トラフィックパターンの request.log ファイルの分析

以下の手順は、request.log の分析方法を示しています。まずトラフィックグラフを生成してから、request.log および rlog.jar ツールの出力に相互参照を生成します。

手順

  1. コンピューターに perl と gnuplot をインストールします

    • Windows OS では、Cygwin をインストールします。Cygwin のインストール時に、「パッケージの選択」手順でインストール中に perl と gnuplot を必ず含めてください。
    • Mac OS(X) では、brew をインストールします。Brew をインストールした後、Mac Terminal アプリケーションを開き、brew を実行して、gnuplot をインストールします。
  2. 次の 2 つのファイルをコンピューター上の新しいフォルダーにダウンロードします。

  3. このコマンドを request.log のパスに対して実行します。

    perl graph-request-log.pl --title "Request Log Graph" --output output.png request.log | gnuplot

    コマンドにより、次のような output.png という名前のファイルが生成されます。

    上のグラフを理解するには、中央値パーセンタイルの意味を理解する必要があります。

    ユーザーが午前 7 時頃までシステムを実際には使用していないことを上のグラフで確認できます。トラフィックは午前 9 時頃に増加します。  次に、トラフィックが 11:30AM にさらに増加し、リクエスト数の急増と応答時間の遅延が見られます(応答時間の中央値と 98 パーセンタイルのマーキングで確認できます)。

    このグラフツールのドキュメントについて詳しくは、Readme ファイルを参照してください。

  4. グラフを使用して、重要な時間帯を見つけたので、ログファイル(request.log や error.log など)でそれらの時間を相互に参照できます。  

    大きなファイルを表示する 1 つの簡単な方法は、シェル上で「less」コマンドを使用することです(Windows の場合は Cygwin、Mac の場合は Terminal)。例えば、このコマンド「less request.log」を実行し、「/2016 11:3[0-9]:」と入力して検索したら、Enter キーを押してファイル内の午前 11 時 30 分のタイムフレームを検索します。

  5. また、opt/helpers の下で AEM に付属する rlog.jar アプリケーションの出力に対してグラフを相互参照することもできます。手順は、AEM docs で確認することができます。

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