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Web ページの作成時に、リモートの AEM Assets インスタンスで使用可能なアセットを利用します。

大規模企業では、Web サイトの作成に必要なインフラストラクチャが分散していることがあります。Web サイト作成機能と、それらの Web サイトの作成に使用されたデジタルアセットが、別のデプロイメントに格納されている場合もあります。理由として、連携する必要のあるインスタンスが地理的に分散している、企業買収によって異種混合インフラストラクチャとなった(親企業は統合を望んでいる)、成長によりアセット管理専用のインスタンスが必要な規模になった、などが挙げられます。

AEM Sites は Web ページの作成機能を備え、AEM Assets は Web サイトに必要なアセットを提供するデジタルアセット管理(DAM)システムです。AEM では、AEM Sites と AEM Assets の統合により、上記の使用事例をサポートできるようになりました。

Connected Assets の概要

別の AEM インスタンスで作成された Web サイトで、DAM リポジトリのアセットを使用できるようになりました。作成者は、ページエディターでページを編集しながら、別の AEM Assets インスタンス上のアセットをシームレスに検索、参照および埋め込むことができます。

AEM Sites のローカルインスタンスと AEM Assets の(リモート)デプロイメントを統合することができます。作成者は、ローカル Assets インスタンスの場合とまったく同様に、アセットを参照、検索および使用できます。AEM 管理者は 2 つの AEM インスタンス間の 1 回のみの統合をおこない、ユーザーは認証後もその機能をシームレスに使用し続けます。Sites 作成者から見ると、リモートアセットは利用可能であり続け、読み取り専用のローカルアセットとして動作します。

この機能は、リモートアセットのシームレスな検索および使用をサポートします。多くのリモートアセットをローカルデプロイメントで一度に利用できるようにするには、リモートアセットの移行を検討します。Assets 移行ガイドを参照してください。

前提条件

この機能を使用または設定する前に、以下を確認してください。

  • AMS 上の AEM 6.5 Assets インスタンス。
  • AMS 上の AEM 6.5 Sites インスタンスまたはオンプレミスのインスタンス。
  • ユーザーがそれぞれのインスタンス上で適切なユーザーグループに属している。

関連するユーザーとグループ

この機能の設定や使用に関係する様々な役割と対応するユーザーグループについて、以下で説明します。ローカルスコープは、作成者によって Web ページが作成される使用例のために使用されます。リモートスコープは、必要なアセットをホストしている DAM インスタンスで使用されます。Sites 作成者は、これらのリモートアセットを取得します。

役割
スコープ ユーザーグループ 手順でのユーザー名 要件
AEM Sites 管理者
ローカル AEM 管理者 admin AEM を設定し、リモート Assets インスタンスとの統合を設定します。
DAM ユーザー ローカル 作成者 ksaner /content/DAM/connectedassets/ の取得済みアセットを表示/複製するために使用されます。
AEM Sites 作成者 ローカル 作成者(リモート DAM での読み取りアクセス権とローカル Sites での作成者アクセス権を持つ) ksaner エンドユーザーは、この統合を使用してコンテンツの速度を向上させる Sites 作成者です。Sites 作成者は、コンテンツファインダーや、ローカル Web ページ内の必要な画像を使用して、リモート DAM 内のアセットを検索および閲覧します。ksaner DAM ユーザーの資格情報が使用されます。
AEM Assets 管理者 リモート AEM 管理者 リモート AEM の admin
クロスオリジンリソース共有(CORS)を設定します。
DAM ユーザー
リモート 作成者 リモート AEM の ksaner
リモート AEM インスタンスでの作成者役割。コンテンツファインダーを使用して Connected Assets 内のアセットを検索/参照します。
DAM ディストリビューター(テクニカルユーザー) リモート パッケージビルダーおよびサイト作成者 リモート AEM の ksaner
リモートインスタンス上に存在するこのユーザーは、(Site 作成者役割ではなく)AEM ローカルサーバーによって、Sites 作成者.の代わりにリモートアセットを取得するために使用されます。この役割は、上の 2 つの ksaner の役割とは異なり、別のユーザーグループに属しています。

Sites インスタンスと Assets インスタンス間の接続の設定

AEM 管理者はこの統合を作成できます。作成すると、統合を使用するために必要な権限が、Sites インスタンス上と DAM インスタンス上で定義されたユーザーグループによって確立されます。

Connected Assets およびローカル Sites の接続を設定するための詳細手順を以下に示します

  1. 既存の AEM Sites インスタンスにアクセスするか、以下のコマンドを使用してインスタンスを作成します。

    1. JAR ファイルのフォルダーで、ターミナルから次のコマンドを実行して各 AEM インスタンスを作成します。
      java -XX:MaxPermSize=768m -Xmx4096m -jar <quickstart jar filepath> -r samplecontent -p 4502 -nofork -gui -nointeractive &
    2. 数分後に AEM サーバーが正常に起動します。この AEM Sites インスタンスを、Web ページオーサリング用のローカルマシン(http://[local_sites]:4502)と見なします。
  2. ローカルスコープのユーザーと役割が、AEM Sites インスタンス上と AMS の AEM Assets インスタンス上に存在していることを確認します。Assets インスタンス上でテクニカルユーザーを作成し、関連するユーザーとグループで説明したユーザーグループに追加します。

  3. ローカルの AEM Sites インスタンス(http://[local_sites]:4502)にアクセスします。ツールアセットConnected Assets 設定をクリックし、次の値を入力します。

    1. AEM Assets の場所は https://[assets_servername_ams]:[port] です。
    2. DAM ディストリビューターの資格情報(テクニカルユーザー)。
    3. マウントポイント」フィールドに、AEM が取得したアセットの格納先となるローカル AEM パスを入力します。例:remoteassets フォルダー。
    4. オリジナルバイナリ転送の最適化しきい値」の値をネットワークに応じて調整します。このしきい値より大きいサイズのアセットレンディションは、非同期で転送されます。
    Connected Assets の典型的な設定
    Connected Assets の典型的な設定
  4. アセットは既に処理され、レンディションが取得されたので、ワークフローランチャーを無効にします。ローカル(AEM Sites)インスタンスのランチャー設定を調整し、リモートアセットが取得される connectedassets フォルダーを除外するようにします。

    1. AEM Sites インスタンスで、ツールワークフローランチャーをクリックします。
    2. DAM アセットの更新およびDAM メタデータの書き戻しワークフローを含むランチャーを検索します。
    3. ワークフローランチャーを選択し、アクションバーの「プロパティ」をクリックします。
    4. プロパティウィザードで、「パス」フィールドを次のマッピングに従って変更し、マウントポイント connectedassets が除外されるように正規表現を更新します。
    /content/dam(/((?!/subassets).)*/)renditions/original /content/dam(/((?!/subassets)(?!connectedassets).)*/)renditions/original
    /content/dam(/.*/)renditions/original /content/dam(/((?!connectedassets).)*/)renditions/original
    /content/dam(/.*)/jcr:content/metadata /content/dam(/((?!connectedassets).)*/)jcr:content/metadata

    注意:

    作成者がアセットを取得する際、リモート AEM インスタンスで使用可能なすべてのレンディションが取得されます。取得したアセットのレンディションをさらに作成したい場合は、この設定手順をスキップしてください。DAM アセットの更新ワークフローが開始され、追加のレンディションが作成されます。これらのレンディションは、ローカルの Sites デプロイメントでのみ使用でき、リモート DAM インスタンスでは使用できません。

  5. AEM Sites インスタンスを、リモート AEM Assets の CORS 設定の「許可されたオリジン」の 1 つとして追加します。

    1. ブラウザーで https://[dam]:[port]/system/console/configMgr にアクセスします。
    2. 管理者の資格情報を使用してログインします。「Cross-Origin」を検索します。
    3. AEM Sites インスタンスの CORS 設定を作成するには、「Adobe Granite クロスオリジンリソース共有ポリシー」の横にある アイコンをクリックします。
    4. フィールド「許可されたオリジン」にローカル Sites の URL、つまり http://[local_sites]:4502 を入力します。設定を保存します。

リモートアセットの使用

Web サイト作成者は、コンテンツファインダーを使用して DAM インスタンスに接続します。Web サイト作成者は、コンポーネント内のリモートアセットを参照、検索およびドラッグ&ドロップできます。リモート DAM への認証をおこなえるよう、管理者から提供された DAM ユーザーの資格情報を手元に用意してください。

作成者は、ローカル DAM インスタンスで利用可能なアセットとリモート DAM インスタンスで利用可能なアセットの両方を、単一の Web ページ内で使用できます。コンテンツファインダーを使用すれば、ローカル DAM の検索とリモート DAM の検索を切り替えることができます。

リモートアセットに適用されたタグも Connected Assets から取得され、ローカルの分類にマージされます。取得されたアセットが公開されると、そのタグもローカルの Sites インスタンス上で公開されます。

使用手順

上記のセットアップに基づき、選択したアセットを使用してこのオーサリング機能を試します。

  1. リモートインスタンスの Assets UI に移動するため、AEM Workspace からアセットファイルにアクセスします。または、ブラウザーで http://[assets_servername_ams]:[port]/assets.html/content/dam にアクセスします。選択したアセットをアップロードします。

  2. Sites インスタンスの右上隅にあるプロファイルアクティベーターで、「次のユーザーとして操作」をクリックします。ユーザー名として ksaner を入力し、提供されたオプションを選択し、「OK」をクリックします。

  3. サイトWe.Retailusen で、We.Retail Web サイトページを開きます。ページを編集します。または、ブラウザーで http://[server]:[port]/editor.html/content/we-retail/ja/jp/men.html にアクセスしてページを編集します。

    左上にある「サイドパネルを切り替え」をクリックします。

  4. 「アセット」タブを開き、「Connected Assets へのログイン」をクリックします。

  5. 資格情報(ユーザー名 ksaner、パスワード password)を入力します。このユーザーには、両方の AEM インスタンスのオーサリング権限があります。

  6. DAM に追加したアセットを検索します。リモートアセットは左側のパネルに表示されます。アセットを画像コンポーネントにドラッグ&ドロップします。

    Connected Assets の検索結果
    Connected Assets の検索結果がサイドパネルに表示されます。
    ある AEM インスタンスの DAM アセットを別の AEM インスタンスの Sites ページにドラッグ&ドロップ
    ある AEM インスタンスの DAM アセットを別の AEM インスタンスの Sites ページにドラッグ&ドロップ
  7. 取得されたアセットは読み取り専用ですが、Sites コンポーネントで許可されるオプションを調整すすれば、Sites コンポーネントで使用されているアセットを編集することができます。ページを公開します。

警告:

Web ページで使用された、取得済みのリモートアセットは、その格納先となるローカルフォルダー(上の手順の場合は connectedassets)へのアクセス権限を持つすべてのユーザーから検索や使用が可能となります。これらのアセットは、ローカルリポジトリでもコンテンツファインダー経由で検索/表示できます。

取得されたアセットは他のローカルアセットと同じように使用できます。ただし、関連するメタデータは編集できません。

制限事項

権限とアセット管理

  • ローカルアセットは、リモートインスタンスの元のアセットと同期されません。DAM インスタンス上での編集、削除または権限の失効は、ローカル側には一切伝播されません。
  • ローカルアセットは読み取り専用のコピーです。AEM コンポーネントは、アセットに対して非破壊編集をおこないます。その他のいかなる編集もできません。
  • ローカルで取得されたアセットは、オーサリング用途でのみ使用できます。アセット更新ワークフローの適用やメタデータの編集はおこなえません。
  • 画像形式のみがサポートされます。Dynamic Media、ドキュメント、コンテンツフラグメントおよびエクスペリエンスフラグメントはサポートされません。
  • メタデータスキーマは取得されません。
  • Sites 作成者は全員、リモート DAM インスタンスへのアクセス権限を持っていなくても、取得されたコピーに対する読み取り権限を持ちます。
  • 統合をカスタマイズするための API サポートはありません。
  • この機能は、リモートアセットのシームレスな検索および使用をサポートします。多くのリモートアセットをローカルデプロイメントで一度に利用できるようにするには、リモートアセットの移行を検討します。Assets 移行ガイドを参照してください。

設定

  • AMS で実行されている AEM Assets 6.5 インスタンスがサポートされます。
  • AEM Sites は一度に 1 つの AEM Assets リポジトリに接続できます。

ライセンス

  • リモートリポジトリとして動作する AEM Assets の 1 つのライセンス。
  • ローカルオーサリングインスタンスとして動作する AEM Sites の 1 つ以上のライセンス。

使用

  • 取得操作は 5 秒でタイムアウトします。アセット取得時、問題が発生する場合があります(ネットワークに問題がある場合など)。作成者は、再試行をおこない、リモートアセットをコンテンツファインダーからページエディターにドラッグ&ドロップできます。
  • 取得されたアセットに対しては、単純な非破壊編集と、AEM 画像コンポーネント経由でサポートされている編集をおこなえます。アセットは読み取り専用です。

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