフランス人メンバーが、翻訳機能を使用して、日本語のコメントをフランス語に翻訳します。
  •  このようなグローバルな交流を実現できます。

概要

この節では、特に翻訳サービスと UGC の連動について説明します。AEM を 翻訳サービスプロバイダーに接続する方法と、翻訳統合フレームワークを設定して翻訳サービスを Web サイトに統合する方法については既に知っているものとして説明を進めます。

翻訳サービスプロバイダーがサイトに関連付けられているときは、そのサイトの各言語コピーで、SCF コンポーネントを通じて投稿された UGC(コメントなど)のスレッドが独自に保持されます。

翻訳サービスプロバイダーに加えて翻訳フレームワークが設定されているときは、サイトの各言語コピーが UGC の 1 つのスレッドを共有できるので、言語コピー間のグローバルな情報通信を実現できます。グローバル共有ストアを設定すると、言語別に分けられたディスカッションスレッドではなく、どの言語コピーからでもスレッド全体を閲覧できるようになります。さらに、複数の翻訳統合設定を使用して、全世界の参加者を論理的にグループ化し(地域別など)、それぞれに異なるグローバル共有ストアを指定することもできます。

デフォルトの翻訳サービス

AEM Communities には、複数の言語で有効なデフォルトの翻訳サービストライアルライセンスが付属しています。

コミュニティサイトを作成するときに、翻訳サブパネルで「機械翻訳を許可」をオンにすると、デフォルトの翻訳サービスが有効になります。

警告:

デフォルトの翻訳サービスは、デモ目的でのみ提供されています。

実稼動システムでは、ライセンスを取得した翻訳サービスが必要です。ライセンスがない場合、デフォルトの翻訳サービスはオフになります。

UGC のグローバル翻訳

Web サイトに複数の言語コピーがある場合、デフォルトの翻訳サービスでは、あるサイトで入力された UGC が別のサイトで入力された UGC と関連している可能性は認識されません。その UGC が本質的に同じコンポーネント(そのコンポーネントを含んでいるページの言語コピー)で生成された場合でも同様です。

これは、「いくつかのグループがそれぞれ別のグループの人のコメントは気にせずに会話している状況」と、「1 つの大きなグループに属する全員が同じ会話に参加している状況」の違いに似ています。

「1 つのグループでの会話」が必要な場合は、複数の言語コピーを持つ Web サイト全体のグローバル翻訳を有効にして、どの言語コピーからでもスレッド全体を見られるようにする必要があります。 

例えば、基本となるサイトにフォーラムを設け、いくつかの言語コピーを作成し、グローバル翻訳を有効にした場合は、ある言語コピーで作成されたフォーラムに投稿されたトピックは、すべての言語コピーで表示されます。これは返信の場合でも同様で、どの言語コピーから返信が入力されたかは関係ありません。結果として、どの言語コピーからでも、トピックと返信のスレッド全体を見ることができます。

警告:

グローバル翻訳を設定する前に存在していた UGC は表示されなくなります。

この UGC は共通ストアに残っていますが、言語別の UGC の場所に配置されています。それに対して、グローバル翻訳を設定した後に追加された新しいコンテンツは、グローバル共有ストアの場所から取得されます。

言語別のコンテンツをグローバル共有ストアに移動または統合する移行ツールはありません。

翻訳統合の設定

新しい翻訳統合を作成するには、以下の手順を実行します。この操作により、オーサーインスタンスで翻訳サービスコネクターと Web サイトが統合されます。

  • 管理者としてサインインします。
  • メインメニューに移動します。
  • ツール」を選択します。
  • 操作」を選択します。
  • クラウド」を選択します。
  • クラウドサービス」を選択します。
  • 翻訳統合までスクロールダウンします。
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  • 設定を表示」を選択します。
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  • 利用可能な設定」の横にある [+] アイコンを選択して新しい設定を作成します。

設定を作成ダイアログ

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  • 親設定
    (必須)通常はデフォルトのままにします。初期設定は /etc/cloudservices/translation です。
  • タイトル
    (必須)任意の表示タイトルを入力します。デフォルト値はありません。
  • 名前
    (オプション)設定の名前を入力します。初期設定はタイトルをベースにしたノード名です。
  • 作成」を選択します。

翻訳設定ダイアログ

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詳しい説明は、翻訳統合設定の作成を参照してください。

  • サイトタブ:デフォルトのままで構いません。
  • コミュニティタブ:
    • 翻訳プロバイダー
      ドロップダウンリストから翻訳プロバイダーを選択します。初期設定はトライアルサービスの microsoft です。
    • コンテンツのカテゴリ
      翻訳対象のコンテンツを説明するカテゴリを選択します。初期設定は一般です。
    • 一般的なストアのパスとして使用するロケールを選択
      (オプション)UGC を格納するためのロケールを選択すると、すべての言語コピーからの投稿が 1 つのグローバルな会話に表示されます。慣例により、Web サイトのベース言語のロケールを選択してください。「共通ストアなし」を選択すると、グローバル翻訳が無効になります。デフォルトでは、グローバル翻訳は無効です。
  • アセットタブ:デフォルトのままで構いません。
  • OK」を選択します。

アクティベート

新しい翻訳統合クラウドサービスは、パブリッシュ環境に対してアクティベートする必要があります。Web サイトに関連付けられると(まだアクティベートされていない場合)、関連付けられたページが公開されるときに、このクラウドサービス設定を公開するようアクティベーションワークフローから指示されます。

翻訳設定の管理

注意:

設定言語

投稿が設定言語と異なるかどうかを検出するために、サイト訪問者の設定言語を確定する必要があります。

設定言語とは、サイト訪問者がサインインして言語設定を指定したときに、ユーザープロファイルに登録される言語の設定です。

サイト訪問者が匿名の場合、または言語設定を自分のプロファイルに登録していない場合は、ページテンプレートのベース言語が設定言語になります。

ユーザーによる設定

ユーザープロファイル

どのコミュニティサイトにも、メンバー用のユーザープロファイルがあります。サインインしたメンバーはこのプロファイルを編集して、自分の情報をコミュニティに公開したり、自分用の設定を保存したりできます。

こうした設定の 1 つに、コミュニティコンテンツを常に指定の言語で表示するかどうかのオプションがあります。デフォルトでは、このオプションは設定されておらず、システム設定が使用されます。ユーザーはこのオプションをオンまたはオフに変更し、システム設定を上書きできます。

ページが自動的にユーザーの設定言語に翻訳される場合も、元のテキストを表示したり、翻訳を改善したりするための UI を使用できます。

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コミュニティサイトの設定

コミュニティサイトを作成すると、翻訳オプションを有効化して設定できます。この翻訳設定は、匿名のサイト訪問者がコンテンツを表示するときに適用されますが、ユーザーのプロファイル設定で上書きされます。

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