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インスタンスの状態を監視および分析しやすいように、AEM ではデフォルトのレポートが提供されており、個々の要件に合わせて設定できます。

レポートはすべてツールコンソールからアクセスできます。左側のウィンドウで「レポート」を選択し、右側のウィンドウで必要なレポートをダブルクリックして、表示用や設定用に開きます。

レポートの新しいインスタンスも、ツールコンソールから作成できます。左側のウィンドウで「レポート」を選択し、ツールバーから「新規」を選択します。「タイトル」と「名前」を定義し、必要なレポートタイプを選択して、「作成」をクリックします。新しいレポートインスタンスがリストに表示されます。これをダブルクリックして開き、サイドキックからコンポーネントをドラッグして最初の列を作成し、レポートの定義を開始します。

注意:

標準で用意されている AEM のレポートに加えて、独自の(まったく新しい)レポートを開発できます。

レポートのカスタマイズの基本

様々な書式のレポートを使用できます。次のレポートはすべて、以下の節の説明に従ってカスタマイズできる列を使用します。

注意:

以下のレポートにはそれぞれ、独自の書式とカスタマイズがあります。

したがって、列の設定に関する以下の手順は該当しません。詳しくは、個々のレポートの説明を参照してください。

データ列の選択と配置

標準レポートでもカスタマイズしたレポートでも、列の追加や再配置、削除が可能です。

サイドキックの「コンポーネント」タブ(レポートページで使用可能)に、列として選択可能なデータのすべてのカテゴリがリストされています。

データの選択を変更するには:

  • 新しい列を追加するには、必要なコンポーネントをサイドキックからドラッグして、必要な場所にドロップします。
    • 緑のチェックマークは位置が有効である場合を示し、矢印のペアは正確にどこに配置されるかを示します。
    • 赤のバツ印は、位置が無効である場合を示します。
  • 列を移動するには、ヘッダーをクリックし、マウスボタンを押したまま新しい場所までドラッグします。
  • 列を削除するには、列のタイトルをクリックし、マウスボタンを押したまま上のレポートヘッダー領域までドラッグします(赤のマイナス記号は位置が有効でないことを示します)。マウスボタンを放すと、列を本当に削除するかどうかの確認を要求するコンポーネントを削除ダイアログが表示されます。

列のドロップダウンメニュー

レポート内の列にはそれぞれドロップダウンメニューがあります。これは、列のタイトルセル上にマウスカーソルを移動すると表示されます。

タイトルセルの右端に矢印が表示されます(タイトルテキストのすぐ右側にある、現在の並べ替えメカニズムを示す矢印と混同しないでください)。

reportcolumnsort

メニューで使用可能なオプションは、列の設定(プロジェクト開発時におこなったもの)によって異なり、無効なオプションはグレー表示されます。

データの並べ替え

データは、特定の列に従って、以下のいずれかの方法で並べ替えできます。

  • 該当する列ヘッダーをクリック。クリックするたびに昇順と降順が切り替わり、タイトルテキストのすぐ横にある矢印で示されます。
  • 列のドロップダウンメニューを使用して「昇順に並べ替え」または「降順に並べ替え」を選択。この場合も、タイトルテキストのすぐ横にある矢印で示されます。

グループと現在のデータチャート

reportuser

円グラフの上にカーソルを移動すると、該当するセグメントの集計値が表示されます。ここでは、数、最小、平均など、列に関して現在定義されている集計が使用されます。

フィルターと集計

該当する列では、列のドロップダウンメニューから、フィルター設定集計も設定できます。

フィルター

フィルター設定では、表示するエントリの条件を指定できます。使用可能な演算子は次のとおりです。

  • contains
  • equals
reportfilter

フィルターを設定するには:

  1. 必要な演算子をドロップダウンリストから選択します。
  2. フィルター条件とするテキストを入力します。
  3. 適用」をクリックします。

フィルターをアクティベート解除するには:

  1. フィルターテキストを削除します。
  2. 適用」をクリックします。

集計

集計方法(選択している列によって異なる)も選択できます。

reportaggregate

列のプロパティ

このオプションは、ユーザーレポート汎用列が使用されたことがある場合にのみ使用できます。

履歴データ

時間の経過に伴うデータの変化のチャートを、履歴データで確認できます。これは、一定間隔で作成されたスナップショットから得られます。

データは次のように処理されます。

  • 使用可能であれば最初に並べ替えられた列、または最初の(グループ化されていない)列によって収集されます。
  • 該当する列を基準としてグループ化されます。

レポートは次の手順で生成できます。

  1. 必要な列でグループ化を設定します。
  2. 設定を編集して、スナップショット作成の頻度(時間単位または日単位)を定義します。
  3. 定義を完了して、スナップショットの収集を開始します。
    左上の赤/緑のスライダーボタンは、スナップショットを収集中の場合を示します。

結果のチャートが右下に表示されます。

reporttrends

データ収集が開始されたら、以下を選択できます。

  • 期間
    レポートデータ表示の開始日と終了日を選択できます。
  • 間隔
    レポートの集計基準として、月、週、日、時間を選択できます。
    例えば、2011 年 2 月の日単位のスナップショットが利用可能だとすると、
    • 間隔が「」に設定されている場合、各スナップショットが単一の値としてチャートに表示されます。
    • 間隔が「」に設定されている場合、2 月のすべてのスナップショットが単一の値に集計(チャートに単一の「ドット」として表示)されます。

要件を選択し、「設定」をクリックしてレポートに適用します。スナップショットがさらに作成された後に表示を更新するには、「設定」を再度クリックします。

chlimage_1

スナップショットを収集中に、以下の処理が可能です。

  • 完了」を再度使用して収集を再開。
    完了」をクリックすると、レポートの構造(レポートに割り当てられている列、グループ化、並べ替え、フィルター処理されている列など)が「フリーズ」され、スナップショットの作成が開始されます。
  • 編集ダイアログを開き、「データスナップショットがありません」を選択して、必要になるまで収集を終了。
    編集」では、スナップショット作成のオンとオフが切り替わるだけです。スナップショットの作成が再度オンになると、前回終了した時点でのレポートの状態を使用してスナップショットの作成を再開します。

注意:

スナップショットの保存先は /var/reports/...(パスの残りの部分はそれぞれのレポートのパスおよびレポート完了時に作成された ID を反映)です。

今後必要ないと確信できる場合は、古いスナップショットを手動でパージできます。

注意:

事前設定済みのレポートによってパフォーマンスに大きな影響が出ることはありませんが、実稼動環境では日単位のスナップショットを使用することをお勧めします。可能であれば、日単位のスナップショットは Web サイト上のアクティビティがそれほど多くないときに実行してください。これは、Day CQ Reporting ConfigurationDaily snapshots (repconf.hourofday) パラメーターで定義できます。設定方法について詳しくは、OSGI の設定を参照してください。

表示の制限

履歴データレポートは、設定可能な制限により、選択した期間の結果数に従って、外観が少々変わる場合もあります。

水平方向の線はそれぞれシリーズと呼ばれ(チャート凡例の各エントリに対応)、垂直方向のドットの列はそれぞれ集計されたスナップショットを表します。

chlimage_1

チャートをより長期間にわたってクリーンに保つために、設定可能な制限があります。標準レポートの場合の制限は次のとおりです。

  • 水平方向のシリーズ - デフォルトも、システムの最大値も 9
  • 垂直方向の集計スナップショット - デフォルトは 35(水平方向のシリーズ 1 つあたり)

該当する制限を超えた場合は、

  • ドットは表示されません。
  • 履歴データチャートの凡例に、現在のデータチャートとは異なる数のエントリが表示される場合があります。
chlimage_1

カスタマイズされたレポートでは、すべてのシリーズの合計値も表示できます。これはシリーズ(水平方向の線および凡例のエントリ)として表示されます。

注意:

カスタマイズされたレポートの場合は、別の方法で制限を設定できます。

編集(レポート)

編集」ボタンをクリックすると、レポートを編集ダイアログが開きます。

これは、履歴データのスナップショットを収集する期間を定義する場所の 1 つですが、その他様々な設定も定義できます。

reportedit
  • タイトル
    独自のタイトルを定義できます。
  • 説明
    独自の説明を定義できます。
  • ルートパス(特定のレポートのみ)
    レポートをリポジトリの(サブ)セクションに限定する場合に使用します。
  • レポート処理
    • データを自動的に更新
      レポート定義を更新するたびに、レポートデータが更新されます。
    • データを手動で更新
      このオプションを使用すると、大量のデータが存在する場合に自動更新処理による遅延を防ぐことができます。
      これを選択すると、レポート設定に何らかの変更があった場合はレポートデータを手動で更新する必要があります。また、設定に何らかの変更を加えるとすぐに、レポートテーブルは空白になります。
      これを選択すると、「データを読み込み」ボタンが(レポートの「編集」の横に)表示されます。「データを読み込み」ボタンをクリックすると、データが読み込まれ、レポートデータの表示が更新されます。
  • スナップショット
    スナップショットの作成頻度として、日単位、時間単位、まったく作成しない、のいずれかを定義できます。

データを読み込み

データを読み込み」ボタンは、「編集」で「データを手動で更新」を選択している場合にのみ表示されます。

chlImage_1

データを読み込み」をクリックすると、データが再読み込みされ、レポートの表示が更新されます。

データを手動で更新することを選択すると、

  1. レポート定義を変更するとすぐに、レポートデータのテーブルが空白になります。
    例えば、ある列の並べ替えメカニズムを変更すると、データは表示されなくなります。
  2. レポートデータを再度表示するには、「データを読み込み」をクリックしてデータを再読み込みする必要があります。

完了(レポート)

レポートを完了すると、

  • その時点のレポート定義を使用してスナップショットが作成されます(その後、スナップショットから分離されたレポート定義で作業を続行できます)。
  • 既存のスナップショットはすべて削除されます。
  • 履歴データ用に新しいスナップショットが収集されます。

このダイアログで、生成されるレポートの独自のタイトルおよび説明を定義または更新できます。

reportfinish

レポートのタイプ

コンポーネントのレポート

コンポーネントのレポートは、Web サイトでのコンポーネントの使用方法に関する情報を提供します。

次の内容に関する情報の列があります。

  • 作成者
  • コンポーネントのパス
  • コンポーネントの種類
  • 最終変更
  • ページ

これはつまり、以下のような情報を確認できるということです。

  • どのコンポーネントがどこで使用されているか。
    テストの際などに便利です。
  • 特定のコンポーネントのインスタンスがどのように分散されているか。
    これは、特定のページ(「負荷の高いページ」)でパフォーマンスの問題が発生している場合に関心の対象となります。
  • サイトの中で、変更が頻繁におこなわれる部分とそうでない部分を特定。
  • 時間の経過に伴ってページコンテンツがどのように発展するかを確認。

コンポーネントはすべて組み込み型で、製品の標準であり、プロジェクト専用です。編集ダイアログを使用すると、ユーザーはレポートの開始点を定義するルートパスも設定できます。そのルートの下のすべてのコンポーネントがレポート用に考慮されます。

reportcomponent
reportcompentall

ディスク使用量

ディスク使用量レポートは、リポジトリ内に格納されているデータに関する情報を表示します。

レポートはリポジトリのルート(/)で始まります。特定のブランチをクリックすると、リポジトリ内をドリルダウンできます(現在のパスがレポートタイトルに反映されます)。

reportdiskusage

ヘルスチェック

このレポートは、以下のような現在のリクエストログを分析します。
    <cq-installation-dir>/crx-quickstart/logs/request.log
これは、指定した期間内で最もコストの高いリクエストを識別する際に役立ちます。

レポートを生成するには、以下を指定できます。

  • 期間 (時間)
    分析対象の(過去の)時間数。
    デフォルト:24
  • 最大の結果数
    出力行の最大数。
    デフォルト:50
  • 最大のリクエスト数
    分析対象のリクエストの最大数。
    デフォルト:-1(すべて)
  • 電子メールアドレス
    任意の電子メールアドレスに結果を送信します。
    オプション。デフォルト:空白
  • 毎日の実行時刻 (hh:mm)
    レポートを自動的に実行する時刻を、日単位で指定します。
    オプション。デフォルト:空白
reporthealth

ページアクティビティレポート

ページアクティビティレポートは、ページおよびそこで実行されたアクションをリストします。

次の内容に関する情報の列があります。

  • ページ
  • 時刻
  • タイプ
  • ユーザー

これはつまり、以下を監視できるということです。

  • 最新の変更内容。
  • 特定のページで作業をしている作成者。
  • 最近変更されていないので、アクションが必要と思われるページ。
  • 変更頻度が最大/最小のページ。
  • アクティビティが最大/最小のユーザー。

ページアクティビティレポートは、すべての情報を監査ログから取得します。デフォルトでは、ルートパスは /var/audit/com.day.cq.wcm.core.page にある監査ログに設定されています。

reportpageactivity

ユーザー生成コンテンツレポート

このレポートは、コンポーネント、評価、フォーラムなど、ユーザーが生成したコンテンツに関する情報を提供します。

次の内容に関する情報の列があります。

  • Date
  • IP アドレス
  • ページ
  • リファラー
  • タイプ
  • ユーザー識別子

次のことが可能です。

  • 最もコメントの多いページを確認。
  • 特定のサイト訪問者が残しているすべてのコメントの概要を把握(問題が関係している可能性あり)。
  • ページにコメントが残された時期を監視することにより、新しいコンテンツがコメントを誘発しているかどうかを判断。
reportusercontent

ユーザーレポート

このレポートは、アカウントやプロファイルを登録済みのすべてのユーザーに関する情報を提供します。これには組織内の作成者と外部訪問者の両方が含まれます。

次の内容に関する情報の列(適宜)があります。

  • 年齢
  • ドメイン
  • 電子メール
  • 性別
  • 汎用
  • 情報
  • 興味
  • 言語
  • NTLM ハッシュコード
  • ユーザー ID

次のことが可能です。

  • ユーザーの人口統計上の分布を確認。
  • プロファイルに追加したカスタマイズフィールドに関して報告。
reportusercanned

汎用列

汎用列は、ユーザーレポート内で、通常はユーザープロファイルからカスタマイズされた情報にアクセスするために使用できます。例えば、「プロファイル定義へのフィールドの追加」で説明されている「好きな色」などです。

汎用列ダイアログは、次のいずれかの操作で開きます。

  • 汎用コンポーネントをサイドキックからレポートへドラッグ。
  • 既存の汎用列の「列のプロパティ」を選択。
reportusrgenericcolm

定義」タブから、以下を定義できます。

  • タイトル
    汎用列の、独自のタイトル。
  • プロパティ
    リポジトリに格納されているプロパティ名(通常はユーザーのプロファイル内)。
  • パス
    通常、プロパティは profile から取得されます。
  • 種類
    フィールドのタイプを、StringNumberIntegerDate から選択します。
  • デフォルトの集計
    グループ化された列が 1 つ以上あるレポートで列がグループ化解除された場合にデフォルトで使用する集計を定義します。必要な集計を、CountMinimumAverageMaximumSum から選択します。
    例えば、CountString フィールド用に選択すると、集計された状態の列に関して、それぞれ異なる String 値の数が表示されます。

拡張」タブでは、使用可能な集計およびフィルターも定義できます。

reportusrgenericcolmextented

ワークフローインスタンスレポート

実行中と完了済みの両方のワークフローの個々のインスタンスに関する情報を提供することにより、簡潔な概要を提供します。

次の内容に関する情報の列があります。

  • 完了
  • 期間
  • イニシエーター
  • モデル
  • ペイロード
  • 開始済み
  • ステータス

これはつまり、次のことが可能ということです。

  • ワークフローの平均の期間を監視。定期的に発生する場合は、ワークフローに問題がある可能性があります。
reportworkflowintance

ワークフローレポート

現在のインスタンスで実行されているワークフローに関する重要な統計を提供します。

reportworkflow

パブリッシュ環境でのレポートの使用

特定の要件に合わせてレポートの設定を完了したら、レポートをアクティベートして、設定をパブリッシュ環境に転送できます。

警告:

パブリッシュ環境用に履歴データが必要な場合は、オーサー環境でレポートを完了してからページをアクティベートします。

該当するレポートは次の場所でアクセス可能になります。

/etc/reports

例えば、ユーザー生成コンテンツレポートは次の場所で見つかります。

http://localhost:4503/etc/reports/ugcreport.html

これは今後、パブリッシュ環境から収集されたデータに関するレポートとなります。

パブリッシュ環境ではレポートの設定はできないので、「編集」ボタンと「完了」ボタンは使用できません。ただし、スナップショットが収集されている場合は、履歴データレポート用に「期間」と「間隔」を選択できます。

reportsucgpublish

警告:

これらのレポートへのアクセスは、セキュリティ問題になる場合があります。したがって、外部訪問者が /etc/reports を使用できないように Dispatcher を設定することをお勧めします。詳しくは、セキュリティチェックリストを参照してください。

レポートの実行に必要な権限

必要な権限はアクションによって異なります。

  • レポートデータは基本的に、現在のユーザーの権限を使用して収集されます。
  • 履歴データは、レポートを完了したユーザーの権限を使用して収集されます。

標準の AEM インストールでは、レポートごとに以下の権限がプリセットされています。

  • ユーザーレポート
    user administrators - 読み取りおよび書き込み
  • ページアクティビティレポート
    contributors - 読み取りおよび書き込み
  • コンポーネントレポート
    contributors - 読み取りおよび書き込み
  • ユーザー生成コンテンツレポート
    contributors - 読み取りおよび書き込み
  • ワークフローインスタンスレポート
    workflow-users - 読み取りおよび書き込み

administrators グループのメンバーは全員が、新しいレポートの作成に必要な権限を持っています。

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