Brand Portal は大きなアセットファイルの高速ダウンロードに対応していますが、これはインストールオンデマンドアプリケーションである IBM Aspera Connect との連携によって実現されています。このアプリケーションは TCP オーバーヘッドをなくす独自のテクノロジーを使用しており、ファイルの転送速度を向上させ、快適なダウンロードエクスペリエンスを実現します。地理的に離れた場所にいて長い待ち時間を経験しているユーザーも、この機能の恩恵を受けることができます。

注意:

IBM Aspera Connect を使用すると、Brand Portal および共有リンクから大きなアセットファイルをすばやくダウンロードすることができます(ダウンロード速度は、ネットワーク帯域幅や、サーバーのレイテンシ、クライアントの地理的な場所などの要因に応じて異なります)。

特定のテナントを高速ファイルダウンロード用に設定するには、管理ツールパネルの一般設定から、ダウンロードアクセラレーションを有効化します(デフォルトでは無効になっています)。

この設定が有効化されている場合、Brand Portal ユーザーは、Aspera Connect クライアントをインストールして、Brand Portal または共有リンクから希望するアセットファイルをダウンロードするのにかかる時間を大幅に短縮できます。

Enable-fast-file-download

ファイルのダウンロードを高加速化するための前提条件

高速ファイルダウンロード機能を使用できるようにするには、以下を確認する必要があります。

  • 管理者がファイアウォールのポート 33001(TCP と UDP の両方)を開放解放している。IBM Aspera Connect を使用するための前提条件について詳しくは、Aspera Connect Client のドキュメントを参照してください。

    様々な地域で利用できるダウンロードドメインを以下に示します。

    地域 ドメイン
    NA OR1 downloads-na1.brand-portal.adobe.com
    NA VA5 downloads-na2.brand-portal.adobe.com
    EMEA LON5 downloads-emea1.brand-portal.adobe.com
    APAC SIN2 downloads-apac1.brand-portal.adobe.com
  • IBM Aspera Connect のインストーラーパッケージをダウンロードするには、管理者権限を使用します。Aspera Connect をゲストアカウントでインストールすることはできません。

システムとブラウザーの要件

Aspera Connect 3.8.0 のシステムおよびブラウザー要件は次のとおりです。

OS OS バージョン ブラウザー 必須ライブラリ
Windows

Windows 7、8、10

Windows Server 2008、R2、2012 R2、2016

 

 

Chrome 64 ~ 66  
Firefox 以降 57 ~ 60
Firefox ESR 52
Internet Explorer 11
Microsoft Edge 39 ~ 42 
MacOS

10.11 ~ 10.13

 

 

Chrome 64 ~ 66  
Firefox 以降 57 ~ 60
Firefox ESR 52
Safari 11
Linux(64 ビット)

RHEL 6 ~ 7

CentOS 6 ~ 7

Debian 7 ~ 9

SLES 11 ~ 12

Fedora 26 ~ 27

OpenSUSE 42.3

Ubuntu 14 ~ 17

Chrome 64 ~ 66

OpenSSL 1.0.2g 以降

Mesa EGL

glib2 2.28 以降

 

Firefox 以降 57 ~ 60
Firefox ESR 52

様々なバージョンの Aspera 転送クライアントのプラットフォームサポート一覧表については、Aspera Connect プラットフォームサポート一覧表を参照してください。

ファイルアクセラレーターの使用によって想定されるダウンロードパフォーマンス

次の表は、様々な地域でのレイテンシを考慮し、Brand Portal から Aspera Connect ファイルダウンロードアクセラレーターを使用して 1 GB のファイルをダウンロードする場合に想定されるダウンロード時間を示しています。

クライアントの場所

クライアントとサーバーの間のレイテンシ

SpeedAspera File Transfer Accelerator を使用した場合の速度

米国西部(北カリフォルニア)

18 ミリ秒

36 MB/秒

米国西部(オレゴン)

42 ミリ秒

36 MB/秒

米国東部(北バージニア)

85 ミリ秒

35 MB/秒

APAC(東京)

124 ミリ秒

36 MB/秒

ノイダ

275 ミリ秒

13.36 MB/秒

シドニー

175 ミリ秒

29 MB/秒

ロンドン

179 ミリ秒

35 MB/秒

シンガポール

196 ミリ秒

34 MB/秒

注意:

ここに記したデータは、ラボ テスト実施時点でのものでありで実施されたテストによるもので、あくまで参考です単なる目安ですす。観測された結果は、ネットワーク帯域幅、サーバーのレイテンシ、クライアントの場所などの要因によって異なります。

ファイルアクセラレーターを使用したダウンロードワークフロー

Brand Portal より早くアセットをダウンロードするには:

  1. お好きなブラウザーから Brand Portal にログインします。

  2. ダウンロードする目的のアセットファイル、フォルダー、またはコレクションを参照および選択します。ダウンロードオプションをタップまたはクリックします。

    ダウンロードアクセラレーションを有効化」オプションが選択されたダウンロードダイアログが表示されます。

    Download-AssetsBP

    注意:

    高速ダウンロードが有効になっているときに、アセットをダウンロードするためのリンクが入った電子メールを送信する機能は、現在サポートされていません。

    Fast-Download-EmailChk
  3. ダウンロード」をタップまたはクリックします。

    Brand Portal テナントアカウントでのダウンロードエクスペリエンスを高速化するには、お使いのシステムに Aspera Connect クライアントアプリケーションをインストールする必要があります。

  4. Aspera Connect クライアントをダウンロードします。

    お使いのシステムに Aspera Connect クライアントがインストールされていない場合や、インストールされている既存の Aspera Connect クライアントが古い場合は、ブラウザーページに表示されるメッセージから「最新バージョンのダウンロード」を選択してシステム固有の Aspera Connect をダウンロードします。

    Aspera-not-Launched

    最新バージョンの Aspera Connect を https://downloads.asperasoft.com/connect2/ からダウンロードするには、「今すぐダウンロード」を選択して画面の指示に従います。

  5. Aspera Connect クライアントをインストールします。

    IBM Aspera Connect クライアントセットアップをインストールするには、IBM Aspera Connect クライアントアプリケーションの.msiファイルからセットアップを実行し、インストールウィザードに従います。

  6. クライアントを正常にインストールしたら、ブラウザーページを更新してダウンロード手順を再開開始するか、アセットのダウンロードダイアログボックスの「再起動」を選択します(手順 2)。

    Aspera Connect を初めて使用する場合、ブラウザーには、IBM Aspera Connect を使用してリンクを開くように促すメッセージが表示されます。今後このダイアログをスキップするには、「Remember my choice for FASP links」を有効にします。

    注意:

    実際のメッセージは、ブラウザーによって異なります。

  7. 転送を続けるかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。「許可」を選択して開始します。
    今後このダイアログを表示しない場合は、「Use my choice for all connections with this host」を有効にします。

    ダウンロードが開始します。ダイアログボックスに、ダウンロードの進行状況が表示されます。このダイアログボックスを使用してダウンロードを一時停止再開またはキャンセルできます。

    Aspera Connect アプリケーションは、システム上にアクティビティウィンドウを提供します。ユーザーはこのウィンドウからすべての転送セッションを表示および管理することができます。詳しくは、Aspera Connect Client のドキュメントを参照してください。

    Aspera-Activity-Window

    ダウンロードが正常に完了すると、ユーザーのシステム上にある、アセットのダウンロード先がダイアログボックスに表示されます。問題が発生した場合は、エラーが表示されます。

    注意:

    Aspera Connect クライアントアプリケーションには、環境設定の「Transfers 」タブで「Always ask me where to save downloaded files」が有効になっている場合にダウンロード場所を選択するプロンプトが表示されないという既知の制限があります。 ダウンロードを開始する前に、「Save downloaded files to」テキストボックスに場所を指定してください。

Microsoft Edge ブラウザーでのファイルアクセラレーターの使用

Microsoft Edge は拡張保護モード(EPM)で実行され、同じプライベートネットワーク上にあるとき、または信頼済みサイトとの通信時に、Aspera Connect サーバーとの通信を防ぎます。そのため、サーバーとの接続を確立するたびにポップアップが表示されます。

SwitchApps-MSEdge

Microsoft Edge で高速ダウンロード機能を使用するには、信頼済みサイトのリストゾーンから Brand Portal サイトを削除します。

  1. コントロールパネルを開きます(Windows キー + X を押して「コントロールパネル」を選択します)。

  2. ネットワークとインターネット/インターネットオプションに移動します。「セキュリティ」タブをクリックします。

  3. 信頼済みサイトゾーンサイトの順にクリックします。

  4. リストから Brand Portal サイトを削除します。

Aspera Connect クライアントの環境設定

アイコンを右クリックし、「環境設定」を選択して IBM Aspara Connect クライアント環境設定で指定できる、便利な環境設定がいくつかあります。

download_assets_frombrandportalimg19

デフォルトのダウンロード場所を設定できます。

Aspera-Preferences

また、接続クライアントを実行して素早くダウンロードを始められるよう、システム起動時に Aspera Connect クライアントを自動的に開始するようマークすることもできます。

Aspera-AutomaticallyLaunch

ダウンロードアクセラレーションに関する問題のトラブルシューティング

ダウンロードアクセラレーションが機能しない場合は、次の手順に従ってトラブルシューティングをおこなってください。

  1. お使いのコンピューターから https://test-connect.asperasoft.com にアクセスして、そのポートがブロックされていないことを確認します。

    ポートに問題がある場合は、ネットワークチームに連絡して、ポート 33001(TCP と UDP の両方)がファイアウォールでブロックされていないことを確認します。

  2. ポートに問題がない場合は、http://www.speedtest.net/ を使用して利用可能な帯域幅を測定し、ネットワークが低速になっていないかどうかを確認します。

    帯域幅が少ない(1~10 Mbps)または Kbps 単位の場合、Aspera の環境設定を使用して、利用可能な帯域幅と同じ帯域幅に制限してみてください。

  3. Aspera デモサーバーからのダウンロードが機能しているかを確認するには、https://demo.asperasoft.com/aspera/user を使用します。
    (ログイン:asperaweb、パスワード:demoaspera

  4. 上記のトラブルシューティング手順がいずれも機能しない場合は、「ダウンロードアクセラレーションをの有効化」オプションの選択を解除して、通常のダウンロードを使用します。

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