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ここでは、インタラクティブ通信で使用するテキストドキュメントフラグメントの作成方法と編集方法について説明します。インタラクティブ通信の作成では 4 種類のドキュメントフラグメントが使用されますが、テキストフラグメントはそのうちの 1 つです。他の 3 つは、条件フラグメント、リストフラグメント、レイアウトフラグメントです。

概要

テキストドキュメントフラグメントは、1 つ以上のテキスト段落で構成されています。段落は静的または動的にすることができます。動的な段落には、フォームデータモデルのプロパティと変数を含めることができます。ルールを適用し、テキストドキュメントフラグメント内でそのルールを繰り返すこともできます。例えば、あいさつ文に記載する顧客の名前をフォームデータモデル(FDM)のプロパティとして指定し、実行時にその名前の値を動的に設定することができます。この値を変更すると、エージェント UI で同じインタラクティブ通信を使用して、異なる顧客に対してインタラクティブ通信を設定することができます。

インタラクティブ通信内のテキストドキュメントフラグメントでは、以下に示す動的データがサポートされています。

  • データモデルオブジェクト:データプロパティでは、バックエンドのデータソースが使用されます。
  • ルールベースのコンテンツ:ルールに基づいて表示と非表示が切り替わる、テキスト内の特定のコンテンツ。ルールは、フォームデータモデルのプロパティに基づいて適用することも、フォームデータモデルの変数に基づいて適用することもできます。
  • 変数:テキストドキュメントフラグメントでは、バックエンドのデータソースに変数が連結されることはありません。インタラクティブ通信を後処理用に送信する際に、変数の値がエージェントによって設定または選択されます(または、エージェントによって変数がデータソースに連結されます)。   
  • 繰り返し構造:クレジットカードの取引明細など、インタラクティブ通信を生成するたびに件数が変化する動的な情報を、インタラクティブ通信に含めることができます。繰り返し構造を使用すると、このような動的な情報の書式設定と構造化を行うことができます。詳しくは、「インライン条件と繰り返し」を参照してください。

テキストの作成

  1. フォームドキュメントフラグメント」の順に選択します。

  2. 作成テキスト」の順に選択します。

  3. 次の情報を指定します。

    • タイトル:(任意)テキストドキュメントフラグメントのタイトルを入力します。タイトルは一意である必要はなく、特殊文字や英語以外の文字を含めることもできます。タイトルが指定されている場合、サムネイルやプロパティなどでは、タイトルによってテキストが参照されます。
    • 名前:テキストの名前を入力します。フォルダー内の他のテキストと重複しない名前を入力する必要があります。どのような状態であっても、1 つのフォルダー内に、同じ名前を持つ 2 つのドキュメントフラグメント(テキスト、条件、リスト)を保管することはできません。「名前」フィールドでは、英数字およびハイフンのみ使用できます。「名前」フィールドは、タイトルフィールドに基づいて自動的に入力されます。「タイトル」フィールドに入力された特殊文字、スペース、および英数字以外の文字はハイフンに置き換えられます。「タイトル」フィールドの値は「名前」フィールドに自動的にコピーされますが、値を編集することもできます。
    • 説明:テキストの説明を入力します。
    • フォームデータモデル:(任意)フォームデータモデルに基づいてテキストを作成する場合は、「フォームデータモデル」ラジオボタンを選択します。「フォームデータモデル」ラジオボタンを選択すると、「フォームデータモデル」*フィールドが表示されます。フォームデータモデルを参照して選択します。インタラクティブ通信用のテキストを作成する場合は、そのインタラクティブ通信で使用するものと同じデータモデルを使用する必要があります。フォームデータモデルについて詳しくは、「データ統合」を参照してください。
    • タグ:(オプション)テキストフィールドにカスタムタグの値を入力し、Enter キーを押します。このテキストを保存すると、新しく追加されたタグが作成されます。
  4. 次へ」をタップします。

    テキストの作成ページが表示されます。フォームデータモデルのベースのテキストを作成することを選択した場合は、左側のペインにフォームデータモデルのプロパティが表示されます。 

  5. テキストを入力し、以下のオプションを使用して、フォームデータモデルのプロパティと変数について書式設定と条件設定を行い、それらのプロパティと変数をテキストに挿入します。

  6. 保存」をタップします。

    これで、テキストが作成されました。このテキストを使用して、インタラクティブ通信を作成することができます。 

テキストの編集

以下の手順により、既存のテキストドキュメントフラグメントを編集することができます。インタラクティブ通信エディターを使用して、テキストドキュメントフラグメントを編集することもできます。 

  1. フォームドキュメントフラグメント」の順に選択します。

  2. 目的のテキストドキュメントフラグメントに移動して選択します。 

  3. 編集」をタップします。

  4. 必要な変更を行います。テキストのオプションについて詳しくは、「テキストの作成」を参照してください。

  5. 保存」をタップして、「閉じる」をタップします。

フォームデータモデルのプロパティを使用してテキストドキュメントフラグメントをカスタマイズする

フォームデータモデルのプロパティを挿入することにより、テキストドキュメントフラグメントをカスタマイズすることができます。フォームデータモデルのプロパティをテキスト内に挿入すると、インタラクティブ通信のプレビューを表示する際に、受信者固有のデータを関連するデータソースから取得して設定できるようになります。フォームデータモデルについて詳しくは、「AEM Forms のデータ統合機能」を参照してください。

テキストの作成時にフォームデータモデルを指定すると、そのフォームデータモデルのプロパティが、テキストエディターの左ペインに表示されます。フォームデータモデルを指定する場合は、テキストドキュメントフラグメントと、そのテキストドキュメントフラグメントが含まれているインタラクティブ通信で、それぞれ同じフォームデータモデルを指定する必要があります。 

InsertFDMElementText
  • フォームデータモデルのプロパティをテキスト内に挿入するには、そのプロパティを挿入する位置にカーソルを置き、左側のペインで上図の「A」プロパティをタップして選択し、次に「B」(「選択項目を追加」)をタップします。「C」の位置にカーソルを置き、挿入するプロパティをダブルタップしてもかまいません。フォームデータモデルのプロパティが、茶色の背景色で強調表示されます。
  • エージェント UI を使用してインタラクティブ通信の準備と送信を行う際に、フォームデータモデルのプロパティの値を編集するには、そのプロパティのロックアイコン(上図の「D」)をタップしてロックを解除します。  プロパティはデフォルトでロックされているため、エージェント UI でプロパティ値を編集するには、ロックを解除する必要があります。
  •  

フォームデータモデルのプロパティを使用して、特定のコンテンツの表示と非表示を切り替えるためのルールを作成することもできます。詳しくは、「テキスト内でルールを作成する」を参照してください。

テキストドキュメントフラグメント内で変数を作成して使用する

変数とは、インタラクティブ通信の作成時に連結できるプレースホルダーのことです。変数は、フォームデータモデルのプロパティに連結することも、テキストフラグメントに連結することもできます。エージェントを使用して、変数の値を設定することもできます。 

以下の場合は、フォームデータモデルのプロパティの代わりに、変数を使用することができます。

  • 複数のインタラクティブ通信で同じテキストドキュメントフラグメントを使用し、異なるインタラクティブ通信に変数を連結する必要がある場合。
  • 作成したテキストドキュメントフラグメントに、フォームデータモデルが含まれていない場合。変数を挿入し、インタラクティブ通信を作成する際に、その変数をフォームデータモデルのプロパティに連結することができます。
  • テキストドキュメントフラグメントからテキストを取得して連結する必要がある場合。既に変数が含まれているテキストドキュメントフラグメントを別の変数に連結することはできません。  

テキストドキュメントフラグメントの作成時または編集時に、変数を作成して挿入することができます。作成した変数は、エージェント UI の「データ」タブに表示されます。エージェント UI を使用してインタラクティブ通信の準備と送信を行う際に、エージェントによって変数の値が設定されます。

変数の作成

  1. 左側のペインで、「変数」をタップします。

    変数ペインが表示されます。 

    VariablesPane
  2. 作成」をタップします。

    変数作成ペインが表示されます。 

  3. 以下の情報を入力して「作成」をタップします。

    • 名前*:変数の名前を入力します。
    • 説明:必要に応じて、変数の説明を入力します。
    • タイプ*:変数のタイプ(文字列、数値、ブール演算子、日付)を選択します。
    • 特定の値のみ許可:文字列タイプまたは数値タイプの変数の場合、このオプションを選択すると、エージェント UI のプレースホルダーの特定の値セットから、エージェントによって値が選択されます。この値セットを指定するには、このオプションを選択し、「」フィールドで、目的の値をコンマで区切って指定します。
  4. 作成」をタップします。

    作成された変数が変数ペインに表示されます。 

  5. テキスト内に変数を挿入するには、変数を挿入する位置にカーソルを置き、目的の変数を選択して「選択項目を追加」をタップします。

    VariableInserted

    変数が明るい青の背景色でハイライト表示され、フォームデータモデルのプロパティが茶色の背景色でハイライト表示されます。 

  6. 保存」をタップします。

テキスト内でルールを作成する

テキスト内でルールエディターを使用して、事前に定義された条件に基づいてコンテンツやテキストの文字列の表示と非表示を切り替えるためのルールを作成することができます。事前に定義された条件は、以下のデータに基づいて設定することができます。

  • 文字列
  • 数値
  • 数式
  • 日付
  • 関連するフォームデータモデルのプロパティ
  • テキスト内に作成された任意の変数

テキスト内でルールを作成する

  1. テキストの作成時または編集時に、ルールを使用して条件を設定するテキスト内の文字列、段落、またはコンテンツを選択します。 

    SelectContentApplyRule
  2. ルールを作成」をタップします。

    ルール作成ダイアログが表示されます。文字列、数値、数式、日付のほかに、以下のデータをルールエディターで使用して、ルールのステートメントを作成することができます。

    • 関連するフォームデータモデルのプロパティ
    • 作成済みの任意の変数

    評価するオプションを選択します。 

    RuleEditor
    RuleEditorFDM

    注意:

    テキストの条件設定と表示を行うためのルールを作成する場合、Collection プロパティを使用することはできません。

  3. 「次の値と等しい」、「次の値を含む」、「次の値で始まる」など、ルールを評価するための適切な演算子を選択します。 

    RuleEditorFDM-1
  4. 評価式、値、データモデルプロパティ、または変数を挿入します。

    フォームデータモデルのソースデータに基づき、受信者が米国に居住している場合に、選択されたテキストを表示するためのルール
    フォームデータモデルのソースデータに基づき、受信者が米国に居住している場合に、選択されたテキストを表示するためのルール
    • ルールの作成時または編集時にサイズ変更アイコン()をタップすると、ルールの作成ダイアログまたはルールの編集ダイアログを拡張することができます。ダイアログを拡張して全画面表示にすると、フォームデータモデルのプロパティと変数をドラッグアンドドロップして、変数を作成できるようになります。サイズ変更アイコンをもう一度タップすると、通常のサイズのルール作成ダイアログに戻ります。
    • 1 つのルールで複数の条件を作成することもできます。 
    • 既にルールが適用されているコンテンツの一部に対して、別のルールを作成して適用することもできます。 
  5. 完了」をタップします。

    これで、ルールが適用されました。ルールが適用されたテキストまたはコンテンツは、緑色でハイライト表示されます。ハイライト表示されているテキストやコンテンツの左側に表示されているハンドルにカーソルを置くと、適用されているルールが表示されます。

    AppliedRuleText

    適用されているルールの左側に表示されているハンドルをクリックすると、そのルールの編集や削除を行うためのオプションが表示されます。 

テキストの書式設定

テキストの作成や編集を行う場合、選択する編集のタイプ(「段落」、「整列」、「リスト」)に応じて、表示されるツールバーが異なります。

ツールバーのタイプの選択
ツールバーのタイプの選択:段落、整列、またはリスト
フォント編集ツールバー
フォント編集ツールバー
整列ツールバー
整列ツールバー
リストツールバー
リストツールバー

テキストの一部をハイライト表示または強調表示する

編集可能なドキュメントフラグメント内のテキストの一部をハイライト表示するには、目的のテキストを選択して「ハイライト表示の色」をタップします。

TextBackgroundColorApplied

基本色パレットに表示されている基本色 [A] を直接タップすることも、スライダー [B] を使用して「選択」をタップし、その色の適切な網掛けを選択することもできます。

オプションで、「詳細」タブに移動して、適切な色相、明るさ、彩度 [C] を選択して正確な色を作成し、次に「選択」[D] をタップして、テキストをハイライト表示するための色を適用することもできます。

TextBackgroundColor

書式設定されたテキストの貼り付け

別のアプリケーション(Microsoft® Word や HTML ページなど)で使用されているテキスト内の 1 つ以上の段落を再利用するには、目的のテキストをコピーしてテキストエディター内に貼り付けます。コピーされたテキストの書式設定は、テキストエディタでも保持されます。

編集可能なテキストドキュメントフラグメント内のテキストの 1 つ以上の段落をコピーして貼り付けることができます。例えば、次のような居住証明書の箇条書きリストが含まれている Microsoft® Word ドキュメントがあるとします。

PasteTextMsWord

この場合、Microsoft® Word ドキュメント内のテキストをコピーして、編集可能なテキストドキュメントフラグメントに直接貼り付けることができます。箇条書きリスト、フォント、テキストの色などの書式は、テキストドキュメントフラグメント内に保存されます。

PasteTextEditableModule

注意:

ただし、貼り付けられたテキストの書式設定にはいくつかの制約があります。

テキスト内に特殊文字を挿入する

必要に応じて、ドキュメントフラグメントに特殊文字を挿入します。例えば、特殊文字パレットを使用して、以下の特殊文字を挿入することができます。

  • 通貨記号(€、¥、£ など)
  • 数学記号(∑、√、∂、^ など)
  • 句読記号(‟、” など)
SpecialCharacters

テキストエディターでは、210 個の特殊文字がサポートされます。管理者は、カスタマイズすることで特殊文字を増やしたり、カスタムの特殊文字を追加したりすることができます。

大量のテキストが含まれているテキストドキュメントフラグメントで作業を行う場合、特定のテキスト文字列を検索しなければならないことがあります。また、特定のテキスト文字列を別の文字列と置換する必要がある場合もあります。

「検索と置換」機能により、テキストドキュメントフラグメント内の任意のテキスト文字列を検索して置き換えることができます。この機能には、強力な正規表現検索も含まれています。 

  1. テキストドキュメントフラグメントを編集用に開きます。

  2. 検索と置換」をタップします。

  3. 検索するテキストを「検索」テキストボックスに入力し、そのテキストを置き換えるテキストを「置換」テキストボックスに入力して「置換」をタップします。

  4. 検索テキストが見つかると、そのテキストが置換テキストに変更されます。

    • 複数の検索テキストが見つかった場合は、テキストドキュメントフラグメント内でそれらのテキストがハイライト表示されます。「置換」をもう一度タップすると、そのテキストが置換され、カーソルが次の検索テキストに移動します。
    • 検索テキストがそれ以上見つからない場合は、「モジュールの最後に達しました」というメッセージが検索と置換ダイアログに表示されます。

    「すべて置換」をタップして、見つかった検索テキストをすべてまとめて置換することもできます。 

    「検索と置換」機能には、強力な正規表現検索機能が組み込まれています。正規表現を使用して検索を実行するには、「正規表現」を選択して「検索」または「置換」をタップします。

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