Flash Player 24 および AIR 24 リリースノート

Flash Player および AIR 24 リリースノートをお読みいただきありがとうございます。

2017 年 1 月 10 日

本日の定期リリースでは、Flash Player に重要なバグ修正とセキュリティアップデートが適用されています。

 

2016 年 12 月 13 日

本日の定期リリースでは、Flash Player と AIR に重要なバグ修正、セキュリティアップデートおよび新機能が適用されています。


Flash Player のアップデート方法

現在、アップデート機能で「アップデートのインストールを許可する(推奨)」を選択している Flash Player のユーザーの皆様は、リリース後 24 時間以内に自動的にこの Flash Player の最新バージョンにアップデートされます。

「アップデートのインストール時に通知を受け取る」を選択しているユーザーの皆様には、リリース日から 7 日以内に更新通知ダイアログが配信されます。Windows をご使用の場合、更新通知ダイアログを有効化するには、システムを再起動するか、一旦ログアウトしてから再度ログインする必要があります。

最新バージョンの Flash Player は、https://get.adobe.com/jp/flashplayer にアクセスして、いつでもダウンロードとインストールを行えます。

Google Chrome、Windows 8.x/10.x Internet Explorer または Microsoft Edge を使用しているお客様は、Google および Microsoft のアップデート機能によりアップデートが提供されます。


お問い合わせ方法

このリリースをご利用いただき、ありがとうございます。問題が発生した場合は、公開バグデータベースに投稿してお知らせください。インストールまたは使用方法のヘルプについては、コミュニティフォーラムにアクセスしてください。

アドビのバグデータベース - https://tracker.adobe.com/
Flash Player フォーラム - http://forums.adobe.com/community/flashplayer
AIR フォーラム - http://forums.adobe.com/community/air

お知らせ

Android では、Adobe Primetime TVSDK の一部として HLS ストリームをサポートする形式と、Android 上の Adobe AIR の一部として HLS をサポートしない形式の 2 つの形式で Adobe Access がサポートされてきました。バージョン 21 から、Adobe AIR で Adobe Access はサポートされなくなります。今後のリリースでは、Adobe AIR での Access のサポートが完全に廃止され、Primetime TVSDK が Android で Adobe Access を使用する唯一の方法となるため、Android での Adobe Access の使用をご希望の方は、Adobe のアカウント担当者に Adobe Primetime のライセンシーになる方法をお問い合わせください。

解決された問題

2017 年 1 月 10 日

Flash Player

  • ソケット接続がセキュリティエラー #2048 で失敗する(4198184)
  • flash.net.Socket を使用してサーバーに接続するときにイベントハンドラー Event.CONNECT が呼び出されない(4198188)
     

2016 年 12 月 13 日

Flash Player

  • 非同期描画を有効にすると、透明オブジェクトの境界が表示される(4196843)
  • Worker による共有バイト配列のオブジェクトの書き込みに時間が掛かる(4170367)
  • フランス語レイアウトのキーボードで「ALT GR+0」が @ を返さない(4196791)
  • 非同期描画を有効にしてからマウスをクリックするまで画面が空白になる(4197066) 
  • swf を拡大縮小してもブラウザー要素のヒットエリアで対応する拡大縮小が行われない(4197425)
  • http://www.evil3d.cn/example/ の再生中に Flash Player が突然終了する(4195719) 
  • Chrome で動画をシークすると画面が真っ暗になる(4186499)
  • 動画の上にマウスカーソルを置いてもシークバーが表示されない(4186564)
  • アクションスクリプトが MOUSE_MOVE イベントを処理できない(4186547)
  • [Windows 7] IE で動作する Flash Player 23 で Scout を使うとオーバーヘッドが増大する(4186334)

AIR

  • starling.textures.RenderTexture でレンダリングすると、Starling.display.Image マスクがモバイルでレンダリングされない(4196946)
  • GDI オブジェクトハンドラー数の急増によってアプリケーションが予想外に終了する(4194045)
  • [Windows 7] AIR デスクトップランタイムで Cairo と HTML5 Canvas を使用するとメモリリークが発生する(4192545)
  • [Mac] Mac でアプリケーションが OS X 例外「(SIGSEGV) KERN_INVALID_ADDRESS」で予期せずに終了する(4195975)
  • [Mac] FLEX AIR アプリケーション(digi.me)が予期せずに終了する(4152837)
  • [Mac] AIR アプリケーションがネットワークの変更または画面の無効化によって予期せずに終了する(4011481)
  • [Android N] AIR アプリケーションが新しい Android N 機能によるディスプレイの変更とフォントサイズを認識しない(4186054)
  • Android - ソフトキーボードを開くとステータスバーが表示され、そのまま消えない(4184348)
  • デバイスを横向きにすると、setAspectRatio(StageAspectRatio.PORTRAIT)機能しない(4197162)
  • [iOS] Capabilities.cpuArchitecture が iOS Simulator に対して間違った値を返す(4142569)
  • [iOS] UIDeviceFamily 値が整数ではない(4176499)
  • [Android] Android Video の使用中に他の操作(addChild など)を実行すると動画が数秒停止する(4161877)
  • [Android] ユーザーが動画の再生を停止してから再開すると、映像が真っ暗になって音声だけが再生される(4194916)
  • [Android] 映像テクスチャを使用する HLS 動画が再生されない(4186193)
  • [iOS] アイドル状態で背景の音声がスムーズに再生されない(4184841)
  • [iOS] GameInput API が iOS8 デバイスにも対応
  • [Android] ソフトナビゲーションキーのあるデバイスでイマーシブモードを使用しているときに、ピンクのバーがナビゲーションエリアの下に表示される(4100625)
  • 丸付き数字を <s:label> 内の Flex プロジェクトで使用すると、ボックスとして表示される(4186628)

新機能

Flash と AIR で 360 度パノラマ動画をサポート

バージョン 24 から Flash Player と AIR の両方で 360 度パノラマ動画をサポートするようになります。360 度パノラマ動画には特定のメタデータが付けられており、新機能の新しいプロパティを使用して検索することができます。この機能は、https://github.com/google/spatial-media/blob/master/docs/spherical-video-rfc.md に準拠したエクイレクタングラー(正距円筒図法)の映像投影法をサポートしています。

この機能は、デスクトップおよび Android デバイスでサポートされます。

新しい API

onMetaData イベントの Object パラメーターは、動画のメタデータ情報を提供します。新機能により、パラメーターに新しいプロパティが追加されます。追加されたプロパティは、XML 形式の文字列型の配列です。下記のコードを参照してください。

function ns_onMetaData(info:Object):void {
trace("The matrix of Movie Header Box:"+info.sphericalVideoInfo[0]);
// info.sphericalVideoInfo provides the related meta-data
}

サンプル 360 度パノラマ動画プレーヤー

360 度パノラマ動画プレーヤーのサンプルプロジェクトは、こちらのリンクからダウンロードできます。メタデータを使用して 360 度パノラマ動画をレンダリングする方法を理解するのに役立ててください。サンプルコードは、context3D のインスタンスを利用しており、VideTexture を使用して動画をレンダリングすることで性能を高めています。

プロジェクトで使用されている ActionScript クラスについては、以下の表を参照してください。

サンプル 360 度パノラマ動画プレーヤーで使用されている ActionScript クラス
SampleSphericalVideoPlayer クラス

このクラスは、360 度パノラマ動画の基本制御機能を提供します。

SphericalVideo クラス

このクラスは、VideoTexture を使用して 360 度パノラマ動画をレンダリングするための context3D インスタンスを作成します。

Projection クラス群

これらのクラスは、使用する投影法に対応する頂点やインデックスを生成するために使用します。

AIR デスクトップでインスタンス化された描画(ベータ版品質)

AIR モバイルで提供されていたインスタンス化された描画機能は、AIR デスクトップでも使用できるようになりました。この機能は、グラフィックオブジェクトのモデルを使用して、単独フレームで何度もレンダリングするのに便利です。この結果、描画を行うための API の呼び出し回数が減り、レンダリングと全体的な性能が向上します。

AIR モバイルと同様に、AIR デスクトップでこの機能を使用するには、createVertexBufferForIntance() および drawTriangleInstanced() API を使用します。

Context3D::createVertexBufferForInstances( numElements:int, data32PerElement:int, instancesPerElement:int, bufferUsage:String = "staticDraw", ):VertexBuffer3D;

VertexBuffer3D オブジェクトを使用して、レンダリングコンテキストに一連のインスタンスデータをアップロードします。頂点バッファーには、シーンのジオメトリに各インスタンスをレンダリングする必要があるデータが含まれています。インスタンスデータを含む頂点バッファーには、インスタンスのすべての頂点に共通し、頂点シェーダープログラムへの入力値となる属性があります。

Context3D::drawTrianglesInstanced( indexBuffer:IndexBuffer3D, numInstances, firstIndex:int=0, numTriangles:int=-1 ):void;

「iid」レジスタ付きの AGAL バージョン 3 は以下の URL からダウンロードできます。

AGALv3 の入手先:https://github.com/adobe-flash/graphicscorelib/tree/master/src/com/adobe/utils/v3

想定と依存性

1) この機能は Standard Extended Profile をサポートするデバイスでのみサポートされます。
2) この機能は、AIR モバイルと AIR デスクトップでのみ利用できます。

カメラとマイクの HTTP および HTTPS 権限を分離

カメラとマイクのデータ管理を向上するため、Flash Player での権限の付与方法をより詳細に制御できるようになりました。コンテンツが HTTPS 経由で提供されるドメインに対してはカメラとマイクへのアクセスを許可し、HTTP 経由で提供されるドメインに対しては許可しない、という設定が可能です。これらの設定は、全体的な設定で見ることができます。

Windows 版 Firefox で高解像度ディスプレイのサポートを改善

Flash Player バージョン 24 および Windows 版 Firefox バージョン 51 から、Flash コンテンツが高解像度ディスプレイに合わせて適切に拡大縮小するようになります。

Android と iOS でのスワイプ速度

AIR 24 から Swipe イベントの速度プロパティを読み取ってスワイプの強さを評価することができるようになります。この値の単位はピクセル/秒です。

Android SDK のアップグレード

AIR 24 から、Android SDK(API レベル 24)が AIR ランタイムでアップグレードされています。 

重要:AIR SDK 24 を使用し、アプリケーション記述子の targetSdkVersion 値に 24 を指定して Google Play にアプリケーションをアップロードした場合、Google Play への新しいバージョンのアップロードは、AIR SDK 23 以前では行うことができなくなります(下記のエラーメッセージ参照)。targetSdkVersion 値に 21 を指定してアップロードすれば、AIR SDK 24 と AIR SDK 23 のどちらでもアプリケーションをアップデートすることができます。

AIR SDK 23 以前を使用して Google Play に新しいバージョンをアップロードしようとした場合に表示されるエラーメッセージ

AIR SDK 23 以前のアプリケーションに対して Google Play が表示するエラー

以下は、AIR 24 でアップグレードされたツールのバージョン番号の一覧です。

ツール

バージョン

SDK ツール 25.1.7
SDK プラットフォーム 24
プラットフォームツール 24.0.2
Android サポートレポジトリ 36
Android Google レポジトリ 32
Android ビルドツール 24.0.1

 

Android App Links のサポート

AIR 24 から、Android App Links を使用して、アプリケーションと開発者が所有する Web ドメインを関連付けることができるようになります。Android App Links 機能により、アプリケーションを app.xml で指定した Web サイト URI のデフォルトハンドラーに設定することができます。

アプリケーションを App Links に対応させるための手順は以下の通りです。

  1. app.xml で URI のインテントフィルターを作成する

    アプリケーションでリンクを処理できるようにするには、マニフェストの app.xml でインテントフィルターを使用して、処理対象となる URI パターンを宣言します。次の例では、https://www.example.in および http://www.example.in へのリンクを処理するインテントフィルターを示しています。

    <manifestAdditions>
        <![CDATA[
            <manifest android:installLocation="auto">
                    ...
                ...
                <application android:enabled="true">
                <activity android:excludeFromRecents="false">
                    <intent-filter>
                        <action android:name="android.intent.action.MAIN" />
                        <categoryandroid:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
                    </intent-filter>
                         
                    <intent-filter android:autoVerify="true">
                        <action android:name="android.intent.action.VIEW" />
                        <category android:name="android.intent.category.DEFAULT" />
                        <category android:name="android.intent.category.BROWSABLE" />
                        <data android:scheme="http" android:host="www.example.in" />
                        <data android:scheme="https" android:host="www.example.in" />
                    </intent-filter>
                </activity>
                </application>
            </manifest>
        ]]>
    </manifestAdditions>

    上の例のように、アプリケーションリンク用のインテントフィルターは、http、https またはそれらの両方の android:scheme 値を宣言しなければなりません。他のスキームは宣言できません。アプリケーションでリンクの検証を有効にするには、アプリケーションマニフェストの Web URI インテントフィルターの 1 つ以上で android:autoVerify 属性を True に設定します。インテントフィルターについて詳しくは、こちらを参照してください。

  2. デジタルアセットリンク JSON ファイルを Web サイトで公開して検証を有効にする

    こちらの手順に従って、assetlinks.json ファイルを作成し、Web サイトで公開します。

    注意:NativeApplication InvokeEvent を登録することで、URL とその引数を ActionScript コードで受け取ることができます(例:NativeApplication.nativeApplication.addEventListener(InvokeEvent.INVOKE, invokeHandler);)。ActionScript InvokeEvent について詳しくは、こちらを参照してください。

Android と iOS の権限

Android 6.0(API レベル 23)から、アプリケーションをインストールするときではなく、アプリケーションの実行中に権限を付与する必要があります。権限の要求とステータスを処理するため、Android および iOS 用の権限 API を新たに導入しました。開発者は、Camera、Microphone、Geolocation、CameraRoll、CameraUI、File および FileReference などのクラス用の権限を要求できます。アプリケーションは AIRSDK 24 以降でパッケージしなければならず、SWF のバージョンは 35 以降でなければなりません。これらの API を使用してビルドされたアプリケーションは、Android 6.0 以降でのみダイアログを表示します。Android 5.0 以前では、アプリケーション記述子ファイルで権限を指定します。

Android のアプリケーションで権限を処理したくない場合には、アプリケーション記述子ファイルで targetSdkVersion 値を 23 未満に設定してください。

  1. permissionStatus:このプロパティはアプリケーションが必要な権限を付与されているかどうかを通知します。このプロパティは、AIR デスクトップや targetSDKVersion 値が 23 未満の AIR アプリケーションでは、常に GRANTED のステータスを返します。permissionStatus クラスのプロパティには、UNKNOWN、GRANTED および DENIED があります。UNKNOWN プロパティは、権限がまだ要求されていないか、またはユーザーが「Don't ask again」チェックボックスによって権限を拒否したことを意味します。
  2. requestPermission():requestPermission メソッドは、アプリケーションに付与する権限を要求します。ユーザーが権限を付与または拒否すると、PermissionEvent がディスパッチされます。
  3. PermissionError:権限を要求していない ActionScript クラスのプロパティまたはメソッドにアクセスすると、Error #3800 PermissionError が返されます。
package
{
    import flash.display.Sprite;
    import flash.display.StageAlign;
    import flash.display.StageScaleMode;
    import flash.events.PermissionEvent;
    import flash.media.Camera;
    import flash.media.Video;
    import flash.permissions.PermissionStatus;
     
    public class codeSnippet extends Sprite
    {
        private var video:Video;
        private var cam:Camera;
        public function codeSnippet()
        {
            super();
             
            stage.align = StageAlign.TOP_LEFT;
            stage.scaleMode = StageScaleMode.NO_SCALE;
             
            if (Camera.isSupported)
            {
                cam = Camera.getCamera();
                 
                if (Camera.permissionStatus != PermissionStatus.GRANTED)
                {
                    cam.addEventListener(PermissionEvent.PERMISSION_STATUS, function(e:PermissionEvent):void {
                        if (e.status == PermissionStatus.GRANTED)
                        {
                            connectCamera();
                        }
                        else
                        {
                            // permission denied
                        }
                    });
                     
                    try {
                        cam.requestPermission();
                    } catch(e:Error)
                    {
                        // another request is in progress
                    }
                }
                else
                {
                    connectCamera();
                }
            }
        }
         
        private function connectCamera():void
        {
            video = new Video(640, 480);
            video.attachCamera(cam);
            addChild(video);
        }
    }
}

Android の権限に関するトレーニングリソースについては、https://developer.android.com/training/permissions/index.html を参照してください。

iOS 権限については、Apple の文書 https://developer.apple.com/ios/human-interface-guidelines/interaction/requesting-permission/ を参照してください。

注意点

  • iOS 10 サブミッションの新しい機能では、カメラや写真など、ユーザーの個人データにアクセスする際には、アプリケーションに「目的文字列」を追加する必要があります。アプリケーション記述子ファイルでキーを提供する方法については、情報プロパティリストキーリファレンス | Cocoa のキーを参照してください。
  • 複数の権限を同時に要求すると、次のエラーが返されます。
    Error #3801: 別の権限要求が処理中です。
  • 権限を要求せずに File クラスにアクセスすると、Error #3012 が返されます(File API の以前の動作と同じです)。

iOS および Android での StageText 用のカスタムフォントのサポート

AIR 24 から、iOS および Android の StageText でカスタムフォントがサポートされます。以前は、StageText は特定のシステムフォントで作成されていました。この機能により、AS 開発者はシステムに用意されているフォント以外にも自由にフォントを選べるようになります。ttf および otf フォントファイルが使用できます。カスタムフォントを使用するためには、以下の変更が必要です。

  1. アプリケーションの記述子 xmlで必要な変更

    注意:この機能を使用するためには、アプリケーション記述子の Namespace 値を 24.0 以上に設定する必要があります。

    <application>
    ...
    ...
    <embedFonts>
         <font>
              <fontName>FontID1</fontName>
              <fontPath>path_to_custom_font_fileName1.ttf</fontPath>
         </font>
         <font>
              <fontName>FontID2</fontName>
              <fontPath>path_to_custom_font_fileName2.ttf</fontPath>
         </font>
    </embedFonts>
    ...
    ...
    <application>
  2. ActionScript コードで必要な変更

    fontName タグには好きな値を指定できます。この例では FontID1 と指定しています。

    public function CustomFonts()
    {
         label = new StageText();
         label.fontFamily = "FontID1";
         label.textAlign = "right";
         label.stage = stage;
         label.viewPort = new Rectangle(20, 20, 90, 90);
    }

    既知の問題

    • Flash Builder を使用して .apk ファイルをパッケージする場合は、絶対 fontPath を指定する必要があります。
    • Windows 環境の Java 1.6 では、IPA に対して otf ファイルがレンダリングされません。

モバイル用テクスチャの非同期アップロード

AIR 23 までは、テクスチャのアップロードは同期的に行われていました。そのため、新しいテクスチャが正常にアップロードされるまで待つ必要がありました。AIR 24 では、現在のテクスチャのレンダリング中にテクスチャを非同期にアップロードできます。これにより、AIR アプリケーションの UI 性能が向上し、ユーザーエクスペリエンスもスムーズになります。

テクスチャの非同期アップロードが正常に完了すると、TEXTURE_READY イベントが生成されます。すべてのテクスチャ形式のテクスチャデータの非同期アップロードは、次の 2 つの新しい API を使用して行われます。

  1. uploadFromBitmapDataAsync( source:BitmapData, miplevel:uint = 0)
  2. uploadFromByteArrayAsync( data:ByteArray, byteArrayOffset:uint, miplevel:uint = 0 )

この機能は、ミップレベル 0 のノーマルおよびレクタンギュラーテクスチャのみをサポートします。

iOS での configureBackBuffer() を使用したアンチエイリアシング

アンチエイリアシングは、アプリケーションの画質を向上させるのに役立ちます。Contex3D.configureBackBuffer を使用したハードウェアベースの Multisampling Anti-Aliasing(MSAA)が iOS でも利用できるようになりました。この機能は、以前はデスクトップと Flash Player のみでしか利用できませんでした。MSAA を有効にするには、configureBackBuffer を使用して、レベルを 0 から 2 に設定します。アンチエイリアスの各レベルの効果は以下のとおりです。

0 = 1 サブサンプル、アンチエイリアスなし

1 = 2 サブサンプル、中レベルのアンチエイリアス

2 = 4 サブサンプル、高レベルのアンチエイリアス

アンチエイリアスのレベルを高く(2 より大きく)設定すると、GPU でサポートされているアンチエイリアスの最大レベルまたは 2 のいずれかに切り下げられます。

注意:この機能は、configureBackbuffer を使用している Android では現時点では利用できません。

API の前提条件と依存関係

  1. アンチエイリアスは、ソフトウェアモードのレンダリングでは使用できません。
  2. アンチエイリアシングを使用すると GPU のメモリ消費量が増えるため、性能が少し低下する場合があります。

Note:

旧リリースの機能も含む、Flash Player と AIR の全機能の一覧については、こちらを参照してください。

リリースされたバージョン

配布ソフトウェア リリースされたバージョン
Internet Explorer 用 Flash Player Windows - ActiveX 24.0.0.194
Firefox 用 Flash Player Windows - NPAPI 24.0.0.194
Chromium 用 Flash Player Windows - PPAPI 24.0.0.194
Safari および Firefox 用 Flash Player Mac - NPAPI 24.0.0.194
Chromium 用 Flash Player Mac - PPAPI 24.0.0.194
Internet Explorer および Edge 用 Flash Player Win 8 & 10 24.0.0.194
Google Chrome 用 Flash Player Mac 24.0.0.194
Google Chrome 用 Flash Player Windows 24.0.0.194
Flash Player ChromeOS 24.0.0.194
Google Chrome 用 Flash Player Linux 24.0.0.194
Chromium 用 Flash Player Linux - PPAPI 24.0.0.194
Firefox 用 Flash Player Linux - NPAPI 24.0.0.194
AIR デスクトップ Win ランタイム 24.0.0.180
AIR デスクトップ Mac ランタイム 24.0.0.180
AIR Android ランタイム 24.0.0.180
AIR SDK & コンパイラー Windows 24.0.0.180
AIR SDK & コンパイラー Mac 24.0.0.180
AIR SDK Windows 24.0.0.180
AIR SDK Mac 24.0.0.180

既知の問題

Flash Player

  • 非同期描画を有効にすると Firefox 49.0.2 でパフォーマンスの低下がみられる(4197072)

AIR

  • MAC Captive App でコード署名する際に、Adobe AIR_64 Helper および ExtendedAppEntry Template64 で問題が発生する(4189809)
  • [iOS] 関数の引数にアクセスしようとするとクラッシュする(4117964)
  • TextField:最初の TextField 作成後に遅延する(4133187)
  • [iOS] iOS 10.0 Simulator にアプリケーションをインストールしようとすると、ランタイムに DTiPhoneSimulatorSystemRoot クラスが見つからない(4186457)
  • swf 間で共有した場合、インターフェイスは iOS 環境の AIR23 で機能しない(4194914)

セキュリティの強化

セキュリティ速報 影響を受ける配布ソフトウェア
APSB17-02 Adobe Flash Player

オーサリングガイドライン

Flash Player 24 向けのオーサリング

新しい Flash Player を使用するには、ASC 2.0 コンパイラーに追加のコンパイラー引数「-swf-version=35」を渡して、ターゲットを SWF バージョン 35 にする必要があります。 手順は以下のとおりです。

  • 新しいplayerglobal.swc を Flash Player 24 にダウンロードします。
  • Creative Cloud から Flash Builder 4.7 をダウンロードしてインストールします。https://creative.adobe.com/products/flash-builder
  • 既存の AIR SDK を後で復元する必要がある場合はバックアップして、その後、バンドルされた AIR SDK を AIR 24 SDK に置き換えます。そのためには、AIR 24 SDK を以下の場所に解凍します。
    • MacOS の場合:/Applications/Adobe Flash Builder 4.7/eclipse/plugins/com.adobe.flash.compiler_4.7.0.348297/AIRSDK
    • Windows の場合:C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Flash Builder 4.7 (64Bit)¥eclipse¥plugins¥com.adobe.flash.compiler_4.7.0.349722¥AIRSDK¥
  • Flash Builder で、新しいプロジェクトを作成します(ファイル/新規/プロジェクト)。
  • プロジェクトのプロパティパネルを開きます(右クリックして「プロパティ」を選択)。 
  • 左側のリストから「ActionScript コンパイラー」を選択します。
  • 「追加コンパイラー引数」フィールドに「-swf-version=35」を追加します。
    • これにより、出力される SWF のターゲットは SWF バージョン 35 となります。Flash Builder ではなくコマンドラインでコンパイルする場合も、同じコンパイラー引数を追加する必要があります。
  • Flash Player 24 の新しいビルドをブラウザーにインストールしたことを確認します。

AIR 24 向けのオーサリングAIR 24 名前空間への更新

新しい AIR 24 の API と動作を利用するには、アプリケーション記述ファイルを更新して AIR 24 の名前空間を適用する必要があります。新しい AIR 24 の API と動作を必要としないアプリケーションの場合は、名前空間を更新する必要はありませんが、現時点で新しい AIR 24 の機能を利用する予定がない場合でも、すべてのユーザーに AIR 24 名前空間の使用を開始することをお勧めします。名前空間を更新するには、アプリケーション記述子の xmlns 属性を <application xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/24.0"> に変更します。

バグの報告

バグを発見された場合、Flash Player および Adobe AIR のバグについては、 バグデータベースにバグを送信してください。

Flash Player および AIR では、お客様のグラフィックハードウェアを利用して H.264 ビデオをデコードし、再生する場合があります。また、ビデオの問題の中には、特定のグラフィックハードウェアおよびドライバーでのみ再現するものがあります。ビデオに関する問題を報告する際は、アドビで問題を再現および解決できるように、ご使用のグラフィックハードウェアとドライバー、およびオペレーティングシステムとブラウザー(Flash Player を使用している場合)を必ずお知らせください。ビデオの再生に関する問題の報告手順で説明されているように、この情報を必ず含めてください。注意:大量の電子メールが寄せられるので、個々のご要望への返答はいたしかねます。

Adobe® Flash Player® および AIR® をご利用いただきありがとうございます。貴重なご意見、ご要望をお寄せくださり、ありがとうございます。

必要システム構成

最新の Flash Player の必要システム構成については、ここを参照してください。

最新の AIR の必要システム構成については、ここを参照してください。

ランタイムバージョンの履歴

公開日 ランタイムバージョン セキュリティの強化
2017 年 1 月 10 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)24.0.0.194 APSB17-02
2016 年 12 月 13 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)24.0.0.186
AIR SDK および Runtime 24.0.0.180
APSB16-39
2016 年 11 月 8 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)23.0.0.207
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.644
APSB16-37
2016 年 10 月 26 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)23.0.0.205
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.643
APSB16-36
2016 年 10 月 11 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)23.0.0.185
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.637
Flash Player(ESR)18.0.0.382
APSB16-32
2016 年 9 月 13 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)23.0.0.162
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.635
Flash Player(ESR)18.0.0.375
AIR SDK およびランタイム 23.0.0.257
APSB16-29
APSB16-31
2016 年 7 月 14 日 Flash Player(Windows ActiveX)22.0.0.210  
2016 年 7 月 12 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)22.0.0.209
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.632
Flash Player(ESR)18.0.0.366
APSB16-25
2016 年 6 月 16 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)22.0.0.185
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.626
Flash Player(ESR)18.0.0.358
AIR SDK およびランタイム 22.0.0.153
APSB16-18
APSB16-23
2016 年 5 月 12 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)21.0.0.242
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.621
Flash Player(ESR)18.0.0.352
AIR SDK およびランタイム 21.0.0.215
APSB16-15
2016 年 4 月 21 日 Flash Player(Mac NPAPI)21.0.0.226  
2016 年 4 月 12 日 AIR SDK およびランタイム 21.0.0.198  
2016 年 4 月 8 日 Flash Player(Google Chrome)21.0.0.216  
2016 年 4 月 7 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)21.0.0.213
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.616
Flash Player(ESR)18.0.0.343
APSB16-10
2016 年 3 月 23 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)21.0.0.197  
2016 年 3 月 10 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)21.0.0.182
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.577
Flash Player(ESR)18.0.0.333
AIR SDK およびランタイム 21.0.0.176
APSB16-08
2016 年 2 月 9 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)20.0.0.306
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.569
Flash Player(ESR)18.0.0.329
AIR SDK およびランタイム 20.0.0.260
APSB16-04
2016 年 1 月 19 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)20.0.0.286  
2015 年 1 月 1 日 Flash Player ActiveX(Win 7)20.0.0.270  
2015 年 12 月 28 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)20.0.0.267
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.559
Flash Player(ESR)18.0.0.324
AIR SDK およびランタイム 20.0.0.233
APSB16-01
2015 年 12 月 8 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)20.0.0.228
Flash Player(NPAPI Win および Mac)20.0.0.235
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.554
Flash Player(ESR)18.0.0.268
AIR SDK およびランタイム 20.0.0.204
APSB15-32
2015年11月10日 Flash Player(Win、Mac、Linux)19.0.0.245
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.548
Flash Player(ESR)18.0.0.261
AIR SDK およびランタイム 19.0.0.241
APSB15-28
2015 年 10 月 16 日 Flash Player(Win、Mac、Linux)19.0.0.226
Flash Player(PPAPI ChromeOS)19.0.0.225
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.540
Flash Player(ESR)18.0.0.255
APSB15-27
2015 年 10 月 13 日 Flash Player(Win および Mac)19.0.0.207
Flash Player(PPAPI Linux)19.0.0.207
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.535
Flash Player(ESR)18.0.0.252
AIR SDK およびランタイム 19.0.0.190
APSB15-25
2015 年 9 月 21 日 Flash Player(Win および Mac)19.0.0.185
Flash Player(PPAPI Linux)19.0.0.185
Flash Player(NPAPI Linux)11.2.202.521
Flash Player(ESR)18.0.0.241
AIR SDK およびランタイム 19.0.0.190
APSB15-23
2015 年 8 月 11 日 Flash Player(Win および Mac)18.0.0.232
Flash Player(PPAPI Linux)18.0.0.233
Flash Player(Linux)11.2.202.498
Flash Player(ESR)18.0.0.228
AIR SDK およびランタイム 18.0.0.199
APSB15-19
2015 年 7 月 16 日 Flash Player(Linux NPAPI)11.2.202.491
Flash Player(ESR)13.0.0.309
APSB15-18
2015 年 7 月 14 日 Flash Player 18.0.0.209
APSB15-18
2015 年 7 月 8 日 Flash Player 18.0.0.203
Flash Player(PPAPI Linux)18.0.0.204
Flash Player(ESR)13.0.0.302
Flash Player(Linux NPAPI)11.2.202.481
Flash Player 17.0.0.191
AIR SDK およびランタイム 18.0.0.180
APSB15-16
2015 年 6 月 23 日 Flash Player 18.0.0.194
Flash Player(ESR)13.0.0.296
Flash Player(Linux NPAPI)11.2.202.468
Flash Player 17.0.0.190
APSB15-14
2015 年 6 月 9 日 Flash Player(Win & Mac)18.0.0.160
Flash Player PPAPI(Mac)18.0.0.161
Flash Player(Linux)11.2.202.466
Flash Player(ESR)13.0.0.292
AIR SDK およびランタイム(Win)18.0.0.144
AIR SDK およびランタイム(Mac)18.0.0.143
APSB15-11
2015 年 5 月 12 日 Flash Player(Win および Mac)17.0.0.188
Flash Player(Linux)11.2.202.460
Flash Player(ESR)13.0.0.289
AIR SDK およびランタイム 17.0.0.172
APSB15-09
2015 年 4 月 14 日 Flash Player(Win および Mac)17.0.0.169
Flash Player(Linux)11.2.202.457
Flash Player(ESR)13.0.0.281
AIR SDK およびランタイム 17.0.0.144
APSB15-06
2015 年 3 月 12 日 Flash Player(Win および Mac)17.0.0.134
Flash Player(Linux)11.2.202.451
Flash Player(ESR)13.0.0.277
AIR SDK およびランタイム 17.0.0.124
APSB15-05
2015 年 2 月 12 日 AIR デスクトップランタイム(Win)16.0.0.273
AIR SDK(Win および Mac)16.0.0.292
 
2015 年 2 月 5 日 Flash Player(Win および Mac)16.0.0.305
Flash Player(Linux)11.2.202.442
Flash Player ESR(Win および Mac)13.0.0.269
APSB15-04
2015 年 1 月 27 日 Flash Player(Win および Mac)16.0.0.296
Flash Player (Linux) 11.2.202.440
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.264
APSB15-03
2015 年 1 月 22 日 Flash Player(Win および Mac)16.0.0.287
Flash Player (Linux) 11.2.202.438
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.262
APSB15-02
2015 年 1 月 13 日 Flash Player(Win および Mac)16.0.0.257
Flash Player (Linux) 11.2.202.429
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.260
AIR Android 16.0.0.272
AIR Desktop Runtime 16.0.0.245
AIR SDK 16.0.0.272
APSB15-01
2014 年 12 月 9 日 Flash Player(Win および Mac)16.0.0.235
Flash Player (Linux) 11.2.202.425
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.259
APSB14-27
2014 年 12 月 9 日 Flash Player(Win および Mac)15.0.0.246 APSB14-27
2014 年 11 月 11 日 Flash Player(Win および Mac)15.0.0.223
Flash Player (Linux) 11.2.202.418
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.252
AIR Android 15.0.0.356
AIR Desktop & SDK 15.0.0.356
APSB14-24
2014 年 9 月 23 日 Flash Player(Windows ActiveX)15.0.0.167 APSB14-22
2014 年 9 月 9 日 Flash Player(Win および Mac)15.0.0.152
Flash Player (Linux) 11.2.202.406
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.244
AIR Android 15.0.0.252
AIR Desktop & SDK 15.0.0.249
APSB14-21
2014 年 8 月 12 日 Flash Player(ActiveX、Mac NPAPI)14.0.0.176
Flash Player (Win NPAPI) 14.0.0.179
Flash Player (PPAPI) 14.0.0.177
AIR Android 14.0.0.179
AIR Desktop & SDK 14.0.0.178
APSB14-18
2014 年 7 月 8 日 Flash Player Desktop(Win および Mac)14.0.0.145
Flash Player Desktop (Linux) 11.2.202.394
Flash Player ESR (Win & Mac) 13.0.0.231
AIR (SDK & Android Runtime) 14.0.0.137
APSB14-17
2014 年 6 月 10 日 Flash Player Desktop(Win および Mac)14.0.0.125
Flash Player Desktop (Linux) 11.2.202.378
Flash Player ESR (Mac & Win) 13.0.0.223
AIR (SDK & Runtime) 14.0.0.110
APSB14-16
2014 年 5 月 13 日 Flash Player Desktop(Win および Mac)13.0.0.214
Flash Player Desktop (Linux) 11.2.202.359
Flash Player Enterprise (Mac & Win) 13.0.0.214
AIR (SDK & Runtime) 13.0.0.111
APSB14-14

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